「CBR600RR」カテゴリーアーカイブ

’21 CBR600RRのブレーキフルードについて その2

’21 CBR600RRのブレーキフルードについての記事を書いて以降もブレーキフルードを何種類か使ってみました。
今のところ行き着いたのはbremboのHTC 64Tです。

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bremboの最高峰レーシングブレーキフルードだけあって流石の性能です。
価格は高いですが性能も高いです。
サーキット走行時のブレーキの入りがかなり軽減されました。

基本的に開封後は保存せずに余った分は廃棄しますが、容量が500mlと多いので1台だけの交換だとかなり余ってしまいます。
なので、私の場合はCBR600RRとCBR250RRの2台を同時に交換して少しでも無駄のないような使い方をしています。
1台だけに使って半分近くも捨ててしまうのはもったいないです…

ブレーキフルードは塗装対する攻撃性が高いのでできるだけ塗装面に付かないように気を付けます。
もし付いた場合は洗い流します。

一般的にブレーキフルード交換といえばブレーキレバーを握ったままにしてブリーダーボルトを緩めて、締めて、ブレーキレーバーを離す、を繰り返すと思います。

しかしコンプレッサーがあると負圧を使って楽々フルード交換ができます。
最後はニギニギして仕上げをしますが、それ以外はタンクからフルードが減っていくのに合わせて継ぎ足していくだけでフルードの入れ替えが完了します。
コンプレッサーがあるとフルード交換がめちゃくちゃ楽です。

CBR250RRはシングルディスクなのでブレーキフルードの容量もダブルディスク車よりは少量で済みます。

前回リアブレーキのフルード交換をしていなかったのでリアも交換。

リアは負圧を使っての抜けが悪かったので少し早めにニギニギ方式に切り替えました。
物価がどんどん上がるので今のうちに買いだめしておきたいところですが、ブレーキフルードは未開封でも製造日からあまり長く保管されてるものは避けた方がいいみたいなので買いだめしません。
大してエンジンオイルなんかは余裕で5年とか持つみたいなので、今のうちに買いだめしておくのもいいかもしれません。

CBR600RRとCBR250RRにストロークセンサーを取り付け

レーシングショップにてフロントフォークのオーバーホールを行ってもらった際、フルボトムの位置にマーキングをしてもらっています。
(特に何も言わなければ無料で印をつけてもらえます)

走行中にどこまでボトムしたかはタイラップ(インシュロック)で分かります。
このどこまでボトムしたかを知るためのストロークセンサーは専用のものが売られているので取り付けました。

今回取り付けたのはデータロガーなどにログを記録する電子センサー式のものではなく、フロントフォークが沈んだ場所に輪っかが留まるアナログ式のものです。

CBR600RR用はNEX Performance(ネックスパフォーマンス)の ストロークセンサー:Φ41mmを購入。
フロントフォークのインナーチューブ径と同じサイズのものを購入します。

CBR250RR(MC51)はフロントフォークのインナーチューブ径がΦ37mmであまりメジャーなサイズではないのでINTEGRAL(インテグラル)のストロークセンサー:Φ37mmを購入しました。

取り付けはちょっとコツが必要ですが工具などは必要ありません。
どちらの製品にも取り付けマニュアルが付属するので、その通りにやれば取り付け出来ます。

上の写真はタイラップ(インシュロックと)ストロークセンサーの両方が付いた状態です。
タイラップよりはそれらしさがあって見た目がいいですね。
機能としては特に優れているとはありません(笑)

写真はCBR250RRのものですが、CBR600RRでも全く同様の取り付け方法です。

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エアバッグ Aplinestars TECH-AIR10について

バイク用エアバッグについてで書いたAplinestarsのTECH-AIR10というエアバッグには作動状態を表示するワイヤレスLEDディスプレイが付属しています。
走行中に動作状態を確認可能なのでレーシングスーツの腕やバイクにワイヤレスLEDディスプレイを取り付ける必要があります。
私が使っているレーシングスーツはエアバッグと同メーカーのAlpinestars製でTech-Airに対応していますが、腕の部分にディスプレイ用のベルクロは付いてないのでバイクに取り付けることにしました。

