「バイク」カテゴリーアーカイブ

’21 CBR600RRのリアサスをOHLINS TTX GPに交換

注文していたCBR600RR用のオーリンズ リヤサスペンションが注文してから約9カ月経ってやっと届きました。

オーリンズ HO 469 リアショック TTX GP 2018 CBR600RR

カロッツェリアジャパン取り扱いの国内正規品です。
並行輸入のものであればもう少し安く、更に納期も短いのですが、オーバーホールを受けれるショップがかなり限られてしまいます。
非常に迷いましたが国内正規品を購入しました。

オーリンズの見た目は最高ですね!

CBR600RRの純正サスと交換するわけですが、純正サスは下の2枚の写真の青い丸で囲った部分のボルト2本で車体に取り付けられています。

上の写真が上側で下の写真が下側です。

リアサスを取り外すには、下側のボルトが干渉するアンダーカウルとサスを抜き取る時に干渉するリアインナーフェンダーを取り外す必要があります。

リアサスのボルトを抜くには、スイングアームを動かしてリアサスに負荷が掛からないところに移動させる必要があるので、少なくともタイヤが地面から浮く位置まで車体を持ち上げる必要があります。
フレームを上から吊るす方法が一般的かと思いますが、私の場合はジェイトリップ(J-TRIP) ステップスタンド(ジャッキタイプ)という名のウマを使用してバイクを持ち上げます。

まずはメンテナンススタンドで後輪を持ち上げ、J-TRIPのステップスタンドの穴にバックステップを通します。
その後メンテナンススタンドを下すと、ステップスタンドにバックステップが乗った状態になり、メンテナンススタンドがなくても後輪が浮きます。
ステップスタンドはバックステップのように固定されたステップでなければ使用できません。
純正ステップだと可倒式なので使用不可となります。

リアサスを止めているボルトは17mm、ナットは14mmとなっています。

サスの上側のナットはマフラーが横を通っていてスペースが狭く、ディープソケットは入らなかったのでシャローソケットを使用しました。

スイングアームの位置を調整してサスを止めているボルトに負荷が掛からない位置にしたらスルっとボルトが抜けます。

上下2本のボルトを抜いたらサスを引き抜くだけでサスを取り外せます。

下の写真は純正とオーリンズを並べたものです。
純正も伸び側・縮み側の減衰が調整可能なフルアジャスタブルなので割と性能は良いんですよね。

今度は今までと逆の手順でオーリンズのサスを組み込めばいいわけですが、下側のボルトは非常に入れにくい位置になるので、事前に反対から穴と同じくらいの大きさのヘキサレンチなどを挿しておくとボルトを突っ込むのが楽になります。

サスはボルトとナットで止まっているので、締め込む反対側のボルトやナット部分が回ってしまわないように抑えておく必要があります。

足回りのボルトはしっかりと規定トルクを守って締め込みましょう。
リアサスは止めているボルトは上下ともに44N·mが規定トルクとなっています。

オーリンズのリアサスを止めているボルトを規定トルクで締め込んだので、インナーフェンダーを取りつけようとしましたが

インナーフェンダーがリアサスにあたって取り付けできません…

ということで一旦プリロード用のアジャスターを取り外してインナーフェンダーを取り付けました。

インナーフェンダーを取り付ける際、ABSセンサーの配線を止めるクリップがどうしてもインナーフェンダーの穴に入らなかったので、クリップは取り外してリアフェンダーとセンサーの線をタイラップ(結束バンド)で止めました。

よし!これで完成だ思ったのも束の間、プリロード用のダイヤル部分がリアインナーフェンダーと干渉しているのに気付きました。

プリロード用の調整ダイヤルが干渉しないように位置を少しだけずらします。
ダイヤルを止めているリングをヘキサレンチを使って緩めれば簡単に位置を変更することが出来ます。

少しだけダイヤルを上に移動させ、インナーフェンダーと干渉しない位置に合わせてヘキサボルトを締め込みました。

これでリアサスの交換は終了となります。

1つ残念な点はCBR600RRの場合だとオーリンズの象徴ともいえる黄色のスプリングが全く見えないことです。

正面からは当然ですが、斜め前から見てもオーリンズだと認識するのは結構難しいです。

後方から見ればリザーバータンクとプリロード用のダイヤルが金色なので雰囲気は何となく伝わります。

サス交換後に少しだけ近場を運転してみましたが、純正の初期設定状態のサスよりも若干固く感じました。
オーリンズのサスはオーリンズ指定の車種専用の初期設定値を利用した状態です。

