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HDD換装後の空き容量について

PS3のHDDを大容量の物に交換する場合に納得行かない事が1点あります。
(ver2.42時点での話しです)
それは大容量のHDDを積むとシステムが使用する領域が肥大するのです。
これはHDD容量が大きければ大きいほどシステム使用も増えていきます。
(つまり初期状態での空き容量が減る事になります)

以下にフォーマットされた初期状態での空き容量をHDD容量で纏めてみました。
HDD容量:空き容量/全体容量(システム確保領域容量) 全体に占める割合
320GB:263GB/298GB(35GB) 0.1174
300GB:247GB/279GB(32GB) 0.1146
250GB:206GB/233GB(27GB) 0.1158
160GB:130GB/149GB(19GB) 0.1275
120GB:97GB/111GB(14GB) 0.1261
60GB:47GB/55GB(8GB) 0.1454
40GB:31GB/37GB(6GB) 0.1621
20GB:14GB/18GB(4GB) 0.2222

この数値から一つの計算を仮定してみた。
2G+HDD容量の10%がシステムで確保されていると考えてみるとかなり近い数字になる。
(誤差入れれば同じと考えても問題ないレベル)
HDD容量 (システム確保領域容量)2G+HDD容量の10%
320GB:(35GB)34GB
300GB:(32GB)32GB
250GB:(27GB)27GB
160GB:(19GB)18GB
120GB:(14GB)14GB
60GB:(8GB)8GB
40GB:(6GB)6GB
20GB:(4GB)4GB

PS3は何故にこの様に無駄に領域を確保するのか?
謎は深まるばかりです・・・
(この件で再度SCEへメールにて問い合わせを行っています)

2008/08/23追記:
SCEよりメールにて回答がありました。
やはりシステム的に2G+10%を確保しているようです。
個人的には10%は無駄な確保だと思いますが「仕様」ということなので割り切る他ありません。
今後のファームアップにて改善されることを期待しています。
以下、メールより一部抜粋

-------------------------
PLAYSTATION 3(PS3)では、ご指摘の通り、
システムソフトウェアのアップデートで使われる容量として2GB、
システム予約領域として使われる容量としてハードディスク(HDD)容量の
約10%をあらかじめ確保しております。

システム領域は、空きクラスタ(空き容量)の管理および
パーティションやその他細かい管理に必要なものとなっており、
PS3の仕様となりますのでご了承いただきますようお願いいたします。
-------------------------
※メールの内容の転載について禁止とは書かれていないので
転載しておりますがSCE様的に内容が不味ければ
問い合わせで返信を頂いたメールアドレスまでご連絡下さい。

新型PS3(40G版)HDD換装

注意:HDDの換装は自己責任でお願いします。
    データが復旧出来ない可能性があるばかりかPS3自体破損の可能性があります。

新型PS3(40G版)のHDD換装を行うことにしました。
本当は250Gと値段もあまり変わらない320GのHDDに換装するつもりでしたが
TWO TOPに行ったらWD3200BEVTが売り切れていたので
容量足りなくなったら未だ見ぬ500Gが登場し
(この記事を書いた時点で既にSAMSUNGからHM500LIという2.5インチ9.5mmの500Gが既に出ていました。まあSAMSUNGのHDDを購入するつもりはありませんが・・・)
安くなった頃にでも換装すればいいかと思い
WD2500BEVSを購入(WD2500BEVSは既にPS3への換装実績があり)
※PS3ではSATA接続のHDDを購入する必要があります。
 またPS3では7200回転などの高速なHDDを接続しても発熱が増えるだけで
 体感速度は殆ど上がらないという報告が多数あるので7200回転は避けた方がいいかも知れません。

