OneMix 2SでMicroSDのSanDisk Extreme PROを使ってみた

OneMix 2SにはMicroSDのスロットが付いています。
OneMix 2Sの初期状態ではDドライブがないので、基本的にデータ類をDドライブに格納する私としては、このMicroSDドライブをDドライブとして使えるかを試してみました。

MicroSD自体が遅くてはどうしようもないので、今回はMicroSDの中でも高速な部類に入るSanDiskのExtremePROを購入しました。
小さいファイルの転送も早いA2という規格に対応しているのも特徴の一つです。
ただその分価格が高めなので、今回は比較的安価な128GBと容量少なめのものにしました。

以下は、CrystalDiskmarkによるベンチ結果です。

4Kの転送速度はMicroSDとしてはそれなりに出ていますが、シーケンシャルの数値は公称値に全く届きません。
別のPCでUSB3.0接続のカードリーダーで試したところ、公称値よりも少し遅い速度はでたので、購入したSDカードが偽物だとか、そういうことはなさそうです。

単純にOneMix 2SのSDカードスロットの性能が悪いだけだと思います。
このSDスロットでDドライブとして常用するのは辛そうなので、SDカードはEドライブとしてファイルの一時置き場として使用することにしました。
DドライブはCドライブ(初期230GB)のパーティションを分割して作成しました。
Dドライブを少し小さめにして、あまり使わなくなったファイルはSDカードのEドライブに退避するという運用に変更。

これで日頃は高速なSSDを利用することが可能となりました。
もう少しお金を出せばSSDが512GBのモデルもあるのですが、コスパ的にはいいと思えないのでやめました。

本当にマシンパワーが必要な時は、4コア8スレッドのノートPCや、8コア16スレッドのデスクトップを使えばいいわけですし。

GPD Pocket2からOneMix 2Sに買い替えた

初代GPD Pocketを中古で購入したものの、キーボードのタッチが凄く悪くて使うのをやめました。
性能アップしたGPD Pocket2はキーボードもよくなっていると聞いて、初代を売って買い替えることに。
なんと初代が買った時よりも1万円高く売れたため、少しの追加投資で中古のGPD Pocket2が買えました。
(GPD Pocket2も色々あって相場よりも安く買うことができました)

GPD Pocket2のキーボードは全く別物と言っていいくらいタッチがよくなっており、やはり初代からPocket2に買い替えてよかったと感じました。
が、スペックや機能面でGPD Pocket2を上回るOneMix 2Sが気になって仕方ない!

ということでGPD Pocket2を売りに出してOneMix 2Sに買い替えることに。
(GPD Pocket2も買った時よりも高く売れました)

まだ日本の代理店がないOneMix 2Sなので中国の通販サイトで購入することにしました。
(間もなく代理店が販売を開始するようですが、やはり代理店を通すと高いですね)
中国の通販サイトが特に国内サイトより面倒ということもなく、サポートとも英語でやり取りが可能なので、AliExpressなんかは時々利用していました。
今回はGeekbuyingというサイトを初めて利用してみました。
AliExpressと同じ感覚で利用したのですが、発送までが遅い…
(中国の通販サイトでは普通らしいですが)

AliExpressは注文から発送までがAmazonの通常配送と変わらないくらい早い場合も多いですが、Geekbuyingは発送されるまでに1週間くらい掛かりました。
全然発送されないのでしびれを切らしてチャットサポートに「いつ発送するのか?」と英語で問い合わせると、調査で5分ほど待たされて「もう品物は揃ってるから発送できる状態。優先度を上げて発送する」と返ってきました。
で、そのチャットの当日に出荷されました。
(問い合わせてなかったらもっと遅かったのだろうか…)

追加の送料を払ってEMSを選択してたのですが、発送自体がここまで遅いのは想定外でした。
EMSなので発送されてから5日ほどで到着したので、発送処理が早ければストレスなく取引が終了していたと思います。
待つのが嫌いな人やサポートとのやり取りに自信がない人は、少々高くはなりますが国内のサイトの利用をお勧めします。

