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CB250Rのマフラーを交換 続き

CB250Rのマフラーを交換の続きです。
バッフルにグラスウールを巻きつけて慣らしのツーリング約250kmに行ったのですが、帰り着く頃には音が大きくなってきました。
どうなっているのか、バッフルを外してみると…

半分近くのグラスウールが吹き飛んでなくなってました。
排圧でグラスウールが飛ぶという話は聞いたことがありましたが、こんなに飛ぶものなんですね。

原因は消音ブロックでメインの排気経路を塞ぎ、新たな排気ルートとなった側面の穴を塞ぐ形でグラスウールを配置したことにあるようです。
排気ルート上に排気を塞ぐ形で置かれたグラスウールは、排圧に耐えられずに簡単に吹き飛ぶらしいです。
排気系路上に排気を妨げる形でグラスウールを置いてはダメというのは、マフラーの世界では常識だったようです。

ということで、排気ルートを妨げる形でグラスウールを配置するのではなく、排気ルートの側面のパンチ穴を通して消音するようにグラスウールを配置します。
更に消音効果を高めるために、グラスウールが消音してくれるバッフルの排気ルートを延長することにしました。

ステンレス製のパンチング板を丸めてバッフルの筒の部分を延長します。

金属用のハサミでステンレス板を切りました。
0.6mm厚のステンレス板だと固いけどなんとか切れましたが、これ以上厚いと金鋸とか使わないと無理ですね。

パンチング板を丸めるのも結構大変です。
丸めること自体は難しくないのですが、バッフルの筒の大きさに合わせて綺麗に丸めようとすると一苦労です。

丸めたらバッフルの筒部分にステンレスワイヤーで結んで繋ぎます。
そして最初に排圧で飛びにくいステンレスウール、その上にグラスウールを巻きます。
※最初に間違ってスチールウールとグラスウールがセットのものを購入しましたが、スチールウールは錆が発生するのでステンレスウールの使用をお勧めします。

筒部分を延長してグラスウールを巻いたバッフルがやっと完成したので、さっそくサイレンサーに取り付けてエンジンオン!

爆音です(笑)

結構苦労したんですが、この自作バッフルでも相当うるさい…
消音ブロックを取り付けたバッフルと大差ないです。

ということで排気音を小さくするために別の手段をとることに。
バッフル自体の加工は諦めてサイレンサーと中間パイプの間に挿入するタイプの「インナーサイレンサー」を使用することにしました。
サイレンサーの径に合わせて51mm(50.8mm)サイズのキャタライザー(触媒)タイプのものを購入しました。
(これは見た目だけで触媒の機能はありません)

キャタライザータイプのインナーサイレンサーをサイレンサーに挿入・・・ できません…
サイレンサーの中間パイプ差込口は50.8mmですが、サイレンサーの内部を見るとその先は38mm~41mm程度まで絞られて細くなっています。
なので、かなり細めのインナーサイレンサーじゃないと差し込めません。

ということでかなり細めのインナーサイレンサーを購入し直しました。

このタイプだと問題なくサイレンサーに挿入できました。
サイレンサーにインナーサイレンサーを挿入してから中間パイプを接続します。

見た目で分かる通り、キャタライザータイプよりも排気の通りが悪いタイプなので、このインナーサイレンサーでかなり排気を絞られ、更にバッフルで排気を絞られることになるので、高回転はフン詰まりになって回らなくなるのではないかと心配になります。

マフラーに付属のバッフルは延長したのを元に戻し、消音ブロックを取り付けた状態でマフラーに装着しました。
(苦労して延長しましたが泣く泣く元に戻しました…)

もうこれでダメなら諦めようかと思いながらエンジンオン!

音量は小さ過ぎず、大き過ぎずでいい感じになりました。
といっても政府認証の88dBのマフラーなんかよりは大きいです。
個人的には丁度いい感じの音量になったと思います。

心配な高回転域を確認するために慣らし中にもかかわらずぶん回してみました。
そもそもノーマルマフラーでレッド付近まで回してないので、ノーマルマフラーとの比較自体はできないのですが、高回転域のトルクや伸びは27馬力のシングルエンジンとしては問題ないレベルだと感じました。
高回転域で排気が詰まって回らないという感じもなかったので、個人的見解としてはインナーサイレンサーを入れた状態でも問題なさそうです。

やっと音量問題も解決しましたが、これだけ色々と手間が掛かるとは思っておらず、ここまで面倒なら他のCB250R専用マフラーを買ってバッフルを外した方がよかったかなと思ったり。
といっても2023モデル(8BK-MC52)に適合しているマフラーは現時点ではまだ発売されていませんが。

