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DENON AVR-X2700HとacerのWQHDモニターの接続でトラブル発生

PS5の導入に先立ってアンプをDENON AVR-X2700Hに買い替えてましたが、DENON AVR-X2700HはそもそもWQHDの解像度には対応していません。
なのでフルHD/120Hzと4K/60Hzをゲームによって使い分けようと思っていました。

DENON AVR-X2700H

モニターはPCと共通で使用しているので、WQHD 144Hzのゲーミングモニターを2台並べています。
そのうちの1台であるacer XZ1(XZ271Ubmijpphzx)はWQHDではあるものの、4Kの信号入力に対応しており、4K入力があると自動でWQHD解像度にダウンコンバートして表示してくれます。

acer XZ1(XZ271Ubmijpphzx)

PCのグラフィックカード(RTX-2080)とPS5をacer XZ1に直で繋ぐと問題なく4K出力で画面が映ります。
が、AVR-X2700Hを通すと画面が映りません。
AVR-X2700HでInfoボタンを押して情報を見ても、INもOUTもすべて「-」になっていて認識していないようです。
フルHDの120Hzは問題なくAVR-X2700Hを通って表示されるので、4Kだけの問題のようです。

AVR-X2700Hの故障を疑って、試しに有機ELテレビのREGZA X930を繋いだところ、問題なく4Kで画面が表示されたのでAVR-X2700Hの故障ではないようです。
恐らくAVR-X2700Hとacer XZ1の相性問題だと思われます。

DENONには内容をメールで送ったので、ファームウェアアップデートで修正されることを期待して、取り合えずは音声分離機でPS5の音声を光出力してAVR-X2700Hに接続しました。
PCの方は3枚目のモニターとしてフルHDでAVR-X2700HとHDMIで接続しました。
(PCの音声出力先にAVR-X2700Hを指定しますが映像は出しません)

今はこれでなんとかしのげていますが、DENONが対応してくれると嬉しいです。

ちなみにPS5を有機ELのREGZAにHDRで表示すると非常に綺麗でした。
(標準ではREGZAのHDRが有効になっていないので、入力チャンネルのHDMIの設定で高速通信を選択するとHDRが有効になります)
PS5薄型モデルが出たらREGZA用にもう1台買い増ししようかと思ってます。

DENON
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ロジクール MX MASTER 3(MAC用)MX2200sSG

HPのSpectre13で使用していたマウスが壊れました。
ノートPCと一緒に持ち運んでいたらマウスだけが滑り落ちてしまい、クリックが上手くできない状態になりました。
そこでマウスを買い替えることにしました。

MacBookAirを2014年モデルから2020年の最新モデルに買い替えましたが、MacBook自体はトラックパッドが優秀なのでマウスの必要性をあまり感じていませんでした。
しかし、BootcampでWindows10を起動するとトラックパッドではやはり使い辛く、BootcampのWindows10にもマウスが欲しいところ。

MagicMouse2も持っているのですが、MagicMouse2は複数台の機器に登録して使い分けることができません。
折角の買い替えなので、MacBookAir・Spectre13・BootcampのWindows10の全部で使えるマウスを探すことにしました。

今まで色んなマウスを買って使てきましたが、モバイルに特化すると使いにくいことが多かったです。
持ち運ぶには小さいことが正義なのですが、手が小さくないのでやはり非常に使いにくい…
そこで今回は大きさ(重さ)にはあまり拘らないことにしました。

まず候補に上がったのはゲーミングマウスです。
(G502など)
ゲームだけでなく、仕事でもゲーミングマウスを使っているくらい多機能で使いやすいです。
細かい操作と複雑な操作を同時に要求される中で進化してきたマウスです。

デスクトップなら迷わずゲーミングマウスなのですが、大きさにこだわらないといいつつ、ちょっと小型のものを探してみました。

ロジクール MX ANYWHERE 3(MAC用)

写真だと大きさが伝わりませんが、メーカーの写真を見ると女性が持ってる感じから、極小ではありませんがそれなりに小型のようです。
3台のPCに登録して切り替えて使用することが可能です。

(MAC用)と書かれていますがWindows機でも問題なく使用可能で、MACでの安定性を高めたモデルだそうです。
ロジクールのその他のMXシリーズもノーマルモデルとMAC用モデルが存在します。
そのMXシリーズには小さくない普通サイズ(むしろ大きめ)のマウスもラインナップされています。

ロジクール MX MASTER 3(MAC用)

