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SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryにアルカスイス互換クイックシュー取り付け

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIにアルカスイス互換クイックシュー取り付け
望遠レンズのアルカスイス化の続きです。

70-200mm VRIIに続きシグマの150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryの三脚座にもアルカスイス互換のクイックシューを取り付けます。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

150-600 Contemporaryの三脚座のフット部分は、70-200mm VRIIと違ってネジ穴は一つです。
また長さも5.5cmくらいで少し短めです。
(幅は多少広め)

150-600 Contemporaryは手持ち撮影も可能なように、エンジニアプラスチックを多用して作られているため、600mmまである望遠としては軽い方かと思いますので、三脚座にそこまでの耐久性は必要ないのかもしれません。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

150-600 Contemporaryでも70-200mm VRIIの時と同じSIRUI アルカスイス互換規格クイックシュー TY-70を使用しました。
フットの長さよりも長めを選んだのは、TY-70の回転防止の爪を使うためです。

上の写真の赤い部分を押すと、下の写真のように裏から爪が出てきます。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

この爪の部分を端に当ててネジを締めると、爪が引っ掛かってクイックシューが回転するのを防いでくれます。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

150-600 Contemporaryのフットの後ろ部分は少し丸みをおびているため、丸みがない前の部分に爪を当てて回転防止にしています。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

クランプと繋いで取付状況を確認。
SUNWAYFOTO DP-60RVEO2 BH-50は既に相性確認済ではありますが、今回も問題なくガッチリと接続されています。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
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アルカスイス互換製品の脱落防止機能

アルカスイス本家には脱落防止(滑落防止)機能は基本的にないそうです。
(そもそもしっかり締めていれば脱落しないという、本家の自信の表れでもある気がします)

アルカスイス互換製品では、脱落防止機能が付いたものがあります。

代表的なのは下の写真のようにクランプに溝が彫られているものです。

SUNWAYFOTO クイックリリースクランプ DDC-60i

ただクランプに溝が彫られているだけでは脱落防止になりません。
下の写真のSUNWAYFOTO DP-60Rのようにクイックシュー側にも、この溝に引っ掛かるためのピン(実際はネジですが)が必要です。
SUNWAYFOTO DP-60R
この様に溝と出っ張ったピンが衝突することで、それ以上滑って完全に外れてしまうことを防ぎます。
逆に言うと、クイックシューを上に外せない程度クランプを緩めても、スライドさせただけでは外せないということになります。

そして下の写真は三脚のVEO2に標準で付いているアルカスイス互換の自由雲台VEO2 BH-50です。

VEO2 BH-50

VEO2 BH-50には脱落防止のための溝がありません。
その代わりにクランプ側にピンがあります。
このクランプのピンがクイックシューの内側の溝(溝というかくぼみ)と端との段差に引っ掛かって滑り落ちない仕様になっています。

この場合はクイックシュー側にピンがあるとクランプ側に溝がないためはめることができません。
クイックシュー側のピンは基本的に単なるネジなので抜けば使用可能です。

ただクイックシューには、そもそも脱落防止のピンを取り付けできないものもあります。
下の写真はSIRUI アルカスイス互換規格クイックシュー TY-70ですが、ピンをはめる部分がありません。

SIRUI アルカスイス互換規格クイックシュー TY-70

この様に組合せによっては、そもそもはめることが出来なかったり、脱落防止機能が働かなかったりするので注意が必要です。
またアルカスイスの互換品には、規格が厳密にあるわけではないので、組合せによっては取り付けできなかったり、隙間が空いてガタが出る場合もあるようです。
あくまでも互換ですので、実績がある組合せを探すか自身で試すかになります。

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AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIにアルカスイス互換クイックシュー取り付け

VANGUARD VEO 2 265AB 三脚
三脚だけでなく一脚にもアルカスイス互換のクランプを装着
上の2つ記事の続きです。

三脚と一脚がアルカスイス互換となったので、望遠レンズもアルカスイス化します。

まずは大三元レンズの一角を担う
ニコン純正AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIです。
(新型のEレンズが出たので旧型になってしまいましたが)
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

