Devil’s Canyon Core i7-4790K オーバークロック その3

Devil’s Canyon Core i7-4790K オーバークロック その2からの続きです。

AVXは負荷が高すぎて、定格でも100度行ってしまうので
AVXなしでテストツールを動かしてみました。

ちなみ過去記事で定格といってますが、全コア4.4GHzにて駆動させてます。
(正確にいえば、この時点で定格ではありません)
本当の定格は44-44-43-42ですので、全コアフル稼働させると
4.2GHzまで落とすのが4790Kの仕様となっています。

今回は全コア4.5GHzまでOCして各種負荷テストを行いました。
(相変わらず4.6GHzだと安定しませんでした)

UEFI(BIOS)の初期設定から変更した値は以下となります。
(今回は初期値やAuto設定が多めです)

CPU Core Ratio Sync All Cores
1-Core Ratio Limit 45
CPU Load-Line Calibration Level8
CPU Power Phase Control Optimized
CPU Core Voltage Offset Mode
Offset Mode Sign +0.02V

テスト環境は前回の室温32度から26度でテストしてます。
(人間が耐えられなくなるので・・・)

室温が6度下がりましたが、テストの温度はそれ以上に下がっています。
(CineBenchは時間が短いので、そこまで変化はありません)

また、ELC-LM120S-HPのファンのモードも
前回の「ターボモード: 600 ~ 2,500 rpm」から
「パフォーマンスモード: 600 ~ 2,000 rpm」へ変更しました。

ターボだと爆音ですが、パフォーマンスだとそれなりの煩さです。
(デュアルファン仕様はそのまま)

CineBench R15でCore温度は75度くらいです。
CineBench_4500Hz

OCCTのスモールデータで85度前後です。
(ミディアム、ラージなら更に下がります)

開始3分くらいのところで温度が上がってクロックが下げられてますが
裏で何か負荷が掛かったようで、無視していいレベルかと思います。
CPU

Temperature-CPU
Voltage-CPU VCORE

LINPACKはAVXをONにすると、Core温度が100度に達するので
全コア4.4GHzでも100度行ってしまう設定は、今回やめました。
all coreでAVX OFFで行いました。

結果、77度前後でCore温度が推移しました。

LINPACK CPU
LINPACK Tempuerature
LINPACK Voltage-CPU VCORE

ちなみにPrime95も回しました。
Prime95ではAVXが使われているので、温度が100度に達し
保護機能により自動的にクロックが下げられたりしますが
3時間程度なら回り続けたので、負荷を掛けても問題はなさそうです。

この程度なら常用でも問題ないレベルではないでしょうか。

Devil’s Canyon Core i7-4790K オーバークロック その2

Devil’s Canyon Core i7-4790K オーバークロックからの続きです。

空冷CPUクーラーである「ETS-T40」では、OCCTにて定格でも100度を超える状態に。
(ETS-T40をデュアルファン仕様)
流石にオーバークロックは諦めようかと思いましたが、もう少し頑張ってみることに。
(殻割りリキプロは流石にやりません)

手っ取り早く空冷から簡易水冷へと変更することにしました。
本当は12cmファンx2の240サイズを入れたかったのですが
使ってる安物ケース(Zalman Z3 Plus)では、装着が厳しいようなので
12cmファンx1のものにしました。

Enermax ELC-LM120S-HP
ELC-LM120S-HP 1

少しでも冷却性能を上げようとデュアルファン仕様に。
ファンの設定も3段階の一番上(ターボモード: 600 ~ 2,500 rpm)にしました。
温度が上がると爆音でファンが回ります・・・
(本当に爆音です!)

ELC-LM120S-HP  2

ポンプの電源はCPUファンの端子に繋ぐよりも
電源に直結の方がパフォーマンスが出るらしいので
電源から出てる配線に直接接続しました。

ファン2個はマザーボードのCPU用ファン端子に接続。

ポンプからの音は、最初の1分くらいはポコポコいってましたが
内部の空気がラジエーターの上部へ移動したようでしなくなりました。

モーターの音は大きくはありませんが、キーンという高周波が若干聞こえます。

ELC-LM120S-HP  3

装着も終わり実際に起動してみると・・・

アイドル時は確実に下がっています。
テストツールのOCCTを動かしてみると・・・

OCCTのミディアムやラージデータなら、なんとか100度行かない程度に。
しかしスモールデータやLINPACK(AVX&All Core)などを動かすと
やはり100度まで温度が上がります。
(ショックでテスト後のグラフを貼る気も起きません・・・)

クーラーから外に出てる温風自体は、まだ余裕がありそうな感じなので
これは典型的なハズレ石なのではないかと思います。
殻割りしたらダイとヒートスプレッダ間のグリスが綺麗に塗られていない
というパターンな気がしなくもないです。
(殻割りはしませんが!)