あと、チタンで焼き色が付いたサイレンサーよりもカーボンサイレンサーの見た目が好きなんですよね。
カーボンサイレンサーだとアクラポビッチからもCB250R(2BK-MC52)用が出てたりしますが、個人的にはLCIのマフラーの方が見た目が好みです。
CB250Rのマフラー選びは色々と悩ましいです。

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CB250Rのマフラーを交換

純正マフラーはメーカーが時間とお金を掛けて作ったものなので性能も静かさも申し分ないことが多い。
ではなぜマフラーを変える人が多いのか。

理由は色々あると思いますが、私がCB250Rのマフラーを交換する理由は大体以下のような感じです。
1.純正マフラーは大きくて重い!
2.純正マフラーの音はジェントル過ぎ!
3.純正マフラーは見た目がやぼったい!

性能面を完全に無視していますが、まあ交換するには十分な理由ですね。

今回交換するのはLCIのショート カーボン スリップオン マフラーです。

サイレンサーがショートタイプなので、マフラーの割にはあまり大きくない箱で届きます。

サイレンサーは色んな車種で共通で、中間パイプ(中間エキパイ)部分だけ車種専用のものが用意されている感じです。
もちろん政府認証は通ってませんし直管タイプなので爆音です。

早速CB250Rの純正マフラーを取り外していきます。

下の写真のエキパイに繋がっているボルトを緩めます。

次に下の写真のタンデムステップに繋がってるボルトを取り外します。

この2本のボルトだけで純正マフラーを取り外すことができます。

基本的にガスケットは再利用せずに新品を利用します。
今回は再利用しようかと思ってましたが、サイレンサー側に入ったまま抜けなかったので、NAPに新品を買いに行きました。

LCIのスリップオンには取り付けマニュアルは入ってなかったので、付くように付けてみました。
同梱品にスペーサーが入っていたので、写真ではサイレンサーバンドとステーを繋ぐ部分にスペーサーを入れていますが、後日スペーサーは使わずにステーに直接サイレンサーバンドを取り付けました。
スペーサーを使用しない場合、スペーサー用のボルトだと長すぎるのでM8x20mmのキャップボルトを買って来て取り付けました。
(一番最後にスペーサーを使用していない写真を追加しました)

純正エキパイとの接合部を同梱品のバンドで締めていたら、接合部はゆるゆるで全然締まっていないのにバンドのボルトが破損しました…
(ステンレスの中間パイプが固すぎてバンドの力では締め付けていない感じでした)
取りあえず応急処置で純正マフラーを止めていたバンドを使って取り付けました。

装着が終わっていざエンジン始動!
バッフルなしどころか、バッフル装着のままでも爆音!
更に純正エキパイと中間パイプの接合部からそこそこ排気漏れもあります。

取りあえず排気漏れは置いておいて、同梱されていた消音ブロックを装着して更に通路を絞って消音します。

消音ブロックを装着すると排気が直接外に出ずに、バッフルの側面の穴を抜けて外に出る分静かになります。

一応マフラー交換が完了しました。
が、消音ブロックを付けたバッフルを取り付けてもなかなかの音量です。
もう少し音を小さくしないとお巡りさんに止められそう…

翌日、更に音を小さくするためにバッフルにグラスウールを巻きつけました。
二周分巻きつけてステンレスワイヤーで止めています。

これ以上グラスウールを巻くとサイレンサーに入らなくなるので、グラスウールを巻くのはこれくらいが限界です。

グラスウールを巻いたバッフルを装着したところ、結構いい感じの音量まで落とすことが出来ました。
(それでも政府認証マフラーよりも若干音大きめです)

グラスウールと一緒にエキパイを止めるバンドと液状ガスケットを購入したので、液状ガスケットを塗って中間パイプを再取り付けしました。
以前使っていた液状ガスケットの「ファイアーガム」という製品は、固まると結構ガチガチになって取るのに苦労する感じだったので、ゴム状に固まって割と取りやすいという噂のモリワキ製液状ガスケットを購入してみました。
(まだ取り外してないので、どれくらい取りやすいかは今のところ不明です)

液状ガスケットを使用したことで純正エキパイと中間パイプの接合部からの排気漏れはなくなりました。

が、中間パイプとサイレンサーの接合部からも排気漏れしているのを発見…
同じように液状ガスケットを塗って再度サイレンサーを取り付けました。
これで接合部の両方に液状ガスケットを使用して排気漏れはなくなりました。

液状ガスケットを塗るとマフラーを取り外しにくくなるので、できれば使いたくないのですが排気漏れは嫌なので仕方なし。

CB250Rのマフラーを交換 続きに続きます。

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