「バイク」カテゴリーアーカイブ

SHOEI Z-8に中華のミラーシールド(クリアベース)を取り付け

SHOEI Z-8のシールドをクリアから交換しようと思うも、Z-8にはAraiのようにバイザー式のシールドがラインナップにありません。
(Araiではプロシェードシステムを使ってます)
昼はスモークシールドやスモークベースのミラーシールドで問題ないのですが、夜は非常に見え辛くて危ないので選択肢には上がりません。

SHOEIには夜はクリアで昼間の紫外線でスモークになるフォトクロミックシールドというのがあります。
が、税込み22,000円もします!
しかも現在は在庫が殆どなくて手に入れることも結構難しい状況です。

ということで、どうにかしようと中華のクリアベースのミラーシールドを購入してみました。
クリアベースなので夜でも使用可能ですが、その分昼間はスモークシールドとしての機能はあまりありません。

送料込み1,500円という価格だったので試しに買ってみたところ、10日程度で届いたので早速取り付けてみました。

問題なく取り付けはできましたが、写真の赤丸の部分に拭いても取れない指紋の後みたいなのが3か所ありました。
(下の写真は拡大したものです)

視界から微妙にズレているのでそこまで気にはなりませんが、純正なら検品で落とされるレベルのクオリティですね。
あと、純正のドライレンズ(ピンロックレンズ)は、中華シールドと幅が合わずに取り付けできませんでした。
削れば取り付け可能だとは思いますが、シールドよりも高いドライレンズを削るのは気が引けたので取り付けないことにしました(笑)
冬になるまではドライレンズがなくてもあまり困らないので、寒くなるまでの間にどうするか考えよう。

CB250Rにフェンダーレスキットを取り付け

CB250Rは今時のショートテールのバイクなので純正フェンダーが異常に長いです。
ただ安易にフェンダーレスにするとショートテールのバイクは泥跳ねが凄いことになります。
CBR600RRは雨の日は乗らないので全く問題ないのですが、こいつは通勤にも利用する普段乗り用バイクなので雨の日にも乗ります。
交換するかしないか葛藤した結果、ハリケーンのフェンダーレスキットに交換することにしました。

ハリケーン CB250R/125R フェンダーレスkit HA6657

なぜハリケーンのフェンダーレスキットにしたかというと、他メーカーのものに比べてフェンダーが若干長いからです。
これなら多少は泥跳ねを防いでくれるのではないかという期待から選びました。

フェンダーレスキットには、法的に必要なリフレクターが付属していないのでデイトナのリフレクターキットを別途購入しました。
また、純正フェンダー部に取り付けていたドラレコのカメラの設置場所がなくなってしまうので、ナンバーのボルトで挟み込むタイプのカメラステーも購入しました。

ではさっそく純正フェンダーを取り外していきます。
フェンダー自体は下の写真の赤丸のボルトを反対側含め4本外せば取り外しが可能です。

下の写真の赤丸部分のカプラーを外します。
(手前に写っているハーネスの下にある方のカプラです)

カプラを外せばフェンダーから出ているハーネスを穴から抜くことができるので、フェンダーとバイク本体を完全に切り離すことができます。

フェンダーの表側にはネジなどはないので、裏を向けてネジを外していきます。

下の写真の青丸のネジは純正のLEDライセンスランプを止めているネジで、ハリケーンのフェンダーレスキットでは使用しないので外す必要がありません。
逆に言うと、これ以外のネジは基本的に全部外すことになります。

ネジを外していくと配線が中を通っている棒の部分が出てきます。
これを更に分解しないと配線が取り出せないので分解するのですが、初めてだとこの棒の部分をどうやって分解するのか分かりません。
下の写真のように片側を矢印の方向に引っ張ることで左右を分けて外すことが出来ます。

真ん中からパカッと割れます。

下の部分の赤丸のような爪で止まっているだけです。

これでフェンダーの殆どの部品がバラバラになってきましたので、後は純正を利用するウィンカーを取り外せば、純正側の準備はほぼ終了となります。
ウィンカーは配線の色で左右があるので、オレンジ色の方が左のウィンカーと覚えておけばOKです。

