hiroaki のすべての投稿

CHUWI MiniBookについて

Indogogoで購入したCHUWIのMiniBookですが、予定よりも大幅に遅れて昨年到着。
クラウドファンディングなので多少の遅れは仕方ないかと思っていましたが、届いたものは初期不良品でした…
バッテリーが充電されないどころか「使用不可」の状態でCHUWIに送り返すことに。

それから1カ月半ほどでやっと修理から返ってきました。
返ってきたMiniBookは裏の封印は破られたまま。
新品の時と同じように梱包して送ったのに、ビニールの袋や液晶とキーボードの間のシートなどもなし。
なんか中古を買った気分です…

それでもしっかり使えればいいかと、Windowsのアップデートなどを行ってセットアップをしました。
MiniBookは負荷が掛かるとファンの音が爆音で鳴り響きます。
GPD Pocket2などもそれなりにファン音が大きくなりますが、それよりも更に大きいファン音に我慢がならず、unlocked biosを導入することにしました。
また封印も破れてることですし、カバーを開けて熱伝導シートでボディへ熱を逃がす処理も行いました。
(こちらは写真撮り忘れました)

unlocked biosは既に公式フォーラムのリンクのものもなくなり、少し探さないと見つかりませんでした。

unlocked biosを入れて早速温度関連の設定をいじってみました。
「Advanced」-「Thermal Configuration」-「Platform Thermal Configuration」に設定がありました。


ActivepointをDisabledにしたりFanSpeedを変更したりしてみましたが、Windows上でOCCTというツールを使い負荷を掛けると、同じタイミングでファンが高速に回転しました。

この設定でファンの回転を変えるのは無理なようです。

次にTDPをいじってみました。
「Advanced」-「Power & Performance」-「CPU Power Management Control」-「Config TDP Configurations」に設定がありました。



「Power Limit 1」「Power Limit 2」を下げるとCPUに共有される電力が減り温度が上がらなくなります。
もちろんトータルのクロックも上がらなくなります。
TDPを一気に半分くらいにしてみました。

CPUのクロックが上がらなくなり、そのため温度も上がらなくなりました。
負荷を掛け続けてもファンが最大で回ることはなくなりました。
が、折角高性能のCPU搭載モデルを購入した意味がないですね…

次にTDPを2/3くらいまでにしてみました。
2/3だと5分ほど負荷を掛け続けてるとファンはMAXになりました。
やはりMAXだと非常にうるさい…

「Cusom Setting Down」「Custom Setting Up」なども触ってみましたが、効果はありませんでした。

個人的にこのファンの騒音には耐えられそうもなく、TDP下げて使うくらいなら要らないなと思い手放すことにしました。
散々な結果になったMiniBookを手放したあと、11月に発売されたOne-Netbook社のOneMix3 Proをポチるのでした。
しかも今回は初期不良交換も可能な国内版をポチりました。
副業でも大いに活躍してもらうために奮発してOneMix3 Proを購入しました!
ノートPCの中でメインに使っているのはHP Spectre13(Core i7モデル)ですが、小型のUMPCでもSpectre13と同じ4コア8スレッドが動く時代がやってきました。
届いて使ってみるのが楽しみです。

Amazon Echoで壁スイッチを操作する その2

以前の記事Amazon Echoで壁スイッチを操作するでパナソニック製の壁スイッチを赤外線リモコン対応の壁スイッチに変更しました。
以前の記事ではスイッチが1つしかないタイプでしたが、今回は2つあるタイプの紹介です。

コスモシリーズワイド21 照明リモコン受信スイッチ WTC55216W

※壁スイッチの交換には電気工事士2種の資格が必要となりますのでご注意ください。

このWTC55216Wも新規に電源用の線を引く必要がなく、既存の壁スイッチ配線2本のみで赤外線リモコン対応にすることが可能です。
ただ、このWTC55216Wにはリモコンは付属しませんので、リモコンで操作したい場合は別途リモコンを購入する必要があります。
もちろんスマートスイッチでの赤外線操作であればリモコンは必要ありませんし、ある程度実績のあるメーカーであればプリセットがあるかと思います。
(Switcbot Hub Mini、ラトックシステムRS-WFIREX4には対応可能なプリセットがありました)

