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レーシンググローブ(バイク用) その2

以前の記事 レーシンググローブ(バイク用) でFiveのグローブを絶賛し、Alpinestarsのグローブ GP Plus R V2を固い・指先の感覚が鈍いと低めの評価としました。
しかしAlpinestarsにはもっと上の最上位グレードのグローブが存在します。

SUPERTECHやGP TECH v2がAplinestarsの最高峰です。
SUPERTECHは発売が2016年とちょっと古く、一応販売はされているようですが主流は2021年発売のGP TECH v2となっているようです。

ということでGP TECH v2がどんなものなのか?FIVEのグローブを超えることができるのか?を試すために購入してみました。
(レーシングスーツ、エアバッグ、ブーツと全てAlpinestarsなのでグローブまで揃えてみようという浅い考えもあります)

Alpinestars GP TECH v2 GLOVE

流石にFIVEの最高峰RFX1の1.5倍くらいのお値段だけあって、グローブなのにしっかりした箱に入っています!

カンガルー皮やアラミド繊維も使用されていて最高峰!とい感じです。
ただ手の甲部分にはポリエステルが使用されていて革ではありません。

表面に取り付けられたプロテクターが守ってくれるから柔軟性を重視したということでしょうか。

地面と接する可能性が高い部分には、プラのプロテクターやアラミド繊維がしっかり使用されています。

GP TECH v2を実際に手に装着してみると、GP Plus R V2とは明らかに違うのが一瞬で分かります。
装着感はFIVEのRFX1と同じような感触です。

革が若干薄めで着けてる感が一番少ないFIVEのRFX3には流石にかないませんが、プロテクト性能を考慮すればやはり最高峰と呼ぶにふさわしい装着感だと思います。
SUPERTECHも手にはめてみたことがあるのですが、RFX1やGP TECH v2より若干固い感じでした。

左からFIVEのRFX3、RFX1、AplinestarsのGP TECH v2、GP Plus R V2です。

RFX3は装着感が一番優れていますが、プロテクト性能を考えると速度低めの公道向きでしょうか。
RFX1は装着感もいい上に価格も3万円を切ってますので、やはり一番お勧めになります。
GP TECH v2は装着感はいいのですが結構お高いので、全身Alpinestarsで揃えたい方やお金のことはあまり気にしない人向けでしょうか(笑)
GP Plus R V2は固いし安くもないしで正直お勧めしません。

ダイネーゼやクシタニのグローブにも評判がいいものがあるので、その内機会があれば試してみたいとは思っています。
結構お高いのでそう簡単には試せませんが。

ブリヂストン RCGレーシングエアゲージ

タイヤの空気圧を測るエアゲージを追加購入しました。

エーモンやエトスデザインなど3つエアゲージを所持していますが、より正確な空気圧を測るためにレーシングエアゲージとして有名なブリヂストンのRCGシリーズのものを購入しました。

BRIDGESTONE(ブリヂストン) RCGレーシングエアゲージ RCG-20

RCGレーシングエアゲージにはRCG-10とRCG-20があり、RCG-10は丸型チャック、RCG-20はストレートチャックとなっています。

丸形チャックは一般的なバイクのように角度が付いてないと空気入れの口を上手く当てれないようなホイールに使用します。
一方でストレートチャックは車のホイールのように、空気入れの口が真っ直ぐの方が入れやすいホイールに使用します。

今まで使っていたエアゲージは丸形が2個とストレートチャックが1個となっています。
ちなみにバイク用でもエアバルブが金属製でL型になっているものは、ストレートチャックの方が圧倒的に空気を入れやすいので、バイクでL型エアバルブを使用している場合はストレートチャックを購入します。

RCGレーシングエアゲージは非常に高精度ではありますが、衝撃を加えると狂うこともあるそうなのでケースも購入しました。
RCGレーシングエアゲージ専用のケースもブリヂストンから販売されているのですが、専用品は少々お高いので安いSK11のケースを購入しました。

