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Spectre13+Razer Core XでeGPUのベンチマークを取ってみた(その3)

Spectre13+Razer Core XでeGPUのベンチマークを取ってみた(その2)からの続きです。

通常の構成はSpectre13とRazer Core Xの接続をThunderbolt 20Gb/sへと速度を落とし、Razer Core Xに積んだグラフィックボードとモニターをDisplayPortで接続しています。
ノートとeGPUの接続帯域が半分になるので、ベンチマークの結果が結構下がるのではないかと予想しました。

尚、ここから先は時間の都合上、MSI GTX-1070 GamingX 8GでFF14のベンチマークのみ計測しました。

MSI GTX-1070 GamingX 8G

全く同じどころか誤差程度ですがスコアが上がりました…
Thunderboltのパッシブケーブルで40Gb/sの通信速度を実現できるのは、規格上ではケーブルの長さが50cmまでとなっており、使用できるThunderboltケーブルが凄く短いのが欠点です。
(ノートPCとeGPUケースをすぐ近くに置かないと届かない距離です)
ベンチマークのスコアから見るにThunderboltのケーブルは40Gb/sに拘らなくてもいいのかもしれません。
規格上パッシブモードで2mまで許されている20Gb/sを使うと、eGPUケースを離れた場所に置けるため取り回しが凄く楽になります。
Thunderboltについては、以下のサイトが分かりやすく説明しています。
完全解説!『USB Type-C』と『Thunderbolt 3』の違いとは?

次はSpectre13とRazer Core Xの接続をThunderbolt 20Gb/sに落とした状態で、モニター自身もSpectre13を利用します。

MSI GTX-1070 GamingX 8G

9%ほどスコアが落ちましたが、これならなんとか実用範囲ではないでしょうか。
その2で行った「Thunderbolt 40Gb/s接続でSpectre13自身のモニタ利用」のスコア(11076)との差は誤差程度なので、何回か測れば40Gb/sと20Gb/sで同じ結果になるのかもしれません。

最後となりますが、私自身も出来るかどうか分からなかった接続方法を試してみました。
Spectre13とRazer Core XをThunderboltで接続しeGPUの力を借りつつ、グラフィックボード接続のモニターやpectre13自身のモニターは使用せず、Spectre13にThunderboltで接続したモバイルモニターでベンチマークを実行できるのか?
文章だけでは分かり辛いので構成図を見てください。

Spectre13を間に挟んでeGPUと外部モニターが接続されるイメージです。
こういう接続例がないかネットを探してみましたが、なかなか見つけることができなかったので試してみました。
※RTXシリーズに搭載されたType-Cの出力端子を使えば、DisplayPortなどと同じように普通に外部モニタに表示できるのは自身の環境で確認済みでした

DisplayPortを利用した通常の接続よりも5%程度スコアが低下しましたが、何の問題もなくしっかりと表示されました。
こんな接続でも外部GPUと外部モニターが繋がるとはThunderboltの規格って凄いです。

eGPUを考えている方に何かの参考になれば幸いです。

Spectre13+Razer Core XでeGPUのベンチマークを取ってみた(その2)

Spectre13+Razer Core XでeGPUのベンチマークを取ってみた(その1)の続きです。

まずは前回でも一部載せた通常の接続のFF14ベンチマークにF15のベンチマークを追加したものから。

構成は下の図の通りでSpectre13とRazer Core XをThunderbolt 40Gb/sで接続し、Razer Core Xに積んだグラフィックボードとモニターをDisplayPortで接続しています。

Palit GTX-1060

MSI GTX-1070 GamingX 8G

GIGABYTE RTX-2070 WINDFORCE 8G

FF14ならGTX-1060でも十分実用的ですが、FF15になるとGTX-1070でも少しきつくなってきます。
実際に画面を見てるとカクつく場面も多数ありました。
RTX 2070でも稀にカクつく時があったので、完全にヌルヌル動かすにはRTX 2080RTX 2080tiが必要なのかもしれません。

次は外部モニタを使わずSpectre13とRazer Core XをThunderbolt 40Gb/sで接続し、外部モニタではなくSpectre13自身のモニターを利用します。

映像の通信もThunderboltのAlternative Modeを通して行われます。
同じ1本の通信ケーブルに対して通信量が増えるので、ベンチマークのスコアの低下が予想されます。
時間の都合上、MSI GTX-1070 GamingX 8Gでのみ計測しました。

MSI GTX-1070 GamingX 8G

通常の接続に比べて5%~7%程度の低下となっています。
これくらいであれば十分実用範囲かと思います。

長くなってきたのでSpectre13+Razer Core XでeGPUのベンチマークを取ってみた(その3)に続きます。

2018/12/10 追記
RTX 2070のFullHDでのスコアがあまりにも悪かったので、4K(3840×2160)でのベンチマークを取ってみました。

4Kだと他の2070と同じくらいのスコアがでました。
FullHDでスコアが伸びないのはCPUが足を引っ張っているのでしょうか…

2018/12/11 追記
デスクトップでのFF15ベンチマークのFullHDのスコアがあまりにも低いので、ドライバの再インストールと、FF15ベンチマークのアンインストール&再インストールを行いました。
FF15ベンチマークを再インストールする際に元々SSHD(最近あまり聞きませんがHDDにキャッシュ用のSSDをプラスしたもの)のDドライブから、SSDのCドライブ変えてインストールしてみました。
どちらが効いたのか分かりませんが、デスクトップで普通のRTX 2070くらいのスコアが出るようになりました。

