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’21 CBR600RRのリアブレーキローターをBRAKING WAVE FIXEDローターに交換

CBR600RRのフロントディスクローターはSUNSTAR プレミアムレーシング → SUNSTAR EPTA STAGE 0へと交換して来ましたが、リアのディスクローターは純正のままでした。

’21 CBR600RRのブレーキ周りのカスタマイズ その3
’21 CBR600RRのブレーキローターをSUNSTAR EPTA STAGE 0に交換

理由は2つで、2BL-PC40に適合する社外ディスクローターが発売されていないこと、サーキットではリアブレーキのストッピングパワーが重要でないことでした。

最近フロントのローターをEPTA STAGE 0に変えてウェーブタイプになったので、なんとなくリアもウェーブタイプに交換してみたくなり、交換できるローターがないか探してみました。

そもそもホイールはひとつ前の型のEBL-PC40と共通ですし、ディスクローターもABS用のパルサーリングが取り付け可能かくらいしか違いがありません。
そしてEBL-PC40にはABSモデルが存在するので、EBL-PC40のABSモデル対応のローターであれば2BL-PC40でも使えるのではないかと考えました。

ただ、EBL-PC40用でもABSモデルのパルサーリングが取り付けられるローターが殆どないのが実情です。
海外のサイト含め色々と検索して探してみたらBRAKINGのディスクローター HO22RIDがEBL-PC40のABSモデルに対応してそうでした。
適合リストにない2BL-PC40に付く確証はないものの、EBL-PC40のABSモデルに対応しているなら2BL-PC40にも対応しているだろうと思いダメもとで注文してみました。

純正のディスクローターとパルサーリングは純正ホイールに戻すことにしたので、新たに純正のパルサーリングとローター関連のボルト類を新品注文しました。

ローター交換のために車両からホイールを取り外します。

どれくらい軽量化になるのか純正ローターとBRAKINGのローターの重さを計ってみました。

純正が906g
ほんの少し減ってるので新品だともう少しだけ重くなると思います。

BRAKINGが664g
純正よりもなんと242gの軽量化です!
ちなみにどちらもディスク厚は同じ5mmです。

計量も終わったのでホイールにディスクローターを取り付けます。
ローターボルトの締め付けトルクは純正ホイールだと42N・mと結構高めのトルクです。
私が使用しているOZ-Racingのホイールだと28N・mがホイールメーカーの指定トルクでした。
ディスクローターにネジ止めするパルサーリングのボルトの締め付けトルクは7N・mです。

新品の純正ボルトにはあらかじめネジ止め剤が塗布されていますが、ボルトを再利用する場合はディスクローター・パルサーリング共にボルトにネジ止め剤を塗布してから締め込みます。

ホイールにディスクローターを取り付けたら車体にホイールを取り付けます。
リアアクスルシャフトのボルトの締め付けトルクは純正ホイールの場合は113N・mです。
(OZ-Racingの場合は100N・mの指定となっています)

ディスクローター、パルサーリング共に周りへの干渉もなく取り付け可能でした!

ブレーキキャリパーやパルサーセンサーなどとの各部クリアランスも問題なし。

ディスクローター交換後に軽く試乗してみましたがABSの動作も問題なし。
リアブレーキの効きは純正とほぼ変わらない感じ。
(TSRのバックステップにしてからは、かなり強く踏み込まないとロックすらしないレーシング仕様になってます)

このCBRは今年の3月に初車検なので、車検に備えてタンデムステップ、タンデムシートに戻してリアタイヤを新品に交換しておきました。

車検前にモリワキのJMCAマフラー(車検対応)の音量をホンダドリームにて事前に計ってもらったところ、近接排気騒音を計測する5000回転で98db出ているそうで本当にギリギリのラインだそうです。
少しでも5000回転を超えると100dbまで行くそうで、検査官によっては車検に落ちる可能性もあるかもしれないとのこと。
(’21 CBR600RRは純正マフラーの近接排気騒音が93dbなので社外リプレースマフラーの場合だと純正+5dbルールで98dbが車検に通る限界の音量となります)

