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’21 CBR600RRのブレーキ周りのカスタマイズ(準備編)その2

’21 CBR600RRのブレーキ周りのカスタマイズ(準備編)の続きです。

やっとブレーキ周りを交換するためのパーツ類が揃いました。
(まだ取り付けてないので、実際に交換する際に足りないパーツや不要なパーツがあるかもしれません)

マスターシリンダーとリザーバータンクを接続するクリアホースです。
ちゃんとしたものを使用しないとブレーキフルードが染み出してきますので注意が必要です。

brembo純正のリザーバータンク(スモークタイプ)とホンダ純正のブレーキフルードです。
色が付いたブレーキフルードにしようかとも思いましたが、無難にホンダ純正にしました。

bremboキャリパーのバンジョーボルトの位置が純正のTOKIKOキャリパーと違うので、その分ホース長が約4cmほど短くなるためできるだけ合いそうなホースを注文してみました。
またキャリパー部に取り付けるバンジョーアダプターも車種専用キットにはストレートタイプが付属していましたが、20度角度が付いているものを注文しました。
バンジョーアダプターに関してはストレートタイプでも大丈夫だとは思ったのですが、実際に取り付けている時に必要になってお店に走るのは面倒なので注文しておきました。

そして一番高額なキャリパーがこちらです。

brembo ラジアルキャリパー CNC GP4-RB 220.B473.40

鍛造アルミを削り出して作った2ピース構造のキャリパーです。
もう1つ上のグレードで、鍛造削り出しモノブロックにニッケルコーティングされたものもあるのですが、CBR600RRの場合は残念ながらディスクの径を320mmにしないと取り付けることが出来ません。
(ノーマル径は310mmです)

ということで、ノーマルディスク径でポン付け可能なbremboキャリパーの中では一番高価な部類になるのではないかと思います。

削り出しのボディはブラックアルマイト処理され、赤い文字でbremboと書かれています。
同じ価格帯でゴールドのキャリパーもありますが、これを見た瞬間に「これだ!」と思って決めました。

同じ削り出し2ピースで同価格帯のP4(220.A016.10)が、ハードアナダイズドという表面処理でゴールドっぽい、いわゆるbremboな見た目のキャリパーとなっています。
最初GP4-RBとP4は色が違うだけなのかなと思っていましたが、発売時期も価格も微妙に違ったので詳細を見てみると、キャリパーの重量も違うことが分かりました。

GP4-RBが重量:約 865g (ブレーキパッド含む)
P4が重量:約1030g(片側)
と記載されており、発売時期が新しいGP4-RBの方が若干重量が軽いようです。

ちなみにこのキャリパーですが、最初に某用品店で注文しようとしたら「納期が半年以上先になるかもしれない」と言われ、ネットで2週間後に発送予定と書かれていたwebikeで注文しました。
(webikeの発送予定は割とあてになって早まることの方が多いです)
しかし発送予定日を過ぎても発送されないため問い合わせてみると「納期が更に1か月ほど遅れることが分かりました。納期遅れのためキャンセルも可能です」と回答が来ました。

実はwebikeで注文した後で別件で立ち寄ったNAPSの実店舗に在庫があるのを見ていたのですが、既にwebikeで注文済みだったためその時はあまり気にしていませんでした。
しかし納期遅れに追い打ちを掛けるようにNAPSでは60周年記念セールでbrembo製品が10%オフ!
更にセール中の日曜日だとポイント6倍!
ということで、webikeでの注文分はキャンセルさせて頂いてNAPSにて購入しました。

なお、NAPSのセールではsunstarのディスクローターも10%オフ+ポイント6倍だったため、気付いたらsunstarのプレミアムレーシング5.5mm厚を注文していたのでした…
プレミアムレーシングの在庫はあるとのことでしたので、5末発送予定のkohkenクラッチホルダーと一緒くらいに取り付けできそうです。

やっとマスターからキャリパーまでのパーツが揃ったので、ディスクローターとクラッチホルダーは待たずに取り付け予定です。

2022/05/08 追記
左のキャリパーに繋がるホースですが、純正キャリパー用より1サイズ短い410mmのものを追加購入して取り付けていました。
しかしそれでも少し長い感じだったので、もう1サイズ短い385mmのホースを注文しました。
(計った感じでは更に短い360mmは流石に短すぎると思われます)
385mmが届いたので取り付けたのですが、410mmではなく385mmで丁度良かったです。

2022/05/09 追記
最初の写真に写っているクリアホースはブレーキフルードが染み出してきました。
ですので、お勧めしません、
(アマゾンのリンクも消しました)

