GoPro HERO11 Blackでサーキット走行動画を撮ってみた

今まではサーキットでの走行動画をドラレコ映像で見ていたのですが、先日帰って見ようと思ったら撮れていない日がありました。
自走の帰りは撮れていたのでロックされた映像が沢山残っていて古いものから消されたのかもしれません。
サーキットでの走行動画はYouTubeなどで公開するためではなく、自身の走りを振り返って反省するために撮ります。
走っている時には気付かないことも、後で動画で客観的に見るとダメなところなどが一目瞭然です。

撮れない時があると困るのと、それにプラスしてドラレコでは撮れないメーター周りも撮れたらいいなと思いGoPro HERO11を購入してみました。

GoPro HERO11 Black

GoProを買ってみたのはいいものの、問題はGoProをどこに取り付けるかです。
HSR九州ではヘルメットへのマウントはNGということで車体に取り付ける必要があります。
(ちなみに脱落防止措置も必要なので、私はワイヤーでも車体と繋いでいます)

私のCBR600RRのハンドル周りは既にスマホ用のQuadLockやドラレコ本体などで追加マウントの取り付けが厳しいため、何かいい手がないかと考えていました。
そこでふと思ったのが「QuadLockのマウントを共通で使えばいいのでは」でした。
QuadLockの自転車用のマウントにはGoPro用のマウントが別途取り付けられるのですが、バイク用のマウントにはオプションとして存在しないため、GoProとQuadLockの接続にはユニバーサルアダプタを使用することにしました。

ユニバーサルアダプタはスマホ(スマホケース)に貼ってQuadLockとスマホを接続するためのものなので、GoProとユニバーサルアダプタを接続するGoPro側のベースマウントも必要になります。
私が購入したGoPro+アクセサリキットには平面用のベースマウントが入っていなかったので、安い中華のベースマウントを購入しました。

マウント同士を両面テープでくっ付けるとサイズが合わないので、0.7mmのアルミ板を間に挟んでマウント同士を両面テープでくっ付けることにしました。
0.7mm程度なら金切りばさみで切れる厚さなのでQuadLockのユニバーサルアダプタのサイズに線を引いて切り出します。

切り出したアルミ板の両面にユニバーサルアダプタとベースマウントを貼り付けます。

できるだけセンターがズレないように貼ったつもりでしたが多少ズレました…

まずは試しにCB250RのQuadLockにGoPro11を取り付けてみました。

いい感じで取り付けることが出来てます。

両面テープが強力なので剥がれて落ちそうな気配は全くありません!

実際に録画を行いながら走行してみると…

全くダメです!
私のQuadLockにはスマホのカメラが壊れないように制震ダンパーが入っているのですが、これが非常に邪魔をします。
ブレーキやアクセル、路面のギャップなどでGoProが前後左右に大きく揺れるのです。
少しの揺れならGoProのブレ補正でどうにかなるのですが、それを超えるくらいの揺れが起きます。

試しに制震ダンパーを外して撮影してみると全くブレずに問題なく録画できました。

ということで少々面倒ですが、スマホを使う時は制震ダンパーあり、GoProを使う時は制震ダンパーなしで運用することに。
QuadLockの取り付け・取り外しの簡単さは全くなくなりますが、そう頻繁にGoProを車体に取り付けて撮影するわけではないので妥協することにしました。

CBR600RRで使う時、スマホ使用時は左に、GoPro使用時は手前(リア方向)にアームの位置を変えます。
これはスマホは手前だと見にくいからできるだけ干渉しない位置で前にやりたいのと、前に寄せてセンター付近に置くとキーが回しにくくなるからです。
GoProの場合は走行中はそもそも画面を見ませんし、画角的にできるだけセンターで撮りたいからです。

QuadLockから制震ダンパーを取り外したCBR600RRにGoProを取り付けて撮影してみました。
最初はリニア+水平維持で撮ってみたのですが、撮影した映像を見たら画角をもう少し広角にしたくなりました。
そこでGoPro11の画角を広角にしてみると…
水平維持機能が使えなくなりました!
GoPro11の標準レンズで水平維持を使うには、画角はリニア(実際の見た目くらいの画角)でしか無理みたいです。

広角で水平維持を使用したい場合は、別売のMaxレンズモジュラーなるものを使う必要があるようです。
ということでMaxレンズモジュラーを購入しました。

Maxレンズモジュラー

GoProのレンズをMaxレンズモジュラーに交換すると広角で撮っても水平維持が利用可能になります。
もちろん強力な手振れ補正も同時に使用可能です。

ということでMaxレンズモジュラーを装着したGoProを使用してHSR九州での走行動画を撮ってみました。
その時の動画をスナップショットで切り出した画像が以下となります。

GoProを完全にセンターに取り付けられてないので、多少左から撮った感じになります。

しかし水平維持機能は凄いですね。
走行中はバイクと一緒にGoProも当然傾いているわけですが、路面を水平に保ってバイクだけが傾いているかのように撮れます。

2.7kの60fpsで撮影していますが、画質も全く問題ないレベルだと思います。

これで次回の走行までに自分の走りの悪いところを繰り返し見てイメージトレーニングができます。
個人的にはバイクに乗っていない時間のイメージトレーニングって結構重要だと思ってます。
毎週走れるくらい時間が取れるのであればイメージトレーニングもあまり必要ないかもしれませんが、月1くらいしかサーキットを走れないので、目標を持って事前にイメージトレーニングした上で走るのと、そうでないのでは確実に違いが出てきます。
ライディングスクールでのアドバイスもそうですが、自分の走りの改善点を見つけて課題解決をしながら走ることは、時間の有効利用にも繋がります。
動画を撮って見て楽しむだけでなく、GoProにはそういう使い方もあるかと思いますので、多少でも参考になれば幸いです。

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