One-Netbook OneMix3 Pro

あまりにもファン音がうるさいCHUWI Minibookに見切りをつけて、現在UMPCでは唯一のIntel®第10世代Core™プロセッサーを搭載したOneMix3 Proを手にすることになりました。

とうとうUMPCも4コア/8スレッドの時代に突入です。

8.4インチという小ささながらCore™ i5-10210Yプロセッサーを積んでいて、メモリ16GB、SSDも512GBとその辺の廉価ノートPCよりも遥かに高性能です。
メインで使用しているノートPCはHPのSpectre13ですが、性能的には結構いい勝負だと思います。

OneMix3 Pro
第10世代インテル® Core™ i5-10210Yプロセッサー
Windows 10 Home 64bit搭載
8.4インチIPSディスプレイ・2K Retina解像度2560×1600
16GBメモリ
512GB PCIe SSDストレージ
日本語配列バックライトキーボード
360°回転ディスプレイ
指紋認証センサー
4096段階タッチペン(Surfaceペン)対応
国内1年間サポート

前回購入したUMPCであるCHUWIのMiniBookが初期不良で、中国へ送り返したりと手間暇が掛った上に、修理から返って来るまでに1か月半を要したことから、今回は日本の代理店であるテックワン販売のものを購入しました。
テックワン販売のものはAmazonでも取り扱っており、初期不良の場合はテックワンを通す必要すらなく、Amazonの保証で簡単に返品できるのもAmazon利用の利点です。
幸いにも今回は初期不良に当たりませんでしたが、この安心感は多少の出費増でも価値があると思います。
(Amazonでのキャッシュレス5%還元やAmazonポイントアップ対象期間だったため、GeekBuyingなどとの実質差額は1万円程度でした)

そして注文した日の翌日には届くというスピーディーさもたまりません!
(運送会社の皆様いつもありがとうございます)

早速開封してみると、OneMix3Proの箱の上に更にテックワン専用の段ボールで梱包されていました。
(更にAmazonの箱に入ってくるので三重の梱包です)

中身はシンプルで本体、充電器、充電ケーブル、マニュアルと保証書です。

本体はブラックで非常にかっこいいですが、使ってると手の皮脂などの汚れが目立ちます。

キーボードは日本語キーボードです。
但し、日本語キーボードといえど、配列は通常の日本語キーボードではありませんので、当然ながら慣れは必要です。
キーボードのタッチも非常によく、GPD PocketやMiniBookよりも好みです。

箱から出してRAVPowerの61W PD充電器で充電しながらセットアップを行いました。
61Wの出力にもかかわらず、非常に小型の充電器でお勧めです。

充電は基本的に12Vで行われるようです。

最大で30W前後で充電されているのを確認しました。
起動して使用しながらでも十分に充電されていきます。

ちなみに負荷が掛かった状態になると、それなりに本体が熱くなりますし、ファンも音を立てて回転し始めますが、MAXで回転しても個人的には耐えられるレベルでした。
感覚的に言うとMiniBookの半分くらいの音量でしょうか。
負荷が掛かっていない状態であればほぼ無音ですし、ファンを一時的に止めるためのキーも用意されています。
(長時間止めないでくださいって書かれてましたが…)

4コア/8スレッドなので処理もノートPCとしてはサクサク動く部類に入ります。
また各部の作りも非常にしっかりしていて安心感があります。
お値段はそこそこしますが、非常に満足度の高いUMPCだと思います。

最後に2点ほど不満点を言わせてもらうと、TPM非対応ということとWIFIモジュールが古いことでしょうか。

TPMはBitLockerなどを使用する場合に必要となります。
なくてもBitLocker自体は動くのですが、毎回パスワードを入力する必要があるのでちょっと面倒です。

使われているWIFIモジュールはIntel Dual Band Wireless-AC 3165が載っています。
技適の関係もあると思いますが、ちょっと古いモジュールなのでWIFI6にもWPA3にも対応していません。
しかもスロット式のモジュールではなく基盤にハンダ付けされているようなので、最新のWIFIモジュールに差し替えることもできません。
この辺りはこれからのモデルで改善されることを期待します。

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