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’21 CBR600RRのブレーキ周りのカスタマイズ(準備編)

’21 CBR600RR用のステンレスメッシュホースが発売されていました。
フロントブレーキのフニャフニャ感はずっと気になっていたので即購入決定。
’21 CBR600RRはABS搭載なので単にマスターからキャリパーまでのホースを変えればいいわけではなく、ABSへ繋がるホースを経由する形で分割しているホースを交換する必要があります。
車種専用設計のものは、そのホースの長さや接続方法を車種毎に合うように部品が構成されているため、安心してホースの交換を行うことが出来ます。

ビルドアライン(BUILD A LINE)から’21 CBR600RR用が発売されました。
今回はスモークタイプを選択しましたが、クリアタイプや真っ黒なブラックもあります。

BUILD A LINE ステン (フロント) スモーク CBR600RR(ABS) 21

ブレーキラインを交換する際に面倒なのがブレーキフルードのエア抜きです。
以前からシリンジを使ってフルードを抜いたり送ったりはしていました。
ブレーキ周りでは正直この作業が一番面倒なので、今回は少しでも楽になるようにとワンウェイバルブ付きのシリンジを購入してみました。

まだ使用していないので、使い勝手がいいかどうかはまだ分かりません。

更に折角ブレーキホースを交換するならと、bremboのマスターシリンダーに交換してみようとステンメッシュホースを購入した後で思い立ちました。
色々調べた結果、設定の幅も広いbrembo ラジアル ブレーキ マスター Corsa Corta 19 RCSを購入することに。

レバーレシオ2段階とブレーキが効き始めるまでのストローク調整3段階の組み合わせ計6パターンの調整が可能なマスターシリンダーです。

と、ここで失敗したことに気が付きます。
純正のマスターシリンダーはbremboのバンジョーボルトとネジのピッチが違います。
純正はP1.25でブレンボはP1.00です。
ということで、マスターシリンダーに繋がる部分のジョイントパーツを別で注文することになりました。

それって普通じゃないの?失敗なの?
と思われた人もいるかもしれません。
何が失敗かというと、ビルドアライン(BUILD A LINE)は価格そのままで、構成に合わせてカスタマイズ注文ができるのです。
(価格が同じパーツなら無料、高ければ差額が発生します)
つまり最初からブレンボのマスターに交換すると決めて注文していれば、ブレンボ用ピッチのアダプターに変更して注文できたのです。

あと、純正のブレーキスイッチは平型端子なので、ブレンボマスターの端子を変更するために平型端子も追加で購入しました。
(純正は187型というサイズで手持ちのものではサイズが合わないため購入しました)

更に更に、ブレンボマスターの威力を発揮するにはキャリパーもブレンボじゃないとダメでしょう!と思い始めブレンボ沼へとハマっていくのでした…
(既にブレンボのキャリパーを注文済みだったりします)

尚、ブレンボのキャリパーのバンジョーボルト取り付け位置は、純正の取り付け位置と違うため、ホースの長さも変わるのです。
最初からブレンボのキャリパーに変えると分かっていれば、キャリパーに繋がるホースを35mm短く注文することで同じ価格てビルドアラインが買えたのですが、既にビルドアラインは購入済みのためホース2本分の余計な出費が発生することになりました。
(ホースは1本5千円前後します)

マスターシリンダーからキャリパーまでフロントブレーキ周り一式を交換することになってしまったため、フロントブレーキ周りのカスタマイズ総額は、マルケジーニやOZ Racingなどの高級メーカーのアルミ鍛造ホイール前後を購入するのと変わらないくらいの額になりました。
恐るべし。
(CBR600RR車体+カスタマイズ費用総額でCBR1000RR-R SPの車体価格超えてます…)

bremboのキャリパーはまだ届いていないので、続きは別の記事でお伝えすることになりますが、キャリパー固定用の6AL/4Vチタン合金ボルトが先に届いたので画像だけ載せておきます。
64チタンと呼ばれるチタン合金で出来たボルトです。
ゴールドにコーティングされていて非常に綺麗です。

忘れてましたので最後になってしまいましたが、ブレンボのマスターにはリザーバータンクが付属しませんので、別途購入する必要があります。
(リザーバータンクセットもスモークタイプが品切れでまだ届いてません)

’21 CBR600RRのブレーキ周りのカスタマイズ(準備編)その2へ続く

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’21 CBR600RRのバッテリーをリチウムイオンバッテリーに交換