ケース内のクッションは、自分でスポンジを抜いて形を作るタイプになっています。

少々大げさな感じは否めませんが、このエアゲージは少々お高いので移動中に余計な衝撃を受けないための安全策です。
実際にサーキットで使用する際には毎回いちいちケースにしまうようなことはしないので、あくまでも移動時の保護用と考えています。

CWR-F2R ティアオフフィルム

SHOEIのX-Fifteenが採用しているシールド「CWR-F2R」はティアオフフィルム(捨てシールド)が取り付けできるようになっています。
X-8などのシールドは「CWR-F2」で最後にRが付いていません。

シールド交換をしようとティアオフフィルム対応の「CWR-F2R」を見てみると、クリア、メロースモーク、スモーク、ダークスモークがありました。
スモークを買おうとネットを検索するが売ってない。
NAPSと2りんかんに行っても売ってない(NAPSにはメロースモークがありました)
そもそもティアオフフィルムすら売ってない。

シールド自体は「CWR-F2」タイプがX-15にも問題なく取り付け可能。
違いはティアオフフィルムが付けれるかどうかです。

色々と調べてみるとティアオフフィルムを取り付けるためのCWR-F2R ティアオフボタンというパーツが販売されていることが分かりました。
ここまで分かれば話は早い。
普通の「CWR-F2」シールドとCWR-F2R ティアオフボタンを買えばいいわけです。

ということで「CWR-F2」のスモークシールドとCWR-F2R ティアオフボタン、CWR-F2R ティアオフフィルムを購入することに。
ボタンとフィルムが届くまでは普通にスモークシールドとして使ってようと思い、ボタンとフィルムだけNAPSで注文しました。

すると注文してから数日で入荷したとの連絡が!(CWR-F2Rのスモークは入荷未定と言ってました)

CWR-F2R ティアオフフィルムは5枚入りなので2セット(計10枚)購入しました。
ちなみに上の写真に写っているシールドはフォトクロミックシールドで、このシールドにも問題なくティアオフボタンとティアオフフィルムを装着できました。
ミラーシールドにティアオフフィルムを付けたい方なんかは、この方法で実現できるかと思います。

捨てシールドといっても5枚で1,320円しますし、そんなにポンポン捨てるわけにはいきませんが、サーキットの高速走行で大きめの虫が激突すると結構クリーミーな何かがべっとりと付いて、走ってる間に乾燥してカピカピになります。
そんな時は一生懸命拭き取らずにサッと捨てたい、それだけのために付けたようなものです。
(レース中でもないので走行中に捨てる予定もありません)

NAPSでティアオフボタンとティアオフフィルムを受け取った後、店内を物色していたらこいつを見つけました!
SHOEI ヘルメットバッグ3

ヘルメットバッグ3は既に廃番になっていて注文しても入ってこない製品です。
廃番ということはヘルメットバッグ4が近々出るのかもしれませんが、もしかしたら暫く後継のものはでないかもしれません。
こういうのは買える時に買っておかないと後悔するパターンだと思い即購入。
ヘルメットを持ち運ぶのって意外と気を使うので、こういう製品があると助かりますね。

SHOEI X-Fifteen ESCALATE

今メインで使用しているヘルメットが2つあります。

一つはARAIでRX-7X
これは主にCBR600RRに乗る時に使っています。
もう一つはSHOEIのZ-8
こちらは普段乗り用に使用しています。

ツーリングすることも考え、RX-7Xのサイズをゆったり目で買っていたのですが、これが仇となってサーキット走行では風圧でヘルメットが口元まで近付いてきます。
サーキット用は基本的にきつめがいいと言いますが、それだとツーリングなどの長時間の場合にきついのです。

このジレンマを解消すべくヘルメットを追加で購入しました。

SHOEI X-Fifteen ESCALATE

単色モデルは少し前に発売されていたのですが、今回新たにグラフィックモデルが発売されたので予約して購入しました。

予約の最初の生産分に割り当たるか分からないと言われてましたが、無事に初回生産分に割り当って発売後すぐに手に入れることが出来ました。

ツーリング用はRX-7Xをそのまま使い続けますが、こちらはサーキットは短距離用として使用することになります。
なのでインカムも装着せずにこのまま使用します。

そして今回初めてフィッチングサービスというのを受けてみました。
3,300円掛かりますが、頭の形に合わせてスポンジ部分を削ったり、チークパッドの厚みを変えたり、足りない部分にはパッドを追加したりしてくれます。

