GPD Pocketのケース タブレットスリップインケース(6~7型用)PDA-TABS7

GPD Pocketには純正のケースがありますが、USBメモリを刺したままで使う前提でケースを選んでみました。

サンワサプライのタブレットスリップインケース(6~7型用)PDA-TABS7が、安くて使いやすいという情報を見つけたので実際に購入してみました。

サンワサプライ タブレットスリップインケース(6~7型用)PDA-TABS7

サイズ的にはGPD Pocketよりも一回り大きいです。

実際に入れてみると専用品かと思うくらい丁度いいです。

出し入れしてもきつくなく、緩くもなく。

完全に閉じるタイプではなく端がオープンになっているので、USBメモリを刺したままでも問題なく収納可能です。
非常にお勧めです。

SANWA SUPPLY
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GPD Pocketを購入

付属品完備の美品が中古で安く売られていたので買ってみました。
1年半ほど前(2017年6月)に発売されたGPD Pocketですが、既にGPD Pocket2という後継機種が発売されているため、中古価格は2万円を切ってました。
7インチという小型のPCなのでノートと違っていつでもどこでも持ち運び可能です。

CPUはIntel Atom® x7-Z8750なので4コア/4スレッドとはいえ速くはありません。
メモリは8G積んでいるので小型モバイルとしては十分です。
但しメモリにLPDDR3-1600を積んでいるにも関わらず1066MHzで動いています。
標準のUEFIではメモリのクロックを変更できないので、Ubuntu用のUEFI(BIOS)であるPocket BIOS for Ubuntu 20170628に書き換えてメモリを1600MHzで駆動させています。

ドライバやBIOS(UEFI)は以下のページからダウンロード可能です。
GPD Download Center

悪い点を挙げるならキーボードです。
配列が特殊なのはキー配列の変更と慣れでどうにかなりますが、キーのストロークがかなり深いのは使ってて嫌になるほどです。
深いだけならいいけど、押す場所によっては押したのを認識しなかったり、強く押すと二重押しになったりします。
それ以外は個人的にはそんなに問題を感じませんが、キーボードはこの端末の相当なウィークポイントだと思います。

ロジクール MK240SBK 無線キーボード&マウス

このブログを動かしているWebサーバーをノートPCからNUC(Next Unit of Computing)に変えました。
ノートPCは停電時もバッテリーで動くし、モニターもキーボードもタッチパッドも付いてて何も揃えなくていいので非常に楽でした。
しかし度重なるファン異常で交換することに。

またノートPCに交換しようかとも思いましたが、程度が良さそうな安い中古のNUCを手に入れたので、NUCでの運用に変更しました。

写真だと分かりませんが、手のひらサイズの非常に小さい小型のPCです。
NUCにはキーボードやマウスも用意する必要があるので、安いロジクールのものを購入しました。

ロジクール ワイヤレスコンボ ブラック MK240SBK

このセットはロジクールのUnifyingという、1つのレシーバーで複数の機器を接続できる規格を使っています。
が、NUC上のLinuxで使用すると通信が途切れ途切れに…
Windows10で動かすと全く問題なくリンクするのですが、Linuxに戻すとまた途切れ途切れに。

理由が全く分かりませんでしたが、色々と調べていたら「機器が沢山あると電波が全く届かない」と書いてるのを見つけました。
もしやと思いレシーバーに近付けてみると途切れません。

WindowsマシンとNUCは殆ど同じ位置にあるのに何故かLinuxの方はダメダメでした。
(レシーバーの近くのものに干渉しているのだと思います)
しかもレシーバーとの距離はたったの1Mほどです。

仕方ないのでUSB延長ケーブルでキーボードとマウスの近くにレシーバーを置くことにしました。
これじゃ無線の意味なし(笑)

Windows10でWake On Lanが無効になっていた時の対処

定期的にLinuxからWindows10のPCをWake On Lanで起動してバックアップしていたのですが、いつのまにかLinuxからWake On Lanのコマンドを送ってもWindowsが起動しなくなっていました。
設定等は何も変えてないんですが…

Windows10はメジャーアップデートすると色々と初期化されたり動かなくなったりして非常に困ります。
で、結論を言いますとWindowsの「電源オプション」の設定が元に戻ってました。

高速スタートアップが有効になっているとWake On Lanが正常に動作しないようです。
(そもそもSSDなら余計なものまで持ち越す高速スタートアップなんて必要ないと思うので、今時のPCでは標準でONにするのはやめて欲しい)

設定を変更して高速スタートアップをOFFにしたら無事にWake On Lanが動きました。

Spectre13+Razer Core XでeGPUのベンチマークを取ってみた(その3)

Spectre13+Razer Core XでeGPUのベンチマークを取ってみた(その2)からの続きです。

通常の構成はSpectre13とRazer Core Xの接続をThunderbolt 20Gb/sへと速度を落とし、Razer Core Xに積んだグラフィックボードとモニターをDisplayPortで接続しています。
ノートとeGPUの接続帯域が半分になるので、ベンチマークの結果が結構下がるのではないかと予想しました。

尚、ここから先は時間の都合上、MSI GTX-1070 GamingX 8GでFF14のベンチマークのみ計測しました。

MSI GTX-1070 GamingX 8G

全く同じどころか誤差程度ですがスコアが上がりました…
Thunderboltのパッシブケーブルで40Gb/sの通信速度を実現できるのは、規格上ではケーブルの長さが50cmまでとなっており、使用できるThunderboltケーブルが凄く短いのが欠点です。
(ノートPCとeGPUケースをすぐ近くに置かないと届かない距離です)
ベンチマークのスコアから見るにThunderboltのケーブルは40Gb/sに拘らなくてもいいのかもしれません。
規格上パッシブモードで2mまで許されている20Gb/sを使うと、eGPUケースを離れた場所に置けるため取り回しが凄く楽になります。
Thunderboltについては、以下のサイトが分かりやすく説明しています。
完全解説!『USB Type-C』と『Thunderbolt 3』の違いとは?

