GPSトラッカーMonimotoのレビュー

GPSトラッカーMonimoto(モニモト)を選択した理由については以下の記事に書いています。
GPSトラッカーMonimotoを選択したわけ

Monimotoはモニモト公式サイトより購入が可能です。
モニモト公式サイト

この記事では開封と初期設定、室内でテストを行ったレビューを書きます。

モニモトが入った箱は思ったより小さかったです。
高さ16.5cm、直径6cmの円柱形の箱です。

箱の中身

箱に入っていたのは、Monimoto本体、マニュアル(グローバル版と日本語版)、専用キー、インシュロックです。

Monimoto専用キー

上の写真の赤丸の部分に切り込みがあり、そこにマイナスドライバーを差し込めばキーを開くことができます。
マニュアルには「また、キーをマイナスドライバーで開き、中の絶縁シートを抜き起動させます。」と書いてあったのですが、私が購入したものには絶縁シートなどは入っておらず、最初から通電した状態になっていたようです。

Monimoto本体

Monimoto本体を開けるには、マニュアルに書いてある通り思いっきり引っ張るしかありません。
本体と蓋の間に2つのシーリングリング(Oリング)が入っているので、めちゃくちゃ固いです。
(1回開けたら2回目はそれほど固くありませんでした)

本体を開けたら、中の絶縁シートを引き抜けば本体が起動し、本体のLEDランプが点滅します。

MonimotoのiPhone用アプリを起動して設定を開始すると、まずスマホの番号の入力画面が現れます。
アプリの指示通りに進めて行けば初期設定が完了するので簡単です。

本体とのペアリング時にファームアップデートが掛かりました。
(ちゃんとファームアップデートされているようで一安心です)

屋内の電波が悪いところで初期設定を行っていたので、SIMの通信が上手く行かずにGSMの初期設定が失敗したようです。
※GSMとは3GやLTEなど携帯端末の通信規格で、いわゆる2Gのことですが、日本版は2Gではなく3Gでの通信となるようです。
(アプリ画面の表示は3GではなくGSMのままのようです)
電波が入りやすいところに移動してGSMのみ再設定することで、無事に初期設定が完了しました。

ちなみにリチウム電池のメーカーを選択すると残量表示がより正確になるとのことなので、本体を閉めてしまう前にリチウム電池のメーカーを確認しておきましょう。
(逆に言うと、電池切れで電池を買い替える際は、電池メーカの選択肢に出てくるメーカーの電池を購入した方がいいってことになりますね)

下の写真のところでバッテリーの部分をクリックしてブランドを選択します。

初期設定が終わると、本体のSIMカードから英語でSMSが届くので、その番号をスマホのアドレスに登録しておくと、Monimotoから電話が掛かって来た時に一目でわかるので、初期設定が済んだ時点で電話番号を登録しておきましょう。
(スマホの電話番号のアクティベートの時とは違う番号からSMSが届きます)

初期設定完了後にキーを離れた場所に置いてMonimoto本体を暫く揺すってみました。
すると登録している電話番号から電話が掛かって来ました!
(試しに電話に出てみましたが、メッセージなどが流れることもなく直ぐに切れてしまいました)

電話時点ではGPS情報はまだ届かず、GSMの電波状況しかわかりませんでした。

室内で試していたのでGPS情報を取得することができず、その後の通知でもGPS情報は送られてきません。

なお、GPSが測位できない時は、電波を利用して「大まかな位置」を知らせてくれるのですが、その範囲は広く、更に私の場合は地図上に表示された「大まかな位置」の円の中にも入っておらず、かなりの誤差があることが分かりました。
「大まかな位置」でバイクを見つけるのは少々難しいかもしれません。

Monimoto本体を室内から外に出してみたところ、無事にGPSを即位してGPS情報が送られてきました!
GPS情報の場合は、ほぼ誤差なく正確な位置を送ってくれます。
GPS情報なら完全に場所を特定することが可能です。

その後、Monimoto本体をキーに近付けると「Monimotoがキーを発見し、スタンバイモードになりました。」というメッセージが表示されてアラームモードからスタンバイモードに戻りました。

続いて、実際のバイクに搭載して走ってみました。
取り合えずのテストなのでPCXのグローブボックスに放り込んでのテストです。

グローブボックスに放り込んだだけなので、マニュアルに書いてあるようにGPSの文字が車体の外に奇麗に向いているとは言い難い状態です。
(取り合えず上は向いてますが)

この状態でキーを別の場所に置いて走り出すと、直ぐにAppleWatchに電話が掛かって来ました。
20分ほど走りましたが結局GPSを測位できず「大まかな位置」しか通知されることはありませんでした。
GPSの感度自体はスマホやナビのGPSのように良くはなさそうなので、設置後は実際に走ってみてGPSを測位するかをテストすることをお勧めします。