よく「オーリンズに交換したら劇的に乗りやすくなった!」なんてブログの記事やYouTubeを目にしますが、CBR600RRの街乗りに関しては全くそんなことはありませんでした。
段差では跳ねますし結構固めな感じで乗り心地が良くなった感じは受けません。

これはオーリンズのラインナップの中ではサーキット寄りとも思えるTTX GPシリーズだからかもしれません。
あと、やはり純正のフルアジャスタブルなサスの初期設定が優秀なのもあるのだと思います。

但し、サーキットに持ち込むと感想が180度変わるかもしれないので早くサーキットに持ち込みたいのですが、今シーズンは既に寒くなって来たのでサーキットを走るのは来シーズンになりそうです。

2022/11/22 追記
今シーズンはもうサーキットを走らないのでサーキットで使用した感想は書けませんので、一般道を普通に走っての感想を書きます。
取りあえずオーリンズ指定の初期設定でしか走っていないので、初期設定であることが前提となります。
初期設定だと一般道ではかなり固いです。
ギャップがなければ結構いい感じなので、恐らくサーキットでは力を発揮してくれそうですが、一般道だとギャップを通過する際にリアが跳ねて結構怖い挙動をします。
やはりTTX GPシリーズは一般道では固すぎる設定になっていますので、一般道で使用する方は減衰を弱くすることを前提に購入した方がいいと思います。

2022/11/25 追記
街乗りに合わせて少しセッティングを変更してみました。
OHLINSが車種用に初期設定している値は以下となります。
※一旦時計回りに全部締めこんでから反時計回りに緩める方向で何クリックかが記載されています。
Rebound:18 clicks
Compression:14 clicks

全部で25段階の調整が可能とのことなので、この固さでも半分よりは緩い設定のようです。
少しずつ動かしても体感は難しいかと思い、初期値から一気に5クリック緩めてみました。
Rebound:23 clicks
Compression:19 clicks

5クリック緩めると明らかに柔らかくなりました。
ただ少し緩すぎる気もしますが、ゆっくり走る人なら一般道はこれくらいの方が乗り心地はいいかもしれません。

私的には少し柔すぎる気がしたので、もう少し固くするために2クリック締めました。
トータルで初期設定よりも3クリック緩めの設定となります。
Rebound:21 clicks
Compression:17 clicks

良い感じじゃないでしょうか。
ほんの少しだけ固めの設定で、普通のギャップならリアが暴れることもない感じです。
柔すぎてふにゃっとする感じも殆どありません。
サーキット走行時は初期設定に戻して試してみますが、公道での利用はこれで暫く様子見してみようと思います。

ドライバーも何も必要なく手で設定を変更できるのは非常に便利です。

2024/04/30 追記
サーキットで使用した感想を書いてなかったので追記します。
サーキットではRebound、Compression共に初期設定よりも1クリック緩めの設定で、プリロードを2回転ほど強くして走っています。
流石はオーリンズでサーキット走行においてリアサスが非常によく動いて路面に追従します。
サーキットだと路面もいいのでほぼ初期値状態で固すぎるということもありません。

純正のフロントサスだとブレーキングでフルボトムしてしまうのでプリロードを掛ける方向で固くしています。
(スプリングのレートを上げる相談もしたのですがSPA直入などの低速サーキットで曲がらなくなるとのことでプリロードを使うことにしました)
それに合わせてリアサスもプリロードを掛けてフロントと合わせる方向でセッティングしています。
※身長177cm、体重67kgでの設定例となります。

まあ素人なので自分で色々といじるとおかしくなるのは目に見えているので、セッティングはプロにアドバイスを受けています。

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SHOEI Z-8にフォトクロミックシールドを取り付け

SHOEI Z-8に中華のフォトクロミックシールドを取り付け(完全に失敗)の続きです。

結局のところフォトクロミックシールドは純正じゃないと使い物にならないということがよくわかったので純正を買いました。

当然ながら純正のドライレンズもぴったりとフィットします。

しかし純正のフォトクロミックシールドは高い…
傷が入って本人が買い替えを決意するまで半永久的に使えるのであればいいのですが、使っていると段々と黒くならなくなります。
毎日使ってると2年経たずにダメになるっぽいです。
その割に高い。

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タイヤウォーマーと発電機

現在CBR600RRに履かせているタイヤはMICHELINのPOWER GPというタイヤです。
街乗りとサーキット走行が50:50を想定して作られているタイヤです。
街乗りも想定しているタイヤなので温度依存は低めです。

