D750ボディ専用クイックリリースプレート SUNWAYFOTO PN-D750R

三脚・一脚・望遠レンズのアルカスイス化は完了しましたが、このままではボディを三脚に載せることができません。
望遠レンズ以外の時は手持ちオンリーであればボディにクイックプレートを取り付ける必要はありませんが、三脚や一脚を使う可能性があるのであれば、必然的にボディもアルカスイス化することになります。

この場合、汎用品か専用品かを選択することになります。
また縦写真を撮る場合にはL字型のクイックプレートもあります。
(望遠レンズの場合は三脚座で縦位置にできるので考えなくても大丈夫です)

今回はボディの底面に取り付ける機種専用のものにしました。

SUNWAYFOTO PN-D750R
SUNWAYFOTO PN-D750R

ニコンD750専用の設計になっています。

SUNWAYFOTO PN-D750R

裏は肉抜きされており、脱落防止のピン(ネジ)も付いています。

SUNWAYFOTO PN-D750R

ここで問題になるのがVEO2の三脚のアルカスイス互換クランプです。
このクランプには脱落防止の溝がありません。
クランプ側にピンが付くタイプになります。

SUNWAYFOTO PN-D750R

実際に取り付けるまでは、付けれるか分かりませんでしたが、実際に付けてみるとクイックプレートの方がかなり長いので、脱落防止のピンを付けたままでも問題ありませんでした。
(ちなみにVEO2のクランプ自体に脱落防止ピンがあるので、クイックプレートに脱落防止ピンがなくても脱落しません)

SUNWAYFOTO PN-D750R

どちらの向きで取り付けても問題ありませんでした。
また、クイックプレートが肉抜きされているので、クランプのピンも問題ありませんでした。
但し、ピンと肉抜きされている位置の関係で、完全に自由に移動させれるわけではなく、移動に制約はあります。

SUNWAYFOTO PN-D750R

下の写真の向きだと、丁度クランプから出てるピンがクイックプレートの穴に入ります。

SUNWAYFOTO PN-D750R

同じSUNWAYFOTO製のクイックリリースクランプ DDC-60iのようにクランプに脱落防止溝がある場合は、もちろんクイックプレートの脱落防止ピンが脱落を防いでくれます。
下の写真のように溝の中まではピンが入って行きますが、最後は溝がなくなってピンと当たって脱落しないようになっています。

SUNWAYFOTO PN-D750R

PN-D750Rはプレートに傷防止(ズレ防止?)のクッションが貼り付けられていないので、ボディに取りつける前にパーマセルテープを貼って傷防止対策を取りました。

SUNWAYFOTO PN-D750R

流石に専用品だけあってピッタリです。

SUNWAYFOTO PN-D750R
SUNWAYFOTO PN-D750R

バッテリーの蓋も問題なく開きます。

SUNWAYFOTO PN-D750R
SUNWAYFOTO PN-D750R

クランプと繋いでみましたが、SUNWAYFOTOのクランプは同じメーカー同士なので当然ガッチリ付きます。
VEO2のクランプも問題なくガッチリ付きます。

SUNWAYFOTO PN-D750R

サブ機のD7200にはクイックプレートを取り付けていませんが、D7200は軽いレンズで手持ちオンリーだからアルカスイス化は必要ないかな。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryにアルカスイス互換クイックシュー取り付け

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIにアルカスイス互換クイックシュー取り付け
望遠レンズのアルカスイス化の続きです。

70-200mm VRIIに続きシグマの150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryの三脚座にもアルカスイス互換のクイックシューを取り付けます。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

150-600 Contemporaryの三脚座のフット部分は、70-200mm VRIIと違ってネジ穴は一つです。
また長さも5.5cmくらいで少し短めです。
(幅は多少広め)

150-600 Contemporaryは手持ち撮影も可能なように、エンジニアプラスチックを多用して作られているため、600mmまである望遠としては軽い方かと思いますので、三脚座にそこまでの耐久性は必要ないのかもしれません。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

150-600 Contemporaryでも70-200mm VRIIの時と同じSIRUI アルカスイス互換規格クイックシュー TY-70を使用しました。
フットの長さよりも長めを選んだのは、TY-70の回転防止の爪を使うためです。

上の写真の赤い部分を押すと、下の写真のように裏から爪が出てきます。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

この爪の部分を端に当ててネジを締めると、爪が引っ掛かってクイックシューが回転するのを防いでくれます。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