スイッチ側だけ見ると上下のスイッチを入れ替え可能に思えますが、裏を見てわかる通りスイッチの本体の形状から上下を入れ替えることができません・・・

上のスイッチは通常のスイッチで赤外線リモコンには対応していません。
赤外線リモコンに対応しているのは下側のスイッチのみとなります。
ですので、既存の上側のスイッチを赤外線リモコン対応にしたい場合は、残念ながら下側へと配線を変更する必要があります。
今まで使っていたスイッチの配置と変わってしまうため、手動操作する際は最初戸惑うかと思います。

また上のスイッチは通常のスイッチなのでカチッと音がするタイプですが、下のスイッチは音がしないタイプとなりますので、上下でスイッチの感触が違うのは結構違和感があります。
(そもそも音声操作すればそれも気になりませんが…)

もう少しスイッチ本体のサイズを小型化して、上下共に赤外線リモコンが使えたり、スイッチの上下入れ替えができるようになるといいですね。

SwitchBotのスマートプラグのタイマー、スケジュール機能について

コンセントのON/OFFを遠隔で操作可能なSwitchBotシリーズのスマートプラグですが、色んな用途に使えるのではないかと思い、3つほど購入してます。
1つ目は、前回の記事に書いたWebServerの強制再起動用(手動)です。
2つ目は、一緒に買ったSwitchBotシリーズのデジタル温湿度計と連動させて、夏の暑い時期にサーキュレーターを連動させようと思っています(PC関連機器の冷却のため)
3つ目は、1カ月に1~2回ネットに接続できなくなるNTTレンタルのホームゲートウェイの強制再起動用で今回考えてみました。

SwitchBot スマートプラグ

このスマートプラグは別途ハブを購入する必要もなく、単独でWIFIに接続可能で、SwitchBotアプリから操作が可能です。
そのSwitchBotアプリからは、○○時間○○分後にON/OFFが可能なタイマー機能と、○曜日○○時○○分にON/OFFが可能なスケジュール機能を設定できます。
そこで、このスケジュール機能を使用し、ホームゲートウェイを強制的に再起動しようと考えました。

しかし、電源OFF時は何の問題もないと思うのですが、電源OFFから電源ONに復帰する際に正常に動くのかが疑問でした。
なぜならネットワーク接続が前提の機器で、ホームゲートウェイというインターネット接続機器の電源が落ちているからです。

考えるよりも試した方が早いので、実際に電源OFFと電源ONのスケジュールを組んでみました。
スケジュールは曜日指定可能、且つ1分刻みなので電源OFFの1分後に電源ONという2つのスケジュールで組んでみました。

まずは時間通りに電源OFFするか・・・
これは問題なく時間ピッタリに電源OFFになりました。

それから1分後・・・

カチっという音とともに電源ON!
ホームゲートウェイが落ちてても何の問題もなくタイマーが作動しました。

ということで、スマートプラグのスケジュール機能を利用してホームゲートウェイを1週間に1回だけ深夜に強制再起動することにしました。
※ホームゲートウェイは、設定でファームウェアの自動更新が有効になっていると思いますので、設定されている更新時間を避けて再起動する必要があります。
更新中に再起動が掛かると、ホームゲートウェイが起動しなくなる可能性があるので注意が必要です。

SwitchBotで電源スイッチを操作する

以前から時々困っていたことがありました。
それはWebサーバーの再起動時にWebサーバーがフリーズする場合があることです。
自宅でやっている時は手動で強制的に電源を切れるので問題ないのですが、遠隔で作業をしている際に再起動を行いフリーズするとどうしようもありません…

最近AmazonEchoを使った音声操作で色んな機器を調べてました。
その中のSwitchBotシリーズにスマートプラグという機器があります。
この製品はハブを必要とせず単体でWIFIに繋がりますし、SwitchBotのアプリをスマホに入れれば遠隔から電源をON/OFFできます。

