’21 CBR600RRにモリワキ Slip-On Exhaust ZERO ANO マフラーを取り付け

以前の記事でCBR600RRにアクラポビッチのスリップオンを取り付ける内容をご紹介していました。
’21 CBR600RRにAKRAPOVIC (アクラポビッチ) Slip-On Line (スリップオンライン) チタンマフラーを取り付け

ずっと同じマフラーも飽きてくるので、中古で購入したモリワキのスリップオンマフラーに交換することにしました。

MORIWAKI CBR600RR 21- Slip-On Exhaust ZERO ANO

型式2BL-PC40でJMCA(政府認証)マフラーは、アクラポビッチ・モリワキ・ヤマモトレーシング・TSRくらいしかないので合法マフラーだと選択肢は多くありません。
取り付けはアクラポビッチと殆ど変わらないので同様の部分は省略します。

久々にCBR600RRのシートカウルを外した気がします。
今回のモリワキのマフラーはサイレンサーの横に MORIWAKI と入っているので、文字を見えるようにするために遮熱板をカットします。
できるだけ純正パーツはそのまま残しておきたかったので、事前に同じ年式のレースベース車の遮熱板を買っておきました。

ですが、上の写真のように市販車とレースベース車では遮熱板の形が微妙に違い取り付けできなかったため、レースベース車の遮熱板はゴミとなりました…
ということで市販車純正の遮熱板をカットしていきます!

まずは切る部分にマジックで線を引いていきます。

線を引いたら車両から取り外してディスクグラインダーで切り取ります。
リューターだとかなり時間が掛かると思いますのでディスクグラインダーの使用をお勧めします。
ディスクグラインダーならあっという間に切断できます。

切断面で怪我をしないようにバリ取りと面取りをしておきます。

アクラポビッチの時と同じように遮熱効果のあるカーボンクロスを遮熱板に取り付けますが、穴の位置まで切断したためステンレスワイヤーを引っ掛ける場所がないので適当な位置にドリルで穴を開けました。

カーボンクロスをステンレスワイヤーで遮熱板に固定したら遮熱板を車体に取り付けます。

中間パイプを取り付けします。
隙間があまりないので取り付ける時、取り外す時ともにここが一番面倒だと思います。

モリワキの中間パイプは純正のバンドを使用して締め付けるのですが、モリワキのマニュアルに書いてあるトルクとCBRのサービスマニュアルに書いてあるトルクに少し差がありました。
モリワキのマニュアルには23N・mと書かれていますが、CBRのサービスマニュアルには17N・mと書かれていて、23N・mは少し締めすぎな感じのトルクなのでサービスマニュアルに合わせて締めておきました。

あとはサイレンサーを取り付けてフェンダーやシートカウルを戻せば取り付け完了です。

遮熱板をカットしたのでMORIWAKIの文字がバッチリ見えます!

モリワキのスリップオンにはアクラポビッチのようにバッフルも入っておらず、ストレートに排気が抜けてくる構造になっています。
(もちろんサイレンサー内部に消音剤が入っていて穴も開いてます)

遮熱板の部分がなくなると若干マフラー周りがスカスカな感じに見えます。
今はアクティブのフェンダーレスキットを取り付けていますが、支柱部分までスマートなタイプのフェンダーレスキットに交換するか考え中です。

ちなみにモリワキとTSRのフェンダーレスキットは、遮熱板を見えにくくするデザインとなっているため、MORIWAKIの時の部分も若干隠れてしまうため採用を見送りました。

マフラーを交換して実際に乗ってみましたが、アクラポビッチよりも明らかに排気音が大きくなりました。
「これで本当に車検対応なの?」と思うくらいの音量が出てます。
ヤマモトレーシングのスリップオンは更に音が大きいらしく、新車で交換すると3年後に劣化して車検に通らないこともあるくらいの音量だそうです。

このモリワキのスリップオンはフル加速で引っ張ってシフトアップすると、クイックシフターでのシフトアップ時にパンっとアフターファイヤーの音が出たりしてフルエキかのような排気音を響かせてくれます。
これで車検対応というのですから凄いの一言です。
(スリップオンでは馬力自体は殆ど変わらないので音と見た目を楽しんでください)

2024/03/16 追記
中古のモリワキマフラーはJMCAですが車検に通らなかったので、新品に買い直しました。
が、新品でも車検落ち…
(事前にホンダドリームで音量検査してもらったらOKだったので、検査官によっては受かっていたかもとのこと)
結局、純正マフラーに戻して車検を通しました。

車検後に再度モリワキマフラーを取り付けましたが、中間パイプがなかなか入って行かない時は、触媒があるフロントパイプを止めているネジを緩めてあげると入りやすくなります。