換装に当たってまずやるべき事はバックアップ。
バックアップはPS3のメニューにあるので
FAT32でフォーマットされた適当なUSBメディアを繋ぎ実行。

次にPS3の公式サイトよりアップデート用のファイルをDL。
PS3アップデート公式
そしてそのファイルをこれまた適当なUSBメディアに保存。
保存する場所は自分で作成の必要あり。
/USBメディアのルート/PS3/UPDATE
このUPDATEフォルダの下にDLしたファイルを置いておきます。

準備が出来たらいざHDD交換。
HDDの交換方法はPS3の付属品の説明書(?)に書かれているので省略。
(ノートPCのHDD交換の経験がある人なら2分もあれば換装可能かと)

電源を入れるとコントローラーをUSB接続してPSボタンを押せと出ます。
素直にPSボタンを押しましょう。
するとシステムの起動が出来ない~とのメッセージが出ます。
アップデートファイルの入ったUSBメディアをPS3のUSBに挿していることを確認しSTARTとSELECTボタンを同時に押します。
アップデートファイルのチェックが終わるとフォーマット&アップデートを行うのでOKならSTARTとSELECTボタンを同時に5秒以上押せと出ます。
その後はメッセージに従ってアップデートを実行していけばHDDのフォーマットとPS3のシステムファイルの更新は正常に終わると思います。

PS3が正常に起動するようになれば初期設定を行い
システムのリストアを行えばバックアップ時の状態に復旧出来ます。
これでPS3のHDDの換装は終わりです。
流石に交換方法がマニュアルに書いてあるくらいなので換装は超簡単ですね!

※換装後、リストア前に空き領域を確認しましたが既に20G以上が使用されている事になっていました。
40GのHDDの初期状態ではそんなに使用されていなかったのでPS3のシステムが確保する領域は全体の%で計算されて確保されているのかも知れません。
どう考えても無駄に領域を取ってるとしか思えないです。
修正来ないんですかね・・・

追記:SCEに空き容量についてメールで問い合わせてみました。
以下、メールの返信から抜粋
————————-
Ver.によって空き容量は変動します。
Ver.1.10以降全て同じという訳ではなく、換装したHDDの基本容量に相応した使用量となる可能性がございます。
————————-
基本容量に相応した使用量となる「可能性」があるそうです。
技術(開発)部門に問い合わせればすぐに分かると思うのですが「可能性」という言葉で終わっちゃいました・・・
単純に空き容量の計算方法が新旧混じってて引き算した為に見かけ上そうなっているのか
本当にシステムやSWAPなどの領域が多く確保されているのかは分かりません。
PS3に積んだHDDにファイルを置いていき空き容量がどう変動するのかを確認すれば
どちらの理由でそうなるのか判断出来ると思いますが面倒なので放置です(笑)
(計算が新旧で計算されていたとすると最後マイナスになっちゃうので無駄に領域が確保されている可能性が高いと思う)

DLNAサーバーの導入

今まではNASに入れたmpeg2を直接Regzaで再生していました。
しかし、mpeg2だと流石にファイルのサイズが大きいですね。

PS3の新品が安く売っていたので思わず購入(笑)
PS3のDLNAクライアントは割と色んな種類のファイルが再生可能だったりします。
(バージョンアップで再生可能な形式が増えたりもします)
しかしUSBで接続したメディアのファイルは再生出来るもののNASの共有ファイルを直接覗く事は出来ません。
そこでLinux(etch)にDLNAサーバーを導入することにしました。
DLNAサーバーとして採用したのはMediatombというフリーのアプリです。

インストールの方法は下記のサイトに詳しく載っているので省略します。

玄箱PROを使用したPS3用DLNAサーバ構築手順 (Mediatombのインストール)

このままPS3からDLNAサーバーの検索を行うとMediaTombという名前で表示されます。
この名前を変更する方法は/etc/mediatomb/config.xmlを編集します。
MediaTombとなっている部分のMediaTombを任意の名前に変更すればPS3にもその名前で表示されるようになります。
※勿論RegzaからDLNAで接続してもファイルは見えますがmpeg2しか再生出来ません。

