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レーダー探知機をAR-G800Aに買換え(VOXY 80系にOBD2で取り付け)

前車から引き継いだCellstarのレーダーVA-307Gを使っていましたが
元々不満のあった型だったのと、車を買い替えたんだしレーダーも買い替えるか
ということで、再びCellstarのレーダーに買い替えました。
(ユピテルはGPSデータの更新が有料なので、今回も買い替えの対象から外しました)

今回購入したのはOBD2対応+WiFi更新可能なAR-G800Aです。

厳密にはAR-G800AのAmazon限定モデルであるAR-G800AZとなります。

機能は全く同じなのですが、Amazon限定モデルということで
OBD2とセットで少しお安く売ってます。

AR-G800AZ
セルスター レーダー探知機 AR-G800AZ

通常版と違い、パッケージは非常に簡素です。

セルスター レーダー探知機 AR-G800AZ 2

さっそく取り付けますが、まずは車両側のOBD2コネクターの場所を確認します。
下の写真の赤丸部分の後ろ側にあります。

OBD2 1

下から見ると下の写真のようにコネクターが見えます。

OBD2 2

今回はダッシュボードの右奥にレーダーを取り付けるので
配線を通すためにダッシュボード右のカバーを外します。

ダッシュボードの右のカバーを外すには、まずAピラー部分のカバーを外す必要があります。

Aピラーはネジ止めされておらず、引っ張るだけで外れるようになっているので
下の写真のように矢印方向に引っ張れば固定している爪が外れます。

Aピラー
Aピラー2

爪が外れたら、上に引き抜けばAピラー部分のカバーが外れます。

Aピラー3

Aピラー部分のカバーが外れたら、ダッシュボード右のカバーも
上に引っ張って爪を外せば、簡単に取り外すことが可能です。

カバー1
カバー2

レーダーに繋ぐOBD2コネクターのコネクター部分は、結構サイズが大きいので
ダッシュボードの右側のカバーを外した部分の隙間から下に引くには
少々厳しいかもしれません。

先に配線通しや針金などを使い、ガイド用の糸や線を車両側のOBD2コネクター付近まで通し
細いレーダー側のコネクターをガイド用の糸に結んでから、上まで引っ張り上げた方が楽かもしれません。

OBD2の配線が電源も兼ねるので、配線を通して本体台座をダッシュボードに貼れば終了です。

取り付け完了1

現時点ではCellstarの適合表にZRR80Wの記載はなく、ZRR80Gのみ適合となっていますが
エンジンの型式も同じですし、そもそもOBD2プロトコルは規格ものなので
最近のトヨタ車はほとんど対応できているようです。

もちろんZRR80WでもOBD2の情報は問題なく取得できています。

取り付け完了2
取り付け完了3

レーダー探知機をVA-307Gに買換え

買換え自体は少し前のことなのです。
今回は使用してみてのインプレをメインに書きます。

まず、前機種ですが、AR-510FTを使用していました。
シンプルでありながら、最低限の機能を搭載し、GPSデータの更新も無料という、大変素晴らしい名機だったと思います。

今回購入したVA-307Gは、AR-510FTに比べどれほど進化したのか?
非常に期待して使用してみましたが、結論から先に書きますとガッカリ感が半端ないです・・・

まず最大の特徴であるGPSの感度UP
これは確かにAR-510FTに比べて良くなっています。
しかし、AR-510FTがギリギリGPSを見失うような場所でVA-307Gを利用すると
確かにGPSは拾ってはいますが、完全停車状態でも緯度経度が微妙に動きます。
そしてスピード表示が時速0kmから時速15kmくらいの間で動きます。

感度が上がっても不正確では全く意味がありません。
GPS受信画面に切り替えてみてみると、Hiが0~1個、他は全てLowという感じの時にこの現象はよく起きます。

メーカーに不具合として報告したところ以下の回答が。
「GPSが測位してない状況
(Hiが0~1個程度のAR-510FTなら受信できないような場所)ですとVA-307Gでも
車の振動で速度表示が変化することは考えられます。
VA-307Gは、GPS信号の他にGセンサーやジャイロセンサー機能が速度検出にも
機能している為、車の振動で緯度経度が微妙に変化することで速度表示にも影響する場合があります。」

車は完全停止状態で、振動がない状態にしても起きますから!
Cellstarの問い合わせは「返信」も出来ないし、毎回全情報を入力させられて
何度もやり取りする場合を全く想定していない(というか出来るだけやり取りしたくないと思わせる)作りで、3~4回のやり取りをしただけで、これ以上やり取りするのも嫌になり、やり取りは諦めました。
(お約束ですが、不具合と認めたくない文章が何度も返ってきます)

これ明らかに不具合だと思いますよ!

次にメインとして表示させている「スピード表示」ですが
AR-510FTでは表示の大きさが小さいと思っていました。
VA-307Gでは画面も一回り大きくなり、表示のフォント自体も大きくなり
単純な見た目に関して言えば、非常に見やすくなったと言えます。
しかし速度の切り替わり方があまりにも遅い。
GPSでの速度表示は、車のスピードメーターよりもワンテンポ遅れます。
これはGPSで移動量を算出して速度を割り出していて
その移動量を取得するのに、GPSの受信間隔でしか処理できないからです。

AR-510FTでもスピード表示はワンテンポ遅れていました。
これはGPSレーダーであればある程度は仕方のないことです。
しかしVA-307Gはワンテンポどころか3テンポくらい遅れます。

これは個人的な意見ですが、スピードの表示方法に問題があるように感じます。
計測時の速度をリニアに表示するAR-570FTに比べ
VA-307Gは見た目を重視するあまり、速度を1km毎に上げたり落としたりしています。
数字が一気に動かずに、1km単位でパラパラと変わって行くから
計測時の速度を表示するまでに、数秒遅れている感じがします。

こんなバカな仕様を考えたのは誰ですか・・・

相変わらず消せない「オープニングのシートベルト警告」
「頭脳(ブレイン)システム」搭載機種は消せるようになっていますが
同時期発売なのに消せない本機・・・

「選べる警告パターン」で実写を選んでみたものの、アニメ表示の方が見やすいと感じ
結局は実写での警告は使わなくなった・・・

AR-510FTから買い換える必要性は、正直無かったと感じます。
Cellstarはデータの更新料が無料なので、VA-307Gを購入することになりましたが
データ更新にお金を出しても良いと思える人や、速度など車両の情報を利用して
正確なデータを表示させたい人などは、OBDⅡ接続も搭載しているYUPITERU製品の方がいいかもしれません。

データ更新無料なら、私も間違いなくYUPITERU買うんですが
GPSレーダーの命と呼べるデータ更新が有料なのが残念で仕方ない。
YUPITERUさん、データ更新料金無料化に期待しています。

Cellstarさん、次回もCellstar製品を買いたいと思えるように
AR-510FTのような名機を世の中に送り出してください。

期待しています。

追記
配線は510FTのものがそのまま使えました。
良かった点はこれくらいか。