CBR600RRのステップをバックステップに交換しました。
ステップバーを擦るからバックステップに交換するのではなく、ポジションがしっくりこないのでバックステップを入れることにしました。
新型CBR600RR(オートシフター対応)用のバックステップは数えるほどしか種類がありません。
なのでそんなに迷うこともなくBabyfaceのパフォーマンスステップキットを購入することに。
最後まで迷ったのは色をゴールドにするかブラックにするかでした。
フレームやスイングアームもブラックだし、タンデムステップを取り外して取り付けたレーシングフックもブラック。
もう全部ブラックにした方が統一感出るんじゃないかと思ったりしました。
バイクのカスタムパーツは在庫がないと結構待たされることが多いのですが、今回はウェビックに在庫があるのを確認して注文したので注文後直ぐに届きました。
結果、注文したのはゴールド!(笑)
黒も捨てがたかったのですが、なんといってもBabyfaceのバックステップといえばゴールド!
例にもれずマニュアルなどは付属せずちょっとした注意書きとパーツリスト形式の紙が同封されていました。
転倒などでパーツが破損した場合は、このパーツリストから部品単位で注文が可能なので捨てずに保管しなくてはなりません。
段ボールに入っているボルト類にはパーツリストにある番号は書かれていないので、パーツリストに書いてあるネジの寸法などから事前に番号を書きました。
全てのパーツが揃っていることが確認できたので作業に入ります。
バックステップの交換には最低でも以下の工具が必要になります。
(写真には写ってませんが実際はもう少し他の工具も使用しました)
コンビネーションスパナ8mm, 10mm, 12mm, 13mm, 14mm
ヘキサゴンソケット4mm, 5mm, 6mm, 8mm
スパナの10mmはブレーキやシフトペダルの高さ調整時にシフトロッドのナット用に2本必要になります。
液晶表示のトルクレンチも用意はいていましたが不要と判断し手トルクで作業を行いました。
アルミ製品は馬鹿力で締めるとネジ穴を破壊するので不安な人はトルクレンチを使用しましょう。
パーツリストの部品番号の部品がどれか把握できていれば交換作業自体はそんなに難しくありません。
パーツリストにネジ止め剤が必要な個所も書かれているので、1つ1つ確認しながら取り付けて行けば大丈夫です。
重要なのはちゃんとした工具が揃っているかで、工具が揃ってないと作業が困難だったり、ソケットタイプではない六角レンチなどでは必要なトルクが掛けられないかもしれません。
交換作業はまず純正のステップ周りを取り外します。
純正が非常に軽くて驚きました。
流石SSと言うべきか、細かいところまでかなり軽量化されています。
バックステップの取り付けには一部純正部品を使用します。
使用する純正部品もパーツリストに記載されているので、それに従って取り付ければ問題ありません。
純正ステップの取り外しからバックステップの仮組まではそれほど時間は掛からなかったのですが、ここからが時間が掛かる工程だったりします。
まずステップのポジションですが9ポジションから選ぶことができます。
【ステップポジション】
1:10mm Back/10mm Up
2:20mm Back/10mm Up
3:30mm Back/10mm Up
4:17.5mm Back/20mm Up
5:27.5mm Back/20mm Up
6:37.5mm Back/20mm Up
7:25mm Back/30mm Up
8:35mm Back/30mm Up
9:45mm Back/30mm Up
全部は試してませんが4パターンくらいは試しました。
最初は本締めせずネジ止め剤も塗らずに仮組状態で座ってみます。
ステップの位置はもう少し上がいいのか下がいいのか、前がいいのか後ろがいいのか、ペダルの位置は前がいいのか後ろがいいのか(シフト側のペダルは前中後の3つ穴があります)
体格や足のサイズ、好みなどでベストポジションは人それぞれ。
実際に試してみないと答えが出ません。
ステップのポジションが決まればペダルの高さ調整もあります。
バックステップへの交換作業で一番時間が掛かったのは、このポジション選びとペダルの高さ調整でした。
私の場合は最終的に37.5mm Back/20mm Upに落ち着きました。
そしてもう1つ重要なのが下の写真の穴のどの場所にシフトのロッドを取り付けるかです。
穴の前後はシフトペダルの高さが変わりますが、上下はシフトの入り方(シフトタッチ)が明らかに変わります。
一般的には下に付けるとシフトタッチが固くなってストロークが減るとされていますが、固くなった感じはそんなになくストロークは減りました。
ストロークが減ったメリットは少ない動作でギアがスコスコ入るのですが、デメリットはニュートラルに非常に入れ辛い…
サーキットメインなら逆シフトにしてストローク減らした方がよさそうですが、街乗りメインだとニュートラルの入り辛さは致命傷です。
ということで私の場合は中段の前側の穴を使用することにしました。
全てのポジションが決まったところで必要な個所にネジ止め剤を塗布して本締めします。
時間を掛けただけあって納得のポジションになりました。
シングルシート+タンデムステップ取り外しも相まって見た目も結構よくなりました。
バックステップは機能面だけでなくドレスアップパーツとしてもお金を掛ける価値はあると思います。
お世話になります!
当方も遂にベイビーフェイスバックステップを購入致しまして、hiroakiさんの記事を参考に取り付けチャレンジしようと思ってます!!
手トルクに自信がないので…ここは!!っていう箇所とその締め付けトルクを教えて貰えたら嬉しいですm(_ _)m
現行型(2BL-PC40)のサービスマニュアルに記載の標準トルクは以下となります。
5mmボルト、ナット:5.2N・m
6mmボルト、ナット:10N・m
8mmボルト、ナット:22N・m
サイドスタンドを外したか記憶が曖昧ですが、サイドスタンドはブレーキレバーのボルトナットと同じ締め方が必要で、ボルトを先に10N・mで締めてボルトを固定したまま裏からナットを29N・mで締めこみます。
リアブレーキのロッドの先端のボルトナット(割りピンで止める部分)は18N・m
ステップをフレームに止めている一番大きなボルトは37N・m
その他は特に記載がないので標準トルクで問題なさそうです。
あとはBabyFaceのパーツリストにあるネジロック剤の塗布箇所を守ってれば問題ないと思います。
本当は色々いじる人はサービスマニュアルを買うこといいのですが、なかなかの価格なので買うの躊躇しますよね。
丁寧な説明有難う御座います!!
フムフム…勉強になります!!
早速、次の休みに取り付けをしようと思います!!
実際仰られる通り、サービスマニュアルの重要性をヒシヒシと感じてます…
今回、決意しました!買う事にします!
いつも有難う御座いますm(_ _)m