とはいえ、走り始めだったり気温が低かったりすると気を使うのが普通だと思います。
もっとハイグリップなタイヤになってくるとタイヤが温まるまでは全くグリップしなかったり、そもそも普通に走るだけじゃタイヤの温度が上がらないようなものも存在します。
サーキットでより安全にスポーツ走行を行うために必須となってくるのがタイヤを温めるタイヤウォーマーです。

タイヤウォーマーにも色々と種類があって、サーキットでよく見かけるゲットホットやバトルファクトリーは信頼が高いから利用されているのだと思います。
が、結構お高いです!
なので今回も失敗を恐れずに見知らぬメーカーのものを購入してみました(笑)
大抵これで失敗して無駄な出費になるパターンですが、今回はまだ実際に使っていないので結論は出ていません。

MOTO-TRON (モトトロン) タイヤウォーマー 17インチ TWD 120/70/17 180/55/17 BK ブラック コントローラー付属

温度設定用のコントローラーまで付属しているのに3万円ちょっとです。
安く売られている時やポイントまで考慮すると最安で28.000円切ったりします。

消費電力がゲットホットなどに比べると少し高く、メーカー公称値は消費電力1000W前後となっています。
サーキットでは基本的に電源は自分で用意する必要があります。
全員がタイヤウォーマーとか使うととんでもない消費電力になってしまいますので各自で用意しなければなりません。

自分で電源を用意するとなると災害時に使用するような大型のバッテリーか、もしくは発電機を使用することになります。
1000Wをある程度の時間供給できるようなバッテリーだとかなり高額になります。
発電機でも1000Wを超える発電量を持つものは、国産の発電機であればかなり高額です。

ということでネットでコスパの良さそうなEENOUR GS1800iという1400W供給可能な発電機を購入してみました。
通常1年の保証がレビューを書くと2年間の保証になるそうです。
(少し前までは3年保証になったみたいですが)
有名メーカー発電機の半額程度で購入できます。

EENOUR GS1800i

発電機はエンジンを動かして発電を行うので発電機に入れるオイルも必要となります。
丁度自宅に10W-40のオイルが余っていたので入れました。
(メーカー指定は10W-30ですが性能高い分には問題ないでしょう)

ガソリンを入れてエンジンを始動すれば発電が始まります。
タイヤウォーマーを接続して電力不足の警告ランプが付かないことを確認。
問題なく1000W前後のタイヤウォーマーを使用することができるようです。

エンジンを動かして発電するので発電中はそれなりに音がします。
お祭りの時に出店でブーンって音がしているあれだと思ってもらえれば話が早いです。

ちなみに昔は消防法適合のガソリン携行缶をガソリンスタンドにもって行けば簡単にガソリンを買えたのですが、お祭りでガソリンが爆発した事件や京都アニメーションの放火事件などでガソリン携行缶でのガソリン購入が厳しくなっています。

セルフのスタンドではガソリン携行缶にガソリンを自分で入れることはできません。
スタッフに声を掛けて給油してもらう必要があります。
(ガソリン携行缶への給油をお断りしているガソリンスタンドもあります)
また身分証の提示を求められたり、使用目的や住所氏名を聞かれたり書かされたりすることもあります。

なお、ある程度以上の規模のサーキットには、基本的にガソリンスタンドがありますので、事前に購入して持って行かなくても現地でガソリンを購入することが可能です。

サーキットへの移動を自走から車へバイク積載にすべく着々と準備を進めていますが、肝心のミニバンの改造の方がなかなか進みません。
2列目シートを取り外してコンパネ引くくらいなら簡単なのですが、我が家には大型犬が2匹いるので、バイクを載せていない時は大型犬が外を見ながらくつろげるスペースを作る必要があります。
3列目のシートやイレクターパイプなどを使用して、バイクを載せたない時はある程度の高さに大型犬が乗っても耐えれる強度でコンパネを敷く必要があります。
色々と寸法を計算して材料を揃える準備をしているところなので、実際にバイクを積載してサーキットに行けるのは来シーズンになりそうな気がしています。

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’21 CBR600RRでサーキット走行 その2

’21 CBR600RRでサーキット走行の続きです。

今年の7月に熊本にあるサーキット「HSR九州」を走行し、それから約2か月後となる9月に2回目の走行に行ってきました。
今回も通常のスポーツ走行枠ではなくRSGというレーシングショップのスクールへの参加となります。
今回は色々と用事があり朝からの参加はできず、午後からの参加となりました。

気温も下がって随分涼しくなって来たので、一番快適に走れる時期かもしれません。
今回も自走で参加しましたが、万一の転倒などを考えると自走は厳しいので、自宅のミニバンにバイクを積載できるように改造予定です。

自走で持って行ける荷物はバックパックに背負っていける分だけ。
エアバッグを着るとバックパックを背負うのが難しくなるため、バックパックにエアバッグを括りつけてからバックパックを背負います。
(なので道中に何かあってもエアバッグは作動しません!)