この製品の性格上、バイクのどこにMonimoto本体を隠したかを記事に書くことはできませんが、上手く隠せば十分に盗まれたバイクを追跡できそうです。
但し、Monimotoはあくまでも盗まれた後での追跡手段となりますので、まずは盗まれないようにすることが重要だと思います。
また、GPSや電話の電波を妨害するジャマー装置なども存在するようなので過信は禁物です!
あくまでも防犯手段の1つとして考えておくべきだと思います。

2021/02/02 追記
全く同じ条件で2日連続試してみました。
昨日とは違って本日は最初から最後までGPSが測位可能でした。
バイクの条件自体は全く同じですが、違うのは天候くらいでしょうか。
昨日は雨で本日は晴天。
テレビの衛星放送なんかも降雨放送用とかあるくらいですし、衛星からの電波は雨(雲)に弱いのかもしれません。

Monimotoはモニモト公式サイトより購入が可能です。
モニモト公式サイト

GPSトラッカーMonimotoを選択したわけ

Monimotoはモニモト公式サイトより購入が可能です。
モニモト公式サイト

バイクに乗っているすべての人が遭遇する可能性のある「バイク盗難」
私は過去に3度盗まれたことがあります。
(パーツ盗難まで入れると5回です)
全てハンドロックはもちろん、U字ロックやアラームなどの盗難防止を行った状態にも関わらずです。

その内で見つかったのは1回だけです。
その1回も盗難直後に友人総出で探し回ったところ、逆シフト(シフトアップ・ダウンが上下逆になっている状態)に気付かずに6速に入ったまま動かせない犯人を友人が発見してくれて無事に戻って来たのであって、警察の捜査などで見つかったわけではありません。
(警察に通報&私と友人が現場に集結した時には、既にバイクを残して犯人は逃走していました)
正直、盗難に遭うと出てこない可能性の方が非常に高いです。
もちろん盗難保険という最終手段があるのですが、盗んだ犯人が捕まらずにのうのうと過ごしているかと思うと腹が立ちます。

以前はGPSトラッカーというとセコムがやっている「ココセコム」などが有名でしたが、維持費の高さや1日にトラッキングできる回数の上限があったりと、とても使い勝手がいいとは言えないものばかりでした。
自宅にはPCXとNINJA400がありますが、今回大型バイクの追加購入にあたってGPSトラッカーを調べていたところ、Monimoto(モニモト)とAlterLock(オルターロック)という製品があることを知りました。
(他にも色々とありましたが、現時点で最有力なのはこの2機種かと思います)
この2機種の気になるポイントを個人的に表に纏めてみました。

本体価格26,999円10,780円
維持費(年間)約4,000~5,000円(36ユーロ)3,960円
電源CR123Aリチウム乾電池リチウムイオンバッテリー
連続稼働時間約12か月最大1.5ヶ月
通知方法電話&アプリアプリのみ
通知通信方式SIM(GSM)Sigfox
アラーム機能なしあり
自動ロックありなし(Gen2)

価格面ではAlterLockが優勢です。
年間の維持費は両者そこまで変わりませんが、AlterLockは初期費用がとにかく安いです。
また、盗まれる前に効果を発揮するのもアラーム機能があるAlterLockの方です。

しかし、今回私がバイク用のGPSトラッカーとして選択したのはMonimotoの方でした。
まず、アラームに関してですが、基本的にアラーム機能が付いたロックを使用するのでアラーム機能はそちらで賄えてしまいます。
(ABUSのディスクロックやXENAのアラームロックなど強力なものを、自宅と勤務先の駐輪場用に複数個購入済み)
また、GPSトラッカー自体のアラームが鳴ってしまうと、GPSトラッカーの存在に気付かれてしまうため、犯人にGPSトラッカーを取り外されてしまう可能性も高くなります。

次に通知方法がMonimotoの方は電話でも来ることです。
電話ならいつも身に着けているAppleWatchにも通知が来ますし、気付かないということはまずないと思われます。

そして最後に最大の理由となった自動ロック機能の有無についてです。
AlterLockも初期リリースされたものは、スマホとのBluetooth接続が切れると自動でロックされていたようなのですが、2021年4月に再版されるGen2では自動ロックがなくなり、完全に手動ロックとなるそうです。
一方でMonimotoの方は、専用のキーを持ち歩くだけで自動でロック・アンロックが行われます。
はっきり言って毎回スマホを使っ手動でロックしたり解除したりするのは、私の性格だと無理です!
そして仮に手動ロックを忘れた状態で盗まれてしまうと、AlterLockが何の役にも立たなくなるという致命的な欠点がありました。
それに加えてMonimotoは電池が12カ月持つというのも、1.5カ月毎に充電する手間があるAlterLockよりも魅力的でした。
(CR123Aリチウム乾電池も大した価格ではありませんし)

