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’21 CBR600RRのエンジンカバー(2次カバー)をGBRacing製の本物に交換 その3

’21 CBR600RRのエンジンカバー(2次カバー)をGBRacing製の本物に交換 その2の続きです。

GBRacing製オルタネーターカバーのネジ部分の長さが足りなかった件について調査しました。
再びオーストリアから取り寄せるには時間が掛かりすぎるので、アマゾンでオルタネーターカバーをもう1つ購入してみました。

上の写真がオーストリアから取り寄せたボルト部分の長さが足りなかった製品です。
下の写真はアマゾンで追加購入した製品です。

違いが分かりますでしょうか?
重さも違いますが、内容物の型番が違います。
上のものは「SP-CBR600-2008-1-K」で下のものは「SP-CBR600-2008-1」となっており末尾にKが付いていません。
パッケージ全体の製品番号も「EC-CBR600-2008-1-K-GBR」のようにKありとKなしの型番が存在します。

KありとKなしの違いを調べてみると
Kありはレースベース車専用であることが分かりました。
レースベース車と市販車では発電量が違うからなのか、オルタネーターカバーの厚みが違うようです。
良く調べずに購入した結果なので自業自得ではあるのですが、もう少し分かりやすく記載して欲しかったところです。
(アマゾンのものは「競技者専用」と書かれているみたいですが、オーストリアのECサイトの表示ではなかなか気付けないと思います)

下の写真は左がレースベース車用、右が市販車用です。

明らかにボルト部分の長さが違います。

レースベース車用を取り外して市販車用に付け替えたらサイズピッタリです。

少しでも安くしようとオーストリアから購入したものの、結果的に無駄な出費となってしまいした。
まあ最終的には疑問も解消出来ましたし、誰かが同じ失敗をしないように記事にしてみました。

これで無事にGB Racingのエンジンカバーの取り付け完了です!

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’21 CBR600RRのエンジンカバー(2次カバー)をGBRacing製の本物に交換 その2

’21 CBR600RRのエンジンカバー(2次カバー)をGBRacing製の本物に交換 その1の続きです。

まずはBabyFace製のエンジンスライダーと中華製の偽物エンジンカバーを取り外します。

少しずつ工具をKTCのneprosに変えていこうとnepros「iPゴールドシリーズ」のラチェットハンドルを購入しました。
使うのをためらうほど美しい作りです。
標準ソケットやヘキサゴンソケットもneprosで揃えてみました。

トルクレンチはtoneのものを2本追加で購入しました。
トルクレンチは掛けるトルクに合わせて3種類を使分けていますが、今まで低トルクはデジタル式のトルクレンチを使ってました。
個人的にデジタル式はあまり好みではないので、今回機械式のプレセット型を買い増ししました。
中トルク用は安いトルクレンチを使用していたので、他の工具の更新に合わせる形で中トルク用もtoneのプレセット型に買い替えました。

エンジンカバー周りのボルトはディープソケットがあった方が断然楽ですので、持ってない場合は8mmのディープソケットの購入をお勧めします。
(ディープソケットは何かと便利ですので、主要なサイズは一通り持っておくといいですね)

取り外したら本物のGBRacing製エンジンカバーを取り付けます。
締め付けトルク10N・mでボルトに液状ガスケットを少量塗ってから締め付けます。

反対側も同じ要領で…

と、ここで問題発生!

オルタネーターカバーのボルトを通す部分の長さが足りません。

下の写真は中華製の偽物(右側)と今回購入したGBRacingの本物(左側)の比較写真です。
ボルトが通る部分の長さが違います。

足りない分はカラーを通せばいいかとネジ箱を漁ったらカラーがありました。

が、4本分なかったのでナットとワッシャーをカラー代わりにして取りあえず取り付けてみました。

丁度いい感じに高さが合ってボルトを締めこむことが可能となりました。

一応取り付け自体はできたのですが、何となく納得できないので、なぜこうなったのかを調べてみました。
’21 CBR600RRのエンジンカバー(2次カバー)をGBRacing製の本物に交換 その3へ続く

エンジンスライダーを取り外したので出っ張りがなくなりスッキリしました。

ちなみに「エンジンスライダーを公道で使用すると、段差などの衝撃でバイクへのダメージがより大きくなる場合がある」と言われていますが、某YSPバイク屋YouTuberの話では、今まで結構な数の事故車両を見てきた結果から言うと、確実に被害は少なくなるそうです。
シートベルトなどと同じですね。
より被害が大きくなるレアケースは存在するものの、全般的にはあった方が良い装備で間違いなさそうです。
私は見た目を重視して取り外しましたが。

’21 CBR600RRのエンジンカバー(2次カバー)をGBRacing製の本物に交換 その3へ続く

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’21 CBR600RRのエンジンカバー(2次カバー)をGBRacing製の本物に交換 その1

以前の記事’21 CBR600RRにGBRacingエンジンカバー(2次カバー)を装着で中華製の偽物エンジンカバーを取り付けましたが、本物のGBRacing製に交換しました。

国内で購入するよりも安いのでオーストリアから取り寄せました。
届くまで約1か月半で購入価格と別に関税も取られました…

本物は重さのチェックなどもされています。

質感は並べて見比べないと分からないですが、並べると質感が違うのが分かります。

裏側に刻印もあります。

表面に擦ったような跡があったりしてクオリティは国内品のようにはよくありません。
(日本は世界と比べると顧客要求度が高すぎるらしいですが)