まず頭のサイズを計ってもらったところ、頭の真ん中から上あたりはMサイズでいいとのこと、頬から下のあたりはLでもいいくらいのサイズだそうです。
このように上下でや前後で頭のサイズが違う場合は、小さめのサイズをベースに削ったり薄めのチークパッドに交換したりして合わせていく方法と、大きめのサイズをベースに隙間ができる部分にパッドなどを足していく方法があるそうです。
今回は大きめのLサイズをベースにしてパッドを入れて行って調整してもらいました。

正直、今までフィッティングサービスなどを受けなくても困ったことはありませんでしたが、実際にフィッティングサービスを受けてみると、これは絶対にやった方がいいと思いました。
以前はこの作業を無料でやってくれていたようですが、今は有料となっています。
まあ、これほど手間を掛けてくれるわけで3,300円は決して高くないサービス料だと感じます。

但しX-15の本体はやっぱり高いです…

バイクのタイヤのアマリング

バイクを扱っているユーチューバーの動画なんかにも時々出てくる「アマリング」について。
アマリングとは「余った」と「リング」を繋げた造語らしく、要は「タイヤを端まで使えてないよね」ということを表す言葉です。

で、普通に公道を走ってるとタイヤは端まで使いません。
私も若い頃は「タイヤの真ん中は沢山残ってるのにタイヤの端がなくなったからタイヤ交換しなくちゃ」などとアマリングとは縁のない走りをしてました。
ただ普通に公道を走ってればタイヤの端はまず使いません。

ちなみに下の写真は去年から再びサーキットに通い始めたCBRのタイヤの写真です。
(サーキットと街乗り兼用車両です)

サーキットを走ってる中では最下層の私ですら余裕で端まで使えます。
正直なところサーキットに通うようになれば殆どの人は端まで使えるようになります。
そう、端まで使えることと速く走ることができる才能を持っているかは全く関係ありません。
(タイヤの溶け方で上手い下手の判断はある程度つくとは思いますが)

そして下の写真は、慣らし時にツーリングに行って、それ以降は通勤やチョイ乗りに使っているCB250Rのタイヤです。

超絶アマリングです。
まあ何が言いたいかというと、同じ人が乗っても乗り方やシチュエーションでこれだけタイヤを使う部分は変わってくるということです。

アマリングを見て「タイヤの端っこまで使ってないからもったいない」なんていう人には、「へ~、凄いですね~、どこのサーキットを何秒で走られてるんですか?」って聞けば大抵答えられない、そんな人ばかりです。
もったいないのは、今まさに「端まで使えなくてもったいない」と言い放つあなたと話しているその時間です。

バイク用メンテナンススタンド

バイクのメンテナンス時に使用するメンテナンススタンドですが、今までデイトナのものをフロント、リア共に使用していました。
メンテナンススタンドと言えばJトリップ(J-TRIP)というくらい有名なメーカーですが、デイトナのものはJ-TRIPの半額程度で購入できたのでデイトナのものを購入したという経緯です。

サーキットに行くと殆どの人がJ-TRIPのスタンドを使用しているのを目にします。
多くの人は信頼性で選ばれているのだと思います。

リア用のスタンドはショートとロングの2種類があります。
これは以前から知っていたのですが、フロント用が3種類もあるのは知りませんでした。

フロント用といえばステムの穴に下から差し込んで持ち上げるタイプと、キャリパーステーを下から持ち上げるタイプだと思ってました。
デイトナのものは前者ですが、とにかく大きくてなにかと邪魔なんです。
後者のものは受け部分が別売りなのでトータルだとちょっと高いな~という印象でした。

そしてサーキットで見たフロントスタンドはそのどちらでもなく、フォークアップスタンドというフロントフォークの下の穴に差し込んで持ち上げるタイプでした。
CBR600RRでも使用可能なのでフォークアップスタンドを購入することに決めました!