WirelessLANのアンテナ交換

C4110にminiPCIの無線LANカードを取り付けましたが感度が悪いのでUSB無線LANをずっと使用しています。
miniPCIのアンテナはヤフオクで買ったアンテナ自作キットというやつ。
未加工の銅板と同軸ケーブルが送られて来てWebで検索すると出てくる加工方法と同じ感じのマニュアル紙が1枚付いて来るだけ。
かなり厳密に計って加工したのだが感度は正直よろしくない。
ノートの天板が無線LAN対応の機種で無い場合にシールドされている事もあるそうで一応外にアンテナを出してみて計測してみるも感度は余り変わらず(若干良くなる程度)
正直、ガッカリでUSB無線LANで運用することにしました。

ヤフオクを見てるとたまたまC8から取り外したアンテナが出品されていたので写真を見るとなんとなく感度が上がりそうな作りに見えた(笑)
(自作キットのマニュアルのものとは明らかに作りが異なる構造)
そこで思わずポチっってしまいました・・・

とりあえずまだ品物が届いてないので届いたら感度について加筆しようと思っています。
bluetoothモジュールも出品されていましたがC8のbluetoothモジュールはV1.1のため無線LANと干渉するのでポチりませんでした。
Qosmio用のbluetoothモジュールであればV1.2らしいのでポチってたかも・・・
(Qosmio用のbluetoothモジュールは先駆者のページでは換装可能と書かれていますので)
まあ最近のbluetooth2.0のUSB物は5円玉の直径程度の物もありますのでそれでも良いかなと思ったりもします。

追記;
実際にC8のアンテナと自作アンテナを交換してみたところ感度はかなり良好になりました。
これなら十分実用に耐えれる感度だと思います。(恐らく純正と同等の感度になっているかと)
ただ無線LANカードがあるパームレストの部分は結構温かくなっています。
下にはHDDがあるのでこの発熱の影響がなければ良いのですが。
(HDDの温度を計測してる限りでは問題なさそうです)
とにかく自作アンテナは避けた方がいいと個人的には思います。

※無線LANの自作での取り付けや使用は電波法に触れる恐れがありますので行わないでください。
ここに書いている事はあくまでも実験です。
実際に電波を飛ばして使用することはおやめください。

HDD換装(250Gへ換装)

WESTERN DIGITAL WD2500BEVE (250GB 9.5mm)を購入しC4110に換装してみました。
※既にリンク先のサイトはなくなっているようです

結論から先に書きますと何の問題も無く使用可能でした。
型式等から考えて(C8、C9、C4120でも同様に換装可能だと推測します)
※今回の換装はパーティションイメージのバックアップから復元という形で行っています。
クリーンインストールを行う場合はOSがbig driveに対応している必要があり
対応するOSのバージョンはWindows2000ではSP4、XPではSP2以降が必要となります。
OSのインストールCDがこの条件を満たしていない場合にはインストール時にHDDの容量を正しく認識しません。
対応策としては自分でサービスパック適応済みのインストールCDを作り直す事です。
サービスパック対応のインストールCDの作成は詳しいサイトなどありますのでここでは触れません。
またDOSから確認したところBIOS上ではbigdriveを認識していないので
システムドライブ(Cドライブ)はHDDの頭から130G以下にする必要があります。
これはOS起動時だけはBIOSに依存するためです。
OSが起動してしまえばBIOSに依存せずにHDDアクセスする為
Dドライブなどが150Gのパーティションであっても問題はないようです。

換装に使用した環境は以下です。

OS:WindowsXP SP3
HDD:60GでC、Dで二つのパーティション
バックアップ&リストアソフト:Acronis True Image LE
(137Gを超えるHDDを使用するにはWindows2000ではSP4、XPではSP2以降が必要です)

まず買ってきたWD2500BEVE を2.5インチ用のUSB接続ケースに入れ
Cドライブ用:79.5G Dドライブ用:153Gでパーティションを切りました。
そしてDドライブ用のパーティションをNTFSでフォーマット。