SwitchBot スマートプラグ

設定も取り付けも簡単なので、基本的に迷うことはありません。
今回はWebサーバーとUPSとの間に設置したのですが、UPSのコンセントプラグが横配置ではなく縦配置のため、横配置のために横長にしたというスマートプラグの形状が仇になりました…

電源の向きを変換するアダプターを使って向きを強制的に変えます。

なんとか収まりましたが、延長コードで延長した方が安定感がありそうです。
そのうち延長コードに変更しようと思ってます。

最後にPCの電源復帰で自動的にPCの電源が入るようにBIOS設定を変更しておきます。
これをやっておかないと電源が復帰してもPCは起動しません。

ちなみにスマートプラグには極性がありますので、反対に繋ぐとスマートプラグ自身の電源が入らなかったりしますのでご注意ください。

Amazon Echoで壁スイッチを操作する

Amazon Echo Dot 第3世代がAmazonMusicUnlimitedと抱き合わせで999円で売られていたので2個買ってみました。
単にしゃべるだけでは芸がないので、リモコン類を登録して音声で操作できるようにしようと考える人が多いかと思います。
リモコンの操作を行う場合、Echoとは別にリモコン操作用の機器が必要となります。

私はリビング用にラトックシステム RS-WFIREX4、自分の部屋用にSwitchBot(スイッチボット)Hub Miniを購入・使用しています。
これらのリモコンコントローラでは基本的に赤外線しか利用できず、PS3やPS4などのBluetooth機器や、一部のエアコンなどで採用されている無線通信を利用した機器には使用できません。
以前使用していたエアコンは富士通製で無線通信でしたが、壊れたのを切っ掛けに三菱の霧ヶ峰に買い替えたら赤外線になり、PSを除く家の中の殆どの機器がAlexaで操作可能となりました。
(霧ヶ峰にはWIFIアダプターを取り付けたので、それ経由でもスキル対応が可能ですが、リモコンスキルの方が多機能です)

照明も当然ながらリモコン対応の製品であればリモコンコントローラーで操作できるのですが、どうしても壁スイッチを使いたくなる時があります。
また、リモコンがない照明を使っているケースもあるかと思います。
(私の場合、リビングの照明が壁スイッチのみの照明です)
そういう場合は物理的に壁スイッチを押すか、若しくは無線の壁スイッチに取り換えることになります。

最初に考えたのが無線式のスイッチでした。
国内ではLink-S2という製品が技適を取得した製品として合法的に使用することが可能です。
価格は16,000円前後とちょっとお高めです。
海外製品が激安で売られてたりしますが、基本的に技適を通してないと思いますので、これらの製品は違法になる可能性が高いです。

そして問題は価格と技適だけではありません。
殆どの製品は照明の配線とは別に、無線の電源用の配線が必要になるのです。
壁スイッチの近くにコンセントがあれば、そこから電源用の線を引くことも可能ですが、そうでない場合は新たに電源線を引くのも一苦労です。
(最初から電源を引いてもらっていれば問題ないですが、最初からスマートスイッチありきの設計をしない限り、そういう住宅はなかなか少ないと思います)

そこで登場するのが物理的にスイッチを押すことが可能なSwitchBotです。
電池内蔵で約600日間操作可能ということで、さっそく購入してスイッチに取り付けてみました。

自宅はパナソニック製の壁スイッチが使われていて、SwitchBotを側面に張り付けることになります。
付属している両面テープは非常に強力で簡単に剥がれることはありません。
むしろ両面テープが剥がれる前にスイッチカバーがパキっと外れて浮いてしまうほどの粘着力です。

問題は接着力ではなく、スイッチカバーの形状的にSwitchBotが斜めに付いてしまうことです。
可能な限り斜めにならないよう工夫をしましたが、これ以上持ち上げようとするとスイッチカバーが外れてしまうため、スイッチ側にかさましをすることにしました。
(黒いのを貼り付けているのがスイッチ側のかさましです)