70-200VRIIの三脚座の取り付け部分は約7cmです。
アルカスイス専用のフットも売られていますが、今回は汎用品を使いました。

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

SIRUI アルカスイス互換規格クイックシュー TY-70
SIRUI アルカスイス互換規格クイックシュー TY-70

SIRUI アルカスイス互換規格クイックシュー TY-70
SIRUI アルカスイス互換規格クイックシュー TY-70

TY-70に付属のネジは1つでしたが、70-200VRⅡはフット側にネジ穴が2つあるので、TY-70にもネジを2つ付けて固定します。
穴はちょうどいい位置に空いているので、無加工で取り付け可能です。
2つのネジで固定することで1つで固定するよりもズレにくくなります。

70-200mm VR IIにクイックシューを取り付け

写真の追加ネジは三脚のVEOに付属のクイックシューから借りてつけてみましたが、手で回す部分がSIRUIの物より大きくて、回す時に引っ掛かるので小さいものに交換しました…

70-200mm VR IIにクイックシューを取り付け

下の写真は一脚にアルカスイスで取り付けたところです。

70-200mm VR IIにクイックシューを取り付け

ガタもなくガッチリ付いてます。

ということでSUNWAYFOTO クイックリリースクランプ DDC-60iSIRUI アルカスイス互換規格クイックシュー TY-70の相性は悪くないようです。

但しTY-70には脱落防止のピンがありませんので注意が必要です。

アルカスイス互換製品の脱落防止機能
※脱落防止についてはこちらにまとめました。

70-200mm VR IIにクイックシューを取り付け

下の写真はVANGUARD VEO 2 265ABに取り付けたところです。
こちらもガッチリ付いてガタは全くありません。

そしてVEO 2 265ABのクランプには、クランプ側に脱落防止のピンがあります。
なので滑って脱落する心配はありません。
(逆にクイックシューに脱落防止ピンが付いているとはまらないかもしれません)

70-200mm VR IIにクイックシューを取り付け
70-200mm VR IIにクイックシューを取り付け
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三脚だけでなく一脚にもアルカスイス互換のクランプを装着

購入した三脚VANGUARD VEO 2 265ABがアルカスイス互換だったので、全アルカスイス化を目指したはいいのですが、よく使う一脚が対応していないと意味がないので一脚もアルカスイス化します。

一脚に雲台を付けずにそのままアルカスイス互換のクランプを取り付けます。

今回購入したのはSUNWAYFOTO クイックリリースクランプ DDC-60iになります。
SUNWAYFOTO クイックリリースクランプ DDC-60i

作りもしっかりしており、製品としては全く問題ありませんでした。

SUNWAYFOTO クイックリリースクランプ DDC-60i
一脚にクランプを取り付け

付属品はネジ、六角レンチ、ポーチ、ネジサイズ変換アダプターです。
今回はネジサイズ変換アダプターを利用します。

一脚にクランプを取り付け

単純に一脚のネジ部分に変換アダプターを介して取り付けるだけです。

下のスマホで撮った写真がボケボケになってますが、これだけで一脚がアルカスイス化されました!
これで三脚、一脚共にアルカスイス化完了です。

あとはカメラ側のアルカスイス化です。

一脚にクランプを取り付け

ちなみに私が使っているBENRO カーボン一脚ナットロックモデルC28Tであれば、ネジ部分が1/4″ – 3/8″兼用のため、取り外して反対にして取り付けると、上で書いた変換アダプターを使用しなくてもクランプの取り付けが可能です。

一脚にクランプを取り付け

ネジを反対にして取り付ければ3/8″ネジに。

一脚にクランプを取り付け

変換アダプターなしで取り付け完了。

一脚にクランプを取り付け

続く
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIにアルカスイス互換クイックシュー取り付け

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VANGUARD VEO 2 265AB 三脚

今持ってる三脚が一眼レフで使うにはあまりにも貧弱なため、持ち運び出来て、更にある程度丈夫な三脚を購入検討してました。
ManfrottoのBefreeなども検討しましたが、某フリマアプリであまり聞いたことがない製品だけど、調べたら意外と良さそうな美品中古の三脚がお手頃価格で出品されていたので思わず購入。
VANGUARDという台湾のメーカーのようです。

