Venom-X4(マウスコンバーター)について

マウスコンバーターというものがあること自体、知らない人も多いかと思います。

PS3、PS4、Xbox、Nintendo Switch、などなど、家庭用ゲーム機は基本的にゲームパッドでプレイします。
それに比べPC版のゲームではキーボードとマウスを使ってゲームをプレイします。
(もちろんPC版でもゲームパッドを使用してのプレイも可能なものが殆どです)

ではPCと同じように家庭用ゲーム機でマウスやキーボードは使用できないのか?
答えは「基本的にはできない」となります。
PS3やPS4ではマウスを認識しますし、一部のゲームでは認識したマウスを使用してゲームができるものがあります。
しかし、ほとんどのゲームではマウスでの操作をサポートしていません。

但し方法がないかと言えばないわけではありません。
それがマウスコンバーターです。

ゲーム機とマウスやキーボードの間に機器を入れることで、マウスやキーボードの入力をゲームパッドの動きに変換してくれます。
あくまでもゲームパッドの動きへ変換するだけなので、マウスやキーボードでやれるる範囲はゲームパッドでやれる範囲です。
ゲームパッドで移動できる以上の速さにはなりませんし、ゲームパッドで押せるボタンの種類を上回る割り当てをすることもできません。

PSの世界でゲームコンバーターと言えば「XIM」が一番有名かと思います。
XIM4はコンバーターのみで別途マウスやキーボードを必要とします。
全部揃えるとなるとそれなりの出費になります。

そこで目を付けたのが「Venom-X4」でした。

Venom-X4
Venom-X4

上の写真を見てわかる通り、ロジクールのG502に似たゲーミングマウス、PSのナビゲーションコントローラーに似たワンドが付属しており、他に何も揃えなくても遊べます。
作り自体は多少チープですが、このマウスの操作性は割と良かったですし、ワンドも使い勝手がよかったです。
但し設定がPCもしくはAndroid端末からのみなので、今年に入ってiPhoneに変更したため手放すことになりました。
Android利用者であれば個人的にはお勧めです。

そして手放すことになったのになぜこの記事を書いているかというと、ファームウェアのバージョンアップで動かなくなった時に、情報があまりに少なくて困ったことがあったので、同じように困った人へ情報を残すために書いています。

2018年8月現在 最新のファームウェアはVer 5.0.3 (2018-7-19) となっています。
私の環境ではVer 4.3.0以上にバージョンを上げると操作ができなくなるという現象に遭遇していました。
ですので、Ver 4.1.3 (2017-11-19)以下で使用していました。

色々と調べた結果、なぜ最新のファームウェアで動かないかの原因が判明しました。

使用しているのはPS4 ProでコントローラーがCUH-ZCT2Jという2世代目のコントローラーでした。
薄型になったPS4もこのコントローラーが付属していますし、別途コントローラーを購入した場合も最近のはCUH-ZCT2Jになっています。

このCUH-ZCT2JとPS4の最新ファームウェアの組み合わせで起こる現象でした。

コントローラー設定

設定 → 周辺機器 → コントローラー → 通信方法に移動して
「Bluetoothを使う」ではなく「USBケーブルを使う」に変更する必要がありました。

Ver 4.1.3まではこの設定を行わなくても動いていたのですが、CUH-ZCT2に正式対応したVer 4.3.0 (2018-1-24)からはダメなようです。

この設定はUSBケーブルでPS4とコントローラーが繋がっている場合に、コントローラーとPS4の通信をどちらでやるかの設定です。
(画面の説明に書いてある通りです)
なので、この項目が「Bluetoothを使う」になっていると、コンバーターを通さずにコントローラーがPS4と繋がってしまい、マウスやワンドの操作ができなくなっていたのでした。
しかも初期設定はUSBではなくBluetoothになっています。

