PCX(EBJ-JF56)のグリップとバーエンドを交換

PCX(EBJ-JF56)のグリップとバーエンドを交換することにしました。
PCXは原付のグリップサイズなので長さ115㎜の物が適合品となります。
少し加工したりポッシュのバーエンドに付属するスペーサーを使えば、120mmでも取り付け可能ですが、今回は加工なしの115mmで貫通式のものを選択しました。

デイトナのPRO GRIPはゲルタイプということで、メーカーの注意書きに耐震ゲルの材質は、溶剤に弱いためエポキシ樹脂製の専用グリップボンドが必要となります。と記載がありました。
なので、G17のボンドが家にあるにも関わらず、わざわざグリップボンド FOR GELGRIPを用意しました。

以下のものを揃えて作業開始です。

ポッシュ(POSH) ハンドルバーエンド ソリッドタイプ
キタコ(KITACO) スーパースロットルパイプ
デイトナPRO GRIP(プログリップ) エンド貫通 ショートタイプ
デイトナ(Daytona) グリップボンド FOR GELGRIP

(実はこの時点では気付いてない重大なミスがありました・・・)
デイトナ PRO GRIP

バーエンドのネジはかなり固いので、普通のドライバーだとネジをなめる可能性もあります。
本当はコンプレッサー式のインパクトドライバーでもあればいいのですが、個人で用意するのは厳しいので、固いネジを外す時、私はこれを使ってます。

一応、名前は「インパクトドライバー」です。

インパクトドライバー

ネジにビットをあてて後ろからハンマーで叩くと、叩いた瞬間に先端が同時に設定した方向に回転します。
ハンマーで叩いてるので、強力に押し込みながらネジを回してくれます。

なめたネジなんかを外す時にも使えたりします。
(なめたネジにマイナスの切込みを入れてマイナスビットでぶっ叩くと結構取れます)

バーエンド外し

バーエンドのネジにあててハンマーで叩けば楽々取れます。
(ハンマーはそこそこの重さの物を使ってます)

バーエンドが取れればグリップ外しです。
左側はハンドルバートとグリップの間にマイナスドライバーを突っ込んで、出来た隙間にパーツクリーナーを流し込めば簡単に取れます。
右側はそもそもスロットルごと交換するので、グリップを抜き取る必要もありません。

パーツクリーナー

グリップを抜いたら綺麗にして新しいグリップを差し込みます。
差し込む前にグリップボンドを塗って差し込むのですが、非常に硬いので覚悟が必要です。

差し込む時もパーツクリーナーを使用すると楽なのですが、ゲルグリップに使っていいのか不安だったので力で入れました。
(普通のグリップボンドを使うなって書いてあるのに、ゴムにダメージを与えやすいパーツクリーナーを使うのは気が引けました)

グリップ外し

左側が終わりアクセル側を交換しようとしたて気付きました。
(最初に書いた重大なミスのことです)
買ったハイスロは前の型のJF28用だったのです・・・
(JF28用はスロットルワイヤーをはめるところが1本分しかないです)

ナップスに在庫確認したらJF56用があるというので買いに行って取り付け。

キタコ(KITACO) スーパースロットルパイプ JF56用
キタコ(KITACO) スーパースロットルパイプ JF56用

ちなみにJF28用は純正比で33%ハイスロ化しますが、JF56用は15%しかハイスロ化しません。

左グリップ交換後

バーエンドとグリップの交換自体は、そんなに難しい作業ではありませんが、今回は部品を間違って購入するというミスがあり、思った以上に時間が掛かってしまいました。

右グリップ交換後1
右グリップ交換後2

赤がアクセントになって見た目は結構よくなったと思います。

ブレーキレバーも同時に交換しようと思ってましたが、国内価格より安く売ってるのを購入したらタイからの輸送だったので、いつ手元に届くか分からず(笑)
気長に待つことにします。

グリップ交換後

PCX(EBJ-JF56)のリアサスをキタコ製に交換

JF56になってから以前より良くなったとは聞きますが、それでも微妙な気がしてリアショックを交換することにしました。

交換するにあたって数種類が候補に挙がりました。
YSSのタンク別体式やエンデュランスなど。
悩みましたが、高くなくて色が綺麗そうなKITAKOのリアショックアブソーバーにしました。

ちなみにキタコのリアショックには、調整用のピンスパナが付属していないので、調整するには別途購入する必要があります。
キタコ(KITACO)ピンスパナ(150mm)

ネジ部分も見た目をよくするために、ポッシュ製のボルトとキャップボルトホルダーを同時購入。

キタコKITACO リアショックアブソーバー

キタコのリアショックアブソーバーには取り付け説明書が同梱されていますが、PCXのリア周りの分解が初めてだと、同梱されている説明書だけでは分かり辛いかもしれません。
(私は1度分解してるので問題ありませんでしたが)

外装外し

マフラーは完全に外さなくてもショックの交換は可能でしたが、マフラーとスイングアーム部を繋ぐ3本のネジを外し、マフラーを少し下にずらす必要はありました。
スパナやメガネレンチを使い(ラチェットでもユニバーサルジョイントがあればOK)マフラーをずらさなくても交換可能ですが、僅かな手間ですし、更にトルクレンチを使うことから、今回はマフラーをずらしました。

純正ショックとの比較

一気に2本外さずに片方ずつ交換すれば、特に支えなど必要なく交換できます。

キタコKITACO リアショックアブソーバー 交換後1

キタコKITACO リアショックアブソーバー 交換後2

この組み終わった状態でもピンスパナを使ったプリロードの調整は可能です。
右側は隙間も十分で簡単に回せますが、左側は隙間があまりないので、少しずつ回すことになります。

キタコKITACO リアショックアブソーバー 交換後3

乗った感想としては、一番弱くしても純正より硬いです。
(もちろん暫く乗って馴染んで来れば変わるかもしれません)
柔い足回りが好きな人には向かないと思います。
(少なくとも純正より柔くすることは出来ませんので)

ただ硬いと言ってもピョンピョン跳ねるわけではなく、ギャップを乗り越えた際にゴツっとショックは来るものの、減衰がしっかり効いてて、バネの揺れは直ぐに収まります。
しっかりと路面を追従する感覚は純正より確実に良いです。
スピードが出てるコーナーでの安定性は格段に良くなりました。

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