信頼のJ-TRIP製メンテナンススタンド

リア用のショートローラースタンドとフロント用のフォークアップスタンドを重ねてみると、いかにフォークアップスタンドが小さいかが分かるかと思います。
ショートローラースタンドはデイトナのものと比べてもほんの少し小さいくらいですが、フォークアップスタンドは明らかに小さくて軽いです。
(もちろんデイトナだけでなく、J-TRIPの普通のフロントスタンドも同様にフォークアップスタンドよりも大きくて重いです)

荷室が狭い軽バンだとこの大きさの違いは凄く大きいです。

フロントフォークを下から持ち上げる構造なので、当然ながらフロントフォークを取り外す作業には使用できません。
タイヤ交換やタイヤウォーマーを巻くためのようにタイヤホイールを浮かすためであれば、フォークアップスタンドで全く問題ありません。

必要最低限の幅しかなく非常にコンパクトです。
リアスタンドでバイクを立てている状態なら、フロントアップも安定して行うことが出来ます。

リアスタンドは買う予定はなかったのですが、家用とサーキット用で分けてた方が何かと面倒が少ないかと思ってセットで買いました。
自宅で使うのは今まで通りフロント、リア共にデイトナのスタンドで、J-TRIPのスタンドはサーキット用ということになります。
(車に積みっぱなし)

フロント、リア共に一人で簡単にスタンドアップできます。

タイヤもピレリのDIABLO SuperCorsa SCを注文してきて4月に履き替えるので、そこからはタイヤウォーマー必須になるためJ-TRIPのメンテナンススタンドも活躍してくれることでしょう。

ちなみにスーパーコルサにはSPとSCがあって、SPは一般公道での使用も考えられているタイヤでリッターSSなどの標準タイヤとして装着されていたりします。
SCは基本的に公道のことは考えられておらず、走る前にタイヤウォーマーで温め必須ですしタイヤのライフも非常に短いです。
(推奨はされませんが一般公道での使用も可能です)

あと、単純にSC0がソフト、SC1がミディアム、SC2がハードというコンパウンドの違いだと思っていたのですが、Webikeに載っているSC V3のFAQを見るとフロントとリアで意味が全然違うようです。
これを見てフロントをSC1、リアをSC2で注文しました。

以下、WebikeのFAQページから転載

【Q.】SC1、2、0 のフロント、リアのチャートの見方、コンパウンド別の特長と選び方
→A.選び方はとっても簡単です。まずフロントリアでは考え方が違います。 (他社のソフト、ミディアム、ハードの考え方とは全く異なります)
・フロントは 2 種類です。フロントに関しては気温による温度選択はありません。暑くても寒くても大丈夫です。そして、耐久性においてはどちらもさほど変わりません。 選び方はライダーの乗り方によるフィーリングの好みです。
SC1 はコーナリング時のトラクションを重視する方向け。
コーナリング時の安心感が高く、スロットルをあける準備をする余裕が生まれます。
SC2 はブレーキング時の剛性感を重視する方向け。
コーナーの突っ込み勝負でタイヤが負けてしまうことを防ぎます。
・リアに関してはグリップと耐久性の相関関係によります。
SC0 は気温の高い環境下での圧倒的グリップを求める方用です。
グリップは高いのですが、耐久性はあまり高くありません。
SC1 は気温が高くても低くても万能に対応できるタイヤです。SC0 に比べると低温時や荒れた路面に強く耐久性もよいです。グリップ力では SC0 に比べると絶対グリップは高くありません。
SC2は低温時用です。低温時のアスファルトは固く、荒れた路面になりがちです。そのためコンパウンドを物理的に硬質化することで、グリップしながら耐久性を確保しています。路面温度が高いときの使用頻度は高くありません。

PIRELLIの英文のページを見ると若干ニュアンスが違いますが大筋は同じことが書いてありました。
SC3コンパウンドも出てきてるのでWebikenに掲載されている翻訳されたものより新しいのだと思います。
参考:HOW TO CHOOSE THE RIGHT DIABLO SUPERCORSA SC COMPOUND 01/09/2022