QNAP TS-1277のCPUを換装

QNAP TS-1277のCPUはRyzen 7 1700が搭載されています。

QNAP TS-1277はBIOSを書き換えると世代が一つ新しいRyzen 7 2700へ換装可能だそうです。
BIOS書き換えの参考サイト

AMD Ryzen™ 7 1700 8コア/16スレッド3.0 GHzプロセッサ(Turbo Core 3.7 GHz)
AMD Ryzen™ 7 2700 8コア/16スレッド3.2 GHzプロセッサ(Turbo Core 4,1 GHz)

1700と2700ではクロックの違いだけでなく製造プロセスも14nmから12nmへと変更になっています。
ちなみに消費電力はどちらも65Wで同じです。

大前提としてBIOSをバージョンQZ14AR54へ書き換えないと換装しても動きませんので注意が必要です。

今では新品が普通には売られていないRyzen™ 7 2700です。
少し割高ではありますがフリマサイトで新品を購入しました。

早速CPUクーラーを取り外していきますが、クーラーのネジ4本を緩めた後でそのまま真上に引き上げてしまうと、通称「すっぽん」になってしまいCPUのピンが折れたり抜けたりするので、電源を落として直ぐのまだ温かい状態の時にクーラーを横にずらしながらCPUから剥がします。

意外とすんなり取れました。
グリスも思ったほど固くなっていませんでした。

CPUを取り外します。

外したCPUは専用のクリーナーで綺麗にします。

まるで新品かのように綺麗になりました。

Ryzen™ 7 2700をソケットに取り付けます。

いつ買ったか忘れたCPUグリスが転がっていたので塗ってクーラーを取り付けます。
(塗り方は好みがありますが、最近は中央一点盛りはあまりやらなくなりました)

そして換装が終わったら早速起動してみます。

何度もループしてまともにブートしません…

購入した2700が無駄になったか!と半ば諦めかけましたが、一旦最小構成にしてから再度起動を試みます。
すると一発で起動しました。

構成を戻していくとメモリが4枚だと起動せず。
原因はメモリにありました。

取りあえずQNAP純正のメモリ(8GBx2)に戻して使ってますが、4枚ではなく2枚で32GBのメモリに買い替えようかと思っています。
そういえば初期の頃のRyzenってメモリ相性結構出てましたね…

ということでメモリ問題は置いておいて、とりあえずTS-1277のCPUをRyzen™ 7 2700に換装して無事に動作しました。

QNAP TS-1277にGPUを追加 その2

QNAP TS-1277にGPUを追加の続きとなります。

TS-1277にGT 1030を追加してQTSやContainerStation、Virtualization Station用として外部モニターに映像を映し出すことはできていたのですが、GT 1030ではハードウェアトランスコードは行うことができませんでした。
従ってオンザフライでハードウェアトランスコードを行っての配信なども当然できませんでした。
ロープロファイル、且つ1スロットの対応製品を見つけることもできませんでしたし半ば諦めていました。

しかし海外のフォーラムを見ていたらQuadro P400がQNAPのNASでハードウェアトランスコードが可能だったとのコメントを見つけました。

Quadro P400はロープロファイルで1スロット占有でボードの長さも150mmしかありません。
そしてH.264だけでなくH.265のハードウェアエンコードにも対応しています。
メモリは2Gしか積んでいませんが、そもそもの用途がゲームでもありませんし、画面を沢山表示することでもないため問題にはなりません。
ということで、もし使用可能だったら良いなとダメもとで購入してみました。

ELSA NVIDIA Quadro P400 v2 EQP400-2GER2 VD7141

Quadro P400は実際に見ても非常に小さいです。
NASにとってはうってつけのサイズ感です。
但し出力ポートはMini Display portしかありませんので注意が必要です。
MiniDP to DP 変換ケーブル、シングルリンク対応MiniDP-DVD-D変換ケーブルが同梱されているので、DPケーブルと対応のモニターがあれば他に何も買わなくてもOKです。
HDMIで接続したい場合はDP to HDMIの変換ケーブルが別途必要となります。

TS-1277のPCIe Gen 2 x4拡張スロットに挿したところ長さも問題なく収まりました。

電源を投入すると数回のビープ音とともに起動しました。

起動後にハードウェアの項目を見ると…
ハードウェアトランスコードに対応しています!

