マルイのM4 GBB用にもNPASが発売されていることを知り、VFCのHK417で便利だと思っていたので交換することにしました。
※NPASにてボルトのガス量を、弾を飛ばす方とボルトを作動させる方にどれくらい振り分けるかの調整ができます。
NPASへの交換記事を探しても見つからなかったので書いてみました。
入っている部品1つと専用のレンチ1つです。
早速ボルトを分解して行きます。
まずは下の写真の赤丸のネジ2個を外します。
まだ1つしか外してない状態で写真を撮ってしまいましたが、両方外してください。
ネジを外しただけでは抜けないので、まずは下の写真の赤で囲っているパーツ(パーツリストを見たらボルトキャリアキーと言うらしいです)を上に持ち上げます。
中に入っているスプリングも抜いてしまって構いません。
持ち上げたら青で囲っている部分のパーツ(ファイアリングピンストッパーと言うらしい)を上に抜き取ります。
そうすると中のピストンが取り出せるようになるので、少し引き出してからボルトキャリアキーを抜き取ります。
ボルトキャリアキーを外せばピストンを完全に抜き取ることが出来ます。
ピストンを抜き取ったら下の写真の赤丸のネジを外します。
ネジを外しただけでは、まだピストンの中身を抜き取ることはできません。
下の写真の赤丸のパーツ(ピストンカップ)を引き抜いて外せば、ピストンの中身を取り出すことができます。
ピストンの中身はスプリングで繋がっているパーツと繋がっていないパーツがあります。
スプリングで繋がっているパーツは引き抜けば出て来ますが、引き抜いても出てこないパーツ(ピストンバルブ)はピストンの穴から細めのドライバーでも突っ込んで取り出してください。
小さいスプリングとピストンバルブが組み合わされていますので、スプリングを外してピストンバルブとNPASを入れ替えます。
ちなみに上の写真で写っている状態が最大に初速側に振った状態です。
専用のレンチで回していくとボルトの動作側のガス量が増えて行きます。
あとは逆の手順で戻して行けば終了です。
NPASをボルトに組み込み終わった後で専用工具を使って調整しようとしても、下の写真2枚のように中でNPASがクルクルと回ってしまってガス量の変更が出来ません。
(写真見辛いです…)
そこで工具で回していってNPASの穴が見えたら、細いドライバーを突っ込んでNPASが回転するのを止めます。
そうすればボルトを分解しなくてもガス量の調整が可能となります。
交換される方が気になるであろう初速の変化ですが、初速側に最大に振ってもノーマルから2~3m/sしか上がりませんので、規制を超えてしまうようなことはないと思います。
どちらかというと夏場のインドア用に初速を落とすとか、冬場に作動重視にするとか、初速を上げるのとは逆で使うものだと思いました。