DIO(ディオ)110のコンビブレーキを解除

ホンダ独自のブレーキシステム「コンビブレーキ」
リアブレーキを掛けると、フロントブレーキも連動して掛かります。
一体何の為にあるのか正直理解出来ませんが
フロントブレーキを適切に掛けることが出来ない初心者には良いのでしょう。

このシステム自体は、フロントのマスターシリンダーが2個ちゃんとあって
この値段の車種には贅沢な内容ではあります。
しかし、バイクに乗りなれている人にとっては、明らかに余計なお世話なのです・・・

ということで、買ったばかりですが「解除」しました。
(解除すると、当然ながら、全体としての制動力は弱くなります)
※ブレーキは、命に関わる非常に重要なパーツです。
各自の判断でしっかりとした対応をしてください。
この記事を参考にして事故等が発生しても当方では責任は負いかねます。

フロントカバーの開け方は、ユーザーズマニュアルに詳しく載ってますので省略します。
フロントカバーを開けると、バッテリーの横に見えるのがコンビブレーキのシステムです。
コンビブレーキ1

今回のターゲットは、このボルトです。
コンビブレーキ2

横から見たところ。
(ピンボケしてます・・・)
リアブレーキのワイヤーが引っ張られると、このスプリングの部分の金具も引っ張られ
そこに繋がっているマスターシリンダーが押され、フロントブレーキがかかる仕組みになっています。
この金具を動かないようにしてあげれば、リアブレーキに繋がったワイヤーだけが結果的に動きます。
そこで出番となるのが先程のターゲットです!
コンビブレーキ3

このボルト自体は、下の写真のように4mm(くらい)の六角レンチで動きます。
ロック用のナットを先に12mmのレンチで緩めてから六角で締め込んでいきます。
コンビブレーキ4

マスターシリンダーを押している金具が動かなくなる位置まで締め込み
最後にロック用のナットを締めこめば終了です。
コンビブレーキ5

解除した後で乗った感想ですが、フロントのみなら当然ながら変わりませんし
フロントの制動力も、特に問題はありません。

リアブレーキは、かなり握りこんでも効きはそんなに良くありません。
まあ解除前から、リアだけの制動力はこんなものだったのでしょう。
あとは、まだ新車から20km程度しか走ってないので
ブレーキのあたりが出てないというのもあるでしょう。

前後ブレーキが独立して掛けれることでの安心感は確実に得られました。

2011/08/01追記
フロントのキャリパーは3ポッドのようで
両側がフロントブレーキ、真ん中がリアのコンビからとなっているようです。
(分解したわけじゃないので、他車種のキャリパーなどからの推測です)
なので、コンビ解除の際に、全くマスターシリンダーを押さないと
真ん中のピストンは、全く動かない状態が続く可能性が高く
その状態が長く続くと、ピストンが固着する可能性もあると思われます。

そもそもコンビを解除するのだから、固着しても問題はないわけですが
売却する際や、コンビ解除を元に戻す事などを考慮すると
実際にブレーキとして機能はしないが、ピストンは多少押されるくらいに調整し
ピストンの固着を防ぐようにした方が良いかもしれません。

私はリアブレーキを強く握った際に、手で回して抵抗が少し加わるくらい(タイヤは抵抗は多少あるが回るくらい)に調整し直しました。
これくらいなら、実際の走行時はフロントは効いていないのと、ほぼ同じだと思います。

「DIO(ディオ)110のコンビブレーキを解除」への1件のフィードバック

  1. 俺はライブディオに乗ってんねんけどコンビブレーキがうざかったから
    今日とってやりましたよ^^

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