SS(スーパースポーツ)と言われるCBR250RRやCBR600RR、最高峰のCBR1000RR-Rであっても市販車とレース車両には大きな違いがあります。
マフラーやECUはもちろんですが、それ以外でもサーキット走行の安全性に関わる部分にも違いがあります。
ガソリンキャッチタンクやオイルキャッチタンク、各部のワイヤリングなど路面に転倒に繋がる油脂類を落とさないように配慮されています。
そんなパーツの一つがアンダートレイです。
SSであっても市販車のアンダーカウルの下はがら空きです。
放熱的には有利だと思いますが、エンジンからにじみ出たオイルやガソリンタンクからこぼれ出たガソリンは、そのまま地面にばら撒かれます。
アンダートレイは完全にカウルの下側を塞ぐことで少々の油脂類やパーツならアンダートレイ内に留めて路面にばら撒かれることはありません。
一般的なレースカウルはサイドスタンドを取り外すことを前提に作られていますが、サイドスタンドが使えるアンダートレイも一部売られています。
今回はサイドスタンドが使えるマジカルレーシングのアンダーカウルトレイ タイプを購入しました。
FRP製とカーボン製がありますが、価格の安いFRP製の黒ゲル塗装を選択しました。
めちゃめちゃ大きい箱で届きました(笑)
中身はアンダートレイだけなので見た目に反して凄く軽く、運送会社の配達員に「めちゃめちゃ軽いです(笑)」と言われるくらいです。
中には緩衝材も沢山入っており傷を付けない配慮は素晴らしいものがありますが、レース用パーツはもう少し適当梱包でも構わないです。
一般ユーザー購入のカーボン製品とかだと価格も高いですし小さな傷も許さない感じはあるんだと思いますが、レース用パーツは小さな傷を気にする人は多くないと思います。
最近はゴミを捨てるのにもお金掛かるので…
サイドスタンド側にはサイドスタンド用の穴が開けてあります。
レーシングカウルは基本的にこの穴が開いてないのでサイドスタンドは使えません。
マジカルレーシングの製品にはマニュアルが入ってるので、マニュアルに従って取り付ければ特に問題はないと思います。
マジカルレーシングの製品は作りの精度も高く、取り付けの際に割れたり歪んだりということもなく無加工で取り付け可能な製品が殆どだと思います。
ただ、私のCBR250RRはサブラジエーターを取り付けているため、アンダートレーの前面部分を取り付けるためのナットを裏に手を入れて抑えることができません。
そもそもサブラジエータを取り付ける際にインナーパネルは干渉する部分を切り取っているので、今回も躊躇なく手が入るまで切り取りました。
これで裏からナットを押さえることができるようになり無事に取り付け可能に。
通常の車両であればこの加工は全く必要ありません。
各部ピッタリで非常に精度が高く流石マジカルレーシングというところでしょうか。
左右に貼れといわんばかりにステッカー(大)が2枚入っていたので左右に貼ってみましたが、貼る位置が微妙になってしまったのと見た目もいまいちなのでHONDAのステッカーを注文しておいたので貼り直す予定です(笑)
サイドスタンドの上げ下ろしも全く問題なしです。
下の画像は上からサイドスタンドの部分を見たところ。
これだけ出っ張ってるとフルバンクした時に擦ってしまうので、サーキットを走行する際は結局サイドスタンドを取り外すことになるのですが、普段はサイドスタンドがないと不便すぎます。
車両のカウルはマットブラックでアンダートレーは黒ゲルなので塗装の違いは分かるものの、そもそもそんなに目立つ場所ではないので問題ないでしょう。
私の車両のようにオンボロ外装ではなくピカピカの車両に取り付ける方は、塗装を前提にした方がいいとは思います。
2024/06/13 追記
マジカルレーシングのステッカーがあまり似合ってなかったのでHONDAのステッカーを貼ってみました。
ただこのステッカー、文字だけ貼れる文字抜きタイプではなく透明な部分も一緒に貼る安物だったので貼りなおす予定。
激安ではなかったので文字抜きタイプだと思ってましたがはずれを引いたようです。
CBR600RRのアンダーカウル用純正ステッカーを注文しました。
純正だと間違いないので最初から純正を注文しておけばよかった。
下の画像は安物のステッカーのものになります。