以前の空冷よりは5度くらい下がってると思われますが
それにしても私の4790Kは温度が高すぎる・・・

もう定格で使うしかないかと諦めモードです。
(クーラー自体はお勧めできるものだと思います)

Devil’s Canyon Core i7-4790K オーバークロック その3へ続く

Devil’s Canyon Core i7-4790K オーバークロック

まず結論から書きます。
オーバークロック不可でした・・・

0.2Ghzアップの4.6GHzですら各種テストツールを完走できず。
(4.5GHzとかは流石に時間掛けてやる意味もないかと思い試さず)
特にAVXをONにしてテストツールを動かすと、簡単に100度を超えて終了です。

完全に冷却が足りてない+外れ石だと思われます。

外れ石の根拠としては、定格でもCPU電圧を-0.05Vで動作すらできませんし
(テストツールで即落ちします)
また、4.6GHzでCPU VCOREを1.33V掛け、且つCPU温度が95度行かないように
テストツールを緩く動かしてもブルーバックで異常終了します。

もちろん起動するだけなら4.7GHzでも可能ですが
常用を目的としているので、各種テストツールの完走を条件にしています。
(OCCT、Prime95、CINEBENCHなど)

オーバークロックの設定として参考にしたのは、以下のページです。
Core i7-4790KのOCテクニック
(参考にはしましたが、自分なりに色々な設定の組み合わせを試してます)

特に注意すべきは「Intel Adaptive Thermal Monitor」です。
Disabledで動かすと、CPU温度が100度を超えても、クロックが自動で下がりません。
故に限界温度が設定できないテストツールだと、100度を超えても
異常終了するまでクロックが下がらないため、CPUが壊れる可能性がありますので
注意が必要です。

ちなみに、「Intel Adaptive Thermal Monitor」がEnabledの状態で
CPUクロックが勝手に下げられるということは、冷却が足りていない証拠です。
「Intel Adaptive Thermal Monitor」がEnabledのままだと
勝手にクロックが下がってしまうので、テストツールはクロックが下がった状態で
完走してしまうこともあります。
(私の石は自動クロックダウンしてもブルーバックで1.33Vの4.6Ghzが完走できず・・・)
つまり完走しても常時指定したクロックで動いてない可能性があるのです。
(OCCTであれば、後でリザルトのグラフを確認すれば分かります)

そこでオーバークロックの成功か失敗かを判断するために
「Intel Adaptive Thermal Monitor」はDisabledでテストツールを動かしました。
(最後の定格のグラフはCPUが壊れないようにEnabledにしてます)

今回のOCで使用しているクーラーは、ENERMAXのETS-T40です。
(CPU-FANを1個追加して両面FANで運用)
ETS-T40だと思ってた以上に冷えませんでした。
空冷だと銀矢クラスのクーラーを使わないと厳しいかもしれません。
もしくは簡易水冷以上の水冷でしょうか。

わざとエアコンを付けずに室温32度でのテストでしたが、それにしても
あっという間に上昇する様は、明らかに冷却が足りていないのを物語っていました。

「Intel Adaptive Thermal Monitor」をEnabledにし、定格でテストツールを動かしても
CPU温度が100度に達して自動でクロックダウンします。
完走こそしますが、なんだかな~という感じです・・・
(グリスに空気でも噛んだかと思い、グリスの塗り直しをしても変わらず)

酷い時は4.2GHzくらいまでクロックが落ちてます。
(「Intel Adaptive Thermal Monitor」をDisabledだと100度を超えるので危険)

CPU:OCCTテスト
CPU

Temperature-CPU
Voltage-CPU VCORE

CPU:LINPACKテスト(AVX&All Core)

LINPACK CPU
LINPACK Tempuerature
LINPACK Voltage-CPU VCORE

残念ですが、大人しく定格で使うことにします・・・

やはり諦めきれず
Devil’s Canyon Core i7-4790K オーバークロック その2へ続く

Devil’s Canyon Core i7-4790K

WindowsXPのサポート切れに伴い、少し前にメインPCをwindows8.1で自作しました。
予算の関係でCore i5-4570をCPUに採用していたのですが
定格最大4.4GHzで作動するDevil’s Canyonのi7を前にし、思わず買い替えしました。