レーシングスーツとブーツは当然着て行くわけですが、バックプロテクターやチェストプロテクターもバックパック内のスペース確保のため装着して移動します。

自走でのサーキット走行を考えている方のために、私がサーキットに持って行ってるものをご紹介します。
なお、エアゲージは持って行ってません。
自宅で冷間時に空気圧のチェックを行ってから出発します。

飲み物とお昼ご飯(飲み物は自販機があるので現地でも買えます)
最低限の工具(ラチェット、ソケット、ヘキサレンチ、ラジオペンチ、ドライバー、タイラップなど)
養生テープ(ミラーやウィンカーなどの保安部品の養生用)
カッパ(道中で雨が降ることも)
帽子、マスク、タオル、サンダル、シャツ、ズボン
サーキット用のエアバッグ

ずっとツナギとブーツでウロウロするのは暑いししんどいので、サンダルやシャツ、ズボンはあった方が絶対に楽だと思います。
もって行くのはこれくらいです。
これでもバックパックは結構一杯になります。

午後になったら早速走行開始です。
RSGのスクールの走行時間は20分x4本の計80分です。

自走なのでタイヤウォーマーなども当然ながら持って行けません。
MICHELINのPOWER GPは直ぐにタイヤが温まるので自走組にはもってこいのタイヤです。

上のタイヤの写真は1本目走行後のリアタイヤです。
変な減り方もしてないですし、立ち上がりでアクセルをガバ開けしてもバイクとタイヤが優秀なので全然滑りません!

前回は20数年ぶりのサーキットで、且つHSR九州を走るのが初だったのもあって全く余裕がありませんでした。
今回はコースを完全に頭に入れて、前回の走行時の映像がドラレコに残っていたので復習してから挑みました。
結果、少しは考えながら走ることができたので、タイム的には4秒ほど縮まりました。

まだまだ恥ずかしいくらいに遅いので、もっと色々と課題を見つけ、それを一つ一つクリアしながら地道に上手くなるしかないと感じています。

2本目を終えてのタイヤの状況。
思ったよりも減りません。
4月~10月くらいまで月1の走行なら年間1セットで済むんじゃないかと思うくらい。
(実際はどうなのか分かりませんが)

バイクに乗っていない間もイメージトレーニングして走行に挑むことで、これほど効果があるとは思いもしませんでした。
昔はいくらでも走る時間があったのでひたすら走ってればよかったですが、限られた時間の中で効率よく速くなるためには、イメージトレーニングとプロライダーによる的確な指摘が凄く効果を出しました。

前回指摘された目線の近さと、外足が開き気味なるのを注意しながら走ります。
気付くと目線が近くなっているので、意識しながら走ることの重要性を再確認します。

3本目を終えてのタイヤの状況。
気持ち減ったかな?

今回のスクールでの指摘事項は以下でした。

・ライディングフォームは悪くないし、ライン取りも最終コーナー以外は問題なさそう。
・今のライディングフォームなら目線は遠くを見れそうだけど、何か自分の中で引っ掛かっているものがあって自然と近くを見てしまうのではないか。
・外足が開き気味になるのは、ステップに乗ってるのがつま先過ぎるからかもしれないので、もう少しだけ後ろでステップ踏んだ方が安定しそう。
・S字の切り返しがリズムに乗れてないので、切り返しのリズムやシフトアップのタイミングなど、速い人の走りを参考にするとリズムを掴みやすいかも。

と、今回も的確な指摘をしてもらいました。

上の写真はフロントタイヤの右側で、下の写真はフロントタイヤの左側です。

右側は端まで使ってはいるものの、タイヤカスが出るほどの負荷は掛かっていないようです。
左側は端までタイヤカスが出てるので、タイヤが潰れて負荷が掛かっているのではないかと思われます。

