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PS5でXIM APEXを使用する方法

マウスコンバーターのXIM APEXですが、新しく販売されたPS5では動きません。
同じく新発売のXBOXはというと、旧型のコントローラーも使えるので、既にファームアップデートで動くようになったみたいです。
一方でPS5の方は、XIM APEXの開発者によるといつ対応可能なのかも分からないとのこと。

PS5でもPS4のゲームソフトであれば、PS4のコントローラーが使用可能なのでXIM APEXを利用することが可能です。
ただし、PS5専用のゲームソフトはPS4のコントローラーが使用できず、DualSense(PS5のコントローラー)のみ使用可能なため、XIM APEXが現状では動作しません。

今回はこれをどうにかして動かそうという内容です。
※この方法はPS4またはPCがないと使えません。

ここではPCを使ったやり方をご紹介します。

まずはPC用のPS用リモートプレイアプリをDLしてインストールします。
PS Remote Play
(PS4の場合もPS4上のアプリを使用するだけで、基本的な方法は同様となります)

インストールしたらPSNetworkに接続してPS5とリンクさせます。
そうするとPCの画面にPS5のゲーム画面が表示されます。

PS Remote PlayはPS5のコントローラーは使用できません。
対応するのはPS4のコントローラーです。
そう、XIM APEXが使用可能なコントローラーなのです!

XIM APEXを経由させたPS4のコントローラをPCに繋げば、PS Remote PlayでXIM APEXの利用が可能になります。
もちろんPS Remote PlayではPS5専用のゲームをPC上の画面でプレイできます。

ここで1つ問題が発生します。
PC上のPS Remote Playでは実際のPS5のゲーム画面よりも0.1〜0.2秒遅れてゲームが動いていることです。
XIM APEXを使う目的であるFPSなどでは、このタイムラグが大きな問題となります。

ここまで読んだら、既に気付いている方も多いのではないかと思います。
そう、PC上のPS Remote Playではなく、PS5の画面を直接見てプレイすればいいのです。

PS5の画面を見ながらのプレイであれば、当然ながら画面はリアルタイムですし、操作も殆ど遅延を感じないので、PS5に直接XIM APEXを繋いでプレイしているような感覚で遊べます。
(もちろん厳密にいえばネットワークを介しているので遅延は発生していますし、気になる人は気になると思います)

XIM APEXが正式にPS5に対応するまでは、この方法で凌いではいかがでしょうか。

XIM APEXとXIM LINK

PS4やXBOXでマウスコンバーターを使用していて、PCゲームもやっている人はどれくらいいるでしょうか。
両方やってる人の多くは、PC用とコンバーター用の2つに高価なゲーミングマウスを用意されていることでしょう。
もちろん私もそうでした。

XIM APEX発売でVENOM X4からXIM APEXに乗り換えたため、ナビゲーションコントローラーやロジクールG903を一緒に買い揃えました。
XIM APEXだけでもそれなりの出費ですが、他にキーボード(ナビコンなどでも可)、ゲーミングマウスまで揃えるとなると躊躇される人も多いかと思います。
私は既に揃えてしまったわけで、今更どうこうと考えていなかったのですが、PCのマウスの方が買い替え時期となってしまい、折角購入したG903がPCで使えれば…と思いました。
PCでも使おうと思うと毎回繋ぎ変えることになり面倒ですし、やはりPCはPC用でマウスを購入するしかないかと思ってました。

そんな時、XIMのコミュニティ(フォーラム)を見ていたらXIM LINK(シムリンク)のフォーラムが目に入りました。

ん、PCに接続したキーボードとマウスを指定のケーブルを通してXIM APEXが認識する?
接続図
xim_link_wiring
これならPCにキーボードとマウスを接続しておけば、XIM APEX側にはPS4のコントローラー以外は何も接続しなくて良さそう!
(机にキーボードとマウスを2個ずつ置けない環境の人にもお勧めです)

詳しく読み進めると、特定のケーブルとPC側にXIM LINKというアプリは必要らしいです。

ケーブルは以下が対応しているとのこと。

– Belkin win 7 version “F5U279”
– Belkin win 8 version “F4U060”, may also be called as “F4U060CW”
– Pluggable Transfer Cable “USB-EASY-TRAN”

↓公式としては未確認だがユーザーから使用できたと報告があったもの
– Belkin win vista version “F5U258”

AmazonにBelkin Easy Transfer Cable for Windows 8がありましたが、本当に動くか分からないのに新品を買うのをためらい、海外から中古を取り寄せてみました。
(海外購入は2週間程度時間が掛かりますし、色々と面倒なので少しお値段はしますがAmazonがお勧め)
私が購入したのは公式に認められている型番F5U279のものです。
対応がWindows7となっていますが、現時点で最新のWindows10 Pro 1803でもドライバのインストールなしで自動認識しました。

Belkin Easy Transfer Cable(F5U279)
Belkin Easy Files Transfer

ラップでくるまれ更にプチプチで保護され中国から届きましたが、臭いが凄かったのでアルコール除菌しました…
それなりに傷もありましたが、機能としては問題なく動きました。
Belkin Easy Files Transfer

最初に上げた図とはちょっと違う繋ぎ方も試してみました。
予めナビゲーションコントローラーをXIM APEXにワイヤレス認識させた状態で、更にXIM APEXにマウスも繋いだままBelkinのケーブルを接続してみました。

Belkin Easy Files Transfer

先にも書きましたが、XIM LINKというアプリを入れないとXIM APEXにPCのキーボードとマウスの情報を送信できません。
githubにアプリが公開されているのでDLしてインストールしてください。
XIM-Link/Official Releases
これを書いている時点での最新はXIM Link 1.2 Setup.msiなのでDLしてインストールします。

