「バイク」カテゴリーアーカイブ

’21 CBR600RRの純正ラップタイマー機能を自動化する

’21 CBR600RRには標準でメーター内にラップタイムを表示するラップタイマー機能があります。
しかし自分自身でラップボタンを押してあげる必要があります。
これが面倒くさいし忘れるので正直全く使ってませんでした。
サービスマニュアルの配線図にはラップタイム用のトリガー配線が記載されていたので、これを使えば自動化できるのでは?と思いつつ、その配線がどこにあるか分からないため標準のラップタイマーを使用することはありませんでした。

ラップタイマーは必要なのでQSTARZのGPS式のものを導入しました。
GPSラップタイマー QSTARZ LT-8000GT

そして今更ではありますがCBR600RRのタップタイマー用の配線の場所が判明したため、標準のラップタイマー機能を自動化することにしました。

自動化に必要なものは
1.サーキットに埋め込んである磁気バーに反応させるための磁気センサー
2.磁気センサーの信号をCBR6000RRのトリガー配線用に変換するラップトリガー
の2つです。

磁気センサーはZiiXの補修用を購入しました。

ラップトリガーはヤフオクで売られている汎用ラップトリガーを購入しました。
ZiiXの磁気センサーを使用すると伝えるとZiiX用のコネクターを付けて送ってくれました。

汎用品なので使用する端子は自分でキボシ端子にします。

肝心の車体側の端子ですが、情報によると下の写真の赤丸の部分あたりに黄色/黒のキボシ端子があるらしいです。

探してみるも見つからない…
もしかして年式によって端子があるものとないものがあるのでは?と思ったり。

車体側の配線を確認する前にパーツ買っちゃたしどうしよう、と思いつつ更に探してみる。
ウィンカーリレーを取り外しハーネスを持ち上げて裏返してみると…

こんなところに探していた端子がテープで止められていました。
これはどの辺にあるかを知らずに普通に探してても見つけるのは至難の業です。
今回は「この辺りにある」という情報があったためなんとか見つけることができました!

車両側の端子も見つかったし次はラップトリガーの本体をどこに置くかを探すことに。
ETCやドラレコも取り付けているので空いている場所があまりありません。

タンデムシートの下しかないかな~と思いつつ、延長配線作るのが面倒なので別の場所を探してみる。
まあ探している時間で延長配線作れるんですけどね(笑)

ヒューズボックスの下が行けるんじゃ!?と思って置いてみたものの、その上にヒューズボックスが置けなくなってしまってダメでした。
そして結果的に下の写真の場所になんとか収めることができたので、ラップトリガー本体の格納場所はここにしました。

本体の場所は決まったのでアース用とアクセサリー電源用の配線を作ります。

アクセサリー用とアース用の配線は別の機器の時に既に取り出しているので、分岐配線を作成します。

取りあえず配線すれば磁気センサー以外の配線は終了です。

色んな機器があって配線がごちゃごちゃしているので収めるのが大変です。

磁気センサーの取り付けに続きます。
’21 CBR600RRの純正ラップタイマー機能を自動化する その2

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レーシンググローブ(バイク用) その2

以前の記事 レーシンググローブ(バイク用) でFiveのグローブを絶賛し、Alpinestarsのグローブ GP Plus R V2を固い・指先の感覚が鈍いと低めの評価としました。
しかしAlpinestarsにはもっと上の最上位グレードのグローブが存在します。

SUPERTECHやGP TECH v2がAplinestarsの最高峰です。
SUPERTECHは発売が2016年とちょっと古く、一応販売はされているようですが主流は2021年発売のGP TECH v2となっているようです。

ということでGP TECH v2がどんなものなのか?FIVEのグローブを超えることができるのか?を試すために購入してみました。
(レーシングスーツ、エアバッグ、ブーツと全てAlpinestarsなのでグローブまで揃えてみようという浅い考えもあります)

Alpinestars GP TECH v2 GLOVE

流石にFIVEの最高峰RFX1の1.5倍くらいのお値段だけあって、グローブなのにしっかりした箱に入っています!