ちなみに使ったことはありませんが、Monimotoの方は仮に専用キーとバイクが一緒に盗まれても捜索が可能な、「アクティブトラッキング」というモードがアプリ内にありました。

ということで、私のバイクでの使い方だとMonimotoの方が合ってそうなのでMonimotoを購入する運びとなりました。
(AlterLockは元々自転車用に開発されたものなので、バイクでの使用用途には合い辛いのかもしれませんね)

購入後の初期設置や、自宅で試しにGPSでの追跡通知を行ってみたレビューは、以下の記事で紹介しています。
GPSトラッカーMonimotoのレビュー

Monimotoはモニモト公式サイトより購入が可能です。
モニモト公式サイト

電熱グローブをコミネEK-205に買い替え

数年前に購入したコミネの電熱グローブ「ロンギヌス GK-803」が完全に故障したので買い替えることにしました。

最初は片方が温まらなくなり、その翌年にもう片方も温まらなくなり、ただのウィンターグローブと化してました。
電源ON/OFFのスイッチは光って機能していたので、スイッチより先の電熱線が切れたのだと思います。
素人が修理するのは難しいと判断し、暫くはウィンターグローブとして使っていましたが、あまりの寒さに耐えきれずに買い替えを決意しました。
尚、電熱グローブは手の甲側は温かくなりますが、手のひら側は温かくなりませんので、私はグリップヒーターと併用することで両面を温かくしています。

買い替えにあたって検討した電熱グローブは2機種でした。
RSタイチのものは、ロンギヌスで使っていたバッテリーが使用できないので候補から外しました。

第一候補となったのは「コミネ(KOMINE) EK-215」です。

最新の電熱グローブで、温度だけでなく3通りの発熱エリアを選択可能(指先 / 掌 / 指先+掌) となっています。
バッテリーの消費を抑えるべく指先だけ温めたい、などとできるので良さそうだったのですが、現状ではかなり品薄のようでライトグレーしか在庫がないのでパスしました。

第二候補は「コミネ(KOMINE) EK-205」です。
外見上は進化がないように見えますが、ロンギヌスなどの旧製品よりも電熱線の配置などが変わっていて指先まで温かいそうです。
ロンギヌスで不満だった親指の冷たさが改善されていればいいと思いつつ、在庫もあったのでこちらを購入しました。
もちろんロンギヌスで使っていたバッテリーがそのまま使用可能なので、グローブ以外の出費がないもの決め手となりました。
(EK-215もバッテリーは同じものです)

実際に使ってみての感想ですが、旧製品で不満だった親指の冷たさは解消されていました。
親指も問題なく温かくなります。
ただ、最初に届いたグローブの右側のみ、ナックルガードの内側(拳側)に配線が通っていたため、装着して運転していると拳の部分が痛い…
最初は配線が原因だと思っておらず、ナックルガードの形状なのか?と思ってグローブの中からナックルガードの部分を触ると、ゴツゴツとした配線が通っているのを確認。
硬くてそこそこの太さの配線が拳にあたってれば痛いはずです…

グローブの内側から軽く配線をずらしてみましたが、完全にずらすことはできず、またすぐ戻ってくるので返品(交換)しました。
こういうケースの時、Amazonは返品や交換が簡単なのが毎度素晴らしいと思います。
返品ではなく交換を選択すると、先に交換用の製品を送って来て、返品用の製品もヤマト運輸が家まで集荷に来てくれます。
(以前別の製品を返品した時は、着払いで自分で送ったような気がします)

交換品も右側のみナックルガードの近辺を配線が通ってましたが、ナックルガードの内側ではないため、拳にあたることはなく痛くなりませんでした。
あくまでも手で触った感じですが、左側は交換前、交換後共にナックルガード近辺に配線が通っているのを確認できません。
なぜ右側だけここを通してあるのかは謎です。
(単に製品の個体差なのでしょうか??)

最初の注文で不良個体に当たってしまいましたが、通常の製品であれば親指まで温かく満足して使用できています。
電熱グローブは通常のグローブに比べ、どうしても寿命が短めになってしまいますが、「コミネ(KOMINE) EK-205」が長く持つことを期待しています!

