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GeForce GTX 1070のBIOSアップデート

GeForce GTX 1070でメモリがMicron製のものはOC耐性が低いという不具合があるらしく、各メーカーがBIOSのアップデートを行いました。
(私のは2台ともMicronメモリでした・・・)

MSI
https://jp.msi.com/Graphics-card/support/GEFORCE-GTX-1070-GAMING-X-8G.html#down-bios

GIGABYTE
http://www.gigabyte.jp/products/product-page.aspx?pid=5916#bios

面倒だったので両方のボードを挿したままBIOSのアップデートを行った結果、見事にGIGABYTEの1070がMSIのBIOSに書き変わりました・・・
(逆は大丈夫でした)
通常はベンダーIDなどをチェックして一致しなかったら書き換えないはずだけど(^-^;
再度GIGABYTEのBIOSアップデートツールで上書きしようと思いましたが、MSIのBIOSに書き変わっているので当然書き換えられず。

このままではダメなのでGIGABYTEのBIOSを拾って来て強制的に書き換えします。
Gigabyte GTX 1070 8192 MB BIOS

当然ながらnvflashは必要になります。
NVFlash 5.328.0 for Windows

早速DOS窓を開いて書き換えと。
(今回はMSIの1070はちゃんと取り外してから作業してます)

nvflash64 Gigabyte.GTX1070.8192.160608_1.rom

エラー出ました。
mismatched sub-vendor or hardware ID

ベンダーIDとかハードウェアIDをちゃんとチェックしているようです!
(MSIのアップデーターがおかしかっただけで普通はそうです)

このチェックを無視出来ないのかとググってみたら以下のサイトが。
https://www.techpowerup.com/forums/threads/guide-for-flashing-bios-of-nvidia-gpu.119955/

ふむふむ。
-4のオプションを付ければ無視してオーバーライドしてくれるそう。

nvflash64 -4 Gigabyte.GTX1070.8192.160608_1.rom

が、実行されずusage(使い方)の情報がずらずらと・・・

usageをちゃんと読んでみたら、このバージョンのnvflashは4ではなく6がそのオプションとのこと!

nvflash64 -6 Gigabyte.GTX1070.8192.160608_1.rom

無事に以前のBIOSに書き戻せました!
その後メモリ不具合改善版のBIOSアップデートツールを実行して無事にGIGABYTEのBIOSアップデートも完了。

メモリのOC耐性を試してみたところ、BIOSアップ前はAfterBurnerでメモリのクロックを+100したらゴミが出て落ちたりしてましたが、BIOSアップ後は+300にしてもゴミ一つ出ません!
流石に+400だとゴミが出まくりで+350でも少し怪しい感じでした。
+300なら全く問題ないレベルでメモリのOCが可能となりました。

但しFF14のベンチスコアはメモリを盛っても殆ど変わりなしでした。

GeForce GTX 1070 Single Link SLI (Core i7-4790K)

MSI GTX 1070 GAMING X 8GとGV-N1070G1 GAMING-8GDでSLIを組みました。
ボードの幅が違うのでフレキシケーブルでのSLIです。
(もう1つ注文済みなので、近々Dual Link SLIにする予定です)

同じ型番でない場合は、低い方のクロックで両方が動作するので、MSI GAMING Xの方のクロックで動作します。

全くOCせずにファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマークを最高設定で動かしてみました。
CPUは4790Kでクロック4.6GHz
メモリはDDR3 2400の16Gです。

Full HD(1920×1080)での定格ベンチ
GeForce GTX 1070 Single Link SLI  FF14 Bench

時間を置いてから1070のコアクロックを+100、メモリ+75で再度ベンチを走らせました。

Full HD(1920×1080) Core+100 Memory+75でのベンチ
GeForce GTX 1070 Single Link SLI  FF14 Bench OC

数値が殆ど上がりません。
解像度が高くなると差が出るみたいですが、FullHDだとCPUやメモリがボトルネックになっている可能性もあります。

2016/10/03 追記
まだもう1本のSLIケーブルが届かないので、Single Link SLIでの計測です。

WQHD(2560×1440) Core+100 Memory+75でのベンチ
GeForce GTX 1070 Single Link SLI  FF14 Bench OC WQ