150-600 Contemporaryのフットの後ろ部分は少し丸みをおびているため、丸みがない前の部分に爪を当てて回転防止にしています。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

クランプと繋いで取付状況を確認。
SUNWAYFOTO DP-60RVEO2 BH-50は既に相性確認済ではありますが、今回も問題なくガッチリと接続されています。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
ビッグゲート
¥3,516 (2024/02/06 06:31時点 | 楽天市場調べ)

アルカスイス互換製品の脱落防止機能

アルカスイス本家には脱落防止(滑落防止)機能は基本的にないそうです。
(そもそもしっかり締めていれば脱落しないという、本家の自信の表れでもある気がします)

アルカスイス互換製品では、脱落防止機能が付いたものがあります。

代表的なのは下の写真のようにクランプに溝が彫られているものです。

SUNWAYFOTO クイックリリースクランプ DDC-60i

ただクランプに溝が彫られているだけでは脱落防止になりません。
下の写真のSUNWAYFOTO DP-60Rのようにクイックシュー側にも、この溝に引っ掛かるためのピン(実際はネジですが)が必要です。
SUNWAYFOTO DP-60R
この様に溝と出っ張ったピンが衝突することで、それ以上滑って完全に外れてしまうことを防ぎます。
逆に言うと、クイックシューを上に外せない程度クランプを緩めても、スライドさせただけでは外せないということになります。

そして下の写真は三脚のVEO2に標準で付いているアルカスイス互換の自由雲台VEO2 BH-50です。

VEO2 BH-50

VEO2 BH-50には脱落防止のための溝がありません。
その代わりにクランプ側にピンがあります。
このクランプのピンがクイックシューの内側の溝(溝というかくぼみ)と端との段差に引っ掛かって滑り落ちない仕様になっています。

この場合はクイックシュー側にピンがあるとクランプ側に溝がないためはめることができません。
クイックシュー側のピンは基本的に単なるネジなので抜けば使用可能です。

ただクイックシューには、そもそも脱落防止のピンを取り付けできないものもあります。
下の写真はSIRUI アルカスイス互換規格クイックシュー TY-70ですが、ピンをはめる部分がありません。

SIRUI アルカスイス互換規格クイックシュー TY-70

この様に組合せによっては、そもそもはめることが出来なかったり、脱落防止機能が働かなかったりするので注意が必要です。
またアルカスイスの互換品には、規格が厳密にあるわけではないので、組合せによっては取り付けできなかったり、隙間が空いてガタが出る場合もあるようです。
あくまでも互換ですので、実績がある組合せを探すか自身で試すかになります。

ビッグゲート
¥3,516 (2024/02/06 06:31時点 | 楽天市場調べ)

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIにアルカスイス互換クイックシュー取り付け

VANGUARD VEO 2 265AB 三脚
三脚だけでなく一脚にもアルカスイス互換のクランプを装着
上の2つ記事の続きです。

三脚と一脚がアルカスイス互換となったので、望遠レンズもアルカスイス化します。

まずは大三元レンズの一角を担う
ニコン純正AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIです。
(新型のEレンズが出たので旧型になってしまいましたが)
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

70-200VRIIの三脚座の取り付け部分は約7cmです。
アルカスイス専用のフットも売られていますが、今回は汎用品を使いました。

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

SIRUI アルカスイス互換規格クイックシュー TY-70
SIRUI アルカスイス互換規格クイックシュー TY-70

SIRUI アルカスイス互換規格クイックシュー TY-70
SIRUI アルカスイス互換規格クイックシュー TY-70

TY-70に付属のネジは1つでしたが、70-200VRⅡはフット側にネジ穴が2つあるので、TY-70にもネジを2つ付けて固定します。
穴はちょうどいい位置に空いているので、無加工で取り付け可能です。
2つのネジで固定することで1つで固定するよりもズレにくくなります。

70-200mm VR IIにクイックシューを取り付け

写真の追加ネジは三脚のVEOに付属のクイックシューから借りてつけてみましたが、手で回す部分がSIRUIの物より大きくて、回す時に引っ掛かるので小さいものに交換しました…

