少し前の記事 弾速計の表示速度比較 でも書いたように
X3200は偽物がかなり出回ってるみたいです。
(恐らく前記事に載せたX3200も偽物と思われます)
今回は出品者のコメントに「本物」と書かれている商品を購入しました。
(こちらの商品はメーカーから直接仕入れた最新ロットです。
(一部偽者も出回っているようですのでご注意下さい。)とも書かれていました)
※だからと言って確実に本物という証拠はないので、判断と購入は自己責任で!
今回購入したX3200が本物という前提で見ていきましょう。
※バージョンやロットによっても仕様は変わってくると思いますので
あくまでも参考程度で見てください!
まずは外箱から。
下の写真は、偽物と思われる製品の箱には書いてなかった「mkII」の文字が
しっかりと入っているのが確認できます。
箱の側面にはシリアル番号のシールが貼られています。
(偽物と思われる製品には、シリアル番号のシールはなかった)
本体上部と前面に保護用のビニールが貼られています。
(偽物と思われる製品には、上部の保護ビニールはなかった)
本体裏にもしっかりとシリアル番号のシールが貼られています。
また、MADE IN TAIWANの文字も見て取れます
(偽物と思われる製品には、どちらもなかった)
電池ボックス部のネジには、製造時期を記した封印シールが貼られています。
(偽物と思われる製品には、封印シール自体がなかった)
このシールから、製造時期が2013年9月頃のロットなのが分かります。
電源OFFの時の液晶表示も若干異なります。
下の動画のように、正規品ではX3200のロゴがしっかり出て、ふわっと消えていくのに対し
偽物と思われる製品では、一瞬だけロゴが出てすぐに消えてしまいます。
また、動画はありませんが、弾を打ち込んだ際に表示される
何回目の計測かを表す数字の出方も若干違いました。
(正規品は打ち込んだ瞬間出るが、偽物ではちょっと間があって表示される)
これだけ違いがあると、流石にロットの差ではないかと思います。
そもそもシリアル番号がない時点で、間違いなく偽物でしょうね・・・
(もしくは同じ工場で作られていたとしても横流し品)
前回の偽物と思われる製品でも行った、液晶型簡易弾速計との比較を行います。
(前回同様、前に液晶型簡易弾速系、後ろにX3200を並べて同一の弾で計測)
1回目
2回目
3回目
液晶型簡易弾速計平均:94.2m/s
X3200平均:93.9m/s
その差 0.3m/s
誤差の範囲とか考えると、かなり近い値が出てると思われます。
ちなみに計測に失敗すると「TOUT」の文字が液晶に表示されるのですが
正規品の方が、明らかに「TOUT」が出る頻度が高かったです。
(電池の残量が少ないと頻繁に出るとのことなので、電池は4本とも新品を使用)
この「TOUT」が、どのような時に出るか確認してみたところ
前方のセンサーを通過したのに、後方のセンサーを通過しない場合に出るようです。
(逆の場合は、液晶表示に一切変化はなく、見た目上は無反応です)
もちろん、ど真ん中に撃ち込めば、正規品のX3200でも
センサーが反応しないことはありませんでした。
(センサーが感知する範囲が狭い感じでした)
どこでセンサーが反応しないのかを、何度も試してみたところ
私の個体では以下のような結果となりました。
1.前側のセンサーは、上付近の感度が弱い。
2.後ろ側のセンサーは、下付近の感度が弱い。
従って、上の方で撃つと、液晶に変化がなく、何の反応もない。
(下から上へ斜めに打つと計測されるので、実際は後ろのセンサーは通過・反応してるはず)
下の方を撃つと、前のセンサーだけ反応して「TOUT」が表示。
センサーが拾いやすい方向を合わせれば、今よりも計測可能な範囲は
確実に広がると思われるので、センサーの位置を少しいじることにしました。
X3200で計測する時の、私の撃ち方を調べてみたところ
どちらかというと下気味で撃ってることが分かったので
後ろのセンサーを、前のセンサーと同じように、下側に強くしてみました。
基盤は完全に位置決めされているので、本体の基盤溝を削って
後ろ側だけ基盤自体を下にさげ、センサー位置を動かすことで対応しました。
(センサー受け側の基盤ではなく、IR照射基盤の方)
結果、後ろのセンサーも下の方をよく拾うようになり
多少センターから下方向にずれても、問題なく計測できるように!
(穴の筒に触れるようなギリギリを通らなければ、下方向は大抵計測可能な感じ)
上側は、元々反応が薄かったので、手を入れる前と変わらず
下側だけが反応が良くなった感じに修正出来ました。
(上側の更に1/3くらいの部分だけが計測しない感じ)
実は、私が今回購入したロットは、受信側のセンサーの形状が変わってました。
(発光ダイオードみたいな形ではなく、抵抗チップのような、チップ形式に変わってました)
偽物と思われる製品は、センサー自体は従来ロット品と同じ形状でした。
ちなみに基盤の色も(MKIIの)従来品は赤でしたが、今回のロットは緑になっており
基盤の配置構成なども大幅に変わっていました。
偽物と思われる製品の基盤の色も緑でしたが、基盤の配置構成は従来品と同じで
チップだけが別のものに変わってる感じでした。
もし、在庫品ではない、今の最新ロットでも基盤が赤であるならば
今回購入したX3200も偽物ってことになっちゃいます。
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