試しにハードウェアトランスコードを使用したエンコードと、Qvideoを使用したオンザフライでのリアルタイムトランスコードを行ってみましたが、全く問題なく動きました。
但しGPUの使用率は30%~40%くらいになっていたので、オンザフライでの配信は2つくらいまでが限界かもしれません。

2021/11/23 追記
QTSバージョン5.0.0.1853 build 20211114では問題なく動いてましたが、QTSを5.0.0.1858 build 20211119にバージョンアップしたところハードウェアトランスコードが上手く動かなくなりました。
QNAPの製品はバージョンアップで不具合が出ることが結構あるので、もし動かない場合はQTSのバージョンによる不具合も疑ってみてください。
(QTSをQNAPのサイトからDLしてきて手動でインストールすればバージョンダウンも可能です)
大抵は不具合が出たバージョンの次か、その次くらいには不具合が解消されることが多い印象です。

バイク用インカムについて

バイク用のインカムにも色々とありますが、どの製品も一長一短あるなと感じます。

最初に買ってみたのはSENA 50Sで海外から個人輸入しました。
自分用と家族用の2台パックのものでした。

ダイヤル式のボタンが使いやすい機種でした。
機能的な不満点はインカム接続中にスマホのナビ音声が聞けないことと音声認識がいまいちな点でした。
形状的に致命的なのはヘルメットからのの出っ張りが結構あることでPCXのメットインにヘルメットが入らないことでした。
(RX-7XはそもそもPCXのメットインには厳しいのでPCXには専用のメットを使用しています)

そんな時にCARDOのPACKTALK SLIM JBLが半額キャンペーンセールで売られているのを知り、自分の2台と家族分の1台の計3台を購入しました。

特徴はその名の通りスリムなこととJBLのスピーカーを搭載していることです。

サイドの出っ張りは本当に少なくARAIのASTROに取り付けてもPCXのメットインに入るのです。
音声認識もSENAより断然よく、JBLスピーカーの音質もSENAと比べるて断然よかったです。
但しSENA 50Sと同じくインカム使用時にスマホのナビ音声は流すことができません。

あと、RX-7Xに取り付けた際に致命的なのが下の写真にある首の後ろのバッテリー部分です。
この部分がかなり出っ張ってしまうのですが、PCXの時には全く困らず気にもしていませんでした。

しかしCBR600RRのように前傾姿勢のバイクだと首を持ち上げて運転するため、コブ付きのジャケットを着るとコブ部分とバッテリー部が干渉し首が動かし辛いんです…

最初何かが引っ掛かっているのかと思いましたが、引っ掛かっているのはCARDOのバッテリー部分でした。
ということで他の2台はCARDOのPACKTALK SLIM JBLのままRX-7X用だけMIDLAND製品に買い替えることに。
(SENAは既に売却していたので手元にありませんでした)

MIDLAND BT X2 PRO S LR

箱や説明書はBT X2 PRO Sと同じものが使用されていますが、アンテナを搭載した限定モデルで通信可能距離が伸びています。

衝撃から守ってくれるキャリングケースに入っています。

取り付けはマウントを取り付けるタイプで、SENAと同じくそれなりに出っ張りがあります。
が、RX-7Xはメットインに入れないのでその点は問題はありません。
個人的にはよく言われる風切り音も殆ど気になりません。

音質はCARDOとSENAの中間くらいかなと感じます。
(専用アプリのイコライザーで低音を上げています)
CARDOが一番良くて次点でMIDLAND、最下位はSENAですかね。
もちろんスピーカーを耳の位置に合わせたり、パッド等で厚みを調整して耳までの距離を最適な状態にしての結果です。
但し完全に個人の感想なので人によって感じ方は全く違うと思います。

最大の利点はインカムで通話中でもスマホのナビ音声が聞けることです。
またスマホのナビ音声や音楽をインカムの通話相手に共有することも可能です。
この点は非常に大きな利点だと思います。
(ただしメッシュ機能は搭載していないので他機種と複数人接続する場合は厳しいです)

当然ダメな点もありました。
他のメーカーと違って音声での操作はできません。
(iPhoneのSiriは音声で起動可能です)
またボタンの位置もグローブを付けた状態では他機種と比べて分かり辛いです。
音量ボタンは非常に固く操作が困難なほどです。

B+COM SB6Xあたりは全てをクリアできる機種なのかもしれませんが、個人的に見た目が好きではないので買うに至っていません。
B+COMの次期新型が見た目がよくなったら購入を検討するかもしれません。

QNAP TS-1277にGPUを追加

TS-673からTS-1277(1700-16G)へと機種変更しました。
TS-1277は既に販売終了となっている少し前のモデルで、ZFSベースとなるQNAPのOS「QuTS hero」を導入することはできません。
とはいえAMD Ryzen™ 7 1700 8コア/16スレッド3.0 GHzプロセッサ(Turbo Core 3.7 GHz)を搭載しており、NASの中ではパワフルでVMなどを使用するには向いている機種だと言えます。

しかしRyzen 1700はGPU機能を持たないため、HDMI経由でモニターに表示したりすることができません。
そこでTS-1277にGPUを追加しようと考えましたが、NVMeのRAID拡張カードや10GbEネットワークの拡張カードなどを既に追加している場合、GPUの追加には頭を悩ませることになります。