GPD Pocket2とOneMix 2Sを比較した感想ですが、CPU自体は変わりません。
キーボードのタッチ自体はPocket2の方が個人的には好きです。
光学ポインタ自体の操作感は基本的に同じですが、私はデスク上ではマウスを使うことが多いので、手に持って使う時に最適な位置にあるPocket2の方が光学ポインタの使い勝手はいいと感じます。
決してOneMix 2Sのキーボードや光学ポインタの場所が悪いわけではなく、Pocket2の方が一歩上かなという感じです。
(初代Pocketに比べればOneMix 2Sのキーボードも相当良いのは言うまでもありません)

OneMix 2Sで一番便利と感じるのは指紋認証機能です。
GPD Pocketシリーズみたいにログインの際にポチポチパスワードやPINを入力する必要がありません。
持ち歩く前提のUMPCでは絶対にあった方がいい機能です。
(USBに刺せるドングルタイプの指紋認証もありますが、見た目もスマートな内蔵型が理想です)

またスタイラスペンも使い勝手はいいです。
OneMix 2Sを360度開いてタブレットモードにする時は、絶対にスタイラスペンはあった方が便利です。
あとはストレージがeMMCではなくPCI-Express接続のSSDなので読み書きが非常に高速です。
その分、バッテリーの持ちは悪くなっていますし、PD充電の規格が古すぎて手持ちの2/3くらいのPD充電器が使えないという欠点もありました。

こうやって実際に手に入れて使ってみると、OneMix 2Sの方がGPD Pocket2よりスペックが上だから単純に優れているというわけではないのが非常に実感できます。
どちらも一長一短があり、自身の使い方に合う方を購入した方が幸せになれるかと思います。

NVMe SSDを外付けで使用する

仕事用ノートPCのSSDの空き容量が減って来たので外付けを検討しました。
自分の持ち物ならSSDを換装するのですがそうもいかず…
外部ドライブはセキュリティの問題があるので、もちろんビットロッカーで暗号化して重要データは保管せず。
最悪、壊れてもプログラムのソースなどはgitにあるので問題なしという条件付きです。

最初は余ったSATA3.0のSSDを外付けケースに入れて使おうと思っていたのですが、目新しいものが好きなのでNVMeのSSDを外付けで使ってみようと思ったわけです。

Thunderbolt3のエンクロージャー(外付けケースのこと)を探したのですが、と・て・も 高いです。
確かに速度は魅力ですしノートPCにThunderbolt3の端子もあるので最速を目指すならThunderbolt3なのですが…

ということで予算の関係からUSB3.1(Gen2)で接続できるNVMeのエンクロージャーを探しました。
NVMeというだけで選択肢は少ないわけですが、メジャーなチップは2~3種類しかないようで、性能は殆ど同じようです。
Amazonの評価は100くらいはないとあてにならないので、今回は評価をあまり気にせずに買いました。
もちろんチップを表記しているものから選択しました。

TXIKI(ティキ)というエンクロージャーとかなり迷いましたが、チップは同じでしたし付属のケーブルも多いQNINEというメーカーのものを買ってみました。

QNINE M.2 NVMEエンクロージャー

付属品が沢山入ってました。

NVME SSDエンクロージャー本体
タイプC-タイプCケーブル
Cタイプ – タイプAケーブル
シリコンパッド(厚みの違う3種類)
精密ドライバー(小さいのと大きいのの2個)
マニュアル

マニュアルは写真付きなので、誰でも組み立て可能かと思います。

SSDはNVMeタイプのものを選択します。
同じM2タイプでもSATA接続のものは使えないので注意が必要です。
(逆にエンクロージャーがM2 SATAのものを購入した場合は、逆にNVMeのSSDは使えません)

NVMeのSSDはSATAタイプのものより速度が速い代わりに高価です。
但し、今回使うエンクロージャーはUSB3.1(Gen2)なので、SATA3.0の倍の速度も出れば頭打ちです。
(シーケンシャルは頭打ちですが、ランダムはそうそう頭打ちにならないので、意味がないわけではないです)