まずはCBR250RR(MC51)の取り付け場所を決めることに。
できるだけ見やすい位置がいいのにでトップブリッジにベルクロのメスを取り付けます。

万が一落ちてしまわないように繰り返し使えるタイプのインシュロックを併用します。

続いてCBR600RRですが、トップブリッジ周りには取り付けるためのスペースが全く残っておらず、そのためタンク上に取り付けることにしました。

タンクに貼ってある注意書きのステッカーの上からベルクロのメスを貼り付けました。

この場所だとインシュロックとの併用はできませんが、実際にサーキットを走った感じだと、取れて落ちるという心配は全くないくらいしっかりくっついてました。

サーキットを走ってる時は下を向かないと見えない位置になるので頻繁に確認することは難しいですが、ウォームアップの最初の周で確認すればいいので問題ないかと思います。

最後に実際にサーキットでTECH-AIR10を使ってみた感想を書いておきます。
エアバッグを作動させたわけではないので電源のON/OFFとレーシングスーツを着た時の感想になります。

まず電源のON/OFFについてですが、電源ON/OFFするのにワイヤレスLEDディスプレイを使用するのですが、接触があまりよくなくちょっと手間取ります。
スマホのアプリからON/OFFできればいいにと思います。

また、電源をONにしてもデフォルトのRACEモードで使用の場合は、ONになっても緑と黄色のランプが付いた状態でエアバッグが作動しない状態から始まります。
サーキットを100km/h以上で走り始めると黄色のランプが消え緑だけになってエアバッグが作動する状態になります。
で、その後速度が落ちた状態が一定時間続くと黄色のランプがついてエアバッグが作動しない状態に戻ります。
チェッカー受けてピットに戻ったら既に黄色が付いてるくらい結構早く戻ります。

バッテリー自体はちゃんと充電してれば1日持つので、面倒な電源のON/OFFはせずに走行始まったら1日ONのままで問題ないと思います。
走ってない時は勝手にスタンバイモードに戻りますので。

続いてレーシングスーツを着用時の感想ですが、やっぱりレーシングスーツを上から着るのにはちょっと手間取ります。
この辺はもう少し何か考えてもらればいいのになとは思います。

あと、標準のベースレイヤー(アンダーシャツみたいなやつ)は足の部分が下まで来てないので、レーシングスーツを脱ぐ時に足の部分が脱ぎにくい!
海外だと別売りで足の部分が下まで来ているベースレイヤーが売られているので、個人輸入して足の部分が長いベースレイヤーを買おうかと思ったりしてます。

あと、hit-airみたいに外に切るタイプではなく、中に着るタイプはやっぱり暑い時期は厳しいですね。
涼しいエアバッグが欲しい(笑)

’21 CBR600RRのリアブレーキローターをBRAKING WAVE FIXEDローターに交換

CBR600RRのフロントディスクローターはSUNSTAR プレミアムレーシング → SUNSTAR EPTA STAGE 0へと交換して来ましたが、リアのディスクローターは純正のままでした。

’21 CBR600RRのブレーキ周りのカスタマイズ その3
’21 CBR600RRのブレーキローターをSUNSTAR EPTA STAGE 0に交換

理由は2つで、2BL-PC40に適合する社外ディスクローターが発売されていないこと、サーキットではリアブレーキのストッピングパワーが重要でないことでした。

最近フロントのローターをEPTA STAGE 0に変えてウェーブタイプになったので、なんとなくリアもウェーブタイプに交換してみたくなり、交換できるローターがないか探してみました。

そもそもホイールはひとつ前の型のEBL-PC40と共通ですし、ディスクローターもABS用のパルサーリングが取り付け可能かくらいしか違いがありません。
そしてEBL-PC40にはABSモデルが存在するので、EBL-PC40のABSモデル対応のローターであれば2BL-PC40でも使えるのではないかと考えました。

ただ、EBL-PC40用でもABSモデルのパルサーリングが取り付けられるローターが殆どないのが実情です。
海外のサイト含め色々と検索して探してみたらBRAKINGのディスクローター HO22RIDがEBL-PC40のABSモデルに対応してそうでした。
適合リストにない2BL-PC40に付く確証はないものの、EBL-PC40のABSモデルに対応しているなら2BL-PC40にも対応しているだろうと思いダメもとで注文してみました。