4K(3840×2160)での定格ベンチ
GeForce GTX 1070 Single Link SLI  FF14 Bench 4K

4K(3840×2160) Core+100 Memory+75でのベンチ
GeForce GTX 1070 Single Link SLI  FF14 Bench OC 4K

4Kでも結構いいスコアが出るようになりましたね。

2016/10/05 追記
もう1本のケーブルが届いたのでDual Link SLIで動かしてみました。
4Kで試しましたが以下の結果でした。

Dual Link SLI 4K(3840×2160) Core+100 Memory+75でのベンチ
GeForce GTX 1070 Dual Link SLI  FF14 Bench OC 4K

正直Single Link SLIとあまり変わりませんね・・・

GV-N1070G1 GAMING-8GD

NTT-Xストアの決算ナイトセールでGV-N1070G1 GAMING-8GDが激安で売られていたのでSLI用に購入。

GV-N1070G1 GAMING-8GD

長さは他の1070のボードと殆ど変わりませんが、幅が結構短いです。

GV-N1070G1 GAMING-8GD

既に組み込んでいたMSI GTX 1070 GAMING X 8Gと比べると幅が短いのが分かります。
(写真だとちょっと分かりにくいですね)

MSI GTX 1070 GAMING X 8G:279 x 140 x 42 (長さ x 幅 x 厚さ)
GV-N1070G1 GAMING-8GD :280 x 114 x 41 (長さ x 幅 x 厚さ)

幅が26mmも違います。

MSI GTX 1070 GAMING X 8GとGV-N1070G1 GAMING-8GD

幅がこれだけ違うと、当然ながらSLI HBブリッジは使えません。
(幅の違いを考慮していないHBブリッジは、基本的に同じメーカーの同じ型番が前提です)

そこで970 SLIで使用していたASUSマザーに付属のSLIブリッジを使おうとしたら・・・

SLIケーブル

長さが足りずに届きません。
ASUSマザー付属のものは7cmです。

Dual-Link SLIは専用のHBブリッジを使用しなくても、従来のSLIブリッジを2つ繋げば転送速度650MHzのDual-Link SLIとして動作します。
メーカーが違うボードをSLIで動かすには、フレキシブルのブリッジを使うのがやり易いです。

Dual-Link SLIにしようとフレキシブルSLIケーブル10cmを注文していたので、届いたらSLI接続する予定です。
(更に追加でフレキシブルSLIケーブル10cmを注文しました)

Core i7 4790KをRockit 88のツールで殻割り

メインマシンでずっと使っているCore i7 4790Kですが、外れ石だったために0.1GHzアップの全コア4.5GHzに留まっていました。
暫く使いましたし、殻割りでもしようかと。
(買って直ぐに殻割りに失敗すると精神的ダメージが大きいためw)

殻割りには色々と方法がありますが、今回はほぼ失敗することがないというツールを使うことにしました。

Rockit 88というツールが海外のサイトで購入できます。
Rockit Cool Store

クレジットカードがあれば、ヒートスプレッダ再セット用のRe-Lid Kitを一緒に購入しても、日本円で6千円ほどで購入出来ます。
到着までに7~10日くらい掛かりますが、某オクなどで売られている価格よりもかなり安く買えますので、Rockit Coolからの直接購入がお勧めです。

Rockit 88

仕組みは簡単で、CPU(基盤部分)を本体で挟んで、ネジを締め込んで基盤に接着されているヒートスプレッダを、基盤から無理やりずらして取るというものです。

Rockit 88 その2

ネジを締め込んでいくと急に軽くなるので、そこで一旦やめて、ツールを開けてヒートスプレッダが外れるか確認します。
固くて外れない場合は、再度セットしてネジを締め込んで更にずらします。

4790K殻割り

ヒートスプレッダが外れたらグリスや接着剤を除去します。
グリスはティッシュで拭くだけでも取れますが、私は以前から使っているシリコングリス・リムーバーを使って更に綺麗にしました。

