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QNAP TS-673に10Gのネットワークカードを追加

QNAP TS-673の互換性一覧ページでネットワークカードの互換性を調べたところ、Synology DS1618+で使用しているMellanox ConnectX®-3 Pro(MCX312B-XCCT)も使用可能でした。
但し、QNAP TS-673のPCIeスロットのブラケットはフルハイトなので、ロープロファイルのブラケットからの交換が必要でした。

取り付けもカバーを外すだけではなく、電源まで外さないと取り付けられないという設計の悪さ。
まあ何度も付け外しするものでもないので、面倒なのは最初だけではありますが、もう少し何とかならなかったのかとは思いました。
※分解などが記載されているマニュアルは以下のURLでダウンロード可能です。
TS-x73 ユーザー ガイド

Synology DS1618+に10Gのネットワークカードを追加

NASをSynologyのDS1618+へ変更しましたが、宅内LANも同時に10Gへと変更したため、DS1618+にも10GのNIC(ネットワークインタフェース)を取り付けることにしました。
取付方法はSynology公式のドキュメントに詳しく載っていますので、そちらを参考に作業を行えば、初心者でも簡単に取り付けできるかと思います。
ハードウェア設置ガイド

10ギガビットのネットワークと言っても選択肢がいくつかありまして、一般的に1ギガ環境で使用されている1000BASE-T規格(RJ45形状のコネクタ)の延長線上の10GBASE-T、商業用のサーバーやデータセンターなどで主に使われている光ケーブル・DACを使用した10GBASE規格のものなどです。
使うケーブルの種類やケーブルの長さによって規格がかなりの種類ありますが、一般的な家庭で容易に導入可能なのは10GBASE-TSFP+ Direct Attachというものになります。

更に言えば10GBASE-Tであれば家電量販店などでもCAT6・CAT6A・CAT7など10G対応のケーブルが売られており最も導入が楽だと思います。

私も最初は宅内に引いてある既存のLAN配線がCAT6のケーブルだったため、導入が容易なことからDS1618+にIntelのX550-T2というNICを取り付けました。
(CAT6のケーブルでも37mまでは10Gでの通信が可能)

同時にネットワークスイッチ(ハブ)も10ギガビット対応のものに変えたのですが、メインで使用するスイッチをNETGEARのXSM4316S-100AJSに変更したところ、結構な消費電力になっていることにUPSのLOADの数値を見て改めて気付きました。
(スペック上の数値は見てましたが、実際の消費電力を見るとまた違った意味で再認識します)
スイッチ類も結構熱くなりますし、UPSの容量も必要最低限にしていたのもあり、出来るだけ消費電力を下げたいと思うようになりました。

そこで目を付けたのがSFP+ Direct Attachです。
10GBASE-Tの消費電力の1/3~1/5程度という低さです。
(10GBASE-Tもチップが更に進化すれば下がってくるとは思いますが、現在では結構な消費電力です)
宅内LANの部屋間は既に引いてあるCAT6のケーブルを使用するため10GBASE-Tを使用しますが、NASとスイッチ間はSFP+に変更することにしました。
NETGEARのXSM4316S-100AJS10GBASE-Tを8ポート、SFP+を8ポート持っているのでポート数も全く問題なしです。

NICを購入すべくSynologyのDS1618+の互換リストを調べてみました。
Synologyが保証しているのはINTELであればX520-DA2, X540-T2, X550-T2, X710-DA2, X710-DA4、Mellanox(メラノックス)であればConnectX-3 Pro EN MCX312B-XCCT, ConnectX-4 Lx EN MCX4121A-XCATの2つのみとなります。
最初はIntelのX710-DA2を検討しましたが、偽物が多いことや価格が高いことでMellanoxのConnectX-3 Pro EN MCX312B-XCCTを導入することにしました。

海外からの輸入で正規品の新品でも17,000円くらいで購入可能です。


(シリアルナンバーなど削除したり、画像を一部加工しています)

DS1618+への取り付けは最初に貼ったリンクを見て頂ければと思います。

X550-T2(恐らくコピー品)との比較です。
上がX550-T2です。

基板だけ見ても消費電力の違いは分かりませんが、実際に使用すると消費電力の違いが分かります。
DS1618+XSM4316S-100AJSをUPSに接続して消費電力を確認すると、X550-T2をLANケーブル1本で接続するのと、ConnectX-3 Pro EN MCX312B-XCCTをLANケーブル2本でLAG(リンクアグリゲーション)で使用するのでは、後者の方が消費電力が低いのです…
但しDAC(DirectAttachケーブル)の最大長は5m程度あり、距離が長い場合は光ケーブルを導入することになりますので、消費電力は若干増えてしまいます。
それでも現状では光ケーブル利用の方が10GBASE-T利用よりも消費電力が低いのです。

10GBASE-Tの方がケーブルに馴染みもあり導入しやすいですが、10ギガビット対応のハブはSFP+対応のものも結構ありますので、SFP+導入の敷居は決して高くありません。
(DACのベンダーロックなど知識がないとハマったりと決して低くもありませんが…)

これから10ギガ環境の導入を検討されている方は、SFP+の導入を検討されることをお勧めします。
(将来的に10GBASE-Tチップの消費電力が減れば10GBASE-Tがお勧めになるとは思います)