PS90HCにFETを取り付けします。
ハイサイクルの場合は、スタンダードよりも多少負荷が高いので
FETの容量は余裕のあるものが良さそうです。
FETは自作も難しくありませんが、FETや抵抗、配線などの購入や作成の手間隙を考えると
オークションなどで購入した方が手っ取り早いと思います。
(大量に作る人とか、何かのついでに部品が買える人は、自作が安上がりでいいです)
私はオークションで購入したFETデバイスを使用しました。
(配線の長さなどP90用に調整されているので非常に楽でした)
尚、FETは熱に弱く、壊れた場合にスイッチONの状態のままになり
エアガンが暴発する危険性もありますので、高性能なものを自分自身で責任を持って
取り付けてください。
現在、エアガンのFETで良く利用されているIRL3713は、ハイサイクルだと1石では危険で
安全を考えると2石以上が望ましいと言われる方もいます。
なので、今回はIRL3713 2石以上のId(limited by package)を持つ
IRLB3034が使われているFETを選びました。
Id(limited by package)やRdsからのスペック性能でいうと
IRFS3004 > IRLB3034 > IRL3713 2石 >> IRL3713
という感じでしょうか。
ヒューズは無い方が効率が上がり、サイクルアップにも繋がるのですが
万一の場合に発火しやすいリポバッテリーを利用しますし
安全性を考えるとヒューズレスという選択肢は除外しました。
手持ちの平型ヒューズが15Aのものしかなかったので、純正の20Aヒューズとヒューズボックスを
購入したFETデバイスのプラス配線の途中に移植しました。
メカボックスを取り外すところまでの分解は、前回の記事に書いたので省略します。
PS90HCのスプリング交換 ←分解記事書いてます。
下の写真は、純正配線です。
マイナス線はモーターに刺さってるだけなので抜きます。
プラス配線はスイッチデバイスにハンダ付けされているものはハンダを溶かして外し
モーターに刺さってる部分は抜いて取り外し。
FETデバイスの方は作り方で変わってくると思うので、購入先に接続の仕方を聞いてください。
P90系は配線スペースに余裕があるので、FETデバイス+ヒューズボックスを収めても
結構余裕で配線が収まりますので、設置場所などに悩まなくて良く、非常に楽です。
FETを取り付けてもレスポンスに大きな変化はありませんし、サイクルアップするわけでもありません。
(ヒューズレスになったり、配線も同時に良い物に変わるので、その関係で高効率になる可能性は大です)
FETにサイクルアップの効果がないことは、ガンジニアさんのHPで検証されていました。
FET自体はあくまでもスイッチ接点保護のために導入しました。
電動ガンにおけるノーマルとFET化の性能比較 ←ガンジニアさんの検証記事。
あと、FETにした場合、バッテリーを接続したままだと、微弱電流が流れてバッテリーが消耗するので
絶対に接続したままにしないで下さい、というお店もあります。
が、微弱電流が流れるといっても、バッテリーが云々という程は流れないそうです。
(バッテリーに影響が出るほどの微弱電流が流れるのは、ハンダ時などにFETを破壊している場合だそうです)
このFETの微弱電流を、数ヶ月単位で実験されている方がいますので
興味がある方はブログを覗かれると勉強になります。
FETスイッチは微弱電流が流れるからLipoが膨らむ? ←FET微弱電流検証記事。
FETスイッチは微弱電流が流れるから・・・その2
FETスイッチは(中略)リポが・・・その3
FETスイッ(ry・・・その4