4790K殻割り その2

接着剤は爪でこすってはぎ取って行きました。
軽く爪で擦った程度では、基盤の表面は傷まないので、チップにだけ気を付けて擦り取ります。

4790K殻割り その3

接着剤とグリスを綺麗にしたら、通電性のあるリキプロでのショート防止として、基板上のチップを絶縁処理します。
私は他の方のやり方をまねてCOM-G52を使用しましたが、基盤を補修する時に使用するソルダーレジスト補修材の方が向いてる気がします。
ソルダーレジスト補修材は、基盤の緑色の保護部分が剥がれた時や、自分で基盤を作る時などに絶縁処理出来る補修材なので、絶縁処理には非常に向いています。

絶縁処理

COM-G52が乾いた後で、念には念を入れてポリイミドテープを張りました。
正直、ここまでやる必要は全くないと思いますが、数百円をケチって後悔するのも嫌なので、私はポリイミドテープで更なる安心を買いました。

ポリイミドテープ

Amazonなどで売られている数百円の激安ポリイミドテープは、耐熱温度が非常に低い粗悪品が多くあるそうです。
(とはいえ、CPU自体が100℃程度までしか上がらないので、粗悪品でも問題はない気もします)

私は職場の近くにあるカホパーツセンターに売られていた6mm幅のポリイミドテープを購入しました。
耐熱温度は260℃で352円という激安価格!
激安なので大丈夫か!?と、一瞬思ってしまいましたが、カホパーツセンターは電子部品屋さんですし、そこで耐熱温度までしっかりと書かれて売られているのですから問題ないでしょう。

ポリイミドテープは6mm幅であれば、カッターで細くしたりせずにそのまま貼れます。

絶縁処理 その2

あとはリキッドプロをコアに塗って、ヒートスプレッダにブラックシーラーを塗って元に戻し、ブラックシーラーが乾くのを待てば終了です。

リキッドプロ

ヒートスプレッダの再接着はRe-Lid Kitを利用して行いました。
正しい位置にしっかりとテンションを掛けて接着出来るので、非常に安心して再接着出来ます。

Re-Lid Kit

簡易水冷のヘッドとCPUの接続は、リキプロではなくシリコングリスにしていますが、それでも殻割り前と比べ20℃以上も冷えるようになりました。
殻割り前は全コア4.5GHzでOCCTやPrime95を走らせると、100℃に達してクロックが落ちていたのですが、全コア4.6GHzにしても80℃程度で安定しています。
そのままの設定で全コア4.7GHzだと、10分くらい経ったところで再起動が入りましたが、ここまで温度が安定していると、電圧をもう少し掛けても大丈夫そうなので、4.7GHz常用は問題なく行けそうな感じです。

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MSI GTX 1070 GAMING X 8G

GTX 970でSLIを組んでいましたが、最近は殆どゲームもしてませんし、SLIでのDisplayPort出力が安定しないので、970シングルで動かしてました。
ただ最近になってBF1の話しもチラホラ出て来ており、そろそろSLI環境もどうにかしなきゃいけないと思ってはいました。
が、既にPascalアーキテクチャのグラフィックボードが発売されており、性能がかなり良いとのことで気になっていました。

GTX 970のSLIで980tiと同じくらいのベンチスコアは出てましたが、それと同じくらいの性能が最上位機種ではない1070で出るといいます・・・
となれば、買い換えた方が早いんじゃないかということで、買い換えることにしました。

GTX 970は既に某オクなどでも結構落札価格が下がっており、特に使ってなかった方は、もっと早めに売却しておくべきだったと今更後悔してます(笑)

GTX 1070

970はASUS製でしたが、1070はMSI製を購入しました。
大きさはASUS製970と殆ど同じでしたが、少しだけ1070の方が大きい気がします。

GTX 1070

MSIの970にはバックプレートは付いてませんでしたが、1070ではバックプレートも付くようになりました。

GTX 1070

下の写真はFractal DesignのDefine R5に入れたところです。
まだ余裕はありますが、グラボの下にあるSATAのコネクタ部分は完全に覆い被さってます。

