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CBR250RR(MC51)のクラッチレバーを交換

CBR250RR(MC51)のブレーキレバーを交換に続いてクラッチレバーも交換しました。

ブレーキレバーは操作性に直結するので迷う余地なく交換しましたが、クラッチレバーについてはクイックシフター車ということもあり交換するか迷ってましたが交換することにしました。
以前CBR600RRで使用したアクティブのSTFレバーが結構よかったのでSTFレバーへ交換です。

クラッチレバーの交換作業は比較的簡単です。
まずクラッチワイヤーを全開に緩め、クラッチレバーを止めているナットとボルトを外し、クラッチレバーからワイヤーを抜くと外れます。

クラッチレバーを取り外したついでにクラッチワイヤーに注油しておきます。
注油用のツールを使うと楽に注油できます。
潤滑剤は随分前に半額で購入したベルハンマーGOLDです。
かなり潤滑性能が高いのでお勧めです。

取り付けは逆の手順でワイヤーをセットしてからクラッチレバーをボルトで止めて、裏からナットを締めれば取り付け完了です。
クラッチレバーの交換だけなら5分もあれば終わります。

交換した純正のブレーキレバーやクラッチレバーは、万一の転倒で折れた際に交換して使えますので、車載工具と一緒にタンデムシートの下に入れておくのをお勧めします。

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’21 CBR600RRのクラッチレバー交換(ブレンボ編)

以前の記事’21 CBR600RRのブレーキレバーを交換 その2にてクラッチレバーもACTIVE製のものに交換していましたが、ブレーキ周りをbremboに交換したので、クラッチレバーもbremboにしてみました。

クラッチレバーをbremboにするには大きく分けて二通りあって「bremboのメカニカルクラッチレバー」を取り付ける方法と「KOHKEN メカニカルクラッチホルダー」を取り付ける方法です。
前者は純正のクラッチホルダーはそのままに、クラッチレバーだけ交換するタイプです。
対してKOHKENの方はクラッチホルダーごと交換するタイプです。

今回はKOHKEN メカニカルクラッチホルダーに交換することにしました。
最初に書いておきますが、個人的には失敗だったと思っており、特にCBR600RRにはお勧めしません。
(ですのでAmazonのリンクなども貼りません)

KOHKEN メカニカルクラッチホルダー アヴァンツァ

ホルダーのみ購入したのでレバーはbremboのレバーを使用します。
KOHKENのアヴァンツァの説明にも「Corsa Corta対応ハーフレバーが装着可能」と書いてあります。
アヴァンツァ以外はRCS用ハーフレバー対応でCorsa Cortaのハーフレバーが使用できるのはアヴァンツァだけです。
ブレーキがCorsa Cortaなので、ブレーキ・クラッチの共通の予備レバーとして1本バイクに積んでおけば済むと思いアヴァンツァを選択しました。

クラッチホルダーとハーフレバーを仮組します。

あれ?
可倒式のはずなのにここまでしか倒れません…

ホルダーの作り(設計)が悪くてホルダーとレバーが干渉するため、これ以上はレバーが倒れません。
これではもし転倒した場合にレバーが倒れずにホルダーの根元が折れる可能性があります。
レバーだけ折れたのであれば8千円で済みますが、ホルダー側が折れると5万円です。
これはかなりの設計ミスだと思います。

仕方ないので干渉している個所を削ります。
(結構な値段するのに新品を削りたくないよ…)

最初よりは若干倒れるようになりましたが、それでも45度くらいです。
下の写真の赤丸の部分も干渉しているため、これ以上倒したければこの部分を削ることになるのですが、この部分は思いっきり見える部分なので削りたくありません。
(削った部分は黒で塗りますが、それでも上部分は目立ちます)

