’21 CBR600RRのナットについて

CBR600RRの外装を外す際、ボルトを外してから外装を取り外すわけですが、ボルトには当然ながら受け側にはナットがいます。
フレーム側に溶接してあるナットや反対側に普通のナットがあったりと色々なわけですが、その中にウェルナットというナットがあります。
ナットがゴムに包まれている形状で、表から穴に挿すとゴム部分が変形して裏側から抜けなくなる仕組みのナットです。

このウェルナットの利点は裏からナットを支えなくてよく、表から穴に挿すだけでナットとして使用できるところです。
デメリットはゴムで支えているので高トルクに弱かったり、何度も締めたり緩めたりでゴム部分が痛んだり経年劣化でダメになるところです。

あまりトルク管理しないところに使われていたりするので、ラチェットなんかを使っているとついつい指定トルクよりも強く締めてしまいゴムを痛めることがあります。
私の場合は今回で2か所目の交換となりました…

今回ダメになったのはシートカウルを止めている5mmヘキサボルトの受けとなるウェルナットです。

ネジ切れてて裏から手で押さえてないとクルクル回って締めることができません。
こうなったら交換するのが手っ取り早いです。
純正部品の品番は
90111-KW3-003 ナット、カウルセッティング 5M
となります。

純正部品はちょっとしたものを注文する時には非常に不便なので、純正互換のウェルナットがないか探したらありました。

キタコ(KITACO) ウエルナット C550 M5xP0.80 678-0500010

5個入って400円前後なので1個当たり100円もしません。

古いウェルナットを取り除いて差し込むだけで交換は終わりです。
ついでに反対側も交換しておきました。

下の写真のミドルカウルのボルトにも同じウェルナットが使用されています。
ここも以前ダメにしたことがある箇所です。

キタコのは5個入りなのでストックにもなりますし、純正のウェルナットを1個とか注文するよりも便利かもしれません。

KITACO
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