VOXY 80系にALPINE SWE-1200取り付け(準備編)からの続きです。
先週立ち寄ったオートバックスにて「広告の品」として12,800円(税込)で売られていたSWE-1200を思わず購入。
時間が取れたので取り付けました。
80系ヴォクシーZSは、アイドリングストップ車なので、電力消費量やバッテリーの電圧を監視し制御しています。
電流計を通さない取り付けを行うと、アイドリングストップ状態から復帰できないなどの不具合が出るようです。
ZSの電力計はバッテリーのマイナス端子直後にあるので、サブウーファーのマイナスは直接バッテリーから取らず、ボディーアースなどで電力計以降から取ります。
プラスの配線はバッテリーから直接引きますので、エンジンルームから車内へと配線を引き込む必要があります。
下の写真は運転席側の配線引き込みゴムブッシュ(グロメット)ですが、今回は助手席側から引き込みました。
(助手席側は写真が撮りにくい位置にあるので、同じ形状の運転席側を写真に収めました)
写真のゴムブッシュの上下についてる突起の中に配線を通します。
通した後で突起部分と配線を一緒に粘着テープなどで巻いておけば、水の浸入を防げます。
(配線通すの結構きつめなので、巻かなくても気密は取れてると思いますが)
SWE-1200に付属の電源線は、アンプ側のカプラーからプラス配線のヒューズまで繋がってるので、そのままでは引っ掛かって引き込みできません。
そこで一度電源線を切断してからゴムブッシュを通します。
配線の引き込みは針金などを使っても可能ですが、「配線ガイド」を使用すると楽になります。
車いじりをする人には必須アイテムですね!
配線ガイドを利用しても、ゴムブッシュを突き破って引き込むのは力が必要なので、あらかじめ細めのドライバーなどで、ゴムブッシュに穴をあけておくと楽になります。
助手席側のゴムブッシュから配線ガイドを入れると、下の写真の部分にガイドが出てきます。
引っ張れば無事に車内への引き込み完了です。
(現時点ではまだバッテリーに配線してはいけません。ショートの恐れがあります)
ちなみに写真の場所は、グローブボックスを外さないと見えません。
(つまりグローブボックスの裏側の部分ということです)
今回はアンプをセンターパネル奥に設置するので、各配線をセンターパネルへと引き込んで行きます。
センターパネルの下部分は、ネジ止めなどはないので、引っ張って外していきます。
順番としては
1.センターパネル前面の一番下の小さなパネルを手前に引っ張って外す。
2.運転席、助手席側のパネルをまず横に引っ張り、外れたら手前に引き抜きます。
3.ドリンクホルダーの周りのパネルを手前に引っ張って外します。
(ドリンクホルダーはネジ止めされているので、引っ張っても外れません)
これで下の写真の状態まで外れます。
切断したバッテリーへの配線にキボシ端子を取り付けて結線します。
ナビへの配線もあるので、ナビも取り外します。
ナビ周りのパネルもネジ止めされていないので、引っ張って外します。
引っ張るだけでここまで外れます。
サブウーファーのコントローラーは下の写真の場所に取り付けました。
両面テープなどで止めたわけではなく、配線通してはめ込んだだけです。
(配線を通す穴は奥にあけました)
ちなみに暗くなっても光ってるのは小さなLEDだけなので、暗闇でコントローラー調整は難しいです。
全ての配線を集めて結線後に、バッテリーのプラス端子も接続し、実際に音を出して配線が正しく繋がっているか確認します。
バッ直配線にコルゲートチューブ巻くのを忘れていたので、再度巻きなおして結束バンドで固定・・・
配線状況が問題なければ、配線をまとめてアンプを設置場所に設置します。
私はセンターパネルの最奥部にアンプを設置しました。
アンプ設置(横から)
アンプ設置(前から)
あとは外したパネル類を元に戻して終了です。
(アンプからウーファー本体への配線がちょっとだけ見える程度になります)
サブウーファー本体は、下の写真の場所に設置しました。
シート下は後席用のエアコンダクトがあって収まりませんし、センターパネルのすぐ前に置くには、サイズが微妙に大きすぎて無理でした。
(アルヴェルならセンターパネル前にジャストフィットらしいです)
SWE-1500なら少し小さめなので、前方に丁度収まるかもしれません。
一応サブウーファーが動かないように裏面にベルクロを貼り付けましたが、固定感はいまいちです。
設置が終わったらナビの設定を変更します。
ユーザー登録が済んでいれば、アルパインのHPから「車種専用サウンドセッティング」というページに行けますので、そこで各情報を入力し設定を取得します。
車種、フロントスピーカー、リアスピーカー、サブウーファーを選択すると、TimeCorrectionやX-OVERの設定値が表示されます。
(印刷用のページから印刷しておくと便利です)
その設定値をナビにセットすれば、搭載したスピーカーでの車両専用設定となります。
ちなみにアルパインDDLスピーカー+SWE-1200だとX-OVERは以下のようになりました。
X-OVER
フロント:80Hz スロープ12dB/oct レベル0dB
リア:80Hz スロープ12dB/oct レベル0dB
サブウーファー:200Hz スロープ6dB/oct レベル0dB
最後にSWE-1200を使用した感想ですが、値段相応って感じだと思います。
小型のウーファーなので音圧も小さいですし、かといってキレもあまりありません。
今回は小型で邪魔にならないものというコンセプトで導入したので、低音補助という意味では悪くはないかと思います。
2014/04/20追記
設置してから単距離、中距離乗っていますが、全く問題ありません。
アイドリングストップ自体も問題ないですし、アイドリングストップからの復帰も快調です。
エンジン再始動時にウーファーの音が途切れたり、異音が出るようなことも全くありません。
はじめまして。ヴォクシー80乗りのタケと申します。
ブログ拝見させて頂きました。
とても丁寧なブログ、とても勉強になります。
一点、配線の引き込みで質問がありご連絡させて頂きました。
いきなり質問で申し訳ございません。。
ひろあきさんのブログを参考にエーモンの配線ガイドを使用して配線引き込みをチャレンジしてみましたが、黒い部分が引っかかりなかなか引き込めません・・
力が足りていないだけかもしれませんが、作業のコツなどございましたら、ご教示頂ければと申します。
以上、宜しくお願い致します。
素人ヴォクシー さん
はじめまして。
記事にも書いております通り、引き込みはかなり固いです。
無理やり引っ張るのでも構いませんが、事前にドライバーなどで穴を広げておくと楽かと思います。
また黒い部分の段差等を少しでもなくすために
ビニールテープで繋ぎ目を巻いておいてスムーズにする方法もあります。
但し、ビニールテープが引っ掛かり、ビニールテープだけ置いて行かれることもあるので要注意です。
ノアを買い直ぐに配線してます。
私は8SQのケーブル+2SQ+細い線2本を、配管用潤滑剤をスプレースながら押し込んでいますが、順潤滑剤で楽に入ります。
潤滑剤が無ければ、CRCでも、洗剤を薄めた液でも、最悪水でもいいですから、ケーブルに付けて居れてみてください。
楽に通ります。