「バイク」カテゴリーアーカイブ

hit-air RS-1 バイク用レースモデルエアバッグシステム

久々にサーキットを走ることになりました。
サーキットをより安全に走るためにエアバッグを導入することにしました。

バイク用のエアバッグにも色々と種類があります。
最近はバイクとエアバッグをワイヤーで繋がず、GPSや加速度センサーで転倒や衝突を検証して作動するものもあります。
AlpinestarsやDINESEが出しているのがそうなのですが、エアバッグ本体自体が10万円前後する上に、エアバッグを作動させるとボンベ交換に5万円ほど掛かります。

流石に高すぎるので、私の場合はhit-airというバイクエアバッグを最初に広めた日本のメーカーのものを購入することにしました。
サーキット走行を前提にしたレースモデルRS-1にしました。
本体自体は5万円前後でエアバッグが作動しても穴などが開いてなければ2千円ちょっとのボンベを購入すれば再利用が可能です。
非常にリーズナブルなエアバッグシステムです。

hit-air RS-1

作動すると下の写真のようにエアバッグが膨らみます。

脊髄や腰から下は基本守られてません。
これはレーシングスーツの上から着る前提のため、脊椎パッドや各種プロテクターを既に装着しているからです。

hit-airの製品はバイクとワイヤーで接続する必要がるので、エアバッグに付属して来たワイヤーをバイクに取り付けます。

ワイヤーをしっかり固定するためにタンデムシート内のボルトを頭が輪っか状のボルトに交換しました。

マフラーのヒートガードを固定しているボルトを交換します。

そのまま締め込んだらゴムブッシュがめり込んで行ったので、大きめのワッシャーを間に入れて締め込みました。
ここにエアバッグ用のワイヤーを固定します。

ワイヤーはタンデムシートの上に出す必要があるので、シングルシートに交換している私の場合だと、シングルシートに10mmの穴を開ける必要があります。
が、CBR600RR純正のシングルシートは既に完売で手に入らない状態となっているので穴を開けたくありません!
(中古品が4万円で売買されているような状態です)

ということで中華製のコピー品シングルシートを購入してみました。

左側が中華製コピー品で右が純正品です。
色は同じレッドでも結構色合いが違います。

取りあえず車両にはめてみましたが、非常に入れるのが固いしキー部分のロックも効きません…
このままでは使えないので違いを見てみました。

上の写真が純正で下の写真がコピー品です。

ロックが掛かる部分までプラスチックで覆われているため、プラスチックが邪魔をしてロックが掛かりません。
なので、余計な部分を削り取ります。

上の写真くらいまで削ったらロックが掛かるようになりました。

シングルシートを入れる時に固いのは下の写真の部分の高さが違うからでした。

上が純正で下がコピー品です。

コピー品の方が高さが3mmほど低いため、フック部分が早めに当たって奥まで押し込む時に抵抗があります。
が、グッと押し込めばロックがかかるところまで入るので、今回は削ったりせずにそのまま使うことにしました。

コピー品なので何の躊躇もなく10mmの穴をドリルで開けてゴムブッシュを取り付けます。

ゴムブッシュの穴にワイヤーを通します。
通したワイヤーを交換した輪っか状のボルトに通して固定します。
(固定方法はhit-airのマニュアル通りにします)

これで車体とワイヤーを繋ぐことが出来たので、タンデムシートを入れてロックさせれば完了です。

あとはバイクに乗った後でエアバッグから出ているワイヤーと車体から出ているワイヤーをパチッと繋いでやればエアバッグの準備完了となります。

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’21 CBR600RRのベビーフェイス バックステップを調整

’21 CBR600RRにベビーフェイス バックステップを取り付けの記事にて取り付けていたバックステップの調整を行いました。

少し前にレーシングブーツに合わせてチェンジペダルの高さ調整をしたのですが、その後くらいからシフト抜けがちょこちょこ発生するようになり、ちょっと怖いなと思い始めました。

1速→2速や2速→1速時にニュートラルに入るのではなく、2速→3速などニュートラルを挟まない変則時に抜けるというものです。
メーター内のシフト表示は「-」とハイフン表示になります。

この状態になるとリアタイヤから完全にトラクションが抜けた状態となるので結構怖いです。
クラッチを握って少し待つと復帰します。
(回転が落ちているのでスパッと繋ぐと激しいバックトルクが掛かります)

この現象を改善するためにバックステップの何を調整したかというと、チェンジペダルとシフトロッドを繋ぐ穴の位置を変更しました。

以前は中段の左側の穴に接続していましたが、今回は一番下の段の左側に接続しました。

これで何が変わるかというと、シフトアップ、ダウン時に少ない上下の操作でギアが変わります。
但し「てこの原理」なのでストロークが減った分だけ操作は若干重くなります。

ちょっと試してみるくらいだと、あまり重さの違いは分からず操作量が減ったのはよくわかりますが、暫く乗っていると重さも段々感じてきます。
(足ではなく手で操作してみると重さが変わったのがよくわかります)
ストロークが減るので、当然ながらニュートラルへ入れるのが少し難しくなります。

