ドットサイトやスコープのゼロインの方法ですが、多くの人は実際に撃って合わせているかと思います。
もちろん私も実際に撃ちながら合わせますが、あまりにもズレているとゼロインも結構大変です。
そこで使っているのがボアサイターです。
最終的には、やはり実際に撃って合わせるしかないのですが、ボアサイターを利用することで、ある程度までゼロインする事が出来ます。
そこからの微調整は実射して合わせます。
そもそもボアサイターとは何かと言いますと、銃口に挿すレーザーポインターの事です。
私が使っているのはSHSのレーザーボアサイターです。
(SHSのHPに載っているのと箱の色とか違いますけど、中身はドライバーの色以外は同じです)
電池を入れたスイッチをセットすればレーザーが出ます。
下の写真の赤い丸で囲ってる部分のように、突起部分をこの位置にセットすれば電源ONになります。
下の写真のように電池入れをくるっと回せば、接点が接触しなくなり電源OFFになります。
ちなみにドライバー側に六角のネジが見えてると思いますが、そのネジは4方向についており、六角レンチで調整することで、そもそものレーザーの出力方向を調整する事が出来ます。
(ボアサイターのレーザーがズレてたら、銃口に挿しても当然ながらズレてしまいます)
基本的にエアガン用ではないので、6mmBB弾用のアダプターは入っていません。
が、一番小さいアダプターを取り付け、ゴムを部分をグッと押し込めば、インナーバレルに合う大きさまで広がります。
下の写真が拡大したものですが、この状態でインナーバレルに丁度いいくらいの大きさになっています。
下の写真は、実際にPS90HCに差し込んでみたところですが、インナーバレルもアウターバレルもフィットして、少し動かしたくらいでは傾いたりしません。
この状態でスコープを覗いたのが下の写真です。
赤いレーザーが中心の下の方に見えるのが分かるでしょうか。
(肉眼ではもっとはっきりと見えます)
左右は合っていますが、上下はズレている状態です。
室内では距離が近いので、30mでゼロインしてもこれくらいはズレてしまいます。
そもそも銃口とスコープでは高さが違うので、完全に平行にセットすると、どこまで行っても銃口からの延長線上とスコープの延長線上が交わることはありません。
これをある距離で交わるようにスコープをセットするのがゼロインです。
10mの距離でゼロインすれば10m地点の着弾点になりますし、30mの距離でゼロインすれば30m地点での着弾点になります。
つまりゼロインした距離以外では、上下にズレが生じることになります。
実際は実銃でも弾道が上下したりするので、ホップ機構で上下が激しいエアガンでは、単純に線が交わる部分が着弾点にはなりません。
なので最終的には実際に撃ってみて微調整を行います。
30mゼロインしたスコープを部屋の中で見るとズレているのは、このような理由からです。