ウィンカーまで取り外せば純正側の作業は終了となります。

フェンダーレスキットに入っている取付説明書に沿って取り付けていきます。

取付説明書に書いてある順番に従わず、フェンダーレスキットを先に仮組したら、ウィンカーが取り付け難いことに気付いて再度バラしました(笑)

取り付けられなくもないのですが、作業はやりにくくなるので先にウィンカーを取り付けましょう。
ウィンカーのボルトはこの時点で本締めしてOKです。

他は一旦ネジを完全に締めずに緩い状態で仮組します。
(全体の位置が決まってから本締めしないと組付けが難しくなります)

取付説明書に従って組付けを行っていたら、ライセンスランプの延長線のコードが取付説明書と実際の車体では違っていることが判明。

昨年のモデルまでは車体と純正のライセンスランプがオスとメスのキボシで接続されていたのかもしれませんが、2023モデルは車両側のハーネスは両方メスで、ライセンスランプは両方オスとなっています。
ハリケーンのライセンスランプも両方オスなので、そのまま車体のハーネスに接続しようかと思いましたが、配線の長さが足りずに直接は無理でした。

なのでハリケーンのフェンダーレスキットに付属の配線のハーネス側のキボシを一旦切って除去して、改めてオスのキボシを2個取り付けました。

あとは車体側に配線を引き込んで車両のハーネスと接続すれば配線は終わりです。
ウィンクカーが正しく動作するか、ライセンスランプが点灯しているかを確認して問題なければ、各部のネジを本締めして取り付け終了となります。

ドライブレコーダーを取り付けているので配線が非常に多いですが、シートを取り付ける前にインシュロックで配線類をまとめて綺麗にしてからシートを取り付けます。

ドライブレコーダーのGPSモジュールとカメラはこの位置に取り付けました。
GPSのモジュールは車のナビのモジュールくらいまで小型化して欲しいところです。

ドライブレコーダーとスマホを接続し、スマホでカメラの映像を見ながらカメラの向きを調整したら、今回のフェンダーレスキットの取り付けは終了です。

ハリケーンのフェンダーレスキットは少しだけ後ろに張り出しているので、この分で上手く泥や水を防いでくれるといいのですが。

純正のフェンダーに比べるとかなりスッキリしました。
流石に純正のフェンダーは長すぎです。

スイングアームからリヤタイヤの後ろ部分にインナーフェンダーみたいなのが伸びていて、石や水などが跳ねるのを防ぐマッドガードというパーツも世の中には存在しています。
そのマッドガードを取り付ければ大幅な泥除け効果があるみたいですが、私はあのマッドガードの見た目が生理的に受け付けないので取り付けは行いません。

私が想定しているCB250Rのカスタムも段々と終了に近付いてきました。

2022/09/02 追記
雨上がりの濡れた路面を走ったので、どうなったかを追記しておきます。

写真を見て分かる通り泥跳ねはします。
背負っていたバッグにも少しですが飛んでました。
約15分程度走ってこの状態なので、長時間走ればもっと飛ぶのは間違いないと思います。
とはいえ、他メーカーの短いフェンダーレスキットよりは相当マシなんじゃないかと思います。

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CB250Rのタンデムステップを黒に塗装

2022年式(2023モデル)CB250Rの黒色(マットガンパウダーブラックメタリック)は、フロントフォークやホイール、シュラウドまで黒で、ブレーキレバーやステップ等の一部のシルバー部分をブラックにして、バイク全体を完全黒化したい衝動に駆られます。

ブレーキレバーは既にACTIVEのブラックのレバーに変更していますし、マフラーもサイレンサーをカーボンタイプにしてできる限りブラックにしています。
(エキパイ部分はステンレスなのでシルバーですが)
ブラックにできないブレーキディスクやフロントフォークのインナーチューブのDLCコーティングなど非現実的なものを除けば、他に黒にできるのはステップとタンデムステップくらいでしょうか。

ステップはバックステップを狙っているところですが、モリワキやBabyFaceのバックステップは5万円以上するので、新車で56万円のバイクに対して投資するのは躊躇してしまいます。