CBR600RRはまだ購入して1年しか経っていないのでバッテリーが劣化したわけではないのですが、軽量化も兼ねてリチウムイオンバッテリーに交換することにしました。

各社から色々と販売されていますが、今回はバッテリーということで信頼性を重視し、岡田商事が取り扱っているAZリチウムイオンバッテリーを選択しました。

AZリチウムイオンバッテリー ITZ10S-FP

パッと見はサイズも変わりませんし、普通のバッテリーに見えます。

が、重さが全然違います。
純正が3kgちょっとあるのに対し、ITZ10S-FPは0.7kgしかありません!
実際に持ち比べてみると重さの違いが分かります。

早速交換です。
ヘキサレンチ5mmでボルト2本を外してシートを取り外します。
(実は私のシートは、シート加工を行ってくれる丸直さんで「ゲルザブ」を仕込んだ特別仕様のシートだったりします)

続いてバッテリーから端子を外します。
セオリー通りマイナスから外してプラスを外します。
プラスドライバーか10mmのレンチで外れます。

端子を外したらバッテリーを止めているベルトを片方外せばバッテリーを抜き取れます。

純正バッテリー「YTZ10S」になります。
1年しか使ってないので万が一のために満充電にして保管しておきます。

純正バッテリーを取り外したらAZリチウムイオンバッテリーを端子の向きを純正に合わせて入れます。

バッテリーをベルトで固定します。

純正とほぼ同じサイズなのでピッタリ収まりますが、充電状態確認用のボタンやインジケーターは固定用のベルトで隠れてしまいます…
(ただし押せなくはないです)

後は端子を元に戻せば完了ですが、戻す場合はプラスから取り付けて最後にマイナスの端子を取り付けます。
バッテリーを交換すると時計がリセットされるので再セットをお忘れなく。

エンジンを始動したら元気よくセルが回りました。

アルミ鍛造ホイール、チタンスリップオンマフラー、タンデムステップ外し、更に今回のバッテリー交換で約9~10kgの軽量化になっています。
但しスマホホルダーやドライブレコーダー、ETC車載器、エンジン2次カバーなど重量が増えているものもあるため、全体では6kgくらいの軽量化になっているかと思います。
ノーマルの重量が194kgなのでマイナス6kgで188kgというところでしょうか。

最近発売されたミドルクラスのYZF-R7が2気筒で188kgなので丁度同じくらいの重量になっています。
どちらも乾燥重量ではく装備重量となっています。
(今時、乾燥重量はほぼ使われないです)
YZF-R7のタンク容量が13Lに対してCBR600RRはタンク容量が18Lとなっているので、同じガソリン残量ならば私のCBR600RRの方がノーマルのYZF-R7よりも軽量になりました!

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’21 CBR600RRのエンジンカバー(2次カバー)をGBRacing製の本物に交換 その3

’21 CBR600RRのエンジンカバー(2次カバー)をGBRacing製の本物に交換 その2の続きです。

GBRacing製オルタネーターカバーのネジ部分の長さが足りなかった件について調査しました。
再びオーストリアから取り寄せるには時間が掛かりすぎるので、アマゾンでオルタネーターカバーをもう1つ購入してみました。

上の写真がオーストリアから取り寄せたボルト部分の長さが足りなかった製品です。
下の写真はアマゾンで追加購入した製品です。

違いが分かりますでしょうか?
重さも違いますが、内容物の型番が違います。
上のものは「SP-CBR600-2008-1-K」で下のものは「SP-CBR600-2008-1」となっており末尾にKが付いていません。
パッケージ全体の製品番号も「EC-CBR600-2008-1-K-GBR」のようにKありとKなしの型番が存在します。

KありとKなしの違いを調べてみると
Kありはレースベース車専用であることが分かりました。
レースベース車と市販車では発電量が違うからなのか、オルタネーターカバーの厚みが違うようです。
良く調べずに購入した結果なので自業自得ではあるのですが、もう少し分かりやすく記載して欲しかったところです。
(アマゾンのものは「競技者専用」と書かれているみたいですが、オーストリアのECサイトの表示ではなかなか気付けないと思います)

下の写真は左がレースベース車用、右が市販車用です。

明らかにボルト部分の長さが違います。

レースベース車用を取り外して市販車用に付け替えたらサイズピッタリです。

少しでも安くしようとオーストリアから購入したものの、結果的に無駄な出費となってしまいした。
まあ最終的には疑問も解消出来ましたし、誰かが同じ失敗をしないように記事にしてみました。

これで無事にGB Racingのエンジンカバーの取り付け完了です!