純正のディスクローターとパルサーリングは純正ホイールに戻すことにしたので、新たに純正のパルサーリングとローター関連のボルト類を新品注文しました。

ローター交換のために車両からホイールを取り外します。

どれくらい軽量化になるのか純正ローターとBRAKINGのローターの重さを計ってみました。

純正が906g
ほんの少し減ってるので新品だともう少しだけ重くなると思います。

BRAKINGが664g
純正よりもなんと242gの軽量化です!
ちなみにどちらもディスク厚は同じ5mmです。

計量も終わったのでホイールにディスクローターを取り付けます。
ローターボルトの締め付けトルクは純正ホイールだと42N・mと結構高めのトルクです。
私が使用しているOZ-Racingのホイールだと28N・mがホイールメーカーの指定トルクでした。
ディスクローターにネジ止めするパルサーリングのボルトの締め付けトルクは7N・mです。

新品の純正ボルトにはあらかじめネジ止め剤が塗布されていますが、ボルトを再利用する場合はディスクローター・パルサーリング共にボルトにネジ止め剤を塗布してから締め込みます。

ホイールにディスクローターを取り付けたら車体にホイールを取り付けます。
リアアクスルシャフトのボルトの締め付けトルクは純正ホイールの場合は113N・mです。
(OZ-Racingの場合は100N・mの指定となっています)

ディスクローター、パルサーリング共に周りへの干渉もなく取り付け可能でした!

ブレーキキャリパーやパルサーセンサーなどとの各部クリアランスも問題なし。

ディスクローター交換後に軽く試乗してみましたがABSの動作も問題なし。
リアブレーキの効きは純正とほぼ変わらない感じ。
(TSRのバックステップにしてからは、かなり強く踏み込まないとロックすらしないレーシング仕様になってます)

このCBRは今年の3月に初車検なので、車検に備えてタンデムステップ、タンデムシートに戻してリアタイヤを新品に交換しておきました。

車検前にモリワキのJMCAマフラー(車検対応)の音量をホンダドリームにて事前に計ってもらったところ、近接排気騒音を計測する5000回転で98db出ているそうで本当にギリギリのラインだそうです。
少しでも5000回転を超えると100dbまで行くそうで、検査官によっては車検に落ちる可能性もあるかもしれないとのこと。
(’21 CBR600RRは純正マフラーの近接排気騒音が93dbなので社外リプレースマフラーの場合だと純正+5dbルールで98dbが車検に通る限界の音量となります)

モリワキのZERO ANOは新品時の近接排気騒音が96dbなので、消音機能の劣化で2dbほど音量が上がっているようです。
車検に落ちても困るし一旦アクラポビッチに戻すか悩み中。
ヤマモトレーシングのSPEC Aのゴールドが在庫あったら試しに買ってみようかとも思いましたが、シルバーしか在庫がなく納期が3週間ほど掛かるとのことなのでヤマモトレーシングを買うのはやめました。

センターアップは他のバイクみたいにマフラーだけさっと外して交換できない弱点がこういうところで響いてきます。
車検までになんとかしなければ…

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’21 CBR600RRのブレーキローターをSUNSTAR EPTA STAGE 0に交換

’21 CBR600RRのブレーキ周りのカスタマイズ その3にてディスクローターをサンスターのプレミアムレーシングに交換しましたが、今回別のローターに変更しました。

今回もプレミアムレーシングと同じサンスター製です。
SUNSTAR EPTA STAGE 0 [エプタ ステージ0]
型番は以下となります。
右:JEPR047R
左:JEPR047L

ディスク径は純正と同じ310mmでディスク厚が5.8mmとなっています。

フローティング方式がBremboのT-DRIVEと似た形状になっています。
フルフローティングですがワークスエクスパンドなどに使われている従来型のフローティングピンよりも格段に耐久性が上がっているそうです。

フルフローティングなので多少の音はします。

フロントをメンテナンススタンドで上げてキャリパーとフロントホイールを取り外していきます。

折角キャリパーを外すのでキャリパーをブレーキクリーナーで掃除しました。

今まではホームセンターやバイク用品店に売られている安いブレーキ&パーツクリーナーを使っていたのですが、現役の全日本ライダーの方に「安いブレーキ&パーツクリーナーはパッキン類を痛めるので使わない方がいい。ワコーズのBC-9なら攻撃性がかなり低いのでお勧め」と聞いたのでBC-9で清掃するようにしています。
少々お高いですがデリケートな部分に使う時はBC-9、普通の金属に使う場合は安いパーツクリーナーと使い分けるようにしています。