TS-1277はPCIeの拡張スロットを3つ持っています。
スロット 1:PCIe Gen 3 x8
スロット 2:PCIe Gen 3 x4
スロット 3:PCIe Gen 2 x4

この中で2slot占有できるのは「3 x8」「3 x4」になります。
NVMeのRAID拡張カードは長さの問題から「3 x8」を使用するように指定されています。
(他は長さの問題から物理的に筐体と干渉して挿せません)

すると残るは「3 x4」「2 x4」の2つとなります。
そしてこの2つのスロットはlow profileのスロットになります。
2slot分潰していいのであればlow profile且つ2lotタイプのGPUを使用可能ですが、私の場合は10GbEの拡張LANカードを使用するため、帯域の問題もあり「3 x4」のスロットはLANカードが占有します。

そうなると残りは「2 x4」のlow profileで1slotタイプのものしかGPUとして利用できません。
この時点でNVIDIAのGTX-1050以上のハードウェアトランスコードが可能な製品は存在しなくなります。
ハードウェアトランスコードを行わないのであれば動作確認が取れているGT 1030が一番安心して導入できるのでGT 1030で探してみました。
GT 1030であればlow profile且つ1lotタイプのものが複数存在します。
が、筐体の空きスペースを計ってみると150mm以上の長さのものは搭載不可となり、最終的に候補に上がったのがMSI GeForce GT 1030 2GD4 LP OCとなりました。

計算上は入るはずですが実際に挿すまではどうなるか分かりません…

かなりギリギリですが干渉せずにスロットに挿すことができました。

下の写真の左側に刺さっているのがQM2-4P-384(NVMe SSD拡張カード)です。
長さ的に右側にあるスロットには挿すことができません。
横幅的にはlow profileにも対応しています。

筐体的には結構隙間があるのでもう少し上手にレイアウトできなかったのかとは思います。

結果的にGPUは「2 x4」のスロットに挿すことになりましたが、BIOSの表示も問題なくできますし、VMやQNAPアプリの出力先に指定することもできます。
ハードウェアトランスコード以外は問題なく動く感じです。
GT 1030というロースペックなGPUということもあって帯域もPCIe Gen 2 x4で全く問題なさそうです。

ちなみにBIOSをTS-1277XU-RPのものに書き換えるとRyzen 2700に換装することが可能なようで、既にTS-1277のBIOSは書き換え済みです。
BIOS書き換えの参考サイト
既に安いRyzen 2700が手に入らない状態なのでまだ換装していませんが、そのうち換装しようかと思っています。

2021/11/20 追記
QNAP TS-1277にGPUを追加 その2に続きます。

PCX e:HEV(JK06)にハイブリッドエンブレムを追加

PCXというか四輪を含むHONDA全体でハイブリッドのことをHYBIRDからe:HEVと呼ぶことにしたそうです。
2021年モデルのPCXを見てどれくらいの人がハイブリッドだと分かるでしょうか?
少なくとも私の周りでは現在殆どの人に認知されていません。
下の写真のフロントタイヤの上の方にe:HEVのエンブレムがあります。

一つ前のモデルはHYBRIDと書かれたエンブレムが張り付けてありました。
デザインは車と共通のデザインです。

e:HEVが浸透するまではJK06がハイブリッドだと分かる人は殆どいません。
そこで誰もが知っているHYBRIDのエンブレムを付けてみようかと思い、車用のエンブレムを購入してみました。
(新品ではなくフリマなどで安く売られている中古です)

エンブレムが届いてどこに張り付けようかと車体を見回してみました。
まずはフロント周りから。

e:HEVのエンブレムが貼られている付近以外はほぼ平らな面がありません。
ステッカーであればどこでも貼れるのですがエンブレムはそうはいきません。
流石にe:HEVの直ぐ近くに貼るのはやめて他を探します。

リア周りも殆ど平らな面がありません。
PCXのエンブレムが貼られている箇所ですら曲面で、PCXのエンブレムは曲面に合わせて湾曲しています。

PCXエンブレムの上下や前側に平面がなく無理でした。

1箇所だけ見つけたのがPCXエンブレムのすぐ後ろ側で、真っ平ではないものの少しだけ湾曲している程度なので両面テープが強力なものであればなんとか行けそうです。

ということで、貼れる場所がここくらいしかなさそうなのでここに貼ってみました。
(フロントフェンダーにも何とか貼れそうな場所はありましたが、フェンダーの下ギリギリの部分だったので却下しました)

貼ってみた感想は…
微妙(笑)

ハイブリッドだとは分かりますが、PCXのエンブレムに比べて大きすぎます(笑)
もう少し小さいエンブレムがあればいいのですが…
折角貼ったので暫くこれで乗ってみて、やっぱり微妙だと感じ続けるようなら取り外す予定です。
もしくはe:HEVが浸透すれば…