説明が前後してしまいますが、コンバーターにはコントローラーも接続します。
これはPS4が正規のコントローラーかを約8分おきに確認するためで、認証を通すためにコンバーターへコントローラーの接続が必要となります。

最終的に上記の項目を変更することで、無事に最新のファームウェアでも動作させることができました。
最新のファームウェアで動かないという方は一度確認してみて下さい。

Debian 9 (Stretch)のanacronについて

以前、サーバーとしてdebianを運用していた環境ではanacronは動いてませんでした。
基本的に電源を落とすことがないのでcronのみで大丈夫だったからです。

cronはタスクを定期実行するためのサービスです。
anacronはcronと同じように定期実行のサービスですが、常時電源が入っていることを想定していないPCのために、電源ONの際に本来実行すべきだったタスクを実行してくれます。

cronとanacronは別物ですが、cronからanacronを呼んだり、anacronからcron.dailyを呼んだりと切り離せない関係にあります。

ノートPCにdebianを普通にインストールしたらanacronも入っていたのですが、電源入れっぱなしだとcron.dailyが日付変更直後に動きました。
crontabの指定時刻は全然別の時間なのにです。
そこでanacronの仕組みを調査してみました。

まず/etc/crontabを確認してみると以下のようになっていました(一部のみ抜粋)

17 * * * * root cd / && run-parts –report /etc/cron.hourly
25 3 * * * root test -x /usr/sbin/anacron || ( cd / && run-parts –report /etc/cron.daily )

上の行はcron.hourlyは毎時17分に実行されるとなっており、これは特に問題ありません。
下の行は3時25分に/usr/sbin/anacronを実行し、失敗だった場合は/etc/cron.dailyを実行するとなっており、こちらも問題なさそうに見えます。

しかし実際には/etc/cron.dailyにあるタスクは0:05など日付が変わって少しして実行されるのです。
(logwatchのレポートが0時過ぎに届くので気付きました)

本来、負荷分散させるためにcronのdailyやweekly、monthlyは夜中から明方のランダムな時間にセットされます。
が、anacronが入っていると0時過ぎにdailyやweekly、monthlyが動き始め、負荷分散の意味がありません。
(サーバーはanacron使うなということでしょうが、調べ始めたので最後まで行きますw)

次にanacronの設定である/etc/anacrontabを覗いてみました。

# These replace cron’s entries
1 5 cron.daily run-parts –report /etc/cron.daily
7 10 cron.weekly run-parts –report /etc/cron.weekly
@monthly 15 cron.monthly run-parts –report /etc/cron.monthly

一番左の数字は何日おきに実行するか。
上から1日、7日、1カ月という風になっており、後ろのdaily weekl monthlyとも一致しています。
左から2番目の数字は遅延時間です。
例えば一番上だと5分遅延という設定になっています。
この遅延時間は5分後に実行されるということではなく、0秒~5分の間でランダムな時間で遅延するというものです。

ここまで見てanacronには実行時間の概念がないことに気付きました…
だから0時過ぎに/etc/cron.dailyが実行されるのか。

ちなみにanacronが実行されると/var/spool/anacron以下の
cron.daily、cron.weekly、cron.monthlyというファイルにそれぞれ実行した日付が書き込まれます。
その日付を参照して同じ日に2回、同じ週に2回など重複して実行されないようになっています。
(逆にいえば、この日付を変更して再起動すれば、即時実行させることも可能です)

anacronには実行時間の設定がないのか?と調べたところSTART_HOURS_RANGEという設定があることが分かりました。
早速/etc/anacrontabに設定してみることに。

START_HOURS_RANGE=3-22

これで3-22の間しかanacronは実行されないはず!
ですが、また0時過ぎに実行されてしまう事態に。

更に詳しく調べたら、debian、ubuntuなどではこの設定は効果がないとのこと…

困りました。
そもそもanacronはどこで実行されているのかを調べました。

どうもsystemdがtimerで行しているようです。
/etc/systemd/system/timers.target.wants/anacron.timer