本来は削る前に返品すべきだったかもしれませんが、仕方ないので45度で妥協することにしました。
この製品を購入して最初に後悔した瞬間でした。

気を取り直して交換作業に入りました。
そして交換作業に入るまで完全に忘れてましたが、純正のクラッチホルダーはグリップを外さないと取り外すことが出来ません。
グリップの取り外しってボンドでくっ付けてあるので結構面倒なんです。
しかも私の場合はスポーツグリップヒーターに交換していたので尚更面倒です。
ここで2回目の後悔が。
(スポーツグリップヒーターなのは私の場合なので、通常のグリップを取り外すだけならそこまでではありません)

グリップを取り外す方法としては、マイナスドライバーを突っ込んでパーツクリーナーを流し込むのが良くやる方法だと思いますが、スポーツグリップヒーターはマイナスドライバーが入りません…
内側がぐるっと一周プラスチックで、その外側にゴムが貼られている感じで、隙間にドライバーを入れようとすると、ハンドルバーの金属とプラの間にマイナスドライバーを入れることになり、プラスチックの部分にかなりの負担が掛かります。
無理して入れようとすると内部のプラ部分がパキっと音を立てて割れたりヒビが入ります。
とはいえ多少は入れないとパーツクリーナーを流し込むことすらできないので覚悟を決めて押し込みます。
パキっと何度が音がしてやっと抜けました。
(コンプレッサーでエアガン使う方法でも端っこはマイナスでエアガン入る隙間を作りますよね)

ハンドルバーにこれだけ傷が入りました。
マイナスドライバーとパーツクリーナーでスポーツグリップヒーターを全く割らずに抜き取るのは至難の業だと思います。

あとは純正のクラッチホルダーのネジを緩めて抜き取れば、KOHKENのクラッチホルダーを取り付けできるようになるので取り付けます。

上の写真の左の方、クラッチケーブルがクラッチホルダーに差し込まれている部分の拡大写真が下の写真です。

クラッチケーブルの角度的に真っ直ぐに入りません…
下の写真はクラッチケーブルがメーター上部に出てこないように抑えている部分の写真です。

ここをもう少し延ばすことが出来ればいい角度になりそうなんですが、抑えている金具部分を動かして余裕も持たせようとしたらハンドルを一杯まで切った時に車体側に干渉しました。
色々と試してみましたが、あまり動かしまくると金属疲労で折れそうな感じですし、車体に干渉するしで多少の角度が悪いのは諦めることに…
この時点で3回目の後悔が。

取りあえず仮組してクラッチレバーを握ってみました。
なんか上下方向にガタあるな…
KOHKEN メカニカルクラッチホルダー アヴァンツァ、結構なお値段するんですが、レバーの可倒に制限あるし、上下方向のガタが(大きなものではないけど)あるしで4回目の後悔。

取り付け後にブレーキのCorsa Cortaと見比べてみたら色合いが結構違う。
(Corsa Cortaの方が色が薄め)
「Corsa Cortaマスターとベストマッチの”アヴァンツァ”」って書いてあったんですが…
あと、KOHKENのロゴもちょっとうるさい感じです。
写真で見るより実際に取り付けてみると、よりそう感じます。

左右の感じを合わせるために買ったのに、なんだかちょっと残念な気持ちになって5回目の後悔。
ブレーキレバーとの共有を諦めてメカニカルクラッチホルダー「レーシング」タイプを購入した方がまだよかったかも。

まあ後悔と言っても、買うまで分からないことが殆どなんで買ってみるしかないんですが。
ということで、一応交換が終わりました。

前から見たところ。
(ブレーキのハーフレバーを使用するとブレンボのマークが上下逆になります)

単品としての見た目は良い感じですが、それだけなので正直お勧めしません。
個人的には非常に残念な製品だと思います。

そして交換後にスポーツグリップヒーターの動作を確認してみたところ、左のグリップは断線したようで正常動作しませんでした…
正直なところレバーだけ交換するbremboの「メカニカルクラッチレバー」にしておけばよかったと激しく思います。

冬になる前にスポーツグリップヒーターを再度購入して左側だけ交換しますか。