定格で4.4Gとは凄いです。
(オーバークロック耐性は低いとの話ですが)

Devil’s Canyon Core i7-4790K
Devil's Canyon Core i7-4790K

CPUクーラーはi5の時からENERMAXのETS-T40に交換していたので
引き続き使用することに。
(FANを1個追加して両面FANで運用)
ケースFANは全て12cmで、フロントx2、リアx1、トップx2となっています。

グリスクリーナーで残ったグリスを綺麗に掃除。

ArctiClean 1 & 2
ArctiClean 1 & 2

サーマルグリスはJP-DX1を使いたかったのですが、どこも売り切れで断念。
塗りやすく、そこそこ冷えると評判のXI-3 HDTを使用することにしました。

XIGMATEK ハイエンドサーマルグリス XI-3 HDT
XIGMATEK ハイエンドサーマルグリス XI-3 HDT

Core i7-4790K 2
Core i7-4790K 3

グラフィックボードは省電力なZOTAC GeForce GTX 750 Ti
ついでに750 TiのグリスもXI-3 HDTに塗り替えておきました。

Core i7-4790K 4

これからオーバークロックに挑戦ですが、5Gはとてもじゃないが無理とのことなので
4.7Gくらいで各種ベンチ通って常用出来たらいいなと思ってます。

Devil’s Canyon Core i7-4790K オーバークロックへ続く

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カラーレーザープリンター NEC MultiWriter 5650C PR-L5650C

EPSON、CANONとインクジェットプリンターや複合機を使ってきましたが
ヘッドクリーニングによる起動の遅さやインクの大量消費にずっと悩まされてきました。

インクの消費に関しては、純正インクを使わずに
互換インクや補充インクを使ってきたわけですが
CANONの最新機種用のリセッターが発売されないので
新機種への買い替えへもなかなか踏み切れず
2世代前の古い機種を使い続けてます。

カラーレーザープリンターが驚くほど安くなっているのは知っていたのですが
設置場所の問題等もあり、購入までは至ってませんでした。
(私が使ってるPCラックにプリンタ2台を置くのは厳しい)

ですが、流石にちょっとした印刷をするのに
インクジェットで3分も待たされるのは耐えられない!
ということで、ついにカラーレーザーを導入しました。

写真印刷やCD、DVDなどのレーベル印刷には向かないので
これらはインクジェットに任せ、平行して使用することに。

インクジェットとの平行利用なので、スキャナーは不要なので
コンパクトで安い単純なカラーレーザーにしました。

選んだのはNEC MultiWriter 5650C PR-L5650Cです。
この機種は有線・無線LANにも対応しています。
LAN機能が必要なければ、USB接続のみの5600Cはもっと安く買えます。

MultiWriter 5650C

サイズは非常にコンパクトで、インクジェット複合機とあまり変わりません。
PCラックに2台横にして並べたら、多少無理はありますが乗りました・・・
(こんなことなら悩まずにさっさと買うべきでした)

設置場所に余裕がある方であれば、上位機種のPR-L5750Cの方がお勧めです。
印刷速度はこの機種より早いですし、インクコストも安くなります。
(ただこの機種より重いし大きいですし、消費電力もなかなかです)
販売価格も上位機種といえど同価格帯で売られています。

トナーはリサイクルトナーが4色セットで3,000円程度で売られているので
純正トナーにこだわらなければ、かなり安いランニングコストで運用できそうです。
(ただしリサイクルトナーにはトラブルの可能性もあるので注意が必要です)
まあ、本体自体が1万円程度しかしないので、故障したら買い替えちゃえばいいかと・・・

L96にハイ・マウントベース

L96に付けているスコープのマウントは、元々少し高さがあったので
普通に覗く分には特に問題はありませんでした。

しかし、サバイバルゲームで安全のためにフェイスマスクを装着すると
頬付けが厳しくなり、スコープに高さがないと覗くのが困難です。

そこでスコープのマウントの高さを上げるために、ハイマウントベースを購入。

ハイ・マウントベース
ハイ・マウントベース

下の写真はハイ・マウントベース取り付け前
ハイ・マウントベース取り付け前

下の写真はハイ・マウントベース取り付け後
ハイ・マウントベース取り付け後

当然がらスコープ位置を高くすれば、その分ゼロイン後の距離違いでのズレも多くなります。
ただ覗きやすさは格段に良くなります。

エアガン専門店ミリタリーキング
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主にPC、車・バイク、トイガンなどについて書いてます