Umarex G36CVのメカボックス調整 その3

Umarex G36CVのメカボックス調整 その2からの続きです。

各パーツをメカボックスに組み込んだら、必ず初速を計ります。

使用する弾速計
弾速計

取り合えず、以前組み込んだ
アングス0.9Jアルティメイトスプリング M:インナーバレル285~245mm用のままで計測。

気密が上がったり、ピストンヘッドのワッシャー厚増などで、初速が102~103くらい出てしまいました。
これではまずいので、プロメテウスのMS90スプリングに交換して計測してみました。

プロメテウスMS90スプリング
プロメテウスMS90スプリング

プロメテウスMS90スプリング(スプリングカットなし)での計測
プロメテウスMS90スプリング

これでも規制値を超えています。
※今回使用した弾速計は、グローニーなどのちゃんとした弾速計より、若干高い数値が出るようですし
計測地点も銃口からすぐの場所ではなく、本来は銃口から1m離れた場所での計測になるので
数字だけ見れば超えているように見えますが、法的には超えていないと思われます。
が、安全を考えると、余裕は持たせるべきなので、少し高めを表示する弾速計で
銃口からすぐの場所で計測を行い、且つ、規制値まで余裕のある弾速に調整するのが
望ましいと思います。

尚、この弾速計には、計測値の補正機能(計測距離補正)が付いており
その補正機能を利用することで、別の弾速計と同じ計測結果になるようにすることが可能です。
2013/06/03 追記
プロメテウスMS90スプリングをバネ同士がくっつくまで縮め、丸一日放置し
意図的に「へたり状態」にしてみました。

(通常は使っているうちに自然とへたります)
そのへたり状態のスプリングで初速を計ったところ、96前後となったので丁度良い感じです。
追記ここまで

アングス0.9Jをスプリングカットして再計測!
※スプリングカットは、メカボ内を痛める可能性があるので、出来れば避けた方がいいようです。

まずは、アングス0.9Jを1巻カットして計測。
通常はピッチが狭い方をカットしますが、今回はピッチが広い方をカットし、カット後に端の処理を行ってます。

アングス0.9Jアルティメイトスプリング M:インナーバレル285~245mm用 1巻カット 1

アングス0.9Jアルティメイトスプリング M:インナーバレル285~245mm用 1巻カット 2

アングス0.9Jアルティメイトスプリング M:インナーバレル285~245mm用 1巻カット 3

規制値には収まっていますが、もう少し安全マージンを持たせたいので、更に3/4巻カットしました。
アングス0.9Jを1巻+3/4巻カットして計測。

アングス0.9Jアルティメイトスプリング 1巻+3/4巻カット 1

アングス0.9Jアルティメイトスプリング 1巻+3/4巻カット 2

アングス0.9Jアルティメイトスプリング 1巻+3/4巻カット 3

アングス0.9Jアルティメイトスプリング 1巻+3/4巻カット 4

アングス0.9Jアルティメイトスプリング 1巻+3/4巻カット 5

アングス0.9Jアルティメイトスプリング 1巻+3/4巻カット 6

アングス0.9Jアルティメイトスプリング 1巻+3/4巻カット 7

アングス0.9Jを1巻+3/4巻カットで問題なさそうなので、メカボの調整はこれで終了です!
サイクルは計り忘れたので、今度時間がある時に計ってみます。
(音を聞いた限りでは、大して早くなっていない印象です)

G36用のPMAGが再販されたので、元々持ってはいましたが、1個追加で買いました。
(G36用のPMAGは、M4用のマグポーチに入るので、マグポーチが共用出来て非常に便利です)
Umarex G36CV

メカボックス内部の調整も終わり、テスト射撃してみました。
チャンバーパッキン交換のみでは、20mくらいからばらけてた弾道も、非常に安定するようになりました。
恐らく初速が以前に比べて安定したからだと思います。

追記
サイクルを計ってみましたが、サイクル的には激遅のままでした。
モーターと配線を変えて、更にリポ駆動でもこのサイクルとは・・・
G36CVサイクル

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Umarex G36CVのメカボックス調整 その2

Umarex G36CVのメカボックス調整からの続きです。

注文しておいたパーツが届いたので、早速組み込みます。

ライラクス ステンレスハードシリンダー TYPE D & イーグルフォース ハマー1100-Sモーター
ライラクス ステンレスハードシリンダー TYPE D&イーグルフォース ハマー1100-Sモーター

まずはシリンダー、シリンダーヘッドにグリスを塗布して、シリンダーとヘッドを組みます。
シリンダー内部にも薄くグリスを塗布し、ピストンを組み込みます。
シリンダーヘッドにノズルをセットし、気密がちゃんと取れているかをチェック。

今回の組み合わせだと、しっかり気密は取れています。

シリンダーにピストン組み込み

モーターも純正モーターからハマー1100-Sモーターへと交換。
モーターは組み込み前に、1時間ほど乾電池で慣らし運転をして組み込みました。
慣らしをするかどうかで燃費や回転数に若干の違いが出るようです。
(かなり昔、ラジコンやってた時は、一晩中車のバッテリーに繋いで慣らしとかやってた記憶があります)

ハマー1100-Sモーター組み込み

メカボックスオープン

既に以前シム調整、脱脂&グリス再塗布などは行っています。

G36CVメカボックス

純正ピストンも「後方吸気」ピストンでした。
メタル軸受やギアなど、意外とちゃんと作られているメカボックスです。

殆ど無加工で付きましたし、気密もしっかり保たれていましたが
今回の組み合わせでは、1か所だけ加工が必要でした。

今回使用したノズルとUmarex純正のタペットプレートのサイズが若干合いません。
少し無理して入れればはまるのですが、そうするとシリンダーヘッドにタペットプレートが干渉します。