電源は8ピンと6ピンが1本ずつ必要になります。

GTX 1070

早速ベンチマークを走らせてみました。
(数種類走らせましたが、取り合えずFFベンチだけ載せます)

セッティングは、MSI製のアプリで「OC」ボタンをポチっと押しただけです。
(CPUは4790Kの全コア4.5Gで、メモリは大幅にクロックアップなどはしてません)

GTX 970のSLIを組んでた時と殆ど同じ環境でのベンチですが、殆ど同じ数字が出てます。

GTX 1070 FF Bench

970 SLIの時は、ここから更にCPUやメモリを含めたOCを行いスコア20,000を超えたので、同じようにやれば20,000を超えてくるのではないでしょうか。
単独でGTX970 SLIや980tiと肩を並べるとは1070凄いですね。

ちなみに消費電力も結構低いですし、ベンチ中の温度も70度ちょっとまでしか上がりませんでした。

Fractal Design Define R5 に 280サイズラジエーター

以前の記事で書いていますがDefine R5 にCooler Master Nepton 280Lを取り付けました。
Fractal Design Define R5 と Cooler Master Nepton 280L
他の方の記事を参考にしたところ、280サイズのラジエーターを
トップに取り付けるには5インチベイを外す必要があるということで
5インチベイが必要な私的にはフロントへ取り付けていました。

この度、GTX970をSLI構成にしたことで、ケース内の温度が上昇したため
閉じていたトップに140mmのファン2個を取り付けることにしたのですが
ファンを取り付けてて「ここに280のラジエーター入るんじゃ?」と思いました。
(他の方が駄目でも構成が多少違えば入る可能性はありますので)

ということでトップに280サイズのラジエーター取り付けに挑戦しました。
まあ挑戦というほど大げさな物ではありませんが(笑)

使用する簡易水冷はCooler Master Nepton 280Lです。
ケースはもちろんFractal Design Define R5を使用。

結果から書きますと5インチベイを残したまま問題なくトップに装着可能でした。

Fractal Design Define R5 に280ラジエーター その1
Fractal Design Define R5 に280ラジエーター その2

リアファンも140mmのものが取り付け可能です。
但し、隙間はなくラジエーターのファンとぴったり密着してる状態です。
厚みのあるファンだと入らない可能性もあります。
使用したのはCORSAIR 140mm SP140 LED High Static Pressure Fanです。

マザーはZ87Plusを使用していますがラジエーターのファンと干渉はなし。
メモリークーラーもギリギリながら取り付け可能でした。

Fractal Design Define R5 に280ラジエーター その3

5インチベイとのクリアランスも結構ギリギリで
ドライブが大きいと接触する可能性もあります。

5インチベイの下段の方がPionnerのBDドライブで、これが上段にくると干渉します。
逆に上段のドライブはLGのBD-Rドライブで、ほんの少し小さく上段に搭載可能です。

ドライブ1台なら下段に入れれば殆どのドライブは問題ないと思います。

Fractal Design Define R5 に280ラジエーター その4
Fractal Design Define R5 に280ラジエーター その5

ラジエーターをトップに移したことで3.5インチベイも通常の位置に戻しました。
するとSLIのための下段スロットのグラフィックボードも通常の長さのものが入ります。
ということでショート基盤のGTX970を購入した意味がなくなりました・・・

3.5インチベイを電源の前から元の場所へ移動したので
電源前のスペースにボトムファンの装着が可能となりました。
なので、グラフィックボードにフレッシュエアーを送るため
電源前のスペースにボトムファンを装着しました。
(少しだけグラフィックボードのコアの温度が下がりました)

2017/10/12追記
Nepton 280Lがポンプの故障で動かなくなってしまったので、Corsair H115iを購入して載せ換えました。
結果として一般的なサイズのファンを背面ファンとして使用する場合は、ラジエータのファンと干渉して取り付けできない事態となりました。
解決方法は以下の記事に書いています。
Fractal Design Define R5 と Corsair H115i

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