2018/12/12 追記
デスクトップでクロックアップして計測してみました。
CORE+150、MEM+100での計測

CORE+250、MEM+150でも計測してみましたが、グラフィックボードの温度が上昇するとGPU Boostで上がっていたクロックが自動的に下げられます。
RTXではGPU Boost4.0となっており、GTXのGPU Boost3.0よりもその制御が上手くできていて、制御の仕組みも公開されているようです。
そしてGPU Boostの一部のパラメーターはユーザーがツールを利用して変更も可能となったようです。
詳しくは以下のサイトをご覧ください。
レイトレ&AI対応の新世代GPUは「世界最速」以上の価値を提供できるか
今回はその辺は一切変更していないためクロックダウンされてしまったのか、スコアは全く上がりませんでした。

最後にDLSSをONにしてその他の項目は最高品質で計測してみました。
(DLSSは4Kでしかテストできないため、4K解像度でテストしています)

確かに若干スコアは上がりましたが、前評判ほどではない気がします。

Spectre13+Razer Core XでeGPUのベンチマークを取ってみた(その1)

色んな接続方法を試したので3回に分けて投稿します。
eGPUを考えている人の何かの参考になれば幸いです。

eGPUベンチマークの記事3回の中で登場する機器は以下となります。
デスクトップ(Core i7 4790K、メモリ16GB)
Spectre13(Core i7 8550U、メモリ16GBのノートPC)
Razer Core X(eGPUケース)
モニター(144HZ駆動のFullHDゲーミングモニター)
MB16AC(Thunderbolt接続のみのモバイルモニター)
※その1ではMB16ACは使用していません。細かいスペックは省略します。計測は全てFullHDでの計測になります。

今回のベンチマークで使用したWindows10のバージョンは1803でしたが、Spectre13の自動ドライバアップデートではThunderbolt3のドライバが1803用に更新されないようで、Thunderbolt経由で機器が認識されず動きませんでした。
HPのWebサイトからThunderbolt3の1803用ドライバをダウンロードしてインストールすることで無事に機器が認識されました。

まずはデスクトップとの比較です。
CPUの性能が違うので単純比較はできませんが、ある程度参考になるのではないかと思います。

Spectre13とRazer Core Xの接続はRazer Core X付属のThunderbolt3の50cmケーブルです。
Razer Core Xと外部モニターとの接続はDisplayPortでの接続です。

Palit GTX-1060での比較
デスクトップ

ノートeGPU

約81%の性能

MSI GTX-1070 GamingX 8Gでの比較
デスクトップ

ノートeGPU

約76%の性能

GIGABYTE RTX-2070 WINDFORCE 8Gでの比較
デスクトップ

ノートeGPU

約77%の性能

2割前後の性能ダウンとなりました。
eGPUで使用する場合はGPUのグレードが1グレードダウンする程度の数値と思っていいかと思います。

ちなみにeGPUを使用せずCore i7 8550U内蔵GPUのUHD 620で計測した場合は悲惨な数値でした。

これでゲームをするのは無理です。

Spectre13+Razer Core XでeGPUのベンチマークを取ってみた(その2)に続く

Razer Core X(外付けGPU)

ノートPCでグラフィック性能を求めるとゲーミングノートを購入する必要がありました。
しかしゲーミングノートは重くて大きいものが多く、モバイル視点では買いたくない製品でもあります。

今はeGPUというThunderboltというグラフィックボードを外付けできる規格が存在します。
但しeGPUには性能が10%程度ダウンしたり、外付け用のケースの価格が高かったりという難点も存在します。

そんな中、Razerから安めの外付けBOX「Razer Core X」が発売されました。
しかし現状では入荷しても直ぐに売り切れてしまうため、入手は少し難しい状況です。

電源も大容量で、グラフィックボードのサイズも大型のものが搭載可能なRazer Core Xですが、その代わりといってはなんですが重くて大きいです(笑)

Razer Core X

上の2枚の写真を見て分かる通り、グラフィックボードの箱と比べてもかなり大きいです。
小さめのPCケースくらいはあります。
重さも金属製でずっしりしてます。
電車などで持ち帰る場合はそこそこ大変だと思います。

中身は本体、電源ケーブル、Thunderboltケーブル、説明書です。
(説明書にステッカーが挟まってました)

背面のレバーを起こすとロックが外れて中身を取り出すことができます。

新品の状態ではグラフィックボードをはめる場所にスポンジがあるので外します。
(このスポンジ、搭載可能なグラフィックボードの大きさを確認できるように作ってあるみたいです)