※タペットプレート単品とシリンダヘッドのみでもギリギリ干渉しそうな感じです。
なので、タペットプレートを削ってシリンダーヘッドに干渉しないようにしました。
タペットプレートの素材はプラなので、ヤスリで簡単に削れますので、加工としては楽です。

(カッターで削り取るのも可能だと思います)

メカボックスへ組み込み

シリンダー、ピストンを入れ替えてメカボックスは終了!
各部の動きの確認や試射に問題なければフレームに戻して全て終了です。

組み込み後の試運転

Umarex G36CVのメカボックス調整 その3へ続く。

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Umarex G36CVのメカボックス調整

以前行ったチャンバー交換とスプリング交換はこちら

以前購入していたUmarexのG36CVですが、メインスプリング交換+チャンバーパッキン交換にて
10m程度の部屋撃ちなら全く問題なかったのですが、サバゲに本格投入しようと思い
30m程度のテスト射撃をしたところ、20mくらいから弾道がバラけるのが確認できました。

そこで遠距離射撃にも耐えれるように、本格的に調整を行うことにしました。

まずはメカボックス内部を知るために、シム調整を行ってみました。
シム調整にはライラクスのシムセットを使用しましたが、途中経過やシムセットの写真はありません。
(オイルで手がべたべたになるので、メカボ内の作業中の写真は厳しいものがあります・・・)

メカボックスを開けてみたところ、中華銃によくある「オイルギトギト状態」ではなく
以外にも薄っすらとしかオイルは塗られていなくて、更にシム調整も案外ちゃんとしてありました。
シム調整だけが目的だったら開けなくてもいいんじゃないかと思ったくくらいです。
(折角開けたので、洗浄→シム調整→グリスアップを行って閉めました)

ついでに配線も1.25sqのものに引き直しました。
※元々ヒューズレス仕様ですが、平型ヒューズを配線途中にハンダ付けして、安全性を高めました。

軸受けもメタルでしたし(一部ベアリングもあり)ギアもしっかりしてるようなので、交換部品は以下としました。
(インナーバレルは、メカボを弄った後でも弾道が安定しないようなら交換予定)

1.UFC GB069 CNC アルミノズル G36用
2.UFC GB065 CNCシリンダーヘッド Ver.3(G36) メカボックス用
3.UFC GB066 ベアリング アルミピストンヘッド
4.マルイ純正ピストンセット
5.ライラクス ステンレスハードシリンダー TYPE D
6.イーグルフォース ハマー1100-Sモーター

(これを書いている時点では、5と6がまだ届いていないので、実際に組み込むのは次回となります)

ちなみにマルイのSTD G36Cはインナーバレルが247mmのようですが
UmarexG36CVやマルイ次世代G36Cカスタムは、インナーバレルが260mmあるので
ステンレスハードシリンダーは250mm~300mm対応のTYPE Dをチョイスしました。

G36Cメカボックス内部パーツ

ピストンヘッドはアルミヘッドを使用するので、マルイ純正のピストンヘッドからは、ピストン部分のみを利用します。

マルイ純正ピストン

ピストンの中ほどに丸い跡があるおので、その部分をカッターやドリルなどで除去します。

マルイ純正ピストンのピストンヘッド外し1

するとネジが出てくるので、ネジを外せば分解出来ます。
(ネジロック剤が塗ってあり、非常に固いので、ネジをなめないように注意が必要です)

マルイ純正ピストンのピストンヘッド外し2

外したピストンにアルミピストンヘッドを取り付ければ、ピストンassemblyの出来上がり。

シリンダーヘッドとアルミノズルは、Ver3用で更にG36用である必要があります。
(その他のものとはノズルの長さが違うようです)
シリンダーヘッドにノズルを組み込む際は、薄っすらとシリコングリスを塗っておくと
シーリング用のOリングが痛まないかと思います。

(ラジコン用のフッ素グリスを薄く塗布しました)

ちなみに純正ピストンヘッドへのグリスアップは、Oリングの溝部分にたっぷりとグリスを入れます。
これは、そこから空気がもれ、気密が落ちないようにするためです。
しかし、今回のアルミピストンヘッドのように「後方吸気」と呼ばれるものは
Oリングの溝にグリスを入れると、吸気のための穴が塞がれてしまい
上手く後方吸気が出来なくなります。
なので、ピストンヘッドのOリング周辺のグリスは、薄く塗る必要があります。

後方吸気の仕組みについては、以下のサイトが分かりやすいと思います。
http://zatfactory.web.fc2.com/p-1.htm

ピストンとシリンダーヘッドとノズル

最後にピストンのクラッシュ防止のために、ピストンの歯を1枚だけ落とします。
ニッスイ8.4VとUmarex標準のモーターであれば、サイクルは激遅なのですが
基本的にリポで使用しますし、今回はハマー1100-Sモーターに交換するので
全然ハイサイクルほど早くはありませんが、念のためにピストンのクラッシュ防止加工を行いました。

ピストンの歯落とし

ピスクラ対策で、なぜピストンの歯を落とすのかは、以下のサイトが非常に分かり易く説明されています。
気になる方は参考にしてください。

ハイスピード化対応ピストンのオススメ
http://www5.atpages.jp/ubw/CustomReco_pistonhispeed.html

メカボックスへの組み込みは、次回へ続く
部品が届いてないだけなんですが・・・

Umarex G36CVのメカボックス調整 その2へ続く

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