以前購入していたUmarexのG36CVですが、メインスプリング交換+チャンバーパッキン交換にて
10m程度の部屋撃ちなら全く問題なかったのですが、サバゲに本格投入しようと思い
30m程度のテスト射撃をしたところ、20mくらいから弾道がバラけるのが確認できました。
そこで遠距離射撃にも耐えれるように、本格的に調整を行うことにしました。
まずはメカボックス内部を知るために、シム調整を行ってみました。
シム調整にはライラクスのシムセットを使用しましたが、途中経過やシムセットの写真はありません。
(オイルで手がべたべたになるので、メカボ内の作業中の写真は厳しいものがあります・・・)
メカボックスを開けてみたところ、中華銃によくある「オイルギトギト状態」ではなく
以外にも薄っすらとしかオイルは塗られていなくて、更にシム調整も案外ちゃんとしてありました。
シム調整だけが目的だったら開けなくてもいいんじゃないかと思ったくくらいです。
(折角開けたので、洗浄→シム調整→グリスアップを行って閉めました)
ついでに配線も1.25sqのものに引き直しました。
※元々ヒューズレス仕様ですが、平型ヒューズを配線途中にハンダ付けして、安全性を高めました。
軸受けもメタルでしたし(一部ベアリングもあり)ギアもしっかりしてるようなので、交換部品は以下としました。
(インナーバレルは、メカボを弄った後でも弾道が安定しないようなら交換予定)
1.UFC GB069 CNC アルミノズル G36用
2.UFC GB065 CNCシリンダーヘッド Ver.3(G36) メカボックス用
3.UFC GB066 ベアリング アルミピストンヘッド
4.マルイ純正ピストンセット
5.ライラクス ステンレスハードシリンダー TYPE D
6.イーグルフォース ハマー1100-Sモーター
(これを書いている時点では、5と6がまだ届いていないので、実際に組み込むのは次回となります)
ちなみにマルイのSTD G36Cはインナーバレルが247mmのようですが
UmarexG36CVやマルイ次世代G36Cカスタムは、インナーバレルが260mmあるので
ステンレスハードシリンダーは250mm~300mm対応のTYPE Dをチョイスしました。
ピストンヘッドはアルミヘッドを使用するので、マルイ純正のピストンヘッドからは、ピストン部分のみを利用します。
ピストンの中ほどに丸い跡があるおので、その部分をカッターやドリルなどで除去します。
するとネジが出てくるので、ネジを外せば分解出来ます。
(ネジロック剤が塗ってあり、非常に固いので、ネジをなめないように注意が必要です)
外したピストンにアルミピストンヘッドを取り付ければ、ピストンassemblyの出来上がり。
シリンダーヘッドとアルミノズルは、Ver3用で更にG36用である必要があります。
(その他のものとはノズルの長さが違うようです)
シリンダーヘッドにノズルを組み込む際は、薄っすらとシリコングリスを塗っておくと
シーリング用のOリングが痛まないかと思います。
(ラジコン用のフッ素グリスを薄く塗布しました)
ちなみに純正ピストンヘッドへのグリスアップは、Oリングの溝部分にたっぷりとグリスを入れます。
これは、そこから空気がもれ、気密が落ちないようにするためです。
しかし、今回のアルミピストンヘッドのように「後方吸気」と呼ばれるものは
Oリングの溝にグリスを入れると、吸気のための穴が塞がれてしまい
上手く後方吸気が出来なくなります。
なので、ピストンヘッドのOリング周辺のグリスは、薄く塗る必要があります。
後方吸気の仕組みについては、以下のサイトが分かりやすいと思います。
http://zatfactory.web.fc2.com/p-1.htm
最後にピストンのクラッシュ防止のために、ピストンの歯を1枚だけ落とします。
ニッスイ8.4VとUmarex標準のモーターであれば、サイクルは激遅なのですが
基本的にリポで使用しますし、今回はハマー1100-Sモーターに交換するので
全然ハイサイクルほど早くはありませんが、念のためにピストンのクラッシュ防止加工を行いました。
ピスクラ対策で、なぜピストンの歯を落とすのかは、以下のサイトが非常に分かり易く説明されています。
気になる方は参考にしてください。ハイスピード化対応ピストンのオススメhttp://www5.atpages.jp/ubw/CustomReco_pistonhispeed.html
メカボックスへの組み込みは、次回へ続く
部品が届いてないだけなんですが・・・