カンガルー皮やアラミド繊維も使用されていて最高峰!という感じです。
ただ手の甲部分にはポリエステルが使用されていて革ではありません。

表面に取り付けられたプロテクターが守ってくれるから柔軟性を重視したということでしょうか。

地面と接する可能性が高い部分には、プラのプロテクターやアラミド繊維がしっかり使用されています。

GP TECH v2を実際に手に装着してみると、GP Plus R V2とは明らかに違うのが一瞬で分かります。
装着感はFIVEのRFX1と同じような感触です。

革が若干薄めで着けてる感が一番少ないFIVEのRFX3には流石にかないませんが、プロテクト性能を考慮すればやはり最高峰と呼ぶにふさわしい装着感だと思います。
SUPERTECHも手にはめてみたことがあるのですが、RFX1やGP TECH v2より若干固い感じでした。

左からFIVEのRFX3、RFX1、AplinestarsのGP TECH v2、GP Plus R V2です。

RFX3は装着感が一番優れていますが、プロテクト性能を考えると速度低めの公道向きでしょうか。
RFX1は装着感もいい上に価格も3万円を切ってますので、やはり一番お勧めになります。
GP TECH v2は装着感はいいのですが結構お高いので、全身Alpinestarsで揃えたい方やお金のことはあまり気にしない人向けでしょうか(笑)
GP Plus R V2は固いし安くもないしで正直お勧めしません。

ダイネーゼやクシタニのグローブにも評判がいいものがあるので、その内機会があれば試してみたいとは思っています。
結構お高いのでそう簡単には試せませんが。

SV650XのヘッドライトバルブをLEDに交換

SV650(SV650X)はテールランプ以外は灯火類が未だにLEDではありません。
ウインカーは先に届いていたので以前の記事SV650XにLEDウインカーを取り付けで既にLED化していますが、今回は注文していたヘッドライト用のLEDバルブが届いたのでヘッドライトのバルブを交換しました。

ヘッドライトは粗悪品を取り付けると自分が見えないだけでなく対向車にも迷惑が掛かるのでちゃんとしたものを用意しました。

SPHERE LIGHT(スフィアライト) RIZING2

今はライジング3が出ているのでライジング2が少しお安くなっています。
ライジングシリーズは色温度を6000k、4500k、3200kの3種類から選べるようになっていて、今回は一般的に純正で採用されている色温度に近い4500kにしました。

またSV650Xにはヘッドライトのカバー内にポジションランプも入っていて、これがT10の豆球なのでポジションランプも一緒にLEDに交換して色温度を合わせます。
スフィアライトのLEONID[レオニード] は、6000kと4500kから色温度を選べるのでライジング2と同じ4500kを選択して購入しました。

ヘッドライトのバルブを交換するためにヘッドライトのレンズ部分を取り外します。
SV650Xはビキニカウルが付いていますが、ビキニカウルを取り外さなくてもヘッドライトのレンズを止めているネジ2本を外せばレンズ部分が取り外せます。
ただビキニカウルを外した方が作業はやり易いと思います。

ポジションランプは刺さっているだけなので引き抜けば交換完了です。
簡単です。

ヘッドライトのバルブも一般的なH4のハロゲンバルブなので、普通にラバーのカバーを外し、バルブを押さえているピンを外せばバルブが抜けます。

その後LEDのバルブをはめようとしたのですが
ヒートシンクやコントローラーがLEDバルブに繋がってるためラバーカーバーが通りません…
これどうやって付けるんだろう、と悩むこと1分。
ライジング2の取り付け説明書を読むことにしました(笑)

バルブの台座とLEDバルブが分離できるそうです。
ということでバルブと台座を分離したら取り付けは簡単。

台座をピンで押さえてからラバーカバーを取り付け。

その後、LEDバルブ本体を台座とドッキング。

最後にLEDバルブのコントローラーや配線を上手く取り回してヘッドライトのレンズ部分を戻していきます。
ちなみに最初は下の写真の位置にコントローラーを配置して締めてみたのですが、ポジションランプの裏部分が干渉してポジションランプが歪んでしまうため、コントローラーは向かって右側の側面部分に這わせるようにしてなんとか無理せずレンズ部分を取り付けることができました。
元々コントローラーを収めることを考えられていない作りになっているので、配線の取り回しはちょっと面倒な部分かと思います。

取り付け終わったら実際にライトを点灯してみて最終確認を行います。
この作業があるので夜に取り付けを行っていますが、今の季節だと既に虫が発生していて光に集まって来るので、できれば涼しい時期や寒い時期にやりたい作業です。