70-200mm VR IIにクイックシューを取り付け

下の写真は一脚にアルカスイスで取り付けたところです。

70-200mm VR IIにクイックシューを取り付け

ガタもなくガッチリ付いてます。

ということでSUNWAYFOTO クイックリリースクランプ DDC-60iSIRUI アルカスイス互換規格クイックシュー TY-70の相性は悪くないようです。

但しTY-70には脱落防止のピンがありませんので注意が必要です。

アルカスイス互換製品の脱落防止機能
※脱落防止についてはこちらにまとめました。

70-200mm VR IIにクイックシューを取り付け

下の写真はVANGUARD VEO 2 265ABに取り付けたところです。
こちらもガッチリ付いてガタは全くありません。

そしてVEO 2 265ABのクランプには、クランプ側に脱落防止のピンがあります。
なので滑って脱落する心配はありません。
(逆にクイックシューに脱落防止ピンが付いているとはまらないかもしれません)

70-200mm VR IIにクイックシューを取り付け
70-200mm VR IIにクイックシューを取り付け
70-200mm VR IIにクイックシューを取り付け
ビッグゲート
¥3,516 (2024/02/06 06:31時点 | 楽天市場調べ)

三脚だけでなく一脚にもアルカスイス互換のクランプを装着

購入した三脚VANGUARD VEO 2 265ABがアルカスイス互換だったので、全アルカスイス化を目指したはいいのですが、よく使う一脚が対応していないと意味がないので一脚もアルカスイス化します。

一脚に雲台を付けずにそのままアルカスイス互換のクランプを取り付けます。

今回購入したのはSUNWAYFOTO クイックリリースクランプ DDC-60iになります。
SUNWAYFOTO クイックリリースクランプ DDC-60i

作りもしっかりしており、製品としては全く問題ありませんでした。

SUNWAYFOTO クイックリリースクランプ DDC-60i
一脚にクランプを取り付け

付属品はネジ、六角レンチ、ポーチ、ネジサイズ変換アダプターです。
今回はネジサイズ変換アダプターを利用します。

一脚にクランプを取り付け

単純に一脚のネジ部分に変換アダプターを介して取り付けるだけです。

下のスマホで撮った写真がボケボケになってますが、これだけで一脚がアルカスイス化されました!
これで三脚、一脚共にアルカスイス化完了です。

あとはカメラ側のアルカスイス化です。

一脚にクランプを取り付け

ちなみに私が使っているBENRO カーボン一脚ナットロックモデルC28Tであれば、ネジ部分が1/4″ – 3/8″兼用のため、取り外して反対にして取り付けると、上で書いた変換アダプターを使用しなくてもクランプの取り付けが可能です。

一脚にクランプを取り付け

ネジを反対にして取り付ければ3/8″ネジに。

一脚にクランプを取り付け

変換アダプターなしで取り付け完了。

一脚にクランプを取り付け

続く
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIにアルカスイス互換クイックシュー取り付け

VANGUARD VEO 2 265AB 三脚

今持ってる三脚が一眼レフで使うにはあまりにも貧弱なため、持ち運び出来て、更にある程度丈夫な三脚を購入検討してました。
ManfrottoのBefreeなども検討しましたが、某フリマアプリであまり聞いたことがない製品だけど、調べたら意外と良さそうな美品中古の三脚がお手頃価格で出品されていたので思わず購入。
VANGUARDという台湾のメーカーのようです。

VANGUARD VEO 2 265AB
VANGUARD VEO2 265AB

買った後で色々と調べてみると、雲台の先端が銃器に取り付けるレールのような構造になっているではありませんか。
ただ銃器の場合は、銃側に規格であるピカティニーレールがあって、そこに装備品を挟んでつける感じなので、このカメラのものとは真逆な感じです。
ピカティニー・レール – Wikipedia

調べてみたらカメラの世界では結構有名な規格のようで「アルカスイス」という名前だそうです。
アルカスイス社以外の他メーカーから出てるものは、一般的にアルカスイス互換と呼ばれているようです。
ちなみにアルカスイスとは企業の名前のようです。

VANGUARD VEO2 265AB

エアガンで既にレールの便利さは知っているので、これを使わない手はないと思いました。

VANGUARD VEO2 265AB

三脚側の機器をクランプ、カメラ側の機器をクイックシュー(クイックプレート)と呼ぶそうです。

VEO2にはクイックシューも1つ付属していますので、カメラだけであれば何も買わなくても使用可能です。
但し、付属のものだけですと三脚座付きの望遠レンズに変えたりした場合、クイックシュー自体を付け替えなければならす、アルカスイスの意味が全くありません。

ということで、アルカスイスの便利さを体験するには、望遠レンズにもそれぞれアルカスイス互換のクイックシューを取り付ける必要があります。

VANGUARD VEO2 265AB

続く
三脚だけでなく一脚にもアルカスイス互換のクランプを装着