MVNOである楽天モバイルにスーパーホーダイというプランがあります。
(ローラがCMしていたので知ってる方も多いと思います)
月額2,980円で10分間の電話かけ放題+2Gのデータ通信というプランです。
3年契約だと2年間1,480円に割引になります。
(3年目からは2,980円に戻ります)
私は楽天のダイアモンド会員なので1回線目のみ1年間更に500円引きとなり、1年目は980円という低価格での利用が可能です。
また楽天ブラックカードを所持しているので、楽天モバイル利用料に対するポイントが1年間20倍になります!
他に楽天モバイルを2回線契約しているので、意外とこのポイント20倍も馬鹿になりません。
(楽天の囲い込みにハマり過ぎですね…)
スーパーホーダイの凄いところは、データ通信を使い切っても低速が一部の時間帯を除き1Mbps出るところです。
普通は容量を使い切って低速になると200kbpsまで速度が低下、酷いところは128kbpsまで低下し、ブラウジングすら困難な状況になります。
1Mbps出ていればブラウジングはもちろん、低画質な動画ならなんとか見れる速度です。
ということでnasneで録画した番組をスーパーホーダイ低速利用のiPhoneで視聴することができるのか試してみました。
まずはtorne(トルネ)™ mobileを使ってみました。
トルネmobileはインストールこそ無料ですが視聴するには600円のアプリ内課金が必要です。
見た目や機能はPS版やVita版のtorneとほぼ同様で1.2~2倍速まで音声を再生しながら見れるので非常に便利です。
シーンサーチやニコニコ実況連携なんかもできちゃいます。
WIFIでの接続時やモバイルの高速通信では全く問題なく使用でき、iPhoneではこのアプリが一番nasneを活用できると思います。
キャリアの大容量プランで契約している人には、間違いなくトルネmobileをお勧めします。
しかし問題はスーパーホーダイ低速です。
画質を「速度優先」にしても直ぐに途切れて視聴はほぼ無理でした。
残念…
そこで次に試したのはソニーのVideo & TV SideViewです。
こちらもインストール自体は無料ですが、モバイル視聴するためには600円のアプリ内課金が必要です。
ちなみに録画予約機能はトルネmobile同様に課金しなくても使用可能です。
早速課金してVideo & TV SideViewにてnasneの録画番組をスーパーホーダイ低速で再生してみました。
トルネmobileほどではないものの、それなりに頻繁に途切れてしまうため、視聴は不可能ではないが困難と言わざるを得ません。
再生は480pで行われており、もう少し画質が落とせれば実用範囲になりそうではありますが、現状では無理でした。
ソニーには「更なる低画質での視聴を可能にして欲しい」と要望のメールを送っておきました。
というわけで楽天モバイルのスーパーホーダイ低速ではnasneの録画視聴は困難であるという結論となりました。
残念です。
ここからは番外編です。
トルネmobileではPS版トルネで可能なソニー製レコーダーを操作する「レコ×トルネ」の機能追加に対応していません。
一方、Video & TV SideViewはnasne専用ではなくソニー製品なので、特に課金も必要なくソニー製レコーダーとの連携が可能です。
再生のためのモバイル視聴課金600円は当然必要です。
(1回の課金でnasneとレコーダーの両方がモバイル視聴可能となります)
私の環境はnasne2台とソニー製レコーダーBDZ-EW520の計3台体制なので、折角Video & TV SideViewに課金もしたことですし、レコーダーの録画番組をVideo & TV SideViewでモバイル視聴できないか試してみました。
BDZ-EW520で録画した番組を再生すると画質を360p、180pの二つから選ぶことができます。
(画質の設定によってはレコーダーで録画したものは720pも選べるようですが、モバイル視聴が前提なので試していません)
スーパーホーダイ低速での360pだと時々途切れますが、視聴できなくはないくらいの途切れです。
これなら可能と言ってもいいかもしれません。
(通信が不安定になると途切れも酷くなります)
そして選択できる画質としては最低の180pですが、これならスーパーホーダイ低速でも全く問題なく視聴可能でした。
30分ほど再生して1回途切れただけでした。
180pなので画質はそれなりに悪いですが、小さな文字を読まなければならないような番組でなければ問題ないです。
今まではnasneがメインでレコーダーではあまり録画していませんでしたが、これからはモバイル視聴のためにレコーダーでの録画が増えそうです。
今回の結果ではnasneの方は残念な結果に終わりましたが、今後180p程度の低画質視聴に対応してくれることを期待しています。