上記のパスはシンボリックリンクで、実際のパスは以下になります。
/lib/systemd/system/anacron.timer

中身を見てみると以下のようになっています。
[Unit]
Description=Trigger anacron every hour

[Timer]
OnCalendar=hourly
RandomizedDelaySec=5m
Persistent=true

[Install]
WantedBy=timers.target

/lib/systemd/system/anacron.serviceが毎時ランダムの最大5分遅延で実行されるということです。
Persistent=trueはPCが起動した直後に実行するかどうかです。

なるほど、ではこのタイマー自体を指定時刻内でしか動かないようにすればいいのではないか、と思ったわけです。
調べると指定時間の設定をどう書けばいいのかが書いてありました。
systemd.time

書き方がちょっとわかりにくいですが「..」でレンジ指定、カンマ区切りで複数指定が出来そうです。
もちろんアスタリスクでワイルドカード指定も可能です。
レンジ指定はなんか上手く動かなかったので、最終的にカンマ区切りで指定することに。
朝の6時~23時まで毎時実行(それ以外の時間はanacronはタイマーで動かない)が以下の設定です。
(起動時即時実行は残しているので、対象外の時間でも起動したり再起動すれば実行されます)

[Timer]
#OnCalendar=hourly
OnCalendar=*-*-* 6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23:00
RandomizedDelaySec=5m
Persistent=true

但し、cronはcrontabに書いた時刻に実行され、そこからanacronが呼び出されるようになっています。
なのでanacronが23:00~6:00まで動かなくても、crontabに書いてある時間にanacron経由でcron.dailyのタスクは実行されます。
仕組みを知れば理解できますが、何も知らないと非常に複雑です。

crontabからanacronが呼び出されてると思いますが、anacronの動作対象外の時間だとcron.dailyは動きませんでした。
タイマーの設定がここまで影響しないとは思うので、何か他で影響が出てるのではないかと思います。

やはりサーバー運用の場合はanacronを止めた方が分かりやすい気がします(笑)

M4A1 MWSのホップアップパッキンを交換

マルイM4A1 MWSを細々といじってきましたが、今回は射撃性能面を高めることにしました。

0.2gでは全く問題ないM4A1 MWSですが、0.25g以上の重量弾を使用するとホップが弱く微妙な状況でした。
そこでホップ周りを改善することにしました。

色々な製品が出ていますが、今回使用したのはMaple Leaf(メープルリーフ)製品です。
Maple Leaf自体にも種類が沢山あります。
飛距離を重視したものや精密射撃を重視したもの、またパッキン自体の硬さも50°~80°と種類が豊富です。

今回選んだのは飛距離重視のMACARON AUTOBOT60°になります。
Maple Leaf MACARON AUTOBOT ホップアップパッキン 60°

ちなみにMaple Leafは色々と小変更されて名前が変わっているようで、最新のものは「WONDER」や「SUPER」になってたりします。
Maple Leafホップパッキン関連は、以下のサイトが非常に詳しく書かれています。
MAPLE LEAF MACARON DECEPTICON 60°を東京マルイ M&P 9L PCポーテッドに組み込みました
メイプルリーフのガスガン用新型チャンバーパッキン、WONDERとSUPERを買ってみた

分解工程は詳しいサイトが沢山あるのでざっくりと写真だけ(笑)

Maple Leaf MACARON AUTOBOT ホップアップパッキン 60°
Maple Leaf MACARON AUTOBOT ホップアップパッキン 60°
Maple Leaf MACARON AUTOBOT ホップアップパッキン 60°
Maple Leaf MACARON AUTOBOT ホップアップパッキン 60°

今回は押しゴムをマルイ純正から、同じMaple Leaf製品であるHOPテンショナー Ω ラウンドフラット形状へ変更しました。

Maple Leaf HOPテンショナー Ω◆ラウンドフラット形状
Maple Leaf MACARON AUTOBOT ホップアップパッキン 60°
Maple Leaf MACARON AUTOBOT ホップアップパッキン 60°

気になる実射性能は時間が足りずに後日になります…

追記
実際に撃って確認してみました。
純正に比べて0.25gでも余裕でホップが掛けれるようになりました。
セミのみしか試してませんが、弾道も問題ないと思います。
但し、HOPテンショナーが空洞タイプではなく、中身が全部詰まってるタイプなので、微調整は少し厳しい部分があります。
とはいえ個人的には問題ない範囲かと思います。
重量弾を使う方にはお勧めです!