これはHSR九州には左の高速コーナーがあるからであって、私がフロントブレーキで上手くタイヤを潰しながら走ってるからではないと思います。
できるだけフロントブレーキを残しながらタイヤを潰してコーナーに侵入しようと意識してはいますが、まだまだ荷重を掛けれてないのだと思います。

リアタイヤは簡単に端まで使えるのに、フロントタイヤを上手に端まで使い切るのはなかなか難しいです。

上の写真は4本目終了後のリアタイヤの状況です。
やはり1年は持たない気がしてきました(笑)
タイヤ代をケチって転倒しては意味がないので、グリップしなくなった時点で交換ですね。
(今はまだまだ大丈夫ですが)

そして最後にスクール終了後インストラクターの方と少しお話ししました。

イメージトレーニングも重要だけど、ツーリングの時のワイディングはもちろん、普段の通勤でもバイクに乗っているのであれば、フォームの練習はできるのでやってみるといいですよ、と。
公道なので実際にバイクを寝かしたりはしませんが、ステップを踏む足の位置だったり、外足を意識して締めたりなどは普段乗ってる時でも意識してやれるはずです。
逆に言うと普段ダラ~っと乗ってると、その癖がつい出てるのかもしれません。
日頃できてないのに都合がいい時だけできるはずもないですね。

実はサーキットを走っていない時間にも練習できることや、速くなるヒントが沢山あることを教えて頂いたわけです。
自分だけではなかなか気付けないことに気付かさせてくれるので感謝ですね。

そして今回も自宅に帰ってドラレコの映像を元に復習しようとSDカードの中を見てみると…
HSR九州から帰るところからしか映像が残ってません!
古い映像は残っているのに…
基本的には古い映像が消えて新しい映像で上書きされるはずですが、古い映像にロックでも掛かっていたのか。
次回も同じようにならないようにSDカードの中身を全部消し去っておきました。
(事故の時に撮れてないとかでなくてよかったと思います)
次は10月末に走行予定なので、走る前にドラレコからSDカードをフォーマットしておくことにします。

レーシンググローブ(バイク用)

CBR600RRで使用しているレーシンググローブは、ホンダとグローブ専門メーカーのFIVEがコラボレーションした限定販売のものを使用しています。
ベースはFIVE RFX3でロゴなどがHONDAになっている製品です。

【HONDA × Five】HRC RFX3レーシンググローブ

既に新品では購入できないグローブでとにかく着け心地がいいグローブです。
今時のグローブは各部にプロテクターが入っており、革も結構厚めのものが使われていたりと安全性と引き換えに指先の感覚などが鈍くなります。

しかし、このRFX3は特に指先の革が薄めに作られていて指先の感覚がダイレクトに伝わります。
個人的には凄く気に入っているグローブなのですが、レーシングスーツとブーツをAplinestarsで揃えたので、試しにグローブもAlpinestarsのものを購入してみました。

Alpinestars Honda GP Plus R V2

ベースはGP Plus R V2というモデルですが、これもAplinestarsとHONDAのコラボレーションモデルです。
本当はGP PROを買おうかと思ってましたが、HONDAのロゴに惹かれて買ってしまいました。

レーシンググローブとしては中堅クラスのグローブですが、薬指と小指が繋がっていたり安全面は考慮されているようです。
上位モデルとは使っている革の種類が変わって来る感じでしょうか。
(Aplinestarsのグローブは中堅クラスでもお値段高めです)

装着した感想としてはかなり固いです。
革も厚めで指先の感覚は凄く鈍いです。
ただ守られている安心感は物凄くあります。

革を柔くするスプレーを振ってニギニギするのを繰り返しても結構固いです。
使い込んでもう少し革が軟らかくなったり、手の方が感覚的に慣れてくればいいんかもしれませんが、それまで我慢するのが苦痛なくらい固い。

本当はCBR600RRのサーキット走行用にと思って買ったのですが、暫くはCB250R用として使って手に馴染むか様子を見ることにしました。

最初に紹介したFIVEのRFX3はレーシンググローブとしては上から3番目の製品で、その上にRFX2、更にその上にRFX1というモデルが存在します。
グローブ専門メーカーが作るレーシンググローブの最高峰であるRFX1はRFX3とどれくらい違うのか、それが知りたくて購入してみました。

FIVE RFX1 REPLICA CAMO RED

RFX1はHONDAとのコラボレーションモデルがなかったので通常のモデルになります。
早速装着してみると流石FIVEというべきか、指先の感覚はやはり優れています。
既に手に馴染んでいるRFX3ほどとまではいきませんが、同じ新品のAlpinestarsに比べると雲泥の差です。