なんか微妙に重さが違ったりもします。

下の画像は左が側がコピー品で、右側がGBRacingの本物になります。
(コピー品はエンジンスライダーと干渉する部分を切り落として使ってたので、その部分がありません)

下の写真はコピー品

下の写真は本物

表面は普通にバイクに取り付けられていれば偽物と分からないかもしれません。
ただ手にもって力を入れると偽物はただのABS樹脂のようでかなりしなります。
逆に本物はエンジニアプラスチック(ナイロン製)なので手で曲げようとしてもABSに比べてかなり固いです。

パルスカバーのカウルに干渉する部分をリューターで切り落とした際も、偽物のABSはサクサク切れるのに対し、本物は切り落とすのに少し時間が掛かりました。
やはり強度という部分では本物と偽物には雲泥の差があります。

’21 CBR600RRのエンジンカバー(2次カバー)をGBRacing製の本物に交換 その2へ続く

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’21 CBR600RRにGBRacingエンジンカバー(2次カバー)を装着

某中華サイトにてGBRacingのエンジンカバー(2次カバー)を購入してみました。
価格が激安ですが刻印なども本物と同じで横流し品では?などと噂があったりします。
まあ正規品でないのは間違いないでしょうが、少なくとも材質などが同じなら問題ないのではないかと思っての購入です。

GBRacingのロゴも販売ページの時点でバッチリ入っていて当然ながら届いた製品にもしっかり入ってます。

マニュアル(英語)、カバー3点、ボルト、ワッシャーが入っています。

カバーの裏側は…
本物にある刻印も軽量化のため?の穴もありませんし、明らかに「ガラス繊維配合率60%のエンジニアプラスチック(PA6)」などではなく、ただのABS樹脂だと思われます。
偽物な上に材質も本物とは違う粗悪品です。
まあその内本物に買い替えようか思いつつも、ABS樹脂でもある程度の速度までなら多少は保護機能もあるわけですし取り付けることにしました。

ちなみに私の車両にはBabyfaceのエンジンスライダーが既に取り付け済みのため同時装着が可能かまでは分かりませんでした。
取りあえずBabyfaceのエンジンスライダーで使用しているカラーが2次カバーのカラー部分に通るかをチェックします。

2次カバーのカラーを外せば、Babyfaceのカラーの一部は通すことが可能でした。
これは行けるんじゃないかと思い位置合わせを。

車体のジェネレーターカバーとBabyfaceのエンジンスライダーの間にGBRacingの2次カバーを通せる隙間がありません…
ということで、どうせ偽物の激安品ですし躊躇なく干渉する部分をリューターで切断します!

幸か不幸か単なるABS樹脂なのでリューターでサクサク切り取ることが可能です。

車体のエンジンカバーとGBRacingの2次カバーの間にワッシャーを入れて規定トルクの10N・mで締めます。

エンジンカバーのボルトなので液状ガスケットを塗るのをお忘れなく。

ジェネレーターカバーは本来4か所でのボルト止めですが3か所でもそれなりには止まっています。

クラッチカバーも同様の理由で1箇所干渉して取り付け不可なので切断しました。
正規品だったらもったいなくてこんなことできないですね…

クラッチカバーは3か所留めから2か所になるので流石に少しグラつきます。
これはダメなやつですね…
全く効果がないとは思いませんが転倒時は折れて飛んでいく可能性すらあると思います。
単に見た目だけを求めるなら問題ないですが。

最後にパルスカバーです。
Babyfaceのエンジンスライダーとネジ穴を共有しないのでカウルと干渉する1箇所を処理してあげれば他は特に問題ありません。
下の写真の丸の部分がカウルと干渉する部分です。

カウルに干渉する部分だけを綺麗に切り取ってあげれば、ほぼ強度を落とさずに取り付けが可能だと思います。

一旦仮止めで干渉しないかを確認して問題なければカウルを元に戻します。
今回の作業ではミドルカウルは完全に取り外してません。
アンダーカウル右側のネジ4本とミドルカウルの上1本、横1本のネジを外してクリップから引き抜けば十分作業可能なスペースを確保できました。

パルスカバーはガッチリと取り付けができました。
3か所取り付けてみて、パルスカバーだけは正規品を買いなおそうかと思ったりしてます。

あと、取り付け前に凄く気になっていたことがありました。
それは2次カバーとエンジンカバーとの隙間です。
SSは発熱が凄いので常にエンジンが激熱になります。
エンジンカバーからの放熱も結構あると思うので、2次カバーを付けることで放熱の妨げになるのではないかと考えていました。

取り付け後に各カバーの隙間を見てみると…

ジェネレーターカバー部

クラッチカバー部

パルスカバー部

思ってたよりも密着していなく、適度に隙間があってそれなりには放熱してくれそうです。
もちろん取り付け前よりは悪くなるとは思いますが。

取りあえず形だけ取り付けは完了したものの、結論としては
「BabyfaceのエンジンスライダーとGBRacingのエンジンカバーは、パルスカバー以外は共存できない」
ということが分かりました。
ジェネレーターカバー部はBabyfaceのエンジンカバー ハードプロテクターL(左)ならBabyfaceの写真を見る限りエンジンスライダーと共存できそうです。
(ハードプロテクターLは価格が高いのが難点です)