あと、MWSのホップ調整は結構面倒くさいので、NINE BALL ホップダイヤルアジャスターがあると調整が凄く楽です。
NINE BALL ホップダイヤルアジャスター

マガジンを抜いてエジェクションポートからホップダイヤルアジャスターでホップの調整ができます。
小さいツールの割にはちょっと高いですが、ハンドガンにも使えるので持っておくといいかも。

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SAPH 東京マルイ M4 MWS用リコイルスプリング 120%

段々暖かくなってきてガスブロのシーズンになってきました。
暖かい時期はガス圧も上がり動きがよくなるので、スプリングを強めにしてみました。

SAPH 東京マルイ M4 MWS用リコイルスプリング 120%
SAPH 東京マルイ M4 MWS用リコイルスプリング 120%

SAPHのMWS用スプリングは、他にも80%、140%があり今回購入した120%と合わせて計3種類あります。
80%は寒い時期用ですかね。

ガスブロはアッパーレシーバーを開けるのは超簡単です。
ピンを引っ張ってアッパーレシーバーをオープンすれば、すぐにリコイルバッファーを抜き取れます。

SAPH 東京マルイ M4 MWS用リコイルスプリング 120%

リコイルスプリングも引っ張り出すだけ。

SAPH 東京マルイ M4 MWS用リコイルスプリング 120%

下の写真の上のものが今回購入した120%スプリングです。
下はMWSノーマルです。

見た目ではピッチが狭くなっているのが分かります。
実際に組み込むと、スプリングとリコイルバッファーを入れる時にその硬さが分かります。
ノーマルよりも強く押し込まないと入りません。

SAPH 東京マルイ M4 MWS用リコイルスプリング 120%

写真にも写ってますが、リコイルバッファーを庭バッファー175gに交換しています。
これだけでもかなりリコイルが強くなります。
が、なんとなくシャープさがなくなった感じがしたので、今回リコイルスプリングを強くしてみようと思い立ちました。

ちなみに打撃型という194gの庭バッファーも持っていますが、これは更にリコイルが凄く、本当に銃が壊れそうなほどですw
(24gの差よりも庭バッファーに組み込まれているスプリングの硬さでガツンと来る気がします)

SAPH 東京マルイ M4 MWS用リコイルスプリング 120%

リコイルスプリングを組み込んで撃った感じですが、庭バッファー+ノーマルリコイルスプリングよりもシャープになったような…
(サイクルが若干上がった?)
とまあ、それくらいの違いです。
140%も販売されているので、そこまでやると結構変わるのかもしれませんが、銃への負担も心配なので120%までにしておきます。

SAPH 東京マルイ M4 MWS用リコイルスプリング 120%

庭バッファーだけでもノーマルと比べたらかなりのリコイルアップになるので、リコイルアップをお考えの方にはお勧めです。
庭バッファーはヤフオクで個人出品されてます。

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VOXY80系のリアにドライブレコーダーAUKEY DR02を取り付け

最近なにかと問題になっている煽り運転。
結構前からフロントにはドライブレコーダーを取り付けていますが、煽り運転対策は後ろが重要。
我が家のVOXYは家族が運転することも多いので、念のためリアにもドライブレコーダーを取り付けることにしました。
最近のドラレコは前後を撮れるものも結構出てきてますが、フロントのドラレコは買い替えたばかりですし、今回は単品のドライブレコーダーをリアに取り付けました。