VANGUARD VEO 2 265AB
VANGUARD VEO2 265AB

買った後で色々と調べてみると、雲台の先端が銃器に取り付けるレールのような構造になっているではありませんか。
ただ銃器の場合は、銃側に規格であるピカティニーレールがあって、そこに装備品を挟んでつける感じなので、このカメラのものとは真逆な感じです。
ピカティニー・レール – Wikipedia

調べてみたらカメラの世界では結構有名な規格のようで「アルカスイス」という名前だそうです。
アルカスイス社以外の他メーカーから出てるものは、一般的にアルカスイス互換と呼ばれているようです。
ちなみにアルカスイスとは企業の名前のようです。

VANGUARD VEO2 265AB

エアガンで既にレールの便利さは知っているので、これを使わない手はないと思いました。

VANGUARD VEO2 265AB

三脚側の機器をクランプ、カメラ側の機器をクイックシュー(クイックプレート)と呼ぶそうです。

VEO2にはクイックシューも1つ付属していますので、カメラだけであれば何も買わなくても使用可能です。
但し、付属のものだけですと三脚座付きの望遠レンズに変えたりした場合、クイックシュー自体を付け替えなければならす、アルカスイスの意味が全くありません。

ということで、アルカスイスの便利さを体験するには、望遠レンズにもそれぞれアルカスイス互換のクイックシューを取り付ける必要があります。

VANGUARD VEO2 265AB

続く
三脚だけでなく一脚にもアルカスイス互換のクランプを装着

TAMRON(タムロン) TAP-in Console

標準ズームをTAMRONのA007から SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2Model A032)に入れ変えましたが、どうもピントが甘い。
そこで直ぐにタムロンへD750と一緒にピント調整に送ることにしました。

送ってから待つこと10日

返って来た修理の明細には「若干の前ピンを確認したので調整しました」的なことが書かれてました。
良くなったのか確認してみると…

広角の24mm付近はガチピンになっていました。
が、そこからズームになるにつれて前ピンが酷くなるという状態で、70mm付近とか全然ピントがあってない!

何度もメーカーに送って調整してもらったという話も聞きますが、やりとりも面倒ですし、送っている間は本体ごと使えなくなるので、自分で調整することにしました。

最近発売されたタムロンのレンズは、TAP-in Console(タップインコンソール)というレンズのカスタマイズが行えるアクセサリに対応しています。
A032もタップインコンソールに対応しています。

SIGMA用の調整機器であるUSB DOCは持ってましたが、タムロンのは持っていなかったので購入。
が、現在は安いところには在庫がない状態で取り寄せになりました。
注文して3週間くらいで届きました。
本来メーカーがきっちりやるべきピント調整をユーザー自身に委ねるわけで、価格をもう少し安くしてもらえると助かるのですが…

TapInConsole

本体とUSBケーブルが入ってます。

TapInConsole

SIGMAのUSB DOCよりも丸みをおびた形状で、手触りも非常に良いです。

TapInConsole

専用のアプリをタムロンのWebサイトよりダウンロードし、PCとタップインコンソール、タップインコンソールとレンズをそれぞれ接続して専用アプリを起動します。
A032の場合は、焦点距離4か所と被写体までの距離か3所の計12か所での補正が出来ます。

TapInConsole

上の調整後のキャプチャを見てもらえば分かると思いますが、望遠側に行くにつれて前ピンが酷くなる状態でした。

今回は24mmはピントが合っており望遠になるにしたがって前ピンという状況でしたので、最初に70mmでピント調整を行い。
そこから予測で35mm、50mmの設定を行い一旦レンズに補正値を保存。
次に被写体までの距離を同じにして、焦点距離を変えながら微調整していく方法を取りました。

具体的に言うと、70mmの無限遠と最短距離でガチピンになるように補正。
この時の数字が+18でした。
そこから予測で35mm、50mmをそれぞれ+6、+12にして保存。