このCB250Rはタンデムステップは取り外さずに残しておこうと思っているので、取り合えずタンデムステップを黒に塗装することにしました!
通常のステップはギアチェンジやブレーキ操作などで擦れてしまうため、塗装だと直ぐに剥がれてくるので、ほぼ使用することがないタンデムステップのみの塗装です。

タンデムステップはヘキサレンチでボルト4本外せば左右取り外せますが、右側はマフラーを固定しているので、固定のボルトを外すために12mmのソケットやメガネレンチが2本必要になります。

タンデムステップを取り外したら更にステップ部分を取り外します。
割りピンでボルトが止まっているだけなので、割りピンをラジオペンチで真っ直ぐに戻して引き抜けばボルトが抜けます。

ボルトを抜いてステップ部分を取り外すと、小さなスプリングやプレート、鉄球があるので、なくさないように取っておきます。
上記のパーツには左右はないので適当に保管しておいても問題ありません。
マフラーを止めている部分のゴムブッシュなども取り外しておきます。

ちなみにステップ部分には、下の写真を見て分かる通り裏部分に「KUD1-RH」と右側はRH、左側はLHと書かれているので、取り付ける時に確認すれば左右のどちらか直ぐに分かります。

塗装する前に綺麗に汚れを落とてパーツクリーナーで脱脂しました。
本来は塗装する前にサンドペーパーなどで表面を下地処理してから塗装した方が、塗装ののりが良くなるのでしょうが面倒臭いのでそのまま塗装します!

今回使用する塗料はGunShopインディの「ブラック パーカー」です。
CB250Rのカラー名にガンパウダーブラックと入っているくらいなので、ガンブラックで塗装すれば良い感じに仕上がるかなと安直な考えです(笑)

塗料が垂れない程度に3回重ね塗りしました。

塗装時と塗装後は針金に吊るして塗料が他の場所に付かないようにして乾燥させます。

完全に乾燥したらスプリングやプレート、鉄球など可動する部分にグリスを塗ってから組み立てて元に戻します。

色はかなりガンブラックな感じですが、塗装自体はあまり強くないようです。
少し当たると簡単に塗装が剥げます。
塗装の強さを考えるとキャロムショットを使った方がよかったかもしれません。
(キャロムショットはエアガンのブローバックの衝撃にも耐えるとうたっている塗料です)

まあ、実銃なんかにも使われているセラコートですら、金属同士が擦れあうと剥がれたりするので、バイクの可動パーツだと塗装ではどうしようもない感じはしなくもないです。

塗装したタンデムステップをCB250Rに取り付ければ作業終了です。

正気なところ、高価なガンブラックの塗料など使わずとも普通のつや消しブラックでもよかったかと思います。

他の部分の黒とタンデムステップが同色になったことで、タンデムステップが殆ど目立たなくなりました。
こうなってくるとステップも黒にしたい気持ちが更に強くなります。

ブラックのバックステップが欲しい…

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CB250Rのマフラーを交換 続き

CB250Rのマフラーを交換の続きです。
バッフルにグラスウールを巻きつけて慣らしのツーリング約250kmに行ったのですが、帰り着く頃には音が大きくなってきました。
どうなっているのか、バッフルを外してみると…

半分近くのグラスウールが吹き飛んでなくなってました。
排圧でグラスウールが飛ぶという話は聞いたことがありましたが、こんなに飛ぶものなんですね。

原因は消音ブロックでメインの排気経路を塞ぎ、新たな排気ルートとなった側面の穴を塞ぐ形でグラスウールを配置したことにあるようです。
排気ルート上に排気を塞ぐ形で置かれたグラスウールは、排圧に耐えられずに簡単に吹き飛ぶらしいです。
排気系路上に排気を妨げる形でグラスウールを置いてはダメというのは、マフラーの世界では常識だったようです。

ということで、排気ルートを妨げる形でグラスウールを配置するのではなく、排気ルートの側面のパンチ穴を通して消音するようにグラスウールを配置します。
更に消音効果を高めるために、グラスウールが消音してくれるバッフルの排気ルートを延長することにしました。