ということでそこそこの性能のものを選びました。
重要なデータを入れたり、システムドライブとして考えていたら選択しなかったと思います。
(速度やQLCであることなどを考えると無理かなと)

Intel SSD 660p Series 512GB SSDPEKNW512G8X1

信頼性に劣るとはいえ、一応Intel製なのでまあ大丈夫でしょう…

このエンクロージャーは下の写真で分かるように青白いLEDが強力に光ります。
明るい環境で利用する場合は問題ないと思いますが、暗いところだと明るすぎると思います。
まぶしい場合はふさいだ方がいいかもしれません。

CrystalDiskMarkで速度を計ってみました。
SATA接続とは明らかに速度が変わります。
(ただし体感できるかは別問題ですw)

これなら外付けとしては十分な速度が出ていると思います。
(メインでもSATA接続のものよりは断然早いです)

ベンチを走らせたあとは、まあまあ温かくなります。
熱いということはないです。
NVMeなのでこれくらいの温かさにはなると思いますので、全く問題ない範囲かと思います。

耐久性はこれから使っていってからですが、今のところおすすめの組み合わせです。

Anker PowerPort Atom PD1

最近のノートPCは充電ポートがType-CのPD(PowerDelibary)規格のものがかなり増えてきました。
私が使っていた先代のAsus Transbook3に始まり、現在使っているHP Spectre13もそうです。
異色の小型PCであるGPD PocketですらType-Cでの充電です。
iPhone8からはiPhone側のコネクターこそLightningですが、しっかりPD規格の充電に対応しています。

PDは充電も早いですし、色んな機種で使いまわせるので便利ではあるのですが、出力が大きいために充電アダプターが大きくなるのが難点でした。

そこで小さくするためにシリコン半導体ではなくGaN(窒化ガリウム)を使用した充電アダプターが出てきました。
最初に凄いなと思ったのはInnergie PowerGear 60CFINsix Dartでした。
iPhoneに付属する小さな充電アダプターの2倍くらいの大きさで60Wや65Wの充電ができるのです。
しかし、前者は日本では発売されておらず、後者はType-Cのケーブルのものが一向に出ません。
価格もどちらも1万円前後するのもなかなか購入に踏み切れない1つの要因だと思います。

そんな中、RavPowerからはRP-PC104が、AnkerからはPowerPort Atom PD1が発売されました。

RavPower RP-PC104は45Wで約7,000円、Anker PowerPort Atom PD1は30Wで約3,500円です。
自宅にはHP純正の60Wの充電器が2個、サードパーティー製の60W充電器が2個転がっています。
今回は出力ではなく極力小さいものを試してみようと思いAnker PowerPort Atom PD1を購入しました。
前から購入しようとは思っていましたが、品切れが続いていたため購入できず、今回やっと購入することができました。

Anker PowerPort Atom PD1

第一印象はとにかく小さいです。
ただコンセントのプラグ部分が折りたためないのが実に惜しいです。
あと少しだけ大きくなってもいいので、折りたためた方が使わない時の大きさは小さくなるはずです。

HP純正の60Wアダプターとの比較です。
縦横比で約4分の1というところでしょうか。
厚みはHPのものよりも若干厚く1.3倍くらいあります。
手に持った重さは全然違います。

Anker PowerPort Atom PD1にはType-Cケーブルは付属しないので別途用意する必要があります。

PowerPort Atom PD1はケーブルが一緒になっていないので、アダプターとケーブルをそれぞれ持ち運ぶ必要があります。
持ち運ぶ場合は充電器の大きさも重要ですが、意外に邪魔で面倒なのがケーブル類です。
今後はケーブルも小型で持ち運びしやすいものが出てくれないかと思っています。
(出力が高くて細くできないのは理解できますが、そこは技術革新でなんとかして欲しいところ)
せめて巻き取れるレベルの太さまで細くできれば、小型の巻き取り式のものが出てくるでしょう。

ちなみにHP Spectre13に使用してみたところ、起動して使っている状態でも問題なく充電できました。
機種によっては、30Wでは起動時に充電できないものもあるようなので、ご使用の機種が30Wでの充電に対応しているかを確認してから購入してください。

WordPressでJavaScriptを使う

WordPressでJavaScriptを書こうとすると、それ用のプラグインを入れたりするのが一般的かと思います。
が、はっきり言ってプラグイン使ってやるのは超面倒。

JavaScriptだけでなく、JavaScriptで使うinputタグやボタン配置など。
WordPressの編集画面でちまちま入力したり、もう面倒でやってられません。
JavaScriptを含んだHTMLは自前で書くから、それをそのまま読み込んで表示できないの?と思って調べると、同じこと思っている方を発見!