保存したら最短距離になるようにピント調整用のチャートとカメラの位置をセットして24mm、35mm、50mm、70mmを一気に撮影します。
当然ながら三脚使用で、AFでピント合わせする前に手動でわざとピント位置を大幅にずらししっかりとAFを動作させます。
偶々がないように、それぞれの焦点距離で複数回の撮影をします。

次に被写体までの距離を離して中間地点で同じことを行い、最後に無限遠でも行います。
広角の無限遠は正直なところ、等倍以上で見てもなかなかピントが合っているのか見分けが付きません。
ピントが合ってるのか分かり辛くなった時は、同じ焦点距離でコントラストAF(ライブビューで使われるAFです)で撮って比べると分かりやすいです。
ライブビューで撮ると基本的にピントはかなりの精度で合うので、くっきりとピントが合った画像との比較が可能になります。

微調整のために毎回カメラからレンズを外してタップインコンソールに繋いで、と調整するのは厳しいので、それぞれのズレ具合は後から一気に調整するためにメモっておきます。
(70mmの調整を行った時点で、どれくらいのピンボケがどれくらいの補正値でいいかという感覚は、なんとなく掴めているはずです)
メモを元にタップインコンソールに接続して微調整を行い、そこから更に上に書いた確認を繰り返すわけです。
繰り返し何度もやれば精度はもちろん上がります。
が、この作業は非常に疲れます…

どこまでやるかは「本人が気が済むまで」としかいいようがなく、自分が納得できるところまでやったら終了です。

レンズの補正を行うには、レンズをボディから外しタップインコンソールと接続しなければならず、そこが一番面倒臭い部分です。
レンズを装着したまま補正できる仕組みがあれば最高ですが、今度はPCからカメラの位置まで届く長いケーブルか、カメラと一緒に移動できるようにPCをノートやタブレットにしてカメラと一緒に移動する必要が出てくるので、無線でできない限りは結果的に楽にはならない気がします。

無線といえばSDカードの無線化は個人的にお勧めします。
画像を確認するのにSDカードをカメラから抜き取る作業が入ると、ピント調整作業は更に面倒な作業となってしまいます。
D750にはWi-Fi接続の機能が標準でありますが、接続できる無料アプリがAndroid用やiOS用しかないので、私はWi-Fi内蔵のSDカードであるFlashAirを導入しました。

FlashAirのことは以前から知ってましたが、書き込み速度やWi-Fiの速度が遅かったことから導入を見送ってましたが、第4世代になってから書き込み速度・転送速度共に大幅に上がっており、常用に耐えれると思い採用しました。
D750のダブルスロットのスロット2の方に入れて使用してます。
(スロット1にRAW、スロット2にJPEGを保存する設定にしています)

FlashAirを利用することで、D750からSDカードを抜き取ることなく、PCで撮影した画像を確認することが可能となるため、レンズのピント調整が非常に捗ります。
FlashAirの第4世代は非常にお勧めです!

TapInConsole

ちなみにタップインコンソールでは、手振れ補正のモード変更も可能です。
アプリにはフォーカスリミットの設定項目もありますが、A032にはそもそもフォーカスリミットのスイッチがないので、フォーカスリミット設定はできません。

追記
設定はテストチャートを使ってやりましたが、実際に外で撮影してみました。
やはり無限遠の設定は、テストチャートでは難しいです。
外での無限遠の調整は、遠くのタイル貼りのビルをコントラストAFと位相差AFで交互に撮影し、タイルや目地のシャープさを等倍で比べて行きました。
近くに電柱や建物、看板などがあると前ピン、後ピンの判断がよりやり易いかと思います。

外での撮影でも無限遠以外は微調整程度ですみましたが、無限遠がボケボケ画像になってしまいました…
※ボケボケなのは、あくまでも絞り開放で等倍で見た場合です。

結果的に下に貼ったキャプチャの設定で落ち着きました。
(設定の焦点距離以外の中間地点などでも試写してみました)

A032設定

AFのピンと調整は、テストチャートでは調整しきれない可能性がありますので、最終的には実写で微調整することをお勧めします。
しかし、メーカーに調整に出しても全域ガチピンになってはこないので、TAP-in Consoleを使えるようになったのは助かります。

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