次はSpectre13とRazer Core Xの接続をThunderbolt 20Gb/sに落とした状態で、モニター自身もSpectre13を利用します。

MSI GTX-1070 GamingX 8G

9%ほどスコアが落ちましたが、これならなんとか実用範囲ではないでしょうか。
その2で行った「Thunderbolt 40Gb/s接続でSpectre13自身のモニタ利用」のスコア(11076)との差は誤差程度なので、何回か測れば40Gb/sと20Gb/sで同じ結果になるのかもしれません。

最後となりますが、私自身も出来るかどうか分からなかった接続方法を試してみました。
Spectre13とRazer Core XをThunderboltで接続しeGPUの力を借りつつ、グラフィックボード接続のモニターやpectre13自身のモニターは使用せず、Spectre13にThunderboltで接続したモバイルモニターでベンチマークを実行できるのか?
文章だけでは分かり辛いので構成図を見てください。

Spectre13を間に挟んでeGPUと外部モニターが接続されるイメージです。
こういう接続例がないかネットを探してみましたが、なかなか見つけることができなかったので試してみました。
※RTXシリーズに搭載されたType-Cの出力端子を使えば、DisplayPortなどと同じように普通に外部モニタに表示できるのは自身の環境で確認済みでした

DisplayPortを利用した通常の接続よりも5%程度スコアが低下しましたが、何の問題もなくしっかりと表示されました。
こんな接続でも外部GPUと外部モニターが繋がるとはThunderboltの規格って凄いです。

eGPUを考えている方に何かの参考になれば幸いです。

Spectre13+Razer Core XでeGPUのベンチマークを取ってみた(その2)

Spectre13+Razer Core XでeGPUのベンチマークを取ってみた(その1)の続きです。

まずは前回でも一部載せた通常の接続のFF14ベンチマークにF15のベンチマークを追加したものから。

構成は下の図の通りでSpectre13とRazer Core XをThunderbolt 40Gb/sで接続し、Razer Core Xに積んだグラフィックボードとモニターをDisplayPortで接続しています。

Palit GTX-1060

MSI GTX-1070 GamingX 8G

GIGABYTE RTX-2070 WINDFORCE 8G

FF14ならGTX-1060でも十分実用的ですが、FF15になるとGTX-1070でも少しきつくなってきます。
実際に画面を見てるとカクつく場面も多数ありました。
RTX 2070でも稀にカクつく時があったので、完全にヌルヌル動かすにはRTX 2080RTX 2080tiが必要なのかもしれません。

次は外部モニタを使わずSpectre13とRazer Core XをThunderbolt 40Gb/sで接続し、外部モニタではなくSpectre13自身のモニターを利用します。

映像の通信もThunderboltのAlternative Modeを通して行われます。
同じ1本の通信ケーブルに対して通信量が増えるので、ベンチマークのスコアの低下が予想されます。
時間の都合上、MSI GTX-1070 GamingX 8Gでのみ計測しました。

MSI GTX-1070 GamingX 8G

通常の接続に比べて5%~7%程度の低下となっています。
これくらいであれば十分実用範囲かと思います。

長くなってきたのでSpectre13+Razer Core XでeGPUのベンチマークを取ってみた(その3)に続きます。

2018/12/10 追記
RTX 2070のFullHDでのスコアがあまりにも悪かったので、4K(3840×2160)でのベンチマークを取ってみました。

4Kだと他の2070と同じくらいのスコアがでました。
FullHDでスコアが伸びないのはCPUが足を引っ張っているのでしょうか…

2018/12/11 追記
デスクトップでのFF15ベンチマークのFullHDのスコアがあまりにも低いので、ドライバの再インストールと、FF15ベンチマークのアンインストール&再インストールを行いました。
FF15ベンチマークを再インストールする際に元々SSHD(最近あまり聞きませんがHDDにキャッシュ用のSSDをプラスしたもの)のDドライブから、SSDのCドライブ変えてインストールしてみました。
どちらが効いたのか分かりませんが、デスクトップで普通のRTX 2070くらいのスコアが出るようになりました。

2018/12/12 追記
デスクトップでクロックアップして計測してみました。
CORE+150、MEM+100での計測

CORE+250、MEM+150でも計測してみましたが、グラフィックボードの温度が上昇するとGPU Boostで上がっていたクロックが自動的に下げられます。
RTXではGPU Boost4.0となっており、GTXのGPU Boost3.0よりもその制御が上手くできていて、制御の仕組みも公開されているようです。
そしてGPU Boostの一部のパラメーターはユーザーがツールを利用して変更も可能となったようです。
詳しくは以下のサイトをご覧ください。
レイトレ&AI対応の新世代GPUは「世界最速」以上の価値を提供できるか
今回はその辺は一切変更していないためクロックダウンされてしまったのか、スコアは全く上がりませんでした。

最後にDLSSをONにしてその他の項目は最高品質で計測してみました。
(DLSSは4Kでしかテストできないため、4K解像度でテストしています)

確かに若干スコアは上がりましたが、前評判ほどではない気がします。

主にPC、車・バイク、トイガンなどについて書いてます