CBR600RRレースベースのバックステップの一部を交換

以前書いた記事の’21 CBR600RRのバックステップをTSRに交換と非常に似た内容ですが、使ってるメーカーもやったことも違うので新たに記事にしてみました。

私が乗ってるCBR600RRレースベースはBattleFactory(バトルファクトリー)の2023年コンプリート車両になります。
ですので、当然ながらバックステップもバトルファクトリー製です。

バトルファクトリー製のバックステップもリンク式なのですが、これは結構スコスコとシフトが入ります。
(レースベースは乗る前にシフトのイニシャライズを行うのも関係ある?)
なのであまり不満を感じてたわけではないのですが、データロガーのメーカーであるHARC-PROのサイトを見ていたらHARC-PROのバックステップが目に入り、なんとなく交換しようかと思うように…

ナンバー付きの600RRと同じTSRも考えましたが、HARC-PROの方が調整範囲が広そうなのでHARC-PROにすることにしました。
一式交換すると7万円くらい掛かるのでシフトペタルの部分だけパーツリストから必要なパーツ拾い上げて注文。
それでも3万円弱掛かりました。

ステップ周りはそのままバトルファクトリーでシフトペダルの部分だけHARC-PROというハイブリッド仕様。

HARC-PROのシフトペダルは正シフト・逆シフトの両方に対応できますが、正シフトで使う場合は2つだけ追加でパーツの注文が必要になります。

正シフトの場合は、上の写真のようにシフトアームとクイックシフターセンサーを繋ぐ部分にカラーが入ります。
TSRの場合はシフトアーム自体が正シフト用の別パーツになりましたが、HARC-PROの場合はカラーでオフセットする仕様です。

交換自体は全く難しくないですが、ペダル位置の調整に少し時間が掛かりました。
実際にレーシングブーツを履いて調整しないと、サーキットに行ってから再調整になってしまうので念入りに調整。

ついでにステップの位置も左右共に変更して作業終了

エアバッグ Aplinestars Tech-Air 7Xについて その2

エアバッグ Aplinestars Tech-Air 7Xについてレーシングスーツとエアバッグについて その2の続きです。

Tech-Air 10とTech-Air10対応のレーシングスーツだと、現在のエアバッグの状況が分かるLED付きのワイヤレスディスプレイが腕の部分に装着できます。
レース用のTech-Airレースと対応レーシングスーツの場合だと、そもそも腕の部分にLEDが埋め込まれてて現在のエアバッグの状況が分かります。

では、Tech-Air 7Xではどうなのかというと、Tech-Airレース対応のレーシングスーツであれば腕部分のLEDをそのまま使用できますし、Tech-Air 7X対応のレーシングスーツであればオプションを購入することで、腕の部分にLEDディスプレイを増設出来ます。

但し2025年6月の今現在だと7X用のオプションであるLEDディスプレイが手に入りません。
海外の大手バイク用品通販サイトであるMotoStormやFC-Motoでも取り扱いがありません。
見た目や防水性を気にしなければ基板がむき出しのLEDディスプレイがMotoStormで売られていますが、この商品は既存製品の腕部分のLEDディスプレイの補修用部品だと思われます。

7X専用のオプション品はヨーロッパやアメリカのAlpinestarsのオンラインストアで取り扱いがありますが、日本国内への発送は不可なので日本からの購入ができません。
でもどうしても欲しかったので輸入代行業者を通してアメリカのAlpinestarsで購入しました。
アメリカ国内で購入してもらい、それを日本宛に送ってもらうというサービスです。
結構割高にはなりますが日本から直接買えないので仕方なし…

Tech-AIr 7Xの箱と同じでエコパッケージみたいな箱に入ってます。
パフォーマンスだけのエコ対応みたいなのは正直要らないです。
さっさと全企業やめて頂きたい。

箱に書いてある名称は「TECH-AIR X LED DISPLAY」だけどAlpinestarsのHPでは「Tech-Air® 7X LED Display」って書かれてます。
どっちが正しいのだろうか…

ちなみにたったこれだけのものなのですが、非常に割高なのでもの好きな人以外は買わないことをお勧めしますw
(アメリカからの送料と輸入代行費用を入れるとアホみたいな値段になります)

なお、日本では未発売ですがマニュアルには日本語の説明文もしっかりとありました。

Tech-Air 10のワイヤレスディスプレイが入るポケットに入れて、裏にある穴から配線を背中まで通し、Tech-Air 7Xのコネクタと接続することで機能します。

Tech-Air 7Xの胸部分にあるLEDと全く同じ光り方をします。

まあエアバッグの作動状況が見えるだけで少し安心感はあるので良しとしましょう。

タイヤのリアルタイム温度計測

サーキットをハイグリップタイヤやレース用のタイヤで走る場合、タイヤウォーマーを使用してタイヤを温めてから走行します。

温めるといっても季節や路面温度によってタイヤの温まり方や冷え方が変わるので、走行中のタイヤの温度は結構気になります。

寒い時期でピットレーンでの待機時間が増えればタイヤは一気に冷えますし、夏はアスファルトが高温になっているため走ってる最中にタイヤの温度が上がってグリップしなくなります。

走行後にタイヤの温度や空気圧を測ったりしますが、走行中にリアルタイムでタイヤの温度を知りたい!という欲望が止められず温度計を設置することにしました(笑)

KOSO(コーソー) Mini4 表面温度計&電圧計

非接触型の体温計と同じ仕組みのセンサーを使った表面温度計です。

タイヤの温度を測るのが目的なので、当然ながらセンサーをタイヤに向けなければなりません。
タイヤにはインナーフェンダーがあるので、それを避けつつタイヤにセンサーが向く場所を探します。

この位置に取り付けました。
タイヤはサーキットのコーナー次第で右は温まったけど左は温まってないとかあるものの、センター・右・左と付けるわけにもいかないので一番設置しやすかった左にしました。

表示部の設置場所は結構悩みました。
もう少し見やすい位置がよかったのですが、ステートなどを使って取り付けなきゃいけないので、付属のベルクロ(面ファスナー)で取り付けれるこの位置にしました。

マニュアルを読むと「センサーから測定対象物までの距離で表示温度が変わります。」と書いてあったので表示温度はあくまでも参考値かと思います。

タイヤウォーマーを外した直後の温度を見ておいて、それからどれくらい上がったのか・下がったのかを見ることで、現在のタイヤの状況を把握するくらいには使えそうです。