これで灯火類が全てLEDになってSV650Xが少しだけ近代化されました(笑)

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SV650Xに【SCORPION】スコーピオン セルケト パラレル カーボンマフラーを取り付け

販売代理店が海外(イギリス)から取り寄せとなっていたSV650X用のスリップオンマフラーが届きました。
SCORPION SERKET

スコーピオン セルケト パラレル カーボン
サイレンサーがテーパー状になったものもありますが、あえて同じ太さのパラレルというモデルを購入しました。

付属品は取り付けマニュアル、インナーバッフル、スプリング、ボルトナットくらいです。
エンドバッフルはサイレンサーに取り付けられた状態でした。

まずは純正のマフラーを取り外します。
下の写真の赤丸のボルトを外し、2枚下の写真の赤丸のバンドを緩めると純正のマフラーが取り外せます。

ガスケットを別に購入して用意していたのですが、セルケトはガスケット不要でした…

取り付け説明書に書いてある通りに組付けましたが、サイレンサーの取り付け穴がタンデムステップ側の穴の位置と合いません…
約1.5cmほど穴の位置がズレて付属のボルトが入りません。

力を入れて無理やりボルトを差し込んだらなんとか入りましたが、無理な力が掛かっている状態だと思います。

更にスイングアームとサイレンサーのクリアランスが殆どありません!
5mmくらいしか間が空いてません。

タンデムステップとサイレンサーを止めている穴の受け部分にはゴムの材質の部分があるので、手でマフラーを揺すると多少動きます。
これはマフラーの振動を車両に伝えないためとかだと思いますが、この若干動く幅があることで一番車両側に揺らすとスイングアームと干渉します。

少しでもクリアランスを広くとるために、手元にあったカラーを1枚入れて少しだけクリアランスを広く取りました。
幸い普通の状態ではギリギリ干渉しないので、外的な力が加わらない限りは干渉しないと思われます。

上の写真は30分ほど走行後のクリアランスです。
かなりギリギリですが干渉した傷などもありません。

流石にこれはおかしいなと思って調べてみると以下のことが分かりました。

スコーピオンのSV650用セルケトの対応年式は2016~2021であること。
2022年モデルから排ガス規制の基準が変わったのでエキパイが変わったこと。
同じ2022年モデルの人で同様にボルトの穴が合わないといっていること。

この車両は2022年モデルなので対応年式ではないと…
大幅に寸法が変わったわけではないので、サイレンサーをバンドで止めるタイプのマフラーやステーを伸ばして止めるタイプのマフラーであれば、恐らく吸収できる範囲の誤差なのだと思います。
しかしセルケトはサイレンサーに直接ボルト止めの穴があるため、ちょっとした誤差でも穴の位置が合わなくなると。
クリアランスがギリギリなのもエキパイの角度や長さが若干違うためだと思われます。

まあこれくらいは許容範囲だと思いますので、気にせず使おうと思います(笑)

今回は純正エキパイと中間パイプの接合部に液体ガスケットを塗っていないので、そこから若干の排気漏れがありました。
ガスケット方式にしてもらった方が個人的には嬉しい。
サイレンサーと中間パイプの接合部からの排気漏れはなし。

インナーバッフルは最初から入れませんでしたが、エンドバッフルを付けた状態だとJMCA対応マフラーくらいの音量で非常にジェントルです。
3500回転くらいまでの低回転域では、純正より重低音効いた感じの音がします。

エンドバッフルを取り外すと音量は増しますがそれでも爆音という程ではなく、JMCA対応にも関わらず「これ車検通るの?」と思えるうるささマフラーより更に1段階うるさいくらいの音量です。
まあ明らかに車検は通らないだろうけど爆音ではないくらいの音量になります。
個人的にはこの中間くらいの音量だと使いやすいなと思います。

エンドバッフルを追加で買ってみたので、ちょっと加工してこの中間の音量を目指してみようと思ってます!