PS5でXIM APEXを使用する方法

マウスコンバーターのXIM APEXですが、新しく販売されたPS5では動きません。
同じく新発売のXBOXはというと、旧型のコントローラーも使えるので、既にファームアップデートで動くようになったみたいです。
一方でPS5の方は、XIM APEXの開発者によるといつ対応可能なのかも分からないとのこと。

PS5でもPS4のゲームソフトであれば、PS4のコントローラーが使用可能なのでXIM APEXを利用することが可能です。
ただし、PS5専用のゲームソフトはPS4のコントローラーが使用できず、DualSense(PS5のコントローラー)のみ使用可能なため、XIM APEXが現状では動作しません。

今回はこれをどうにかして動かそうという内容です。
※この方法はPS4またはPCがないと使えません。

ここではPCを使ったやり方をご紹介します。

まずはPC用のPS用リモートプレイアプリをDLしてインストールします。
PS Remote Play
(PS4の場合もPS4上のアプリを使用するだけで、基本的な方法は同様となります)

インストールしたらPSNetworkに接続してPS5とリンクさせます。
そうするとPCの画面にPS5のゲーム画面が表示されます。

PS Remote PlayはPS5のコントローラーは使用できません。
対応するのはPS4のコントローラーです。
そう、XIM APEXが使用可能なコントローラーなのです!

XIM APEXを経由させたPS4のコントローラをPCに繋げば、PS Remote PlayでXIM APEXの利用が可能になります。
もちろんPS Remote PlayではPS5専用のゲームをPC上の画面でプレイできます。

ここで1つ問題が発生します。
PC上のPS Remote Playでは実際のPS5のゲーム画面よりも0.1〜0.2秒遅れてゲームが動いていることです。
XIM APEXを使う目的であるFPSなどでは、このタイムラグが大きな問題となります。

ここまで読んだら、既に気付いている方も多いのではないかと思います。
そう、PC上のPS Remote Playではなく、PS5の画面を直接見てプレイすればいいのです。

PS5の画面を見ながらのプレイであれば、当然ながら画面はリアルタイムですし、操作も殆ど遅延を感じないので、PS5に直接XIM APEXを繋いでプレイしているような感覚で遊べます。
(もちろん厳密にいえばネットワークを介しているので遅延は発生していますし、気になる人は気になると思います)

XIM APEXが正式にPS5に対応するまでは、この方法で凌いではいかがでしょうか。

パソコン連動タップの消費電力

以前の記事でサブウーファー用アンプの電源を入れたままだと、使ってない間にどれくらい待機電力を使っているかを調査しました。
電源アダプターの待機電力について

その中で「PC連動タップだと5千円ちかくしますし、PC連動タップも自身が多少なりとも電力を消費するでしょうから、思ったほど省エネにはならなそうです。」と推測で結論を出していたわけですが、某オクにて格安でパソコン連動タップが手に入ったので実際に調べてみることにしました。

今回使ったパソコン連動タップはサンワサプライのパソコン連動タップ(3P・8個口・2m)です。
TAP-RE4MN

定価だと¥12,650もする製品です。

PCとの連動は、PC専用の差込口にPCの電源を繋ぎ、電源OFFと電源ON時の状態をタップにあるスイッチを使って記憶させるというマイコン式のタップです。
今回はPCではなくDENONのAVR-X2700Hを接続して記憶させましたが、全く問題なく連動させて使用可能でした。

パソコン連動タップの消費電力は全ての差込口に何も刺さず、パソコン連動タップ単体でどれだけ消費しているかを調べました。
今回もスマートプラグの消費電力モニターでの計測です。

何も刺さなくても0.7Wほど消費しています。

スタンバイモードがあるようなサブウーファーだと、待機電力が0.5Wまで下がるようなものもあるようなので、そういう機器だけを繋いで管理すると、むしろマイナスということになってしまいます。
私が使っているサブウーファー用のアンプは待機電力が2.2Wなので、差し引き1.5Wくらいは省エネになりそうです。
(節約できるのは年間350円くらいでしょうか)
但し、サブウーファー用アンプの電源が落ちる際に「ボッ!」というポップノイズが出るので、気になる人は気になるかもしれません。

今回はパソコン連動タップを格安で手に入れることができたため、費用対効果はそれなりにありますが、パソコン連動タップをそれなりの価格で買う場合は、待機電力をそれなりに使う機器を繋がないと意味がないのでご注意ください。
尚、高級アンプなどであれば、通電したままの状態におけるコンデンサー劣化を止めたりはできるので、単に消費電力の問題ではなくなります。

PS5でモニターが1080p/120Hz駆動にならない

私がPS5用に使っているモニターはacer XZ1(XZ271Ubmijpphzx)ですが、PS5の設定にて1080p+パフォーマンスモードにしても120Hzで駆動しません。
調べてみると他にも
ASUS TUF Gaming VG27AQ
BenQ ZOWIE XL2746S
BenQ ZOWIE XL2546
など、120Hzに対応しているのに動かないモニターが多数あるようです。
PS5だけでなくDENON AVR-X2700HにしてもHDMIの制御が上手く行かないケースに最近遭遇してます。
これらの機器はPCと違って規格に厳密なのか、それとも逆なのかはわかりませんが、柔軟性はないように思います。

ファームアップデートでまともに動くようになるといいのですが…

主にPC、車・バイク、トイガンなどについて書いてます