SV650Xのタイヤをミシュラン POWER GP2に交換

SV650Xのタイヤ交換をしました。
純正で装着されているタイヤのグリップ力が低いため、CBR600RRで使用していたミシュラン POWER GPの後継であるPOWER GP2に交換しました。
POWER GPには160サイズはなかったのですが、2024/1/25発売のPOWER GP2には160サイズが追加されました。

タイヤ交換自体はバイク屋さんにホイール持ち込みで交換してもらうので、車体からホイールを外します。

メンテナンススタンドで車体を上げて前後ホイールを取り外します。
後輪のアクスルシャフトは27mmで締め付けトルクは100N・mです。

フロントのアクスルシャフトは12mmのヘキサソケットが必要なので注意が必要です。
普通の人は12mmのヘキサソケットなど持っていないので事前に購入しておいた方がいいと思います。
私も持ってなかったので、ホームセンターへ買いに走ることになりました…

フロントのアクスルシャフトの締め付けトルクは65N・mです。
アクスルシャフトを保持しているピンチボルトの締め付けトルクは23N・mです。
キャリパーを止めているボルトが左右で4本ありますが、こちらは26N・mです。
ホイールを取り外す際は、前後共にABSのセンサーを取り外してから作業した方がやり易いと思います。
ABSセンサーを止めているボルトはトルクスネジになるので、トルクスのソケットも必要となります。

フロントは高くリフトできないとホイールを抜く際にフェンダーに当たって抜きにくいので、あらかじめフェンダーも取り外してから作業した方がいいかもしれません。

タイヤ交換はバイク屋さんでやってもらって、持って帰って来たホイールを手順通りに取り付け。
フロントホイールはアクスルシャフトを締めた後にブレーキを掛けながらフロントフォークを上下させ、アクスルシャフトを馴染ませてからピンチボルトを締めるようにサービスマニュアルに記載があったので、その通りに組付けました。

お馴染み銘柄の文字とビバンダム君(ミシュランのキャラクター)がタイヤの端の方に刻まれています。
POWER GP2ではビバンダム君は小さくなってしまいました(笑)

せっかくホイールからタイヤを外したので、エアバルブをアルミ製のL型に交換してもらいました。
I型はエアーを入れる時に少々面倒ですが、L型にしておくとエアー調整が凄く楽になるので、タイヤ交換の際はL型への交換をお勧めします。

取り外した純正タイヤ(下の写真の奥の方)は、まだ溝が結構残っているので知り合いに譲ることになりました。
ついでに廃番になって手に入らなくなるSUPER CORSA SC1 V3のリアも追加で2本ほど手に入れておきました。

POWER GP2に交換してまだ少ししか走っていないのと、SV650Xは街乗りメインで峠やサーキットを走ることが基本ないため、タイヤの端っこのグリップのレビューはできないと思いますが、普通に走る分にはプロファイルのおかげでクイックな乗り味となっています。

クイックなハンドリングがあまり好きでなく、ゆったりとした乗り心地が好みの方には向かないタイヤだと思いますが、クイックなハンドリングが好きな私は純正より断然好みです。

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’21 CBR600RRのブレーキローターをSUNSTAR EPTA STAGE 0に交換

’21 CBR600RRのブレーキ周りのカスタマイズ その3にてディスクローターをサンスターのプレミアムレーシングに交換しましたが、今回別のローターに変更しました。

今回もプレミアムレーシングと同じサンスター製です。
SUNSTAR EPTA STAGE 0 [エプタ ステージ0]
型番は以下となります。
右:JEPR047R
左:JEPR047L

ディスク径は純正と同じ310mmでディスク厚が5.8mmとなっています。

フローティング方式がBremboのT-DRIVEと似た形状になっています。
フルフローティングですがワークスエクスパンドなどに使われている従来型のフローティングピンよりも格段に耐久性が上がっているそうです。

フルフローティングなので多少の音はします。

フロントをメンテナンススタンドで上げてキャリパーとフロントホイールを取り外していきます。

折角キャリパーを外すのでキャリパーをブレーキクリーナーで掃除しました。

今まではホームセンターやバイク用品店に売られている安いブレーキ&パーツクリーナーを使っていたのですが、現役の全日本ライダーの方に「安いブレーキ&パーツクリーナーはパッキン類を痛めるので使わない方がいい。ワコーズのBC-9なら攻撃性がかなり低いのでお勧め」と聞いたのでBC-9で清掃するようにしています。
少々お高いですがデリケートな部分に使う時はBC-9、普通の金属に使う場合は安いパーツクリーナーと使い分けるようにしています。

ディスクローターを交換する場合、基本的に新品のブレーキパッドを使えと言われています。
EPTA 0にも「必ず新品のブレーキパッドを使用してください。」と書かれているので新品のブレーキパッドを用意しました。

Bremboキャリパー用のZ-04摩材を使用したブレーキパッドなので左右1セットで35,000円ほどします…
まだ結構残っているのに新品への交換はちょっと辛いですが、ここはセオリー通りに新品に交換します。

取り付ける前にEPTA 0のローターの重さを計ってみました。

1,405~1,406gと表示されました。

純正ディスク:1,230(左右:2,460g)
プレミアムレーシング(5.5mm厚):1,635g(左右:3,270g)
EPTA 0:1,406g(左右:2,812g)

左右合計で純正から352g増、プレミアムレーシングからは458g減という結果に!
バネ下の回転物で458g減はなかなかいいのではないでしょうか。

ホイールからプレミアムレーシングを取り外し、EPTA 0を取り付ける前にホイール清掃をします。
ディスクローターを外した時でないと掃除できない個所があるので、こういう時に綺麗にしておきます。

サービスマニュアルではローターのボルトは新品に交換と書かれているので、前回同様に今回も新品を用意しました。
ネジ止め剤を塗れば使いまわしでもいいと思いますが、私の場合はそんなに頻繁に取り外さないので新品を使用しました。

左右とも交換してパルサーリングを取り付けたらディスクローターの交換完了です。
あとは規定トルクを守って順番通りにボルトを締めて行けば終了です。
フロントホイール周りはボルトを締めていく順番があるので、トルクや順番が分からない人はお店に依頼しましょう。

見た目はプレミアムレーシングよりも安っぽく見えますが、性能的にはEPTA 0の方が上だと思います。
ディスクがウェーブ形状だからなのか、5.8mm厚の割には薄く見えます。

パッドの慣らしのために公道を少し走りましたが、あたりが出たらしっかりと効きました。
サーキットを走っていないので熱容量的なところは分かりませんが、恐らくプレミアムレーシングとそんなに変わらないのではないかと思っています。

3月からシーズンに入るのでサーキットでの使用が楽しみです。

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