2023/06/10 追記
追加購入したエンドバッフルの終端の蓋の部分を削ってみました。

これくらい削ってもほんの少し変わるくらいでバッフルなしとの中間というところまでは全然行きませんでした。

ということで蓋の部分を全部削ってみました。

先ほどまで削ったものと殆ど変わりませんでした。
アイドリング付近の音は太い感じなったんですが、走り出すと全然うるさくないです。
エンドバッファありだと、この辺が限界みたいです。

2023/06/20 追記
サイレンサーとスイングアームのクリアランスが危険なレベルだったので、サイレンサーを止めているボルト部分のスペーサーを厚めのものに交換しました。
寸法が微妙に合わないものを無理やり取り付けているので、乗っていると次第に元に戻ろうとしてサイレンサー下部がスイングアーム側に近付いていきます。
このままだと干渉すると思ったので長さ25mmのスペーサーを入れることにしました。

これで多少揺れたり斜めったりしてもスイングアームに干渉することがないくらいのクリアランスを確保できました。

SV650XにLEDウインカーを取り付け その2

SV650XにLEDウインカーを取り付けの続きです。
中華ウインカーの暗さが気になったので、輝度が高いデイトナのウインカーと交換しました。

デイトナ LEDウインカー D-LIGHT MINI-3

また純正ウインカーを外した際のの穴をM8のボルトサイズの穴を残して塞いでくれるウインカーホルダープレートも一緒に取り付けました。

前回取り付けた中華ウインカーも小型ではありましたが、それと比べても明らかに小さいウインカーです。
実物を見ると本当に小さいです。
しかし輝度は明らかに高く直視すると眩しいほどです。

ボルトを最後までプレートに入れて反対からナットで固定すると車両の内側に入り過ぎてしまい、反対側の角度20°から見えなければならないという保安基準を満たせない可能性があるので、プレートの両側のナットで固定してできる限り車両の外側にウインカーを出すように設置しました。

数センチのほんのちょっとの違いですが、SV650Xにはビキニカウルが装着されているため、このちょっとの差で反対側からの見え方が結構変わります。

小さいし輝度高いしeマーク取得で車検も対応している素晴らしい製品ですが、もう少し価格が安いと買いやすいかなと思います。
リアは前回のまま中華のシーケンシャルウインカーで変更なしです。

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SV650Xのミラーをバーエンドミラーに交換

バイクを買ったら必ずと言っていいほどやっているミラー交換。
SV650Xももちろんミラー交換します。

ミラー交換に求めるのは見た目と車幅の狭さです。
理想はハンドルより狭く収まるのがいいのですが、そこまで行くと後ろがかなり見にくくなるので悩ましいところです。

そして今回のSV650Xはカフェレーサー風のスタイルということで、初のバーエンドミラーに交換してみることにしました。
個人的にはあまり好きなスタイルではないのですが、今まで使ったことがないのでやってみたというのもあります(笑)

ミラーは色んなメーカーから色んな種類のものが発売されていますが、安いから悪い、高いからいいというわけでもないところが探すのを難しくしているところです。
実際に買ってみて付けてみないといいかどうかが分かりません。
とはいえ、高いものほど外れ率が低いのは間違いないです。

今回は安くもなく高くもなくという微妙なラインの製品を購入してみました。

FENRIR バーエンドミラー 801-0378

アルミ製で質感は高いです。
ミラー部分も新保安基準に適合しているようで車検も問題なさそうです。

相変わらず純正のバーエンドを外すのが一番大変な作業です。
普通のプラスドライバーでネジを緩めようとすると、大抵ネジをなめてダメにしてしまうので、私の場合はいつもショックドライバーを使用してバーエンドのネジを緩めています。
ショックドライバーは以前の記事’21 CBR600RRのハンドルバーエンドを交換で紹介しています。

ショックドライバーは高くありませんし、なめそうなネジを緩める時に非常に役に立ちますので1本持っておくことをお勧めします。

純正のバーエンドが外れてしまえばあとは簡単です。
さくっと取り付けて完成!

バーエンドミラーを下向きに取り付けている人もいますが、流石に下向きは後ろが殆ど見えなかった(笑)

上向きだとハンドルからそこそこ出っ張るので、狭い車幅というわけにはいかないですが、それでも純正のミラーよりは少しだけ内側に入ります。
ハンドルよりも外に出ている分、後方の視界も良好です。

バーエンドミラーは好みが分かれるところだとは思いますが、やっぱりカフェレーサー風の車体にはマッチする気がします。

走ってて振動で後ろが見えないということもありません。
今のところ走っててミラーがズレたということもありません。
問題ないレベルで使える製品だと思います。

もう少しだけ内側に入ってくれたらな~、とは思います。