こういったデメリットもありますが、ギアはよりクイックに切り替わろうとするので、シフト抜けが減るのではないかと期待して接続する穴の位置を変えてみました。

暫く乗ってみないとどれくらい効果があるのか分かりませんが、少し乗った感じだと効果がありそうな感じがしています。
これで改善されないようであれば1回ホンダで見てもらった方が良いかもしれません。
(バックステップ付けてるので、それが原因と言われるとどうしようもないんですが…)

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’21 CBR600RRのミラーをリゾマ(rizoma)のベローチェ(VELOCE)ミラーに交換

以前から何となくというか、漠然と「ミラーを交換したいな」と思ってました。
以前の記事’21 CBR600RRのミラーをタナックス (TANAX) AEX7に交換にも書いてるように、
既にタナックス (TANAX) AEX7に交換しているのですが、今一つな感じがしてました。

そんな時に何となく目についたのがリゾマ(rizoma)のベローチェ(VELOCE)ミラーでした。

rizoma VELOCE

見た瞬間にこれだ!と思ってrizomaのサイトを見てみました。
するとrizomaの新作はステルスミラーであることが分かり、結構目を引くデザインだったのですが、ステルスは車検に通らないのでNGです。
ということで当初の予定通りベローチェ(VELOCE)に交換することにしました。
ちなみにVELOCEは2万数千円しますが、なんとこれは2本の値段ではなく1本の値段です…

しかもミラーとは別に車種専用の取り付けアタッチメントも2個必要です。
アタッチメントだけで5千円を超えます…

BS778B

ミラーにこんな金額を払うのか!と思いフリマや海外通販を駆使して2セット調達。

確かにイタリアンデザインでかっこいいですが、値段分の価値があるかと言われると微妙な気がします(笑)
完全にブランド料とデザイン料ですね。

取り付けは凄く簡単です、マニュアルも一応付属していますが見なくてもOKです。
と思ってましたが、一番上の写真を見ると付け根の部分のボルト見える方が下になってて、私の取り付けだと思いっきりボルト見えてます。
時間ある時にひっくり返そう(笑)

後ろの見え方はタナックス (TANAX) AEX7とほぼ同じ感じです。
純正より内側に入っているので真後ろは自分の腕が邪魔で見えません。
腕を広げて空間を作ってあげると真後ろが見えます。

まあデザイン重視なのでお高かったけど満足度高し!

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’21 CBR600RRのブレーキ周りのカスタマイズ その5

’21 CBR600RRのブレーキ周りのカスタマイズ その4の続きというほどではありませんが、bremboのオイルタンクのキャップを交換しました。

販売終了となっていたデイトナのプレミアムゾーンのbrembo S50用がNAPSで在庫処分で売られてました。

既にU-KANAYAのS50用を購入した後だったので買うか迷いましたが、アルマイト製品は結構色抜けしたりするので安いし予備感覚で買いました。

取り付けはプラスネジ2本外すだけなので割愛。

上の写真がU-KANAYAで下の写真がデイトナです。

上の写真がU-KANAYAで下の写真がデイトナです。

単体としての質感は明らかにデイトナのプレミアムゾーンの方が良いと思いますが、CBR600RRのハンドル周り全体として見るとU-KANAYAの方が合ってる気もします。

’21 CBR600RRのハンドルバーエンドを交換 その3

’21 CBR600RRのハンドルバーエンドを交換 その2で交換したバーエンドを色違いのものに交換しました。

デイトナ PREMIUM ZONE (プレミアムゾーン) ハンドルバーエンドプラグ

ゴールドから赤に変わっただけです。
BabyFaceのバックステップも赤とか青が出てたら交換したいところだけど、ゴールドと黒しかないのでそのまま。
再アルマイトという手段もあるにはあるみたいですが。

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’21 CBR600RRのクラッチレバー交換(ブレンボ編)

以前の記事’21 CBR600RRのブレーキレバーを交換 その2にてクラッチレバーもACTIVE製のものに交換していましたが、ブレーキ周りをbremboに交換したので、クラッチレバーもbremboにしてみました。

クラッチレバーをbremboにするには大きく分けて二通りあって「bremboのメカニカルクラッチレバー」を取り付ける方法と「KOHKEN メカニカルクラッチホルダー」を取り付ける方法です。
前者は純正のクラッチホルダーはそのままに、クラッチレバーだけ交換するタイプです。
対してKOHKENの方はクラッチホルダーごと交換するタイプです。

今回はKOHKEN メカニカルクラッチホルダーに交換することにしました。
最初に書いておきますが、個人的には失敗だったと思っており、特にCBR600RRにはお勧めしません。
(ですのでAmazonのリンクなども貼りません)

KOHKEN メカニカルクラッチホルダー アヴァンツァ

ホルダーのみ購入したのでレバーはbremboのレバーを使用します。
KOHKENのアヴァンツァの説明にも「Corsa Corta対応ハーフレバーが装着可能」と書いてあります。
アヴァンツァ以外はRCS用ハーフレバー対応でCorsa Cortaのハーフレバーが使用できるのはアヴァンツァだけです。
ブレーキがCorsa Cortaなので、ブレーキ・クラッチの共通の予備レバーとして1本バイクに積んでおけば済むと思いアヴァンツァを選択しました。