ロジクールのフラッグシップマウスだけあって少々お高いです。
が、見た瞬間に「これだ!」と思い注文。

持った感じの大きさはゲーミングマウスのG502と同じくらいです。
(左の出っ張り分MX MASTER 3の方が大きい)
大きいと持ち運びには不便ですが、相反して操作は格段によくなります。

そしてロジクールのフラッグシップマウスだけあって多機能で操作性も抜群!
まあMacBookAirを外に持ち出す場合はトラックパッドを使うってことにして自分を納得させ、小さいマウスを買わなくてよかったと思います。
使いにくいと結局持ち出さなくなっちゃうし、また次のマウスを求めて買ってしまいますから…

MacBookAirでも思った以上に使いやすいですし、BootcampのWindows10でも問題なく動いてます。
もちろんSpectre13でも問題なしで、この3つでの切り替えも裏のボタンを押すだけでOKです。

MACではユーティリティを手動でインストールする必要がありますが、Windows10では自動で検出してインストーラーが起動するので、クリックしてユーティリティをインストールできます。

デスクトップではゲーミングマウスであるG502を使用していますので、今回はノートPC用にMX MASTER 3(MAC用)を購入しましたが、ゲームをしない人のデスクトップ用にも凄くお勧めのマウスです。
特に1秒間に1000行の高速スクロールは気持ちいい!

Raspberry Pi 4をICE Towerでファンレス運用

TV放送の録画機としてラズベリーパイ4(Raspberry Pi 4B 4GB)を使用しています。
ラズベリーパイのLinux上でPLEXのチューナーとUSB接続し、NASの共有しているフォルダに録画ファイルを保存します。
単純にTSファイルの保存までであればCPUの負荷は殆ど掛かりませんが、TSファイルの保存後にMP4にエンコードする際、4コア全体として見ると50%前後のCPUを使用します。
今までのラズベリーパイ3Bであれば、ヒートシンクを付けるだけで熱問題はクリアできていたのですが、ラズベリーパイ4になってからはCPUの性能アップに伴い発熱もヒートシンクのみでは厳しい状況となっています。

最初は普通のファン付きケースを購入したのですが、ファンは故障が割と発生するのと音の発生源にもなるので、ファンレスの運用ができないものかと検討してみました。
24時間運用の方は、ファンの音が気になる方も多いのではないでしょうか。

52Piというところが出している圧倒的に冷えるICE Towerという製品があるのですが、ヒートパイプ付きの大型ヒートシンクが付いており、ファン停止でも運用が可能なのでは?と思い、実際に可能か購入して試してみました。

ICE Tower

ICE TOWERのケース付属の黒モデルが売ってたので、黒モデルを買ってみました。
ICE Towerとケースで1つの製品としてパッケージされているわけではなく、ICE Tower本体とケースは別々の製品で一緒に同梱されているだけでした。

ケースとその付属品

ICE Towerとその付属品

それぞれにファンが付属するので、結果的にファンが2つ付いてくることになるのですが、ICE Tower付属のファンはブラックモデルでもLEDが光って24時間運用にはうざいので、ケースに付属の光らないファンと交換できるのはうれしい人もいると思います。
(今回はファンレスでの運用を計画していますが、真夏などは一時的にファンを使うという運用もありかと思います)

ヒートシンクのフィンに折れなどもなく、奇麗に仕上げられています。
CPUとの接合部分も黒で塗られてますので、気になる人は接合部分だけ紙やすりなどで磨けばいいかと思いますが、今回のテストでは磨かずにそのまま使用しました。

説明書はケース用、ICE Tower用がそれぞれに入っていますが、ケースとICE Towerを一緒に組み込むための説明書は入っていません。

説明書通りにICE Towerの金具を取り付けると、ケースの一番上の板がケースに取り付けられなくなるので、予めICE Towerの金具を板に通してからネジ止めしておきます。

ケースを通常通り組み立てて行き、最後の板の前にICE Towerを組み込もうとすると、CPUとICE Towerの接合部分に大きな隙間が空いてしまいます。
その隙間は熱伝導シートで埋めることができないほどです。
セットで売っているのですから、そのままポン付けできると思っていましたが、その考えは甘かったようです。
熱伝導シートを2~3枚重ねれば隙間を埋めることは可能だと思いますが、流石に熱伝導シートの重ね貼りは抵抗があるのでやりませんでした。