VOXYのリアガラスは純正でスモークガラスですし、後ろはライトもないので、安い割に暗いところに強いという噂のAUKEY DR02をチョイスしました。
時々Amazonの直販がタイムセールやクーポン配布で安くなってる時があります。
私もクーポン利用の35%オフで購入しました。

AUKEY DR02
AUKEY DR02

箱は控えめなデザインです。
中身はSDカード以外は一通り揃っています。
両面テープも予備分2枚が付いて計3枚も入ってます。

電源周りはUSBが2つ接続できるシガーアダプターが付属してました。
そのシガーアダプターと本体を付属のMiniUSBケーブルで繋ぐ形になってます。

AUKEY DR02

本体のサイズはそこまで小型ではありませんが、私が思っていたよりも小さかったです。

AUKEY DR02
AUKEY DR02

マニュアルは各国の言語で書かれていて、日本語もしっかりありました。
が、設定方法は書かれていますが、設定内容は書かれていませんでした。
ただ、本体設定時に設定内容も日本語で出せますので、設定で迷うことはないかと思います。

AUKEY DR02

リアのどこに付けようか、電源はどこから取ろうか。
色々と調べた結果、リアワイパーのコネクターにACC電源(アクセサリー電源)が来ていることが分かりました。

AUKEY DR02

このリアワイパー部分のカバーを外します。
このカバーはクリップでとまっているだけなので、手前に引っ張ればバキっと取れます。

AUKEY DR02

リアゲートを閉めたままだと外せないので、開けてから引っ張ります。

AUKEY DR02

上の写真で分るように5か所クリップがあります。
カバーを外すと下の写真のコネクターが見えると思います。
このコネクターが今回ACC電源を取るターゲットです。

AUKEY DR02

白/黒の線がアースで黄色の線がACC電源になってます。
(写真で見ると一番左と左から二番目です)

AUKEY DR02

今回は付属のシガーアダプターではなく、12V → MiniUSB変換ケーブルを使用しました。
※実はこの別途購入した変換ケーブルが不良品だったようで、数分おきに本体の電源が入ったり落ちたりを繰り返したため、最終的にはこの変換ケーブルは使わず、別で購入したシガーソケットを使用しました。
リアワイパーのコネクター配線から電源を分岐したシガーソケットに、付属のシガーアダプターを接続したろころ、問題なく使えるようになりました。

不良品だった変換ケーブル
AUKEY DR02

ACC電源とアースは、リアワイパーのコネクター配線からエレクトロタップを使用して取りました。

AUKEY DR02

仕上げで自己粘着テープでグルグル巻きに。

AUKEY DR02

この段階で一度動作確認します。

AUKEY DR02

問題なさそうです。
※上にも書いた通り、実際は問題ありで配線をやり直しました…

両面テープはリアガラスの熱線を避けた方が良いので、張り付ける前に場所決めをしました。
ガラスの一番上の部分に取り付ければ熱線を避けれそうですが、それだとUSBケーブルが邪魔になって取り付け出来ませんでした。

AUKEY DR02

なので、USBケーブルを逃がすためにカバーに切れ込みを入れました。
柔らかい素材なので、カッターでも余裕で切り取ることが出来ます。

AUKEY DR02

位置合わせして取り付けてみたら、なんとカメラ部分が熱線に被ってました…

AUKEY DR02

両面テープは予備が2枚入っているので貼り直し。
一旦取り外してギリギリまで上に上げてみたら、一番下の方にほんの少し熱線が被る程度にはなったので、カバーギリギリの部分に張り直しました。

AUKEY DR02

ということで、これで取り付け完了です。

AUKEY DR02

AUKEY DR02は上下の調整は出来ますが、左右の調整はできないので、ど真ん中に付けない限り左右の撮れる範囲は若干変わりますが、元々広い範囲で撮れるので問題なさそうです。