WordPressで固定ページでHTMLをちまちま入力するのが面倒なのでHTMLファイルをインポートするだけのショートコードを作った

なるほど、ファイルを直接PHP側でincludeしちゃうわけですね。
(includeなのでPHPにも使える!)
で、ショートコードを利用してそのパスを渡すと。

これを使えば簡単に自前のHTMLを取り込めますね。

ちなみに公開されているソースではファイルの親ディレクトリ指定が

$path = sprintf('%s/static_html/%s.html',
                get_template_directory(), $path);

とテーマ配下のstatic_htmlディレクトリになっているため、テーマをアップデートしたらディレクトリごと消えました…
(このショートコードを書くfunction.phpもテーマのものに直接書くとテーマのアップデートで消えます)

元々function.phpやcssは子テーマを作って更新しても消えないようにしていたので、static_htmlも子テーマのディレクトリ配下に移しました。
(もちろんソースのパスも子テーマ配下へ書き換える必要があります)
これでテーマをアップデートしても消えません。

子テーマについて書くと長くなるので、子テーマについては以下のページをご紹介します。
WordPressの子テーマを作る理由と子テーマを自作する方法

GPD PocketでMB16AC(Asusモバイルモニター)が使えるか その2

前回の記事でGPD PocketのUSBバスパワーの電力供給能力が低いことは書きました。
GPD PocketでMB16AC(Asusモバイルモニター)が使えるか

それではバスパワーではなくセルフパワーでMB16ACに電力を供給したらどうなるのか?
当然セルフパワーであれば大丈夫だと思うのですが、私のGPD PocketのType-A端子は小型のUSBメモリが常時刺さっていますし、Type-Cでモバイル環境を揃えていることもあり、折角なのでPDで充電できるタイプのType-Cハブを使って試しました。
(ELECOMのものがパソコン工房の新春初売り特価で1,000円ほどで売られていたので買ってみました)

ELECOM USB Type-Cコネクタ搭載USBハブ(PD対応) U3HC-A413BBK

GPD PocketにU3HC-A413BBKから出ているUSB Type-Cのケーブルを接続すれば、Type-A x2、Type-C x1のハブとして使えます。
(この状態ではもちろんバスパワーです)

PD対応の充電アダプターとU3HC-A413BBKをPD対応ケーブルで接続すると、ハブ機能をそのままにGPD Pocketの充電も可能になります。
ただこの状態でバスパワーからセルフパワーになるのかは、U3HC-A413BBKの説明を読むだけでは買う前にはっきり分からなかったので、実際に接続して試すしかありません。

GPC PocketとU3HC-A413BBKをType-Cで接続し、更にPD対応アダプターからU3HC-A413BBKに接続。
この状態でGPD Pocketが充電されているのを確認。

U3HC-A413BBKのType-A端子にUSBメモリを刺せば内容が読み書きできることも確認。
ここまでは予想通りで特に問題なし。

U3HC-A413BBKのType-A端子にMB16ACを接続したら外部モニターとして利用できるのか。

何の問題なく外部モニタとして使えました。
U3HC-A413BBKにPD対応アダプターを接続するとハブはセルフパワーで動くようです。
もちろんアダプターの線を外すとMB16ACは電力不足で再起動を繰り返します。

まああえてMB16ACを持って行くようなケースなら最初からHP Spectre13を持ち出すので、恐らく外でこの環境を使うことはないと思いますが…

主にPC、車・バイク、トイガンなどについて書いてます