この隙間は、下の画像に写っている上から2番目の板の厚みが厚すぎることで起こります。

この板を削って厚みを減らすのは面倒そうなので、この板は使わずにワッシャーなどを使って調整することにしました。

私の環境では厚めのワッシャー1枚とICE Towerに付属のナットを1つ入れることで、ICE TowerとCPUの隙間が丁度いい感じになりました。
隙間の状態を確認したらCPUグリスを塗って、実際にICE Towerを組み込みます。
(今回は熱伝導シートは利用せずに手持ちのCPUグリスを使用しています)

ワッシャーがGPIOの端子に接触しないように、先に端子にテープを貼って、隙間を確保してからネジを締めていきました。
(最後にワッシャーがGPIO端子に干渉していないのを確認してからテープを除去しました)

ちなみにケースに付属してくるヒートシンクは、ICE Towerの金具と干渉するので、1箇所を除き使用することはできませんでした。
これはケースに組み込まずにICE Tower単体で使用しても同じように干渉しますので、ICE Towerを使用する場合は、基本的にCPU以外のチップの冷却はできないと考えてください。

CPUとICE Towerの隙間もバッチリです。

光るファンは要らないので、ケースに付属の光らないファンと交換。

これでケース付きのICE Towerの組み込み完了!

組み込みが完了したので、実際に4コアに負荷を掛けて温度がどう推移していくのかを見てみました。
負荷と温度計測は、以下のサイトのスクリプトを利用させて頂きました。
pi 4 負荷テストとCPU温度
※リンク先の応答がないため削除されている可能性があります。

全て室温25℃で約10分の計測となります。
(約1分おきにCPU温度が出力されるスクリプトです)
各テストの間隔は一定時間を置いて、CPUを十分に冷却してから開始しています。
またTOPコマンドで確認したところ、4コア全てがほぼ100%のCPU使用率になっていることを確認しました。
(sysbenchにて4スレッドのベンチマークが走るスクリプトになっています)

ICE Towerファン停止
temp=42.0’C
temp=47.0’C
temp=48.0’C
temp=49.0’C
temp=51.0’C
temp=51.0’C
temp=51.0’C
temp=52.0’C

ICE Towerファン3.3V駆動
temp=36.0’C
temp=38.0’C
temp=39.0’C
temp=38.0’C
temp=39.0’C
temp=38.0’C
temp=37.0’C
temp=38.0’C

ICE Towerファン5V駆動
temp=33.0’C
temp=36.0’C
temp=37.0’C
temp=35.0’C
temp=35.0’C
temp=35.0’C
temp=35.0’C
temp=35.0’C

5Vでファンを動かすと、温度は殆ど上がりません。
ICE Tower 流石の性能です。
3.3Vでも殆ど温度は上がらないので、ファン運用する方は3.3Vで十分だと思います。
ファンレスでも52℃までしか上がっておらず、恐らく室温が35℃になるような夏でも問題なくファンレス運用が可能そうです。

私の使い方である、TV録画+MP4エンコードならCPU使用率は50%前後の推移なので、このベンチ結果であれば年中ファンレスでも余裕だと思います。

ラズベリーパイ4でファンレス運用を考えている方は、ICE Towerを試してみてはいかがでしょうか。

Apple Magic Mouse 2をWindows10で使う

普通にMagic Mouse 2をWindows10のBluetooth接続で使用しようとしても、左クリック・右クリックは使えるものの、スクロールを使用することができません。
スクロールできないのはやはり不便です。

ただ色々と調べてもMagic MouseはスクロールできるがMagic Mouse 2はスクロールできないという内容ばかり…
スクロールできるという記事があってもMagic Utilitiesというサードパーティ製の「売り切りではなくサブスクリプションで年間$14.90を支払わなければならないドライバ」ばかりがヒットする。
売り切りだったら多分買ってましたが、毎年払うのは何となく嫌なので自力でなんとかすることに。
(まあサクッと買って解決するよりも試行錯誤する工程が好きだったりするわけですが)

まずは普通にBluetoothでペアリングしてみました。
当然のことながらスクロールはできません。

BootCampのドライバを入れたら動くという情報や、BootCampのドライバを入れてもMagic Mouse 2のスクロールはできないとう情報もあるなかで、かなり有力な情報を入手!
MacBookPro2019のBootCamp用ドライバを入れたらスクロール可能という海外の記事でした。

MACがなくても特定のモデルのBootCampドライバを落とすアプリがGitHubに公開されているので、それを利用させていただきました。
GitHub – timsutton-brigadier

brigadierのGitHubリリースページからBrigadier 0.2.4をDLしてきて適当なフォルダに展開(ダウンロードしたのがZIPなら解凍、EXEなら置くだけ)