下の写真の矢印の部分から固定してあるテープを剥がすと、スポンジが全部一気に取り外せます。

グラフィックボードのスペースは3スロット分ありますが、取り付けるためのネジの部分は2スロット分しかないので、そこは要注意だと思います。

電源は600Wで8ピン(6ピン+2ピン)の端子が2つありますので、ほとんどのグラフィックボードへ給電可能です。

在庫が豊富になって入手が容易になれば、現在だと他のケースを選択する理由は「小型なもの」「USB端子やLANなど搭載してドックの代わりにもなるもの」以外にない気がします。

気になるベンチマークの結果は別の記事で書きます。
(RTX-2070、GTX-1070、GTX-1060でベンチマークを取りました)

GIGABYTE GeForce RTX 2070 WINDFORCE 8G

GIGABYTE GeForce RTX 2070 WINDFORCE 8Gをベンチマークしてみました。
CPUがCorei7-4790Kと世代が古いので最新CPUのようなスコアは出ません。

まずは箱と中身の写真から。

箱を開けると本体、ドライバの入ったディスク、マニュアルのみしか入ってません。
どっちにしてもドライバはネットからDLするのですから、これなら本体以外何も入ってなくて箱を小さくしてもらった方がいいかも。

バックプレートがが装着されています。
バックプレートがあると高級感がありますが、この機種はGIGABYTEが上位機種で始めた4年保証の対象ではありません。
価格を考えるとこの機種も4年対象でいい気はするのですが…

RTXシリーズからリファレンスボードが2連ファンになったので、サードパーティー製は殆どが3連ファンになりました。
あと、厚みも3スロットのものが結構出てきましたが、この機種は2スロット分の厚みしかないので、今までのグラボと交換する分にはあまり問題は起きないかもしれません。

下の写真はMSIのGTX-1070 Gaming Xとの比較です。
先に書いた通り厚みは2スロット分で同じです。
ボードの長さはRTX 2070 WINDFORCEの方が長く、幅はGTX-1070 Gaming Xの方があります。
3連ファンで結構長いので、長さに余裕のないケースは要注意かもしれません。

早速、ベンチマークの結果です。
上からPalit1060、GTX-1070 Gaming X、RTX 2070 WINDFORCEとなります。
解像度は全てFullHDでグラボのオーバークロックはしてません。

もう少し行くかと思ってましたが、あまり伸びませんでした。
色んなサイトでベンチマーク結果が載ってますが、大抵は1080と1080tiの間の結果になっているケースが多いかと思います。
この機種はオーバークロックモデルではないので、同じRTX 2070の他機種と比べると低い方かもしれません。
ただ価格も他の機種よりも安い方だと思いますので仕方ないですね。

ちなみに今RTXシリーズを買うとBF5がプレゼントでもらえます。
が、私は既にPS4版を発売日に購入済みなので、どうしたものかと考え中です(笑)

最後になりますが、最新のRTXシリーズにはVRの為にDisplayPortとは別にUSB Type-C (support VirtualLink)の出力を搭載してるものが多いようです。
これはVRヘッドセットをケーブル1本で接続させるための規格のようです。
VirtualLinkを調べてみるとDisplayPort Alternate Modeを使用しているとのことで、だったらVRヘッドセットだけでなくモニター繋げば映るんじゃないの?と疑問に思い実際に繋いでみました。
私が持ってるモニターで唯一DisplayPort Alternate Modeに対応しているモバイルモニターASUS ZenScreen MB16ACをRTX 2070と繋いでみました。

するとあっさりと画面にデスクトップが表示されました。
やはりVRヘッドセットだけでなくモニターも映せるようです。
これでUSB Type-Cしか端子を持たないASUS ZenScreen MB16ACの使用用途が少し広がりました(笑)

Fractal Design Define R5 と Corsair H115i

Fractal Design Define R5 に 280サイズラジエーターであるCooler Master Nepton 280Lを取り付けていましたが、ポンプの故障で動かなくなってしまいました。
(Cooler Master Nepton 280Lの記事は以下のリンクへ)
Fractal Design Define R5 に 280サイズラジエーター

今回は割と評判のいいCorsair H115iへ買い換えました。

5インチベイにBDドライブ2台を搭載した状態でNepton 280Lと同じくケース上部に取り付けました。
と、ここで問題発生です!
背面ファンと干渉してCorsair H115iが上部へ取り付けできません…

背面ファンなしでの運用も考えましたが、出来れば背面ファンもあった方がいいので薄型のファンを探してみることに。
が、薄型の12cm以上のファンは殆ど売られてないんことが分かりました。

取り合えず安かった12cmのAINEX Slimfanを近所のビックカメラで購入。

AINEX Slimfan PWM対応 [ 120mm角 ] AK-FN078A

一般的なファンは厚さが25mmあるのですが、AINEX Slimfanは厚さが15mmしかありません。
(薄型ファンは12cm、14cm共に厚さがより薄い13mmのものもあります)

AINEX Slimfan PWM対応 [ 120mm角 ] AK-FN078A

25mmと15mmでこれだけ厚みが違います。

Corsair H115iとの隙間

15mmでも2mmくらい余裕がありますので13mmなら余裕で入ります。
これでDefine R5Corsair H115iを使用しても問題なく背面ファンを設置することができました。