AUKEY DR02

リアはスモークガラスなので、EV設定(露出補正)を最大の+1.0にしました。
昼間は若干明るめな気はしますが、夜は設定を最大にしておいた方が明るく撮れます。

最後に。
AUKEY DR02で1点だけ気になるのは、録画中に緑のLEDが点滅することです。
内側に向けて点滅するので、バックミラー越しにLEDが点滅しているのが見えます。
LED点滅は録画されているという状態表示なので、撮れているか気になる人にはいいですが、神経質な人だとLEDの点滅が気になるかもしれません。

PCX(EBJ-JF56)にTPMSを装着

そもそもTPMSとは何か。
Tire Pressure Monitoring System(タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム)
略してTPMSです。

要はタイヤの空気圧を監視するシステムということですね。

以前、久々にタイヤの空気圧を測ったら0.7kgf/c㎡しか入ってなかったことがありました…
オイル交換も自分でやってるので、バイク屋さんがオイル交換のついでにチェックしてくれることもなく、自身で管理しないと誰も空気圧のチェックをしてくれません。
かといって日々の事ではないので、ついつい忘れてしまうわけです。
そこでTPMSを導入することにしました。

車用は沢山売られていますが、バイク用は本体への防水処理も必要なため、売られている種類はそこまで多くありません。
あまり高価な物もどうかと思ったので、Amazonで安かった中華製のTPMSを購入してみました。
この値段なら最悪壊れても諦めがつくかなと。

CAREUD TPMS タイヤ空気圧監視システム
TPMS

箱は思ったよりしっかりしてました。
英語のみですがマニュアルも付属します。

TPMS

下の写真は既に電源が入ってますが、購入したばかりだと本体右横下の▲ボタンを長押ししないと電源は入りません。

TPMS

電源が入るといきなりアラームが鳴り始めますが、再度▲ボタンを押せばアラーム音は止まります。
(アラートの赤点滅は止まりません)
アラームを止めてしまえばうるさいくないので、車体に取り付ける前に部屋で設定も可能です。
一旦電源が入ってしまうと、次からは振動で自動的に電源が入るようになります。
一定時間振動がないと自動で電源OFFになります。

バッテリー内蔵でMicroUSBケーブルを使っての充電のため、車両から配線を引く必要は一切ありません。
(当然ながらタイヤに取り付けるセンサーも電池で動くので配線不要です)

設定を行うには、本体右横上のSETボタンを長押しして設定モードに切り替えます。
設定モードに入ったら▲ボタンで設定項目を選択し、再度SETボタンを押せばその項目の設定開始です。
▲ボタンで設定を変えてSETボタンを長押しすれば設定変更となります。

この操作方法が分かってしまえば、マニュアルがなくても設定可能かと思います。

設定は以下のようなものがあります。
空気圧の表示単位:BarかPSI(初期値はBar)
空気圧上限アラート(初期値は3.0Barで前後で分けれません)
空気圧下限アラート(初期値は2.0Barで前後で分けれません)
温度上限アラート(初期値は65℃)
温度の表示単位:℃か°F(初期値は℃)
センサーのマッチング(使用したことがないので正確には分かりませんが、センサーのバルブを押すことでセンサーから出るIDを拾って登録するモードのようです)

PCXの場合ですと、規定空気圧が前輪200kPa(2.00kgf/c㎡)、後輪225kPa(2.25kgf/c㎡)となっていますので、空気圧下限アラートの初期設定だと少しでも空気圧が下がるとアラートが出てしまいます。
少し空気圧を高めに入れる人以外は、少なくとも下限値の設定変更は必須かと思います。

また、対応している単位がBarかPSIのみなので、厳密にしたい場合は単位を換算する必要があります。
Barはkgf/c㎡(kPa)に換算した時の値が比較的近いのでBarをお勧めします。