ステンレス製のパンチング板を丸めてバッフルの筒の部分を延長します。

金属用のハサミでステンレス板を切りました。
0.6mm厚のステンレス板だと固いけどなんとか切れましたが、これ以上厚いと金鋸とか使わないと無理ですね。

パンチング板を丸めるのも結構大変です。
丸めること自体は難しくないのですが、バッフルの筒の大きさに合わせて綺麗に丸めようとすると一苦労です。

丸めたらバッフルの筒部分にステンレスワイヤーで結んで繋ぎます。
そして最初に排圧で飛びにくいステンレスウール、その上にグラスウールを巻きます。
※最初に間違ってスチールウールとグラスウールがセットのものを購入しましたが、スチールウールは錆が発生するのでステンレスウールの使用をお勧めします。

筒部分を延長してグラスウールを巻いたバッフルがやっと完成したので、さっそくサイレンサーに取り付けてエンジンオン!

爆音です(笑)

結構苦労したんですが、この自作バッフルでも相当うるさい…
消音ブロックを取り付けたバッフルと大差ないです。

ということで排気音を小さくするために別の手段をとることに。
バッフル自体の加工は諦めてサイレンサーと中間パイプの間に挿入するタイプの「インナーサイレンサー」を使用することにしました。
サイレンサーの径に合わせて51mm(50.8mm)サイズのキャタライザー(触媒)タイプのものを購入しました。
(これは見た目だけで触媒の機能はありません)

キャタライザータイプのインナーサイレンサーをサイレンサーに挿入・・・ できません…
サイレンサーの中間パイプ差込口は50.8mmですが、サイレンサーの内部を見るとその先は38mm~41mm程度まで絞られて細くなっています。
なので、かなり細めのインナーサイレンサーじゃないと差し込めません。

ということでかなり細めのインナーサイレンサーを購入し直しました。

このタイプだと問題なくサイレンサーに挿入できました。
サイレンサーにインナーサイレンサーを挿入してから中間パイプを接続します。

見た目で分かる通り、キャタライザータイプよりも排気の通りが悪いタイプなので、このインナーサイレンサーでかなり排気を絞られ、更にバッフルで排気を絞られることになるので、高回転はフン詰まりになって回らなくなるのではないかと心配になります。

マフラーに付属のバッフルは延長したのを元に戻し、消音ブロックを取り付けた状態でマフラーに装着しました。
(苦労して延長しましたが泣く泣く元に戻しました…)

もうこれでダメなら諦めようかと思いながらエンジンオン!

音量は小さ過ぎず、大き過ぎずでいい感じになりました。
といっても政府認証の88dBのマフラーなんかよりは大きいです。
個人的には丁度いい感じの音量になったと思います。

心配な高回転域を確認するために慣らし中にもかかわらずぶん回してみました。
そもそもノーマルマフラーでレッド付近まで回してないので、ノーマルマフラーとの比較自体はできないのですが、高回転域のトルクや伸びは27馬力のシングルエンジンとしては問題ないレベルだと感じました。
高回転域で排気が詰まって回らないという感じもなかったので、個人的見解としてはインナーサイレンサーを入れた状態でも問題なさそうです。

やっと音量問題も解決しましたが、これだけ色々と手間が掛かるとは思っておらず、ここまで面倒なら他のCB250R専用マフラーを買ってバッフルを外した方がよかったかなと思ったり。
といっても2023モデル(8BK-MC52)に適合しているマフラーは現時点ではまだ発売されていませんが。

あと、チタンで焼き色が付いたサイレンサーよりもカーボンサイレンサーの見た目が好きなんですよね。
カーボンサイレンサーだとアクラポビッチからもCB250R(2BK-MC52)用が出てたりしますが、個人的にはLCIのマフラーの方が見た目が好みです。
CB250Rのマフラー選びは色々と悩ましいです。

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CB250Rにエアバッグ用のワイヤー取り付け

hit-air RS-1 バイク用レースモデルエアバッグシステムの記事にて、CBR600RRでのサーキット走行のためにレース用エアバッグを紹介しました。

サーキット走行のみの使用だともったいないなと思い、CB250Rで遠出する場合などにも使えるようにします。
但しhit-air RS-1は、あくまでもサーキットでの利用を前提とした製品ですので、レーシングスーツを着ていることが大前提となっています。
ですので通常のモデルよりもエアバッグによって守られる範囲が狭いため、レーシングスーツを使用しないにしても、プロテクターの入ったジャケットやパンツなどを着た上から使うようにします。