折角のIOT化なのに見た目が最悪になってしまいました(笑)
また、手で壁スイッチを操作する際も何気にSwitchBotが邪魔だったりします…

電源線を引かずに何とかならないものかと探し回った結果、灯台下暗し!
パナソニック製品にそれを叶えてくれるものがありました。
※壁スイッチの交換には電気工事士2種の資格が必要となりますのでご注意ください。

パナソニック(Panasonic) ワイド21とったらリモコン2線式(入切用
WTC56219W

新たに電源用の配線を引かなくても、既存の壁スイッチに来ている2本線のみでリモコン化ができる製品です。
この製品には赤外線方式のリモコンが付いてきて、使用しない時はスイッチに取り付けておくことができます。
赤外線リモコンまで付属している割にはお値段もリーズナブルです。
(スイッチボット単体で買うのとほとんど変わりません)

また、取り付けマニュアルを読んでみたら、階段の上と下で入り切りができるような、3線式・4線式のスイッチにも対応可能なようです。
(リモコンは親機のみで、子機はリモコン対応にはなりません)

背面を見ても別途電源を必要としないことが分かります。

元々付いてたスイッチを取っり外します。
(電気工事士2種所持を前提としていますので、交換の細かい内容は書きません)

マザーツール 低圧用検電器 DT-48

検電器で極性が正しいことを念のため検査し

WTC56219Wと入れ替えたら完了です。

カバーを取り付けたら取り換え終了。

上の写真が付属のリモコンを取り外している状態で、下の写真がリモコンを取り付けている状態です。

あとは、通常の赤外線リモコンと同じようにプリセットから選ぶか、もしくは手動で信号を学習させればOKです。
(初期ではスイッチのCHが2CHになっていますので、プリセットから選択する場合は2CHを選択してください)
これで壁スイッチしかない照明も無事Alexaの音声操作対応となりました。
ちなみに、この部屋のスイッチは、実際にはリモコン付きのシーリングライトなので、ON/OFF以外の操作はシーリングライトのリモコンで学習させました。
複数のリモコンを複合して学習させることもできるので、壁スイッチのON/OFFだけでなく、明るさ調整などもできたりします。

壁スイッチのリモコン化で、追加の電源用配線が必要ない製品は非常にありがたいです。
流石パナソニック!

尚、同じパナソニック製の壁スイッチでも、以前の壁スイッチは押すとカチっと音がするタイプでしたが、この壁スイッチは殆ど音がしません。
また照明を点けていない時は蛍ライト(スイッチ左側のLED)がほんのり光って暗闇でもスイッチの場所が分かります。

まあ、アレクサの音声操作でスイッチをONにすればいいので、蛍ライトは不要と言えば不要ですけど。

¥1,038 (2024/01/29 17:15時点 | Yahooショッピング調べ)

Synology DS1618+のメモリを32Gに増設

Synology DS1618+が標準で搭載しているメモリは4Gです。
4Gでも普通に動きはしますが、スロット空きが1つあるのでSynology純正の4Gメモリを増設して8Gで運用していました。

NASの場合通常は8Gも積んでいれば特殊なことをしない限り十分なメモリ量と言われています。
が、実は最近のNASのメモリはそう単純でもなく、積めば積むほどキャッシュとして利用してくれたりします。

私はDS1618+の拡張カードに10ギガビットのネットワークカードを選択したので、NVMeのSSDをキャッシュとして利用することができません。
(2020年に10ギガネットワーク+NVMe SSDx2の拡張カードが出るらしいですが、2019年現在はまだありません)
そこで少しでもキャッシュを利用できるようにメモリを最大の32Gまで増設することにしました。
メモリスロットは2つしかありませんので、既存の4Gx2メモリと16Gx2メモリを交換する形となります。

今回選択したのはSynology純正のメモリではなくTranscend TS2GSH72V4Bというメモリです。
※純正以外のメモリを使用した場合のメーカー補償はありませんのでご注意ください。
DDR4-2400 ECC SO-DIMM 16GBを2枚搭載することで32Gとなります。

ECCメモリが何なのか?必要なのか?については以下のサイトが参考になるかと思います。
個人的には普通にPCを使っている分には必要ないと思います。
ECC 対応メモリは必要なのか?