RFX3とは内縫いや外縫いの違いだったり、革の厚さやプロテクターの形状なども若干違います。
RFX1の方が全体的にRFX3よりも若干厚い感じがして安心感はあります。
但し指先の感じはRFX3とあまり変わらない感じで、新品なのにまるで使い込んだグローブかのように手に馴染みます。
安全性を無視して純粋な着け心地だけ比べればRFX3の方がいいので、サーキット走行など高速での転倒を想定しないのであれば、RFX1よりもRFX3の方がいいかもしれません。

RFX3では薬指と小指の連結はありませんでしたが、RFX1は薬指と小指が連結されていて安全面がより考慮されています。
そしてお値段もAlpinestarsのGP Plusと変わらないか安いくらいの価格です。

同じ条件で転倒するわけにもいかないので、転倒時の安全性を比べることは難しいですが、仮に少し安全性が犠牲になっていたとしても、この指先の感覚の良さには代えがたいものがあります。
KUSHITANIやRS タイチのレーシンググローブとは比較できていないので、あくまでもAlpinestarsとFIVEでの比較となりますが、個人的にはFIVEのレーシンググローブは凄くお勧めします。

SHOEI Z-8に中華のフォトクロミックシールドを取り付け(完全に失敗)

SHOEIのヘルメットはARAIのスーパーアドシスみたいな二重シールドの仕組みはありません。
(一部インナーバイザーのモデルは存在します)

そこで夜でも見えるようにクリアタイプのミラーシールドをZ-8に取り付けました。
SHOEI Z-8に中華のミラーシールド(クリアベース)を取り付け

クリアベースなので昼見るとやっぱり結構薄いです。
(逆に夜でもはっきりと見えますが)

SHOEIにはフォトクロミックシールドという紫外線で自動的に調光するシールドが販売されています。
昼に紫外線を浴びるとスモークシールドになり、夜間はクリアシールドになるという優れものです。
税込み定価22,000円というシールドとしては非常にお高いものなのですが、コロナ過での品不足でどこにも売ってません。

そこで中華製の格安フォトクロミックシールドを試しに購入してみました。
格安といっても純正に対しての相対的な感覚であって、価格は6,500円もするので、シールドとして考えると決して安くはありません。
ついでに中華製のピンロックシート(ドライレンズ)1,500円も一緒に注文しました。

ピンロックはシールドと重ねて梱包されていたので結構くしゃくしゃになってましたが、中身は折れ曲がったりせず無事でした。

フォトクロミックシールドには調光ではなく「変色」と書いてあります。
ピンロックは本物ではないかと思う程のコピーパッケージです。

シールドにピンロックを取り付けようとしたら相変わらず合いません。
中華ミラーシールドに純正ドライレンズ(コピーが多いからか、ピンロックからドライレンズに名前変わりました)を合わせた時もそうだったので、ピンロックの方は純正の寸法にかなり近い感じがします。

純正なら勿体ないのでやりませんが、中華ピンロックなので迷わず削ります。
(そのために注文したようなものなので)

手でチマチマ削るのは面倒なのでリューターで一気に削ります!
※削れすぎに注意が必要です。

両側を良い感じに削ってシールドに取り付けます。
(微妙に削り過ぎたかも)

まあ、取りあえずはまったので良しとします。

フォトクロミックシールドをZ-8に取り付け。

問題なく取り付け完了!
さて太陽光を当てたらどれくらい暗くなるのか。

上の写真、太陽光を当ててますよ。
10分くらい直射日光でガンガン当ててますよ…

幾ら紫外線を浴びせても、ほんのり薄紫色に変わるくらいで全然暗くなりません。
確かに調光(変色)はしているので詐欺とまでは言えないかもしれませんが、これってほぼ詐欺ですよね。
2,000円くらいなら仕方がないかとも思えなくもないですが、流石に6,500円も出してこれは酷い!

皆さんは間違っても中華製のフォトクロミックシールドを購入しないように(笑)

早く普通に純正のフォトクロミックシールドが手に入るようになるといいですね。

2022/09/13 追記
Z-8では左ではなくセンターにあるシールドのロックも掛からなくなりました。
またピンロックも寒くもない、雨も降ってないのに曇りました(笑)
流石にこれでは使用に耐えれないのでゴミ箱行きですね。