CB250Rでもエアバッグを使用できるようにするには、車体側にワイヤーを取り付ける必要があります。
ワイヤーをCBR600RRから取り外してCB250Rに取り付けるという面倒なことはしたくないので、ワイヤーのみ購入してCB250Rに取り付けします。

Amazonや楽天などのECサイトでは、現時点では車体側だけではなくその先のワイヤーまでセットになった高いやつしか売っていなかったので、hitairのオンラインショップから直接購入しました。

ここだけであれば税別2,000円で売ってるので、更に別のバイク用と合わせて2個注文したら送料無料となりました。

CB250Rの場合はシングルシートではないので、タンデムシートに穴あけなどは行わずにワイヤーを取り付けます。

車体にワイヤーを結びつける場所は上の写真の場所にしました。
タンデムシートを取り付ける際にワイヤーを挟み込んだりしないよう、覗き込みながらタンデムシートを閉めれば問題なく取り付け可能でした。
ワイヤーはシートとタンデムシートの隙間から出します。

エアバッグを使用しない時は、タンデムシートの中に入れてしまっておくか、タンデムシートのベルト部分に挟んでおけば邪魔になりません。

hitairのエアバッグは海外メーカーのワイヤレス式エアバッグよりお買い得なものの、金額としては決して安くはありません。
車両を複数台お持ちの方は、ワイヤーのみ購入してエアバッグを有効活用してみてはいかがでしょうか。

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’21 CBR600RRのベビーフェイス バックステップを調整 その2

’21 CBR600RRのベビーフェイス バックステップを調整の記事の後にサーキットを走ってきました。
ブーツの先を時々擦るのでステップの位置をもう少し上げることにしました。

取り付けているベビーフェイスのバックステップは「パフォーマンスステップキット」といってレース用のバックステップではないので、レース用のバックステップよりも純正からのアップ量は少な目です。
現在、UP側は3段階のうちの2段階目(20mmUp)なので、更にステップを上げるといってもあと1段階しか上げることはできません。
3段階目まで上げると純正より30mmUpとなります。
上がるのはたったの1cmですが、実際に乗ってみると結構上がったように感じます。

また斜め上に向かって穴が開けてあるので、上げると同時に若干後ろにも行きます。

バックステップのアップ位置の変更自体はすぐに終わりましたが、以前から気になっていたシフトの硬さを解消できないか色々と試してみました。

まずはシフトアームの位置確認です。
サービスマニュアルにはシャフトのポッチがシフトアームの切れ目に来るようにと書かれています。
これは以前もチェックしていた部分なので問題なしです。

足でシフト操作を行うと、まずシフトロッドが横方向に動きます。
それを縦方向の動きに変換するパーツ「シフトリンク」がBabyFaceのバックステップにはあります。
※部品名が分かりませんでしたが、バックステップのパーツリストに「シフトリンク」と書かれてました。
シフトリンクの取り付け方で正シフトから逆シフトに変えることもできるパーツです。

このシフトリンクの位置をクイックシフターに繋がっているロッドの長さを変えて調整してみました。
クイックシフター側のロッドの長さを変えることで無操作時のシフトリンクの回転方向の位置が変化します。
回転方向の位置が変わることでシフトロッドとシフトリンクが繋がっている部分の角度も変わります。
そしてこの角度が変わることでシフトロッドからの力の伝わり方も変わると思うので、パッと見た目で合わせていた状態から少し細かく調整してみました。

今までよりもロッドを少しずつ長くしながら手でシフト操作をしてみます。

少し長くしたら明らかにシフト操作が軽くなりました!
そして更に長くしていくとまたシフト操作が重くなる。

一番軽いと感じた場所が大体上の写真の位置でした。

劇的に軽くなるわけではありませんが、ほんの少しの角度の違いで多少シフトの硬さが変わるので、シフトが硬いと感じる方は一度確認してみるといいかもしれません。