Transcend TS2GSH72V4B

なぜこのメモリを選択したかというと、そもそもSynology純正のD4ECSO-2400-16Gという16GのメモリがDDR4-2400 ECC SO-DIMMのため選択肢がそれほど多くなく、その中から安めのものというと数種類しかありません。
更にメモリの基板を見比べたところ、純正の基板とチップやパターンの配置がOEMでは?と思えるほど同じに見えたのがTranscend TS2GSH72V4Bでした。

下の画像はSynology純正D4ECSO-2400-16G

下の画像はTranscend TS2GSH72V4B

チップやパターンの配置など基板のシルク印刷以外は同じに見えます。
ただよく見るとチップは同じSAMSUNG製ですが、型番がSynology純正がK4A8G085WB-BCRCでTrancend製がK4A8G085WC-BCTDでした。
SAMSUNGのデータシートを見ると
K4A8G085WB-BCRCB-die 8Gb 2400Mbps 1.2V
K4A8G085WC-BCTDC-die 8Gb 2666Mbps 1.2V
となっており、周波数とダイの違い(B-die/C-die)がありました。
(当然ながらロットによっても変わると思いますので、たまたま私が購入したロットがそうだった可能性もあります)

まあ今時のメモリは相性問題も殆ど出なくなりましたので、そこまで神経質にならなくてもいいのですが、仮に動かなかった時に普通のノートPCなどでは未対応のECCメモリは売りにくいだろうなと…
ちなみにCFDのメモリはCFDの互換テストでDS1618+が互換性ありになっていましたので、問題なく動きそうだったのですが品切れでした。

メモリの交換は非常に簡単で、DS1618+を裏返すとネジが2本あるので外すだけです。
純正と入れ替えてネジを元に戻せば終了。

起動時のメモリチェックに時間が掛かるようになったのか、起動が若干遅くなった気がします。
(NASなので再起動の機会も殆どなく、正確に測ったわけではないので気のせいかもしれませんが…)

交換後にガジェットのリソースモニターを見てみると…

使用中のメモリはたったの2%です。
これだけ見ていると必要以上のメモリを追加してしまったように見えます。
(ECC対応メモリになったので、例え使い切れなくても全くの無駄ではないですが)

更に詳しくメモリの使用状況を見るためにアプリの方のリソースモニターを開いてみます。

メモリの項目が一気に増えます。
ここで気になるのがキャッシュ済みとフリーの項目です。
再起動直後はキャッシュ済みは殆どなく、フリー領域が殆どとなります。
ここまで見ても32Gのメモリが必要か?と疑いたくなる状況です。

下の画像は1日NASを使用した後のメモリ状況です。

キャッシュ済みが殆どを占めているのが確認できます。
もちろんアプリを起動したりしてメモリが必要な状況が発生すると、キャッシュ済み領域が解放されてアプリなどに割り当てられます。
この様に一見必要以上と思わるようなメモリを積んだ状況でも、余ったメモリ領域が無駄に遊ばされることなく、キャッシュ領域として使用されていることが分かって頂けるかと思います。

現在のNASは賢く、メモリは積めるだけ積んだ方が性能に寄与するということになります。
但し、それだけメモリにお金は掛かりますし、若干ですが消費電力も増えますので、その辺りとのトレードオフとなります。

尚、SSDをキャッシュとして利用する場合は、単にアクセス速度に寄与するだけでなく、SSDのキャッシュにヒットした場合はHDDにアクセスしないため、HDDをハイバネートで停止する運用をしていた場合にHDDがスピンアップしません。
SSDキャッシュにはSSDキャッシュの利点がアクセス速度とは別にありますので、早くネットワークとNVMe SSDのコンボカードが出ることに期待しています。

現在のSynologyの一般価格帯ラインナップには、10GネットワークとNVMe SSDを両立できる機種がありません。
(拡張カードを利用してもです)
QNAP製品には既に存在していますので、SynologyはQNAPに比べるとハード面では周回遅れ感があります。
OSやアプリなどの完成度は高いと思いますので、ハード面でも頑張って欲しいと思います。