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タイヤのリアルタイム温度計測

サーキットをハイグリップタイヤやレース用のタイヤで走る場合、タイヤウォーマーを使用してタイヤを温めてから走行します。

温めるといっても季節や路面温度によってタイヤの温まり方や冷え方が変わるので、走行中のタイヤの温度は結構気になります。

寒い時期でピットレーンでの待機時間が増えればタイヤは一気に冷えますし、夏はアスファルトが高温になっているため走ってる最中にタイヤの温度が上がってグリップしなくなります。

走行後にタイヤの温度や空気圧を測ったりしますが、走行中にリアルタイムでタイヤの温度を知りたい!という欲望が止められず温度計を設置することにしました(笑)

KOSO(コーソー) Mini4 表面温度計&電圧計

非接触型の体温計と同じ仕組みのセンサーを使った表面温度計です。

タイヤの温度を測るのが目的なので、当然ながらセンサーをタイヤに向けなければなりません。
タイヤにはインナーフェンダーがあるので、それを避けつつタイヤにセンサーが向く場所を探します。

この位置に取り付けました。
タイヤはサーキットのコーナー次第で右は温まったけど左は温まってないとかあるものの、センター・右・左と付けるわけにもいかないので一番設置しやすかった左にしました。

表示部の設置場所は結構悩みました。
もう少し見やすい位置がよかったのですが、ステートなどを使って取り付けなきゃいけないので、付属のベルクロ(面ファスナー)で取り付けれるこの位置にしました。

マニュアルを読むと「センサーから測定対象物までの距離で表示温度が変わります。」と書いてあったので表示温度はあくまでも参考値かと思います。

タイヤウォーマーを外した直後の温度を見ておいて、それからどれくらい上がったのか・下がったのかを見ることで、現在のタイヤの状況を把握するくらいには使えそうです。

CBR250RR(MC51)にデジタル水温系を取り付け

CBR250RR(MC51)には数値表示の水温計がありません。
あるのは5段階のメモリ表示のアバウトな水温計のみで正確な水温を知ることができません。
今回サブラジエーターを取り付けるにあたってデジタル水温計も一緒に取り付けました。
記事としては別にしていますが、冷却水を抜く作業などもあるため、水温計の取り付け作業は、サブラジエーター取り付けと同時に行いました。
CBR250RR(MC51)にサブラジエーターを追加(取付編) 

今回使用した水温計はKOSOのデジタル水温計です。
KOSOのメーターは機能こそ単純なものの安価でコスパはかなりいいです。

KOSOの水温計には温度センサーが付属していますが、ラジエーターホースに割り込ませるためのジョイントは別途用意する必要があります。
CBR250RRの場合はホース内径18mmのジョイントが必要です。

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外装とタンクを外してエアクリーナーボックスの蓋を開けます。
折角エアクリーナーボックスの蓋を開けるので、ついでにエアクリーナーも新品に交換しておきました。

エアクリーナーボックスに繋がっているホースと配線を外してエアクリーナーボックスも取り外します。
エアクリーナーボックスの下にはゴムシートがあるのでゴムシートをめくるとプラグやウォーターポンプ、ウォーターポンプに繋がるラジエーターホースにアクセスできます。

ウォーターポンプに繋がるラジエーターホースをジョイント分の2cmほどカットして水温計のセンサー用ジョイントを割り込ませます。

私の場合は事前にウォーターポンプに繋がるラジエーターホースを純正部品で注文し、先に水温計のジョイント部分を接続しておいてから作業を開始し、実際の作業では用意しておいたホースと交換という方法をとりました。

ラジエーターホースに水温計のセンサー取り付けが終われば、あとはKOSOのメーター本体を車両に取り付け、ACC電源とセンサー線をメーター本体と結線すれば水温計として機能します。

水温計本体はメーターの左側にKOSO用のメーターブラケットを使用して取り付けました。
メーターブラケットの角度的に上手く取り付けられる場所が見つからなかったので、メーターブラケットは表裏を逆にして取り付け、ブラケットの裏面にメーター本体を両面テープとインシュロックで固定しました。

メーターブラケットはボルトで固定するタイプなので、メーター横のパネル部分に穴を開けてボルトで固定しました。

メーター本体のACC電源はキタコの電源取り出しハーネスを使用し、バッテリー近くのコネクターからメーター横まで配線を引っ張りました。

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水温計の青い数字はLED表示のため写真だと数字の一部が欠けて見えますが、肉眼で見るとくっきりと数字を読み取ることができます。

水温が100℃を超えてラジエーターの電動ファンが回り始めても冷却水の漏れがないことを確認して作業終了です。
これでMC51でも数値で水温を知ることができるようになりました。