クラッチホルダーとハーフレバーを仮組します。

あれ?
可倒式のはずなのにここまでしか倒れません…

ホルダーの作り(設計)が悪くてホルダーとレバーが干渉するため、これ以上はレバーが倒れません。
これではもし転倒した場合にレバーが倒れずにホルダーの根元が折れる可能性があります。
レバーだけ折れたのであれば8千円で済みますが、ホルダー側が折れると5万円です。
これはかなりの設計ミスだと思います。

仕方ないので干渉している個所を削ります。
(結構な値段するのに新品を削りたくないよ…)

最初よりは若干倒れるようになりましたが、それでも45度くらいです。
下の写真の赤丸の部分も干渉しているため、これ以上倒したければこの部分を削ることになるのですが、この部分は思いっきり見える部分なので削りたくありません。
(削った部分は黒で塗りますが、それでも上部分は目立ちます)

本来は削る前に返品すべきだったかもしれませんが、仕方ないので45度で妥協することにしました。
この製品を購入して最初に後悔した瞬間でした。

気を取り直して交換作業に入りました。
そして交換作業に入るまで完全に忘れてましたが、純正のクラッチホルダーはグリップを外さないと取り外すことが出来ません。
グリップの取り外しってボンドでくっ付けてあるので結構面倒なんです。
しかも私の場合はスポーツグリップヒーターに交換していたので尚更面倒です。
ここで2回目の後悔が。
(スポーツグリップヒーターなのは私の場合なので、通常のグリップを取り外すだけならそこまでではありません)

グリップを取り外す方法としては、マイナスドライバーを突っ込んでパーツクリーナーを流し込むのが良くやる方法だと思いますが、スポーツグリップヒーターはマイナスドライバーが入りません…
内側がぐるっと一周プラスチックで、その外側にゴムが貼られている感じで、隙間にドライバーを入れようとすると、ハンドルバーの金属とプラの間にマイナスドライバーを入れることになり、プラスチックの部分にかなりの負担が掛かります。
無理して入れようとすると内部のプラ部分がパキっと音を立てて割れたりヒビが入ります。
とはいえ多少は入れないとパーツクリーナーを流し込むことすらできないので覚悟を決めて押し込みます。
パキっと何度が音がしてやっと抜けました。
(コンプレッサーでエアガン使う方法でも端っこはマイナスでエアガン入る隙間を作りますよね)

ハンドルバーにこれだけ傷が入りました。
マイナスドライバーとパーツクリーナーでスポーツグリップヒーターを全く割らずに抜き取るのは至難の業だと思います。

あとは純正のクラッチホルダーのネジを緩めて抜き取れば、KOHKENのクラッチホルダーを取り付けできるようになるので取り付けます。

上の写真の左の方、クラッチケーブルがクラッチホルダーに差し込まれている部分の拡大写真が下の写真です。

クラッチケーブルの角度的に真っ直ぐに入りません…
下の写真はクラッチケーブルがメーター上部に出てこないように抑えている部分の写真です。

ここをもう少し延ばすことが出来ればいい角度になりそうなんですが、抑えている金具部分を動かして余裕も持たせようとしたらハンドルを一杯まで切った時に車体側に干渉しました。
色々と試してみましたが、あまり動かしまくると金属疲労で折れそうな感じですし、車体に干渉するしで多少の角度が悪いのは諦めることに…
この時点で3回目の後悔が。

取りあえず仮組してクラッチレバーを握ってみました。
なんか上下方向にガタあるな…
KOHKEN メカニカルクラッチホルダー アヴァンツァ、結構なお値段するんですが、レバーの可倒に制限あるし、上下方向のガタが(大きなものではないけど)あるしで4回目の後悔。

取り付け後にブレーキのCorsa Cortaと見比べてみたら色合いが結構違う。
(Corsa Cortaの方が色が薄め)
「Corsa Cortaマスターとベストマッチの”アヴァンツァ”」って書いてあったんですが…
あと、KOHKENのロゴもちょっとうるさい感じです。
写真で見るより実際に取り付けてみると、よりそう感じます。

左右の感じを合わせるために買ったのに、なんだかちょっと残念な気持ちになって5回目の後悔。
ブレーキレバーとの共有を諦めてメカニカルクラッチホルダー「レーシング」タイプを購入した方がまだよかったかも。

まあ後悔と言っても、買うまで分からないことが殆どなんで買ってみるしかないんですが。
ということで、一応交換が終わりました。

前から見たところ。
(ブレーキのハーフレバーを使用するとブレンボのマークが上下逆になります)

単品としての見た目は良い感じですが、それだけなので正直お勧めしません。
個人的には非常に残念な製品だと思います。

そして交換後にスポーツグリップヒーターの動作を確認してみたところ、左のグリップは断線したようで正常動作しませんでした…
正直なところレバーだけ交換するbremboの「メカニカルクラッチレバー」にしておけばよかったと激しく思います。

冬になる前にスポーツグリップヒーターを再度購入して左側だけ交換しますか。