ディスクローターを交換する場合、基本的に新品のブレーキパッドを使えと言われています。
EPTA 0にも「必ず新品のブレーキパッドを使用してください。」と書かれているので新品のブレーキパッドを用意しました。

Bremboキャリパー用のZ-04摩材を使用したブレーキパッドなので左右1セットで35,000円ほどします…
まだ結構残っているのに新品への交換はちょっと辛いですが、ここはセオリー通りに新品に交換します。

取り付ける前にEPTA 0のローターの重さを計ってみました。

1,405~1,406gと表示されました。

純正ディスク:1,230(左右:2,460g)
プレミアムレーシング(5.5mm厚):1,635g(左右:3,270g)
EPTA 0:1,406g(左右:2,812g)

左右合計で純正から352g増、プレミアムレーシングからは458g減という結果に!
バネ下の回転物で458g減はなかなかいいのではないでしょうか。

ホイールからプレミアムレーシングを取り外し、EPTA 0を取り付ける前にホイール清掃をします。
ディスクローターを外した時でないと掃除できない個所があるので、こういう時に綺麗にしておきます。

サービスマニュアルではローターのボルトは新品に交換と書かれているので、前回同様に今回も新品を用意しました。
ネジ止め剤を塗れば使いまわしでもいいと思いますが、私の場合はそんなに頻繁に取り外さないので新品を使用しました。

左右とも交換してパルサーリングを取り付けたらディスクローターの交換完了です。
あとは規定トルクを守って順番通りにボルトを締めて行けば終了です。
フロントホイール周りはボルトを締めていく順番があるので、トルクや順番が分からない人はお店に依頼しましょう。

見た目はプレミアムレーシングよりも安っぽく見えますが、性能的にはEPTA 0の方が上だと思います。
ディスクがウェーブ形状だからなのか、5.8mm厚の割には薄く見えます。

パッドの慣らしのために公道を少し走りましたが、あたりが出たらしっかりと効きました。
サーキットを走っていないので熱容量的なところは分かりませんが、恐らくプレミアムレーシングとそんなに変わらないのではないかと思っています。

3月からシーズンに入るのでサーキットでの使用が楽しみです。

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’21 CBR600RRのフェンダーレスキットをアクティブからエボテックに変更 その2

’21 CBR600RRのフェンダーレスキットをアクティブからエボテックに変更の続きです。

前回、アクティブのフェンダーレスキットからエボテックのフェンダーレスキットに変更した際、純正ウィンカーを無理やり気味に取り付けていたため、社外品のウィンカーを購入して交換しました。

今回ウィンカーを選択する際の基準を輝度にしました。
中華製の安いウィンカーは輝度が低いものが多く視認性が悪いため、今回は多少お高いですが有名どころのウィンカーにしました。

スフィアライト ソードシグナル

ホンダのウィンカーカプラーをキボシに変換する変換ハーネスも一緒に購入しました。
ソードシグナルの配線の長さが足りない場合は、配線を延長しなければならないので、純正ウィンカーの配線の長さと比べたら殆ど同じで延長の必要はありませんでした。

エボテックのウィンカー用のステーを汎用ウィンカー用のものに交換します。

ネジを外して取り替えるだけです。

ネジはヘキサレンチで回せるボルトなので何の問題もありません。

ナット側は5.5mmという小さなロックナットが使われているので、5.5mmのスパナやソケットを持っていない場合はラジオペンチなどを使うことになるかと思います。

私の場合は5.5mmのソケットがあったので、それを使い問題なく取り替えできました。

あとはウィンカーの配線に変換ハーネスを繋げば配線自体は終わりますが、CBR600RRはセンターアップマフラーのため配線がマフラーのすぐ近くを通りますので配線にはコルゲートチューブを被せてから配線していきます。

配線が終わったらカウルを元に戻せば終了です。

純正ウィンカーよりも少し小ぶりなのでフェンダーレス周りがスッキリしました。

ウィンカーの後方からの見え方も問題なし。
輝度も問題なし。

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