前輪200kPa(2.00kgf/c㎡) ≒ 28.43psi ≒ 1.96bar
後輪225kPa(2.25kgf/c㎡) ≒ 31.99psi ≒ 2.205bar

配線がないので取り付けが楽だと思っていたのですが、私のPCXは既に色々なものが取り付けてあり、取り付け場所に苦労することに…

TPMS

最初は上の写真の位置に取り付けたのですが、ハンドルブレースの太い部分には殆どはまってません。
使えなくもないと思いますが、振動などで動いてしまうと嫌だなと。
もっと太い部分に付けようと少し左に寄せると、今度は下の電圧計が見えなくなるという…

TPMS

色々と取り付け場所を探し、結果的に上の写真の場所にしました。
元々電圧計を付けていた位置に取り付けて、電圧計をハンドルブレースへ移設することに。
アクセルワイヤーや配線などがあるので、取り付け角度などに制約はありましたが、なんとか取り付け出来ました。
配線やアクセルワイヤー、ブレーキホースとの干渉も問題なしです。

TPMS

ベースを取り付けてしまえば、元々充電のための取り外し前提の本体なので、本体をベースのネジにクルクルと回して取り付ければ本体の取り付けは完了です。

TPMS

電圧計の配線が長さが足りなかったため、フロントのカバーやスクリーンを外して電圧計の配線を引き直ししました。
配線不要で直ぐに取り付け完了する予定でしたが、結局は電圧計の配線をやり直しているという。

TPMS

最後にタイヤのバルブのキャップを外してTPMSのセンサーを付ければシステムが動きだします。

TPMS

付属品に盗難防止用のナットが入っていました。
ただのナットなので盗難防止としては気休め程度ですが、盗難防止というよりセンサーの緩み防止にはなるかと思って取り付けました。

TPMS

ナットを先にはめてセンサー付けて、ナットを緩める方向に回していけば固定されます。

TPMS

センサーには前後の指定がありますので、間違えないように確認して装着します。

TPMS

センサーも思ったほど大きくありませんでした。

TPMS

ちなみにセンサーを付けて本体の電源を振動でONにしても、空気圧は0のままで更新されませんでした。
本体だけでなくセンサーも走っている状態じゃないと、節電の為に信号を送らない仕様なのでしょうか。
試しに少し走ってみたら数字が表示されました。

フロント、リヤ共に基準値より少しだけ高めに入れてセンサーを装着しました。

フロント kPa単位
TPMS

リヤ kPa単位
TPMS

TPMS本体表示 Bar単位
TPMS

本体はBarです。
小数点第一位までしが表示がないので厳密には分かりませんが、小数点第二位を四捨五入すると概ね合ってるのかなと思います。
少なくとも0.2以上の狂いはなさそうです。

装着したばかりなので本体のバッテリーとセンサーの電池がどれくらい持つのか分かりませんが、切れた時に覚えてたら追記します。

2018/07/02 追記
取り付けてから2カ月以上が経過していますが、本体のバッテリー残量表示は1メモリも減ってません。
(ほぼ朝夕の通勤でのみ使用)
バッテリー残量表示自体は3メモリなのでまだまだ持ちそうです。
ただ使用していて1つだけ気になるのは、寒暖差が激しい時に表示部分のガラスの内側が曇ることがあることです。
頻繁ではありませんが、曇るということは内部的に結露するほど湿度が上がっているということで、内部基盤とか錆びたりしないのかなと少し心配にはなります。

2018/08/28 追記
取り付けてから4カ月以上が経ちました。
本体の残量表示が残り1メモリになりました。
これだけ持てば十分実用的だと思います。

2018/10/28 追記
取り付けてから半年以上が経ちました。
そして今日、とうとう電池切れでピーピーいい始めました。
残量表示残り1メモリで約2カ月持ったことになります。
満充電から半年も持てば十分ですね。
バッテリーの消耗を考えると残り1メモリで充電した方がいいかもしれません。

主にPC、車・バイク、トイガンなどについて書いてます