コマンドプロンプトを開いてbrigadier.exeを置いたフォルダに移動して以下のコマンドを実行します。

brigadier.exe -m MacBookPro16,1
(MacBookPro16,1 が MacBookPro2019のモデル名だそうです)

※「ずっくん」さんよりコメントにて、7-Zipが入ってないとエラーが発生してしまうという情報を頂きました。
7-Zipが入ってない場合は先にインストールしておいてください。

同じフォルダにMacBookPro2019のBootCampドライバが一式ダウンロードされます。
その中で使用するのは以下のフォルダのみとなりますので、それだけ残してあとは消してもOKです。
BootCamp\Drivers\Apple\AppleWirelessMouse

AppleWirelessMouseフォルダの中にAppleWirelessMouse.infというファイルがあるので右クリックしてインストールを選択します。

あっという間にドライバのインストールが終了しますので、既にペアリング済みなら一度ペアリングを解除してから再ペアリングを行います。

たったこれだけでWindows10でMagic Mouse 2の上下、左右スクロールが可能となります。
マウスのホイール設定にも上下だけでなく左右のスクロール項目があります。

ジェスチャーが使えなかったり、バッテリーの残量が分からないなどMACで使う場合よりも制限が沢山ありますが、それでもWindows10でスクロールが使用できるかできないかは大きな差です。

ということで無事Windows10でMagic Mouse 2のスクロール機能が使えて快適です!

Apple
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データ保存用SSD Transcend TS1TMTE220S

マザーボードをX470からX570に変更するまでは、データドライブは2.5インチSATA接続のSSDを使用していました。
(使っていたX470はNVMeのSSDを2枚使えるものでしたが、PCIeにSoundBlasterを使用していると排他で1台はSATA接続のみになってしまう仕様でした)
X570に移行してそういった制限もなくなり、PCIeでのNVMe接続で使用可能なスロットが2つに増えたので、データドライブもNVMe(PCIe)接続のSSDへと変更しました。
データドライブなので流石にまだまだ高価なPCIe4.0対応のものではなく、PCIe3.0のものへと交換しました。
(システムドライブはPCIe4.0対応のCSSD-M2B1TPG3VNFを使用中です!)

個人的にQLCのSSDはまだ信用に値しないと思っているので、最安付近のものは全部避けて、TLCのTranscend TS1TMTE220Sを購入しました。
そんなに速度が必要ないのに2.5インチタイプからNVMeのSSDに変更した理由は「余計な配線がなくなってスッキリするから」だけです(笑)
2.5インチのSSDはドナドナしたので僅かな差額で買い替えることができました。

Transcend TS1TMTE220Sは安い割に速度も出てますし、信頼性のあるTranscend製品ですので、個人的にはお勧めです。

しかしSSDも本当に安くなりましたね。

MSI MPG X570 GAMING PRO CARBON WIFI

マザーボードをASUS PRIME X470-PROからMSI MPG X570 GAMING PRO CARBON WIFIに変えたのでメモリを再度設定してみました。

使用メモリはF4-3200C14D-16GTZRです。
XMP設定の3200MHz 14-14-14-34で問題なく起動しました。
3600MHzは15-15-15-35まで緩めないと起動せず。
3733MHzは15-15-15-35でも起動せず。
レイテンシをあまり緩めるとクロック上げる意味がなくなりそうなので、ここでやめておくことに。

Infinity Fabricのクロックレシオが1:1なので効率はいい状態。
(1:2になっても実際は殆ど誤差範囲らしいですが…)
まあこの辺は実用性というより自己満足の世界ですね。

ちなみにこのX570 GAMING PRO CARBON WIFIですが、デフォルト設定ではチップセットのファンはほぼ回りません。
通常の使用ではチップセットの温度が殆ど60度行かないので、ファンが回りだす温度にならないようです。
他のX570マザーではファンがうるさいとか窒息とか騒がれているものもありますが、MSIのマザーはその辺りは比較的優秀なようです。
これから他のマザーも改良されたものやBIOSアップデートなどで改良され来るとは思いますが、現時点ではMSIがお勧めです。

2019/07/17 追記
F4-3200C14D-16GTZRを更に2枚追加して計4枚の32Gにしました。

シングルランクとはいえ4枚になると少し条件が厳しくなり、16-16-16-36でないと3600MHzは無理でした。
3733MHzは16-16-16-36でも起動しませんでした。
Infinity Fabricのクロックレシオはもちろん1:1です。