2021/11/14 追記
やはり微妙だと思い半日でエンブレムを剝がしました。
そして剥がす際に1枚折れました…
ですのでエンブレムは1枚しか残っていません。
ということで、残った1枚のエンブレムをここに貼ってみました。

やっぱり微妙?(笑)

PCX e:HEV(JK06)のリヤサスを交換 その2

PCX e:HEV(JK06)のリヤサスを交換の続きです。

まずは純正のサスを確認します。

左側はエアクリーナーボックスが干渉して下側のボルトをラチェットで緩めたり締めたりすることが困難です。
スパナやメガネレンチであれば可能そうですがトルク管理ができないので今回はスパナやメガネレンチは使いません。

右側は右側でマフラーが干渉してこのままではラチェットは使用できません。

そして左右共に上側のボルトは隙間がないためラチェットがなんとか入るものの動かすスペースがありません。

ということで少々面倒ですが外装を外すことにしました。
(とはいえカウルが割れる危険性があるだけで外装を外すこと自体は難しくありませんでした)

リア回りの外装の外し方は以下のサイトを参考にさせて頂きました。
HONDA PCX e:HEV グラブレール・カバーの脱着

この時点で最初のクラブレールカバーの一部に少しではあるものヒビが入りました…
というか最初のクラブレールカバーの取り外しで割れる恐れがあるだけで、それ以降はそんなリスクもなくラゲッジボックスを引き抜く際のコツが分かれば最後まで問題ない感じでした。

ここまで来れば上側のボルトにアクセス可能になりました。
次にエアクリーナーボックスの下のネジ3本を外します。

するとエアクリーナーボックスを外側に広げることができるようになるので、ラチェットが入って回せる隙間を作ることができます。

続いて右側のクリアランスを確保するためにマフラーのネジ3本を外します。
(マフラー自体はガスケットとかあると面倒なので外しません)
下の写真には2本分しか写ってませんが後ろ側にもう1本あります。

マフラーを手で外側に広げるとギリギリラチェットが入って回せる程度の隙間ができますが、一人で隙間を広げたままラチェットを使うのはなかなか難しいので、できればマフラーは外した方がいいとは思います。

これで上下ともにボルトにアクセス可能となったので純正サスを取り外します。
シグナス用のスーパーショックは純正サスと長さがほぼ同じなので、最初は片方ずつ外して交換を予定していましたが、微妙に長さが違うのでなかなかボルトが入りません…

下の写真は純正サスとスーパーショックを並べたものですが、本当に2~3mmの違いな感じです。
スーパーショックは実寸で穴中央間で365mmなのは確認しました。

最終的に純正を両側外し、タイヤを下から足で持ち上げてスーパーショックを入れていきました。
片方取り付けできればもう片方は足で支える必要もないので簡単です。

純正サスの下側の取り付け部分は外側が少し曲げてあって幅が狭くなっていますが、スーパーショックはそのような加工はされていないので若干隙間があきます。
何もしなくてもよさそうな感じではあるのですが、念のため隙間を埋めるように薄めのワッシャーを間に入れました。
(純正は外側が狭くなっているので外側の方にワッシャーを入れました)
隙間はあまり広くないので薄いワッシャーじゃないと入りません。

スーパーショックの方は純正より幅が広い分、純正ボルトだと届かない可能性を考えてM8サイズ長さ40mmのチタンボルトを購入してましたが、純正の35mmボルトでも特に問題ない幅でした。
見た目などを気にしなければ純正ボルトの使用で問題ありません。

トルクレンチで上側のボルトを39N・m、下側のボルトを24N・mで締め付ければサスの取り付けは完成です。

後は逆の手順でカウル類を取り付けて行けば作業終了です。

ベースが黒なので目立ち過ぎず、それでいてサス交換している感じは出てます。
またハイブリッドの青色と凄くマッチしていると思います。

プリロードは初期状態のままで丁度良かったので緩み止めのイモネジを締めました。
減衰力は最小になっていたので軽く乗ってみて最大23段階のうちの最弱側から7段階目にしました。
暫く乗ってみて変更する可能性はありますし、好みもあるのでであくまでも参考値ということで。

取り付けたばかりですが、純正とは比較にならないくらいサスの動きがよくなりました。
スクーターのパーツとしては少々お高い部類のパーツになると思いますが、交換する価値は十二分にあると思いますので、純正サスの動きの悪さが気になる方は交換をお勧めします。
スーパーショック滅茶苦茶いいです!

2021/01/09 追記
バンプラバーを少し上に上げた状態で様子見をしていたら、ラバーが一番下まで来ていたので大きなギャップを超えた際などに底突きしているようです。
プリロードを上げるためにプリロードのアジャスターリングを5回転分締めこみました。
減衰力は少し弱くして5段階目にしました。
これで暫く様子見です。