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’21 CBR600RRのエンジンカバー(2次カバー)をGBRacing製の本物に交換 その2

’21 CBR600RRのエンジンカバー(2次カバー)をGBRacing製の本物に交換 その1の続きです。

まずはBabyFace製のエンジンスライダーと中華製の偽物エンジンカバーを取り外します。

少しずつ工具をKTCのneprosに変えていこうとnepros「iPゴールドシリーズ」のラチェットハンドルを購入しました。
使うのをためらうほど美しい作りです。
標準ソケットやヘキサゴンソケットもneprosで揃えてみました。

トルクレンチはtoneのものを2本追加で購入しました。
トルクレンチは掛けるトルクに合わせて3種類を使分けていますが、今まで低トルクはデジタル式のトルクレンチを使ってました。
個人的にデジタル式はあまり好みではないので、今回機械式のプレセット型を買い増ししました。
中トルク用は安いトルクレンチを使用していたので、他の工具の更新に合わせる形で中トルク用もtoneのプレセット型に買い替えました。

エンジンカバー周りのボルトはディープソケットがあった方が断然楽ですので、持ってない場合は8mmのディープソケットの購入をお勧めします。
(ディープソケットは何かと便利ですので、主要なサイズは一通り持っておくといいですね)

取り外したら本物のGBRacing製エンジンカバーを取り付けます。
締め付けトルク10N・mでボルトに液状ガスケットを少量塗ってから締め付けます。

反対側も同じ要領で…

と、ここで問題発生!

オルタネーターカバーのボルトを通す部分の長さが足りません。

下の写真は中華製の偽物(右側)と今回購入したGBRacingの本物(左側)の比較写真です。
ボルトが通る部分の長さが違います。

足りない分はカラーを通せばいいかとネジ箱を漁ったらカラーがありました。

が、4本分なかったのでナットとワッシャーをカラー代わりにして取りあえず取り付けてみました。

丁度いい感じに高さが合ってボルトを締めこむことが可能となりました。

一応取り付け自体はできたのですが、何となく納得できないので、なぜこうなったのかを調べてみました。
’21 CBR600RRのエンジンカバー(2次カバー)をGBRacing製の本物に交換 その3へ続く

エンジンスライダーを取り外したので出っ張りがなくなりスッキリしました。

ちなみに「エンジンスライダーを公道で使用すると、段差などの衝撃でバイクへのダメージがより大きくなる場合がある」と言われていますが、某YSPバイク屋YouTuberの話では、今まで結構な数の事故車両を見てきた結果から言うと、確実に被害は少なくなるそうです。
シートベルトなどと同じですね。
より被害が大きくなるレアケースは存在するものの、全般的にはあった方が良い装備で間違いなさそうです。
私は見た目を重視して取り外しましたが。

’21 CBR600RRのエンジンカバー(2次カバー)をGBRacing製の本物に交換 その3へ続く

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’21 CBR600RRのエンジンカバー(2次カバー)をGBRacing製の本物に交換 その1

以前の記事’21 CBR600RRにGBRacingエンジンカバー(2次カバー)を装着で中華製の偽物エンジンカバーを取り付けましたが、本物のGBRacing製に交換しました。

国内で購入するよりも安いのでオーストリアから取り寄せました。
届くまで約1か月半で購入価格と別に関税も取られました…

本物は重さのチェックなどもされています。

質感は並べて見比べないと分からないですが、並べると質感が違うのが分かります。

裏側に刻印もあります。

表面に擦ったような跡があったりしてクオリティは国内品のようにはよくありません。
(日本は世界と比べると顧客要求度が高すぎるらしいですが)

なんか微妙に重さが違ったりもします。

下の画像は左が側がコピー品で、右側がGBRacingの本物になります。
(コピー品はエンジンスライダーと干渉する部分を切り落として使ってたので、その部分がありません)

下の写真はコピー品

下の写真は本物

表面は普通にバイクに取り付けられていれば偽物と分からないかもしれません。
ただ手にもって力を入れると偽物はただのABS樹脂のようでかなりしなります。
逆に本物はエンジニアプラスチック(ナイロン製)なので手で曲げようとしてもABSに比べてかなり固いです。

パルスカバーのカウルに干渉する部分をリューターで切り落とした際も、偽物のABSはサクサク切れるのに対し、本物は切り落とすのに少し時間が掛かりました。
やはり強度という部分では本物と偽物には雲泥の差があります。

’21 CBR600RRのエンジンカバー(2次カバー)をGBRacing製の本物に交換 その2へ続く

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