まず結論から書きます。 オーバークロック不可でした・・・
0.2Ghzアップの4.6GHzですら各種テストツールを完走できず。 (4.5GHzとかは流石に時間掛けてやる意味もないかと思い試さず) 特にAVXをONにしてテストツールを動かすと、簡単に100度を超えて終了です。
完全に冷却が足りてない+外れ石だと思われます。
外れ石の根拠としては、定格でもCPU電圧を-0.05Vで動作すらできませんし (テストツールで即落ちします) また、4.6GHzでCPU VCOREを1.33V掛け、且つCPU温度が95度行かないように テストツールを緩く動かしてもブルーバックで異常終了します。
もちろん起動するだけなら4.7GHzでも可能ですが 常用を目的としているので、各種テストツールの完走を条件にしています。 (OCCT、Prime95、CINEBENCHなど)
オーバークロックの設定として参考にしたのは、以下のページです。Core i7-4790KのOCテクニック (参考にはしましたが、自分なりに色々な設定の組み合わせを試してます)
特に注意すべきは「Intel Adaptive Thermal Monitor」です。 Disabledで動かすと、CPU温度が100度を超えても、クロックが自動で下がりません。 故に限界温度が設定できないテストツールだと、100度を超えても 異常終了するまでクロックが下がらないため、CPUが壊れる可能性がありますので 注意が必要です。
ちなみに、「Intel Adaptive Thermal Monitor」がEnabledの状態で CPUクロックが勝手に下げられるということは、冷却が足りていない証拠です。 「Intel Adaptive Thermal Monitor」がEnabledのままだと 勝手にクロックが下がってしまうので、テストツールはクロックが下がった状態で 完走してしまうこともあります。 (私の石は自動クロックダウンしてもブルーバックで1.33Vの4.6Ghzが完走できず・・・) つまり完走しても常時指定したクロックで動いてない可能性があるのです。 (OCCTであれば、後でリザルトのグラフを確認すれば分かります)
そこでオーバークロックの成功か失敗かを判断するために 「Intel Adaptive Thermal Monitor」はDisabledでテストツールを動かしました。 (最後の定格のグラフはCPUが壊れないようにEnabledにしてます)
今回のOCで使用しているクーラーは、ENERMAXのETS-T40です。 (CPU-FANを1個追加して両面FANで運用) ETS-T40だと思ってた以上に冷えませんでした。 空冷だと銀矢クラスのクーラーを使わないと厳しいかもしれません。 もしくは簡易水冷以上の水冷でしょうか。
わざとエアコンを付けずに室温32度でのテストでしたが、それにしても あっという間に上昇する様は、明らかに冷却が足りていないのを物語っていました。
「Intel Adaptive Thermal Monitor」をEnabledにし、定格でテストツールを動かしても CPU温度が100度に達して自動でクロックダウンします。 完走こそしますが、なんだかな~という感じです・・・ (グリスに空気でも噛んだかと思い、グリスの塗り直しをしても変わらず)
酷い時は4.2GHzくらいまでクロックが落ちてます。 (「Intel Adaptive Thermal Monitor」をDisabledだと100度を超えるので危険)
CPU:OCCTテスト
CPU:LINPACKテスト(AVX&All Core)
残念ですが、大人しく定格で使うことにします・・・
やはり諦めきれずDevil’s Canyon Core i7-4790K オーバークロック その2 へ続く