インストールして実行すると以下の画面が表示されます。
XIM LINK
色々とありますが、これはマクロを作ったりする場合に使う部分ですので、マクロを使用しないのであれば何も触る必要はありません。
アプリを起動してキーボードの「Pause Break」ボタンを押せば2の部分がDEACTIVEからACTIVEに変わります。
ACTIVEになるとキーボートとマウスの操作はPC上には反映されず、XIM APEXの方でキーボードとマウスが動くようになります。

今回試した接続方法では、ナビゲーションコントローラー・XIM APEXに繋いだマウス・PCのキーボード・PCのマウスと全てXIM APEX上で認識して動きました。
XIM LINKがちゃんと認識されている場合は、iPhoneアプリの機器アイコンのところにXIM LINKのアイコンが表示されます。

解除する場合は再度キーボードの「Pause Break」ボタンを押せば、PCのみでキーボードとマウスが使えるようになります。

ちなみにXIM LINKのフォーラムでは、以下のスクリプトは投稿すると削除対象だそうです。
アンチリコイルのスクリプト
ラピッドファイアのスクリプト
ファーミングボットのスクリプト

私はスクリプトを使うことは恐らくないですし、公式でもこれらのスクリプトは公開されませんので、どうしてもスクリプトで制御したい場合は、ご自身で学んで書く必要があると思います。
プログラムを経験したことがあれば難しくはないと思いますが、少し特殊な書き方なので慣れは必要かと思います。

と、ここまで書いておいてあれですが、XIM LINKを使うことでデメリットも当然あります。
私としては気になりませんでしたが、1-2ms(1000分の1~2秒)の遅延が発生するようです。
また、当然ながらPS4やXBOXしかやらない場合でもPCの電源を入れる必要があります。
PS4やXBOXを操作しながらPCでブラウジングというのもできません。
(Breakキーで高速で切り替えればできなくもない?)

これらのデメリットをメリットが上回っていると感じる方は、1度試してみる価値はあると思います。

XIM APEX(マウスコンバーター)の設定

今までVenom-X4というマウスコンバーターを利用していましたが、スマホをiPhoneに変更したため、iOS用のアプリがないVenom-X4を売却してXIM APEXに買い替えました。
「XIM APEX」は有名なコンバーターである「XIM 4」の後継機種です。

同時にマウスはロジクールのG903を購入。
基本的にコンシューマー機ではキーボードはあまり利用しないので、PS3用のナビゲーションコントローラーを購入。
やはり全部揃えるとそれなりの出費となります。
(PC用のゲーミングマウスやメカニカルキーボードはもちろん持ってますが、それらはあくまでもPC用なので別途購入)

XIM APEX
XIM APEX

Venom-X4やXIM 4より断然小さくなっており、USBに直接指すタイプになりました。
(機器接続用にUSBハブが付属してます)
遅延などもXIM 4より小さくなっており、細かい部分で性能が上がっています。
このあたりの説明は色々なところに書かれているので省略します。

設定についても細かい内容は詳しいサイトに任せるとして、今回はXIMの公式フォーラムに書かれていた設定を取り上げます。
今回取り上げる設定はFirmware 20180402にて新たに追加された項目です。
※画像は公式フォーラムの画像を拝借していますので、基本的に英語版となっています。

まずはレスポンスレートがちゃんと設定されているか確認してください。
※マウス自体のレートが1000Hzに対応していて、且つ1000Hzに設定されている前提です。
レスポンスレート

尚、このレスポンスレート設定を行った後は一旦XIM APEXをUSBから抜いて電源を落とし、再度USBに繋ぐ動作(簡単にいえば再起動です)を行ってください。
ここで再起動を行わずに設定を続行すると、後に動作に支障が出てしまうというバグがあるようです。

そしてここから先が追加された項目です。
AIM設定

上の写真のHip内のAimの詳細設定ボタンを押します。
すると追加された項目「Synchronize」が表示されます。

シンクロ設定

この設定はゲームのフレームレートをセットすることで、処理がフレームレートに最適化されたシンクロをするようになるそうです。
英語版ではDefault、Common、Slow、Offとなっていますが、日本語版では規定、一般、スロー、消すになっています。
公式フォーラムでの説明では、消す(Off)は使用しないようにと書かれています。
またフレームレートが分からない場合は規定(Default)にしろとも書かれています。

60fps (CoD, Battlefield, Halo, Overwatchなど)のゲームの場合は一般(Common)を選択してください。
30fps (Destinyなど)のゲームの場合はスロー(Slow)を選択してください。

その後でsensitivityを60fpsの場合は2で割った数値、30fpsの場合は4で割った数値にしてください。
(説明の画面だと7.50を2で割って3.75になってます)

これでフレームレートとレスポンスレートのシンクロが最適化されるとのことです。
が、私は正直違いが分かりませんでした(笑)

次に「Smoothing」の設定です。
これも追加された項目です。
Smoothing設定

マウスを動かしてないのに微妙に動くとか、いわゆる「ジッタ」が起こる場合に収まるまで数字を大きくして行くといいようです。
但しこれは補正が掛かるということなので、数字を大きくすればマウスの操作に対してリニアに反応しないということです。
ジッタが起きるなど、必要な場合だけ設定すればいいかと思います。

フレームレートのシンクロやジッタの補正などについては、以下のサイトの中の説明が分かりやすいです。
SteelSeries ExactRate(新)の説明にフレームレートとのシンクロ、SteelSeries ExactAim(新)の説明にジッタの補正がそれぞれ書かれてます。
SteelSeriesの偉い人,Kim Rom氏に聞く新型マウス「Xai」「Kinzu」