準備したパーツなど、1つ前の記事はこちら↓https://hiro7216.mydns.jp/blog/?p=264
MADBULL Daniel Defense M4A1 RIS II 12.25inchの取付開始です。
まずは、既存のレール他を取り外す作業から。
アッパーフレームを本体から外す
まず、1のピンを押し込んで抜き取ります。 そして2のチャージングハンドルを後ろに引くと引きぬけるようになります。(チャージングハンドルを引かないと引き抜けません!)
インナーバレル取り出し
インナーバレルは、後ろに引き抜くだけで簡単に引き抜けます。
ちなみにこれ以降の写真で、アッパーフレームが外される前の状態での作業写真があります。 最初は外さなくても交換できるかと思って進めていましたが、後述するフロントサイトの取り外しで インナーバレルがあるとフロントサイトが取り外せないことが発覚したので記事的には先に書いてます。
純正レールの取り外し
写真のネジ1本を外せば準備完了! (簡単!)
デルタリングを後ろに引けば、簡単にレールが外れます。 (ちなみに下のレールはネジを外さなくても取れます)
フロントサイト取り外し
上の写真の丸の部分のピンを取り外すのですが、向きを間違うと非常に固いです。 ピンは単なる円柱ではなく、片側には止めるためにギザギザが付いてます。 なので、逆から外そうとすると、ずっとギザギザ部分が中を通って行くことになります。 写真の向きにして、ピンポンチや細いドライバーを当て、ハンマーで叩いて抜きます。
そして上の写真の丸の部分。 実はアウターバレルの反対側にイモネジが隠れています。 なのでインナーバレルを抜き取らないと、六角レンチがインナーバレルに阻まれ イモネジまで辿り着けずに外すことが出来ません。
更にこのイモネジ、完全に緩めると、外れてアウターの中に落ちます。 まあ、逆からはめて行けばいいんですが、面倒なので外れない程度に緩めてください。 (2~3回転させれば引っ掛かりがなくなり、フロントサイトが外れました)
デルタリング取り外し
上の写真の丸部分のネジ1本外せば、デルタリングは取り外すことが出来ます。 (簡単!)
アウターバレル取り外し
アウターバレル自体は取り外す必要はありません。 バレルナットは交換になるため、バレルナットを取り外す必要があります。 (バレルナットを取り外すと、アウターバレルも取れちゃいます) 本来は専用の工具を使う方が望ましいですが、今回はDaniel Defense Wrenchを引っ掛けて ハンマーで軽く叩いてインパクトを与えて緩めました。 一旦緩めば後は手で回せるので、マイナスドライバーを当ててハンマーで叩いて緩める事も 十分可能だと思います。 (但し、専用工具でないと傷の付く確率は高くなります)
バレルナットを外すと、アウターとバレルベース(バレル基部)が外れます。 今回は首回りをガチガチを目指し、バレルベースをライラクスのハードバレルベースへと交換します。 (純正はアルミダイキャストで高負荷時にしばしば割れることもあるようです)
ライラクスのハードバレルベースは純正のバレルベースと殆ど寸法が同じです。 他のメーカーの物など厚さが違うものも多数あるので、後で調整の必要があります。 (純正と同じ寸法でも調整の必要がある場合が殆どだと思います)
上の写真のガスチューブの小さな部品は、取り外して保管しておきましょう。 小さなポッチ部分は、特に削る必要はありません。
仮組み
ここまで外してしまったら、一度ネジのピッチなど、加工無しで取り付けることが可能か 一度仮組みを行ってチェックしてみましょう。 今回購入したMADBULL製品は、かなり精度がよく加工無しで行けそうです。※安く売られているこれのレプリカ版は、相当精度が悪いらしくネジが入って行かないとか・・・ 2/3程度の値段で買えるとはいえ、そこまで精度が悪いと安い意味すら無い気がしますね。
ガスチューブ用の穴開け
付属してくるバレル基部の部品には、上の写真のようにガスチューブを通すための穴が開いていません。 もちろん、ガスチューブを取り付けなくても組み立ては可能ですが 元々見た目に拘って始めたRISIIへの交換なので、ガスチューブの穴を開けます。 (ガスチューブ付けないって人も少ないだろうし、最初から穴を開けてくれた方が良いですね~)
最初に3mmくらいの刃で穴を開けて、そこから4.5~5mmの刃に交換すればスルスル削れます。 ドリルをよく使う人にとっては常識ですが、ドリルの刃はいきなり目的の大きさを使うのではなく 最初に小さめの刃で穴を開けてから刃を大きくしていくと、非力なドリルでも楽に穴が開きます。
今回は最終的に4.5mmの刃で、少しだけ広めに開けたので、感覚的には4.6mmくらいになったと思います。 (挿すガスチューブで大きさは変わると思いますので、実際に仮組みして確認してください)
微調整
仮組みの際に多少ガタがあったので、そのガタを無くす微調整をします。 バレルナットを締めこんだ際に、バレル基部の部品はしっかり固定されましたが アウターバレルが少しカタカタとグラついたので、この隙間を無くして行きます。
アウターバレルがカタ付くという事は、バレルナットとバレルベースの間に隙間があるという事なので その隙間をスペーサーで埋めて行きます。 今回使用したのは、ライラクスのバレルロックシムセット(0.3mm)です。 (0.1mmと0.5mmのバージョンもあります)
実際にバレルナットをぐっと締めこんでグラつかないかをチェックします。
私の場合は、0.3mmを3枚でグラつきがなくなったので、0.9mm補正したことになります。 この辺は、使用するバレルベースの厚みや、RISII自体の個体差でも変わってくると思いますので 環境に合わせて調整してください。
スペーサーを入れすぎると、バレル基部の部品の方が緩くなるので、どっちもがっちりする調整をしてください。
ちなみにバレル基部の部品側に遊びがある場合は、今回のスペーサーは使えません。 (厚めのバレルベースを使用すると、この現象になる可能性が高いです) その場合は、バレルベースを削って調整するか、バレル基部とバレルベースの間にスペーサーを入れる必要があります。
本組み
ここまで出来たら、ネジ止め剤を塗って本締め!と行きたいところですが、その前にネジなどが ちゃんと挿せるかなどの確認を行います。 個体差で、エジェクションポート付近のネジが、組みつけてからだと、入らないケースもあるそうです。
私の場合だと、問題なくネジが抜き差し出来たのでネジ止め剤を塗って本締め! となりました。
ガスブロック
Daniel Defense公認のガスブロックも購入したし、次はガスチューブとガスブロックだ! と行きたいところだったのですが、ガスチューブがまだ届かないため作業出来ません・・・ フォ○ス○ーさん、発送遅いよ~~~いや、特別遅いわけじゃないんですけど、同時注文の他の2業者さん分は全部届いてるんです・・・
ということで、取り付け編 その2へ続く・・・