2022年式(2023モデル)CB250Rの黒色(マットガンパウダーブラックメタリック)は、フロントフォークやホイール、シュラウドまで黒で、ブレーキレバーやステップ等の一部のシルバー部分をブラックにして、バイク全体を完全黒化したい衝動に駆られます。
ブレーキレバーは既にACTIVEのブラックのレバーに変更していますし、マフラーもサイレンサーをカーボンタイプにしてできる限りブラックにしています。
(エキパイ部分はステンレスなのでシルバーですが)
ブラックにできないブレーキディスクやフロントフォークのインナーチューブのDLCコーティングなど非現実的なものを除けば、他に黒にできるのはステップとタンデムステップくらいでしょうか。
ステップはバックステップを狙っているところですが、モリワキやBabyFaceのバックステップは5万円以上するので、新車で56万円のバイクに対して投資するのは躊躇してしまいます。
このCB250Rはタンデムステップは取り外さずに残しておこうと思っているので、取り合えずタンデムステップを黒に塗装することにしました!
通常のステップはギアチェンジやブレーキ操作などで擦れてしまうため、塗装だと直ぐに剥がれてくるので、ほぼ使用することがないタンデムステップのみの塗装です。
タンデムステップはヘキサレンチでボルト4本外せば左右取り外せますが、右側はマフラーを固定しているので、固定のボルトを外すために12mmのソケットやメガネレンチが2本必要になります。
タンデムステップを取り外したら更にステップ部分を取り外します。
割りピンでボルトが止まっているだけなので、割りピンをラジオペンチで真っ直ぐに戻して引き抜けばボルトが抜けます。
ボルトを抜いてステップ部分を取り外すと、小さなスプリングやプレート、鉄球があるので、なくさないように取っておきます。
上記のパーツには左右はないので適当に保管しておいても問題ありません。
マフラーを止めている部分のゴムブッシュなども取り外しておきます。
ちなみにステップ部分には、下の写真を見て分かる通り裏部分に「KUD1-RH」と右側はRH、左側はLHと書かれているので、取り付ける時に確認すれば左右のどちらか直ぐに分かります。
塗装する前に綺麗に汚れを落とてパーツクリーナーで脱脂しました。
本来は塗装する前にサンドペーパーなどで表面を下地処理してから塗装した方が、塗装ののりが良くなるのでしょうが面倒臭いのでそのまま塗装します!
今回使用する塗料はGunShopインディの「ブラック パーカー」です。
CB250Rのカラー名にガンパウダーブラックと入っているくらいなので、ガンブラックで塗装すれば良い感じに仕上がるかなと安直な考えです(笑)
塗料が垂れない程度に3回重ね塗りしました。
塗装時と塗装後は針金に吊るして塗料が他の場所に付かないようにして乾燥させます。
完全に乾燥したらスプリングやプレート、鉄球など可動する部分にグリスを塗ってから組み立てて元に戻します。
色はかなりガンブラックな感じですが、塗装自体はあまり強くないようです。
少し当たると簡単に塗装が剥げます。
塗装の強さを考えるとキャロムショットを使った方がよかったかもしれません。
(キャロムショットはエアガンのブローバックの衝撃にも耐えるとうたっている塗料です)
まあ、実銃なんかにも使われているセラコートですら、金属同士が擦れあうと剥がれたりするので、バイクの可動パーツだと塗装ではどうしようもない感じはしなくもないです。
塗装したタンデムステップをCB250Rに取り付ければ作業終了です。
正気なところ、高価なガンブラックの塗料など使わずとも普通のつや消しブラックでもよかったかと思います。
他の部分の黒とタンデムステップが同色になったことで、タンデムステップが殆ど目立たなくなりました。
こうなってくるとステップも黒にしたい気持ちが更に強くなります。
ブラックのバックステップが欲しい…