モリワキのZERO ANOは新品時の近接排気騒音が96dbなので、消音機能の劣化で2dbほど音量が上がっているようです。
車検に落ちても困るし一旦アクラポビッチに戻すか悩み中。
ヤマモトレーシングのSPEC Aのゴールドが在庫あったら試しに買ってみようかとも思いましたが、シルバーしか在庫がなく納期が3週間ほど掛かるとのことなのでヤマモトレーシングを買うのはやめました。

センターアップは他のバイクみたいにマフラーだけさっと外して交換できない弱点がこういうところで響いてきます。
車検までになんとかしなければ…

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’21 CBR600RRのブレーキローターをSUNSTAR EPTA STAGE 0に交換

’21 CBR600RRのブレーキ周りのカスタマイズ その3にてディスクローターをサンスターのプレミアムレーシングに交換しましたが、今回別のローターに変更しました。

今回もプレミアムレーシングと同じサンスター製です。
SUNSTAR EPTA STAGE 0 [エプタ ステージ0]
型番は以下となります。
右:JEPR047R
左:JEPR047L

ディスク径は純正と同じ310mmでディスク厚が5.8mmとなっています。

フローティング方式がBremboのT-DRIVEと似た形状になっています。
フルフローティングですがワークスエクスパンドなどに使われている従来型のフローティングピンよりも格段に耐久性が上がっているそうです。

フルフローティングなので多少の音はします。

フロントをメンテナンススタンドで上げてキャリパーとフロントホイールを取り外していきます。

折角キャリパーを外すのでキャリパーをブレーキクリーナーで掃除しました。

今まではホームセンターやバイク用品店に売られている安いブレーキ&パーツクリーナーを使っていたのですが、現役の全日本ライダーの方に「安いブレーキ&パーツクリーナーはパッキン類を痛めるので使わない方がいい。ワコーズのBC-9なら攻撃性がかなり低いのでお勧め」と聞いたのでBC-9で清掃するようにしています。
少々お高いですがデリケートな部分に使う時はBC-9、普通の金属に使う場合は安いパーツクリーナーと使い分けるようにしています。

ディスクローターを交換する場合、基本的に新品のブレーキパッドを使えと言われています。
EPTA 0にも「必ず新品のブレーキパッドを使用してください。」と書かれているので新品のブレーキパッドを用意しました。

Bremboキャリパー用のZ-04摩材を使用したブレーキパッドなので左右1セットで35,000円ほどします…
まだ結構残っているのに新品への交換はちょっと辛いですが、ここはセオリー通りに新品に交換します。

取り付ける前にEPTA 0のローターの重さを計ってみました。

1,405~1,406gと表示されました。

純正ディスク:1,230(左右:2,460g)
プレミアムレーシング(5.5mm厚):1,635g(左右:3,270g)
EPTA 0:1,406g(左右:2,812g)

左右合計で純正から352g増、プレミアムレーシングからは458g減という結果に!
バネ下の回転物で458g減はなかなかいいのではないでしょうか。

ホイールからプレミアムレーシングを取り外し、EPTA 0を取り付ける前にホイール清掃をします。
ディスクローターを外した時でないと掃除できない個所があるので、こういう時に綺麗にしておきます。

サービスマニュアルではローターのボルトは新品に交換と書かれているので、前回同様に今回も新品を用意しました。
ネジ止め剤を塗れば使いまわしでもいいと思いますが、私の場合はそんなに頻繁に取り外さないので新品を使用しました。

左右とも交換してパルサーリングを取り付けたらディスクローターの交換完了です。
あとは規定トルクを守って順番通りにボルトを締めて行けば終了です。
フロントホイール周りはボルトを締めていく順番があるので、トルクや順番が分からない人はお店に依頼しましょう。

見た目はプレミアムレーシングよりも安っぽく見えますが、性能的にはEPTA 0の方が上だと思います。
ディスクがウェーブ形状だからなのか、5.8mm厚の割には薄く見えます。

パッドの慣らしのために公道を少し走りましたが、あたりが出たらしっかりと効きました。
サーキットを走っていないので熱容量的なところは分かりませんが、恐らくプレミアムレーシングとそんなに変わらないのではないかと思っています。

3月からシーズンに入るのでサーキットでの使用が楽しみです。

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