本格的な冬が到来する前にSV650Xにグリップヒーターを取り付けました。
最初はエンデュランスの製品を考えていましたが、グリップが太くならないようにキジマのGH10という細身のグリップヒーターを購入しました。
まずはクラッチ側の純正グリップを取り外します。
グリップの端にマイナスドライバーを軽く突っ込んで、そこからコンプレッサーのエアーやパーツクリーナーを入れてグリップを抜きます。
固かったらコンプレッサー使おうと思ってましたが、パーツクリーナーで簡単に外れました。
ハンドルにボンドが沢山付いたままになるのでパーツクリーナーを吹き付けてから擦って落としていきます。
綺麗になったらクラッチ側にGH10を取り付けていきます。
配線に両方のグリップが繋がった状態で箱に入っていたので、一旦配線を抜いてグリップ単体にしてから取り付けた方がやり易いと思います。
グリップが動くと嫌なので手元にあったホンダの耐熱ボンドを少し塗ってグリップをはめ込みます。
(ホンダのグリップヒーター取り付けの際の指定ボンドです)
下の写真的には取り付けが終わった状態ですが、クラッチ側のグリップを差し込むのがめちゃくちゃ固くて苦労しました。
とにかく固くて入って行かないです。
押しても引いても回してもとにかく固い。
マニュアルには、固い場合は電源入れてグリップを十分に温めてから取り付けるように書かれています。
十分に温めてから差し込んでみましたが、温めてない状態よりは若干いいものの、それでもやっぱり固い!
グリグリと力任せに押し込んで行ったら、軍手をしているにもかかわらず手の皮がむけ水膨れまでできる始末…
緩い場合用のアルミテープは同梱されていましたが、きつい場合は削る以外に方法はないですね。
ウィンカーのスイッチを操作する際に、グリップヒーターのスイッチが誤って押されない位置に調整してクラッチ側は終了。
正直なところ、この作業だけで全体の労力の8割くらい使った感じです。
アクセル側はスロットルパイプごと交換になるので、無理やり入れるというような作業はありません。
同梱されているスペーサーを入れないとアクセルが横にカタカタ動くので、薄い方のスペーサーを入れると丁度いい感じになります。
左右のグリップを取り付けたら配線です。
サイドのパネルを外してタンクを持ち上げたらシート下まで配線を這わせていきます。
できるだけ純正のハーネスが通っている個所を通してあげるとより安全に配線できると思います。
途中のコントローラーみたいなやつは車両の右側に配置しました。
リレーを買い忘れていたので、一旦電源取り出しハーネスから取りだしているアクセサリー電源に、自作の二股キボシで接続します。
電源取り出しハーネスのアクセサリー電源でもグリップヒーターを最強にしてヒューズが飛ぶことはありませんでしたが、安全を考えて近日中にリレーを使った接続に変更予定です。
ドラレコやアラームなどを取り付けているので、大きいリレーは置いておくスペースがないため小型のリレーを注文しました。
最近のバイクは隙間があまりないバイクが多いですが、もう少し隙間が欲しいですね。
暖かさは5段階で赤がマックス、青がミニマムとなっていて、電源オフ後は前回の状態を記憶しているので、キーオン後に1回スイッチを押すと前回と同じレベルの暖かさでスタートします。
グリップの太さも全く太くならないので、クラッチ側の取り付けが固いの以外はお勧めのグリップヒーターです!
追記
エーモンのコンパクトリレーを使ってグリップヒーター用のリレー配線を引きました。
10Aまで対応しているのでGH10で使用しても問題なしです。
防水ではないのでシート下の濡れない位置に設置して作業終了。
これでヒューズが飛ぶ心配もなくなりました。
2023/11/08 追記
左側のグリップの角度を変えました。
ウィンカー操作時に稀に電源ON/OFFスイッチに触れてしまって電源が入ったためです。
もう少し下げるか、下の写真のように上まで上げるかで悩みましたが、グリップを握っている時の親指の収まりが上の方がよかったので上にしました。
この辺りは個人でどの位置がいいかが変わると思いますので、自身の操作しやすい位置に合わせればいいと思います。
まあ頻繁に電源スイッチを触るわけではないので、エンデュランスのグリップヒーターみたいにスイッチは別体式でいいと感じます。
ただ現在はエンデュランスのグリップヒーターにSV650対応のスリムタイプがないので選択肢から外れましたが。