次にAcronis True Imageで既存のHDDのCドライブのバックアップをDに保存。
その後USBで繋いだWD2500BEVEのDドライブになる所にコピー。

そしてここで初めてHDDの換装に入ります。
HDDを換装後にAcronis True ImageのCDからブート。
コピーしておいたバックアップイメージを予めパーティション切っておいたCドライブ用:79.5Gを復元先に指定して復元。
(復元するパーティションのタイプはOS起動可能なアクティブを指定します)
復元が完了し再起動すると無事WindowsXPが起動しました。

但し、Windowsが起動しただけでは本当にbig driveの壁の問題が無いかは分かりません。
そこでDドライブ用:153Gに137Gを超えるファイルを置いてみます。
確認は以下のサイトを参考に行いました。
HDD BigDrive問題の確認方法
150Gのファイルで埋め尽くしても最初の確認用ファイルも開けるしOSの起動も問題ないのでbig driveの壁は突破出来ているようです。
速度的には流石125GプラッタでHDtuneで計測したところ60MB/sec出ていました。
(最新のSATAなHTS723216L9A360では78.7MB/sec出るらしいです・・・ PATA仕様のHDDも出して欲しいな)

速度の数値的には前の60G HDDより1.5倍近く速い数値になっています。
OSの起動は流石に早くなってますが、デバイスの検出などでHDDを読み込まない時間は
当然のことながら短縮出来ないので1.5倍早くなるわけではありません。
(シークタイムも同じ5400回転からの換装なので連続的にデータを読まない場合はそれ程体感出来ません)
ということでアプリの起動は早くなったのが分かるものと分からないものがあります。
HDDへのアクセス音はほぼ皆無で全く気になりません。(個体差もあるかと)
HDD温度は通常時は40度以下(大体35度前後)で長時間HDDにアクセスを行うようなアプリを動かすと47度まで上がりました。
ノート自体はそこそこ温かくなりますがHDDの寿命が著しく縮む温度は50度以上で
HDDを1時間以上アクセスし続けても47度までしか上がらなかったので全く問題ないと思います。
全体的には容量も大幅に増えましたし速度も体感可能なので良い買い物だったと思います。
HDDSpeed.JPG

AD-7590AのRiplock解除ファーム書き換え

AD-7590AのRiplock解除ファームが出ていたので書き換えてみることにした。
Riplock解除とはリッピングの際に速度制限(x1倍)の制限が掛かるのを解除することです。
つまりリッピング速度が制限で非常に遅いのをドライブの性能速度まで引き出してあげるということです。
(このドライブでリッピングを行わない方は必要ありませんね)

まずは以下のページから改良ファームをダウンロードします。
Liggy’s and Dee’s Optiarc 7590 and 7593 firmware
上のサイトのOriginal Optiarc AD7590A firmware 1.01のFastをDLしてください。
(書き換えを行う前に予め解凍しておいてください)

次にWindows上からフラッシュを書き換えるツールをダウンロードします。
Binflash – Universal firmware flasher for binary firmwares
上のサイトからWin32 GUIのファイルをDLします。

書き換えの準備は整いましたが書き換えを行う前にDVDの転送モードをPIOに変更します。
(デバイスマネージャからIDE ATA/ATAPIコントローラ>繋いでいる方のチャンネル>詳細設定タブ>転送モードで変更します)

bintool.JPG
まずは既存のファームをバックアップします。
「Dump」ボタンを押してファイル名を指定すれば既存のファームのバックアップが取れます。

さて、いよいよファームの書き換えです。
「Flash」ボタンを押して先程ダウンロードしたファームを指定すればファームの書き換えが始まります。
ファームの書き換え後に再起動すると新ファームが有効になるようです。
※必ずファーム書き換え後にDVDドライブの転送モードをDMAに戻してください。